GLiS類型 けんいた防災フェス

8月1日(木)、本校GLiS類型の生徒による特別プログラム「けんいた防災フェス」を開催いたしました。本イベントは、地域防災に対する理解を深め、地域の皆様とつながることを目的として企画され、生徒たちが主体的に準備・運営を行いました。

本校緑創館内にて、防災に関するさまざまな体験型ブースを展開し、災害時の行動や対応を学ぶシミュレーション体験や、「もしも」に備えるための防災バッグの中身紹介、さらには牛乳パックを使ったホイッスル作りなど、実際の災害を想定した実践的な内容でした。

また、自衛隊の方々と連携した体験型のコラボブースも設けられました。
このブースでは、災害現場での動きや救助活動を想定した実践的な内容に加えて、防災等に関するクイズも行われ、参加者が楽しみながら学べるよう工夫されていました。
災害対応の現実や緊急時の判断力の重要さについて理解を深めていました。展示されていた装備品に触れる中で、自衛隊の方々の活動の内容、防災に対する視野がより広がったとの声も多く聞かれました。

そしてプログラムの中には2本の講演会を実施しました。

  • 第1部では、伊丹市総務部危機管理室の井手口敏郎様による「県伊丹が避難所に指定されたら」と題した講演が行われ、避難所運営や市民の役割について具体的な事例をもとにお話しいただきました。
  • 第2部では、陸上自衛隊第3師団司令部第3部長 坊岡崇範様による「自衛隊を知っていますか?みんなで災害に備えよう!」と題した対話型の講演が行われました。生徒とのやり取りを交えながら、自衛隊の役割や災害への備えについて分かりやすくお話しいただきました。

講演終了後には、本校食堂にて自衛隊の方々による炊き出しカレーの喫食体験が実施されました。提供された温かいカレーをいただきながら、生徒たちは隊員の皆様と和やかに交流することができ、訓練の内容や災害時の実体験について直接話を伺う貴重な機会となりました。食事を通じた交流によって、学びがさらに深まったことが生徒たちの表情からも感じられました。

この「けんいた防災フェス」を通じて、生徒たちは、防災という社会課題を“自分ごと”として捉え、考え、行動する力を養いました。また、地域の方々や行政、自衛隊と協働する中で、「地域とともに備える」防災の大切さを実感することができた、非常に有意義な学びの場となりました。

今後も本校GLiS類型では、地域と連携した実践的な学びを推進し、生徒一人ひとりが社会に貢献できる資質・能力を育んでまいります。

最後になりましたが、ご協力いただきました伊丹市総務部の皆様、自衛隊の皆様、そしてご来場いただきました地域の皆様に、心より感謝申し上げます。

カテゴリー: 80回生, GLIS, SAKURA PJ, 特色選抜, 第1学年, 行事, 講演会, 1-学年, 4-総合学習・学校独自の科目, 5-生徒の活動, 8-中学生・保護者の方へ タグ: パーマリンク