~GLiS通信~

【理化学研究所 訪問】
7月15日(水)、高校1年生GLiS類型の生徒40名が、神戸市にある国立研究開発法人 理化学研究所計算科学研究センターおよび生命機能科学研究センターを訪問しました。

まず訪れた計算科学研究センターでは、日本最大のスーパーコンピューター「富岳」について学びました。過去のスーパーコンピューターの性能から、現在の「富岳」の性能、そして将来的に稼働が期待されている「富岳NEXT」についてまで、分かりやすくお話しいただきました。実際に「富岳」を間近で見学させていただき、その圧倒的なスケールと構造に、生徒たちは大きな驚きと関心を抱いていました。また、「富岳」をも上回る性能を持つアメリカのスーパーコンピューター「Frontier」にも興味を持つ生徒もおり、世界の技術競争にも目を向けるきっかけとなりました。

続いて訪問した生命機能科学研究センターでは、多能性幹細胞であるES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)の仕組み、研究のプロセスや楽しさについて講義を受けました。さらに、マウスの透明化実験や透明骨格標本の見学も行い、生徒たちはその精緻さと迫力にくぎ付けとなっていました。実際の研究現場ということもあり、歩くたびに目を引く展示や機器が並び、生徒たちの関心は尽きることがありませんでした。

また、最後には「探究」についてのお話もいただき、私たちの身の回りにはまだ解明されていない事象が多くあり、その「気づきこそが研究の第一歩である」という大切なメッセージを受け取りました。

各センターでの講演後には質疑応答の時間が設けられ、多くの生徒が積極的に質問を行う姿が見られました。研究者の方々が一つひとつ丁寧に答えてくださり、学びがさらに深まりました。

今回の訪問は、最先端の研究現場に触れることができる、非常に有意義な校外学習となりました。科学技術に対する理解と興味をさらに高める貴重な機会となり、今後の探究活動にも大きくつながっていくことが期待されます。

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