東日本大震災被災地支援活動 帰着報告

学校生活

宝塚西高校生15名、尼崎西高校生22名が参加した今年度の被災地支援活動は、8月8日に出発し、11日の朝9時に西宮北口で解散しました。全員が無事に活動を終え、それぞれが現地で様々なことを学ぶことができました。

初日は約13時間のバス旅、2日目には名取市閖上を訪問し、午後からは東北大学を訪問しました。東北大学の学生ボランティアとの交流会では、大学での活動の様子を聞いたり、どうしてこの大学を選んだのか、大学生の生活の様子なども聞くことができていました。今回の活動では東北大学の学生さん4名が翌日も行動をともにして、頑張っている学生の姿は生徒にとっても刺激になったようです。

3日目には南三陸町の志津川地区を訪問し、現地の方々から当時の様子、さらに仮設住宅での暮らしや、現在の復興支援住宅での生活の様子など、いろんなお話を聞くことができました。まだまだ本当の意味での復興が道半ばであることと、それに対して自分たちが何かできることはないのかを考える機会になりました。

3日目の午後は石巻市の旧大川小学校へ行きました。おおくの児童がなくなったこの場所で、実際にご自身も愛娘を亡くされた語り部の方のお話を聞き、涙ぐむ生徒もいました。今回の被災地支援活動では、被災者支援やボランティアについてだけでなく、こうした震災の跡を辿ることで、今後自分たちの生活する地域での防災について、少しでも関心を持って社会に巣立ってください、というメッセージを閖上、志津川、石巻といずれの場所でもいただきました。この経験が、これからの高校生活、ひいては社会に出た時になんらかの役に立って欲しいと思います。

この後、仙台に戻って夕食と買い物を済ませたのちに、バスが出発しました。車中泊を含めて3泊4日の行程が無事終了しましたが、この機会を通じて学んだことを参加者の一人一人が、今後の進路や、人生の目標として活かしてもらえればと思います。

最後になりましたが、参加者の保護者の皆様、ご支援ありがとうございました。また、今回の活動にご協力いただきました現地の関係者の皆様、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました