先週26日(水)から28日(金)の2泊3日で41回生の学習合宿が実施され、天候による予定変更はありましたが、ほぼ計画通りにすべての内容を終え、参加者全員が無事に帰ってきました。開校式で「この合宿中、いつもいつも緊張していることはできないから、オンとオフの上手な使い方=集中とリラックスの上手な切り替えも意識してほしい」と挨拶しました。その後の様子は学年の先生が、毎日、ブログで報告していただいていたので省略しますが、学習への取り組みは日増しに積極的になり、高校生らしい取り組み方になってきたと思います。その点では、41回生の今後が大いに楽しみになりました。しかし、閉校式で「開校式に私が、どんな話をしたかな?」と聞いてみましたが、・・反応(返事)がありません。分かっていても手を挙げることや人前で意見を言うことは、”恥ずかしい”また”答える必要がない”と思っているのかも知れませんが、今、グローバル社会、国際社会を見据えた教育改革を進めていくうえで必要とされている能力、資質の一つは「自分の意見をひと(他人)に伝えるコミュニケーション能力」であり、日本の若者の課題だとも言われています。
前任校の芦屋国際中等教育学校は外国籍の生徒が約40%在籍していました。自分の意見を言わないことは、逆に”恥ずかしい?”という考え方(文化)だったように思います。だから文化祭や体育大会の学年演技をどうするかを1学年80名が集まって、とことん意見を出し合い、納得するまで議論します。ときには休日まで集まって話し合いをし、決まったら皆が協力して頑張る。それが芦国の特色でした。
他校や過去の卒業生と比較する必要はありません。41回生は41回生として、どんな西高生、どんな学年集団になりたいのか、自分の意見、思いをもって学校生活を過ごしてほしいと思います。 校 長 廣瀬 雅樹