7月30日(土)~7月31日(日)に1年・2年合同のGLiS特別プログラムとして「サマー防災キャンプ」を実施しました。昨年度は新型コロナ感染拡大の影響で中止となった行事ですが、今年度はできる限りの感染対策をとり、生徒に注意喚起した上で実施することになりました。75名の参加申し込みがありましたが、最終的な参加者は約50名となりました。
7月30日(土)16:20 緑創館集合、開会式
オープンハイスクールの熱気も冷めやらぬ緑創館2Fホールを集まった生徒で片付けて準備を整えます。2年GliS委員長の角村くんのあいさつ、GLiS副委員長の中西さんの司会でキャンプは幕開けしました。続いて校長先生のお話があり、諸注意へ続きます。次のブログラムまで、各係の準備と各自でテント設営をします。
18:00 緑創館2Fホール 自衛隊プログラム「災害派遣講話」
自衛隊兵庫地方協力本部伊丹地域事務所長の原田修明様より自衛隊の災害派遣についてのご講話がありました。阪神大震災や熊本地震、東日本大震災などの例をお示し頂き、自衛隊がどのようなサポートをしているのかについてご説明くださいました。
19:15 築山南側 自衛隊プログラム「炊き出し体験」
陸上自衛隊伊丹駐屯地から第36普通科連隊の方々が炊き出しのカレーを作ってくださいました。自衛隊の45分で200名の食事を作ることができるという炊事車を校内に搬入し、実演して頂きました。
その後、食事係がカレーを配食し、校内で広がって自由に喫食しました。カレーは肉がたっぷり入っていて、甘口と辛口のルウのバランス、隠し味の赤ワイン、おろししょうが、等々。お変わりの長蛇の列が日が暮れるまでずっと続きました。部隊の皆さん、ありがとうございました!
20:20 4F教室(401・402・403・404) 避難所RPG
防災キャンプのメインプログラムの避難所ロールプレイゲームを実施しました。まず、GLiS委員を中心とするファシリテーターがゲーム進行の説明を聞き、それぞれの教室でRPGをプレゼンスライドに従って進行していきます。ゲームは避難所運営側と避難家族側の2つに分かれ、それぞれの立場で安全に避難所へ避難民を受け入れていく、というものです。
避難所側はできるだけ多くの人を安全に避難させるために必要なルールや物品、部屋割りを考えます。避難民側は災害弱者と呼ばれる人たちも含めて、家族をどうやって安全に避難所に受け入れてもらうかを考えます。
21:40 校舎内&屋上 天体観測&校内探検
次は秋のスターウォッチングに向けた屋上での天体観測実習と災害での停電を想定し真っ暗な校舎内を探索する校内探検の2つに分かれて実習します。
天体観測は昨年スターウォッチングに参加した2年生を講師として、まず天体望遠鏡の使い方をレクチャーしてもらいます。次に屋上で望遠鏡を使って観測を実施しました。今日は東の空に「土星」が見えました。小さいながらも「輪」をもつ惑星が見え、歓声が上がりました。一方で校舎からは校内探検の生徒の歓声(悲鳴?)が上がっていました。
22:40 緑創館2Fホール 全体レク
今日の最後のプログラムはホールでの全体レクです。ピアノ・ギター・ボーカル、カラオケなど様々な音源を使った演奏で盛り上がりました。
23:50 中庭 サプライズ避難訓練
レクも終わり、就寝準備に入っていたタイミングで、化学実験室から出火したという想定の避難訓練がありました。中庭で再集合して就寝の注意事項を伝えて解散しました。翌朝は6:00起床です。
7月31日6:00 緑創館前 朝食準備 火起こし、湯沸かし
朝食は各自で持ち寄った「避難食」を食べます。お湯は木炭から火起こしして、沸かしました。なかなか火が大きくならず、かなり時間がかかりました。朝食終了後は後片付けをして、いよいよキャンプの終了です。
8:30 緑創館2Fホール 避難所RPGのフィードバック、閉会式
最後に昨日の避難所RPGのフィードバックとして、避難所受け入れ時のトリアージについて説明があり、ビデオを見て確認しました。さまざまな災害弱者となる要教護、要介護者の人をどのように効率よく避難所でサポートしていくのかについて全員で考えることができました。
最後の閉会式で、避難所RPGの表彰をしました。そして、GLiS副委員長の木村くんの締めの言葉で1泊2日のサマー防災キャンプは幕を閉じました
GLiS委員のみなさん、3か月にわたる準備期間と、臨機応変に対応した当日、本当にお疲れさまでした。お互いに協力し合って行事を進めたことで、1年・2年のGLiSの交流もぐっと深まったように思います。
2学期は課題研究発表会や、合同総探、スターウォッチングがあります。さらにGLiSをみんなで盛り上げていきましょう。