校長のつれづれブログ

令和5年度3学期始業校長校長講話

 みなさん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 まずは1月1日に起きました能登半島地震と翌2日に起きました飛行機事故でお亡くなりになられた方へお悔やみ申し上げますとともに、被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。とりわけ地震に関しましては、私自身、阪神淡路大震災で被災した身でありますので、報道の様子を見ながら身につまされる思いになりました。

 2日の飛行機事故は地震の被災地に向かう海上保安庁の飛行機と旅客機が衝突し、海上保安庁の乗員5名がなくなりました。一方旅客機の方は乗員の適切な指示のおかげで、乗員乗客379名全員が無事避難したということです。日頃の訓練が多くの人の命を救う結果となりました。

 みなさんもご承知のとおり、今年の干支は「辰」です。「辰」の字には「ふるえる」という意味があり、雨冠をつけると地震の「震」の字につながります。改めて防災意識を高める必要がある年だと強く思います。

 さて、干支の話に戻りますが、今年の「辰」は「甲辰」といって、「きのえたつ」の年にあたります。「きのえ」は漢字で書くと「木の兄」と表し、「兄」は陰陽道で「陽」つまり、日差しを表すため、「きのえ」は草木が芽生え育つという意味になります。これが「辰」と合わさるので「甲辰」の年は「土をふるわすように草木が根を張り、大きく育つ」年、つまり、新たなことにチャレンジして成功を収めることができる縁起の良い年でもあるといわれています。

 痛ましい災害や事故続きの年明けとなり、重い気持ちにもなりますが、危機意識を持ちながらも気持ちを切り替え、新たなことにチャレンジする、実り多き年にしましょう。

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