9月5日、11日に 1年生GLiS類型を対象とした「ひょうご起業ゼミ(アントレプレナーシップ育成講座)」の第5回・第6回を実施しました。
第5回 ピッチ映像から学ぶ
二学期最初のゼミとなった第5回では、これまでの学びを振り返った後、次回の発表(ピッチ)に備えて、実際のプレゼンテーション映像を視聴しました。
映像の中では、企業が資金調達や顧客獲得、商品・サービスのPRを目的に行うピッチの様子が紹介されており、わずか7分という短い時間で、自社の特徴や強みを的確に伝えていました。



視聴後はグループごとに意見を交わし、自分たちのアイデアをどのように表現すれば伝わりやすいかを検討しました。問いかけを取り入れたり、ストーリー仕立てで説明したりと、次回の発表に向けた工夫を話し合う姿が見られました。

第6回 最終回ピッチ発表
最終回となる第6回では、これまでに考案してきた商品やサービスについて、各グループが「3分間のピッチ発表」を行いました。
短時間の中で、課題の背景や解決方法、収益化の仕組み、今後の展望までを整理し、いかに簡潔に伝えるかが大きなポイントでした。
発表では、利用者の立場に立った説明を取り入れるグループや、アイデアの強みを端的に表現するグループなど、それぞれの工夫が見られました。制限時間を意識しながらも、聞き手に伝わる発表を目指す姿は大変印象的でした。




第1回から第6回を通じて、生徒たちは「課題を見つけ、解決策を考え、相手に伝える力」を段階的に学んできました。今回の経験は、単なる発表練習にとどまらず、社会で必要とされる実践的な力を養う大きな一歩となりました。そして「起業」という新たな将来の道の選択肢になったのではないでしょうか。
今後もGLiS生徒たちが探究的な学びを通じて、自らの可能性を広げていく姿にご期待ください。