【サイエンス×探究Ⅰ】アントレプレナーシップ育成講座 第3・4回を実施しました!
7月11日(木)・17日(水)、1年生GLiS類型の生徒を対象とした「アントレプレナーシップ育成講座(兵庫起業ゼミ)」の第3回・第4回を実施しました。
今回のテーマは、「何を事業として立ち上げるか」を決定していく重要なステップ。生徒たちは、これまでの授業で出し合ってきたさまざまなアイデアを振り返りながら、社会の中の課題にどう向き合い、どんな商品やサービスでそれを解決するかを深く考えていきました。
授業では、「困りごと」×「代替手段」×「新しい視点」といった掛け算的な発想を取り入れ、今あるアイデアをより実現可能なものへとブラッシュアップしていきました。また、柔軟な発想力を育てるために、いったん考えていた方向性を見直す“ピボット(方向転換)”にも積極的に取り組みました。試行錯誤を重ねる中で、「課題解決の手段は一つではない」という大切な学びを得ていきました。

さらに、考えたサービスを「どう売るか」「どう届けるか」「どう利益を生むか」といった“マネタイズ(収益化)”の視点からも検討を行いました。価格設定では、利用者の立場や市場の状況も考慮し、実際のビジネスでも通用するような視点が求められました。

すべてのグループが時間内に案を完成させることはできませんでしたが、それもまたリアルな起業体験。むしろ、夏休みを活用してさらにアイデアを練り直したり、新たな方向へ発想を転換したりすることを大切にしています。

次回、夏休み明けの講座では、どのグループがどのような進展を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。生徒たちは、自らの手で未来を切り開く“起業家の視点”を着実に育んでいます。