【SDGs講演会・GLiS座談会を実施しました】
7月14日(月)の3限、本校第73回生の卒業生であり、現在は青年環境NGO「CYJ(Climate Youth Japan)」に所属されている和田優希さんをお招きし、1年生全体を対象に「SDGs講演会」を実施しました。

講演では、地球規模で深刻化している環境問題を中心に、私たちがこれからどのように向き合っていくべきかについて、和田さんご自身が参加されたCOP(国連気候変動枠組条約締約国会議)での経験や、これまでの取り組みを交えながら、わかりやすくお話しいただきました。

続く4限には、GLiS類型の生徒を対象に「GLiS座談会」を開催しました。和田さんは、小学生の頃から探究心が旺盛で、「少しでも興味を持ったら、まず行動・挑戦してみる」という姿勢を大切にされてきたそうです。ご自身が高校時代に実際にどのような挑戦をしてきたかという具体的なお話も交えながら、そのような姿勢がGLiSでの学びに活かされ、今の活動へとつながっていることを語ってくださいました。生徒たちにとって、大きな刺激と勇気を与える内容となりました。
また、「GLiSに在籍していたからこそ、多くの挑戦ができ、やりたいことを実現することができた」と、卒業生ならではの視点からGLiSの魅力についても改めて伝えてくださいました。今のGLiS生には、当時以上にさまざまなチャンスが広がっていると強調されていたのも印象的でした。

さらに和田さんは、「何かを“やるか、やらないか”で迷ったときには、“やる”という選択ができるよう、自分自身をうまく追い込む仕組みをつくることが大切」と語られました。たとえば、やると決めたことを周囲に公言したり、SNSで発信したりすることで、自分自身に責任を持たせる環境を整えることができるとのことです。「人は誰しも甘えが出てしまうもの。でも、誰かに伝えたことなら“やるしかない”と、自分の背中を押すことができる」と、実感のこもったアドバイスをくださいました。
座談会の最後には、生徒一人ひとりが
- 今、興味を持っていること
- 高校生のうちに挑戦してみたいこと
- 人生のうちに一度は実現したいこと
の3つをそれぞれ書き出し、自分の意志を“見える化”して仲間と共有する時間を持ちました。これは、自らの探究心や行動力をさらに高めていくための第一歩として、和田さんからの大切なメッセージのひとつでもあります。



今回の講演と座談会を通じて、生徒たちは地球環境問題や社会課題に対する関心を深め、GLiSでの学びを“自分ごと”として捉え、主体的に行動していくための大きなきっかけを得ることができました。