令和5年度生徒指導部通心(信)「不易」と「流行」第1号

~友だちの作り方ってあるの・・・・・・・・「あります!」~

令和5年度がスタートしました。

78回生を迎えて、今年度もどこまでネタが続くか分かりませんが・・・毎週木曜日に発心(信)したいと思います。

よろしくおつきあいのほどお願いいたします。

今年度スタート号は…新しい学校、新しいクラスになって不安がつきまとうことと思いますが・・・

そんな君たちに・・・友達の作り方教えます!!

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校長のつれづれブログ

令和5年度 入学式 式辞

 吹く風に春の力強さを感じる今日の佳き日に、令和5年度兵庫県立伊丹高等学校第78回入学式を挙行できますことは、私たち教職員にとりましてもこの上ない喜びでございます。

 本日、ご多用の中ご臨席を賜りましたご来賓の皆様、保護者の皆様に、高いところからではございますが、御礼申し上げます。有り難うございます。

 ただいま入学を許可いたしました第78回生320名のみなさん。ご入学おめでとうございます。保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学誠におめでとうございます。

 さて、新入生のみなさん。中学校での三年間、いかがでしたか。入学した頃、小学校との違いに戸惑いませんでしたか。学年が進むにつれ、交流の幅も広がって、いろいろな発見ができましたか。精神的に成長する中で、将来への希望や不安が心の中に広がっていきましたか。コロナの影響もあって、みなさんの中学生活は、様々な制限がなされていたものと思います。そんな中にあっても、みなさんは保護者の皆様や先生方に支えられ、今、ここにいる。まずはそのことに感謝してください。

 幸い、コロナの状況も収束に向かい、5月には感染症法上の分類も二類から五類に引き下げられるということで、みなさんの高校生活は「かつての日常」に近い形で出発ができます。当然ウィズコロナ、ポストコロナの意識は持ち続けなければなりませんが、みなさんが夢見た高校生活は、今、目の前に広がっています。入学当初は中学で経験したことと同じように、新しい環境に戸惑うことでしょう。しかし、心配はいりません。みんな同じ不安を抱えています。同級生や学年の先生方と、そして、上級生と積極的にコミュニケーションをとることで不安は希望に変わっていきます。そして、夢は現実に姿を変えます。

 高等学校の現場では、昨年度から新しい学習指導要領が完全実施となり、また、国のGIGAスクール構想を受け、BYODと呼ばれるタブレット端末の効率的利用が始まっています。大学の入試制度も改革され、学力に対する考え方も変化しています。これからは知識を得るだけでは未来は開けません。得た知識を使う力、つまり知識を知恵に変える能力が求められているのです。

 本校が掲げる「県高SAKURA project‐×」は「グローカルリーダーの育成」を目標に、授業や行事、高校生活全般において、自主的に学び、その学びを深め、そこで得た知恵を様々な自主活動に生かしていく、という取組です。みなさんには本校での学びに積極的に取り組み、充実した三年間を送ってもらいたいと切に願います。

 そんな夢多きみなさんに、吉野弘氏の「種子について」という詩を贈りたいと思います。

種子について―「時」の海を泳ぐ稚魚のようにすらりとした柿の種

人や鳥や獣たちが

柿の実を食べ、種を捨てる

―これは、おそらく「時」の計らい

種子が、かりに

味も香りも良い果肉のようであったなら

貪欲な「現在」の舌を喜ばせ

果肉と共に食いつくされるだろう。

「時」はそれを避け

種子には好ましい味をつけなかった。

固い種子―

「現在」の評判や関心から無視され

それ故、流行に迎合する必要もなく

己を守り

「未来」への芽を

安全に内蔵している種子。

人間の歴史にも

同時代の味覚に合わない種子があって

明日をひっそり担っていることが多い。

 これからの時代は、1人のリーダーが組織を動かすのではなく、個人個人が自分の「得意」を生かして組織を動かしていく「シェアド・リーダーシップ」が必要だと言われています。固い種子であるみなさんは、言い換えれば「自分らしさ」の塊です。氾濫する情報に惑わされず、何が正しいのかを見極める目を身に付けてください。そして、みなさん1人1人が明日を担っているということを心に置いてください。

 最後になりますが、本校が掲げる教育目標は、保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様にご協力をいただいて初めて成し遂げられるものであります。今後とも本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

令和5年4月10日

兵庫県立伊丹高等学校 校長 愛川 弘市

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令和5年度 第1学期 始業式 講話

 みなさんおはようございます。先ほど着任式で新たにお世話になる先生方の紹介をさせていただきました。また、明日は転勤された先生方の離任式が予定されています。春は出会いと別れの季節です。気持ちを新たに、新年度を迎えましょう。三学期の終業式で「三つの初心」の話をしました。覚えていますか。まさに今がそのときです。今の心を忘れずにいてください。

 さて、「三つの初心」もそうですが、故事成語や慣用句の中には言葉が省略されて意味が薄れているものがいくつかあります。例えば「石の上にも三年」がそうです。「辛抱していればやがて成功する」という意味ですが、本来は「石の上にも三年居れば暖まる」で、石のような冷たいものでも三年間座り続ければ自分の体温で暖まるという意味です。こう捉えると辛抱の重みが違うでしょう。

 また、間違って用いられる例が多い慣用句に「情けは人のためならず」があります。「同情するとその人のためにならないからやめよう」という意味だと捉えている人はいませんか。正しくは「情けは人の為ならず、まわりまわって己が為」で、「人に親切にしておけば必ずよい報いがある」という意味です。そしてもう一つ。これは私個人として言葉が足りないと思う慣用句です。それが「やればできる」です。

 みなさん、「やればできる」を言い訳に使っていませんか。「勉強なんてやればできるんや」って、思っていませんか。この言葉を言い訳に使ったとき、心の内に「やってできなかったらどうしよう」という不安があるのではないですか。私は「やればできる」に「こともある」を付け足して欲しいと思っています。実は世の中、いくら頑張ってもできない事ってある。でもそれはやってみない限りわからない。「やればできることもある」だろうからとりあえず挑戦してみる。そう考えるとネガティブな言い訳から解放されて前進できるように思うのです。

 新学期はみなさん、ぜひ「やればできることもある」精神で、いろんな事にチャレンジしてください。

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