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ボランティア同好会「芝張り・清掃活動」

 7月4日(土)9:00~11:00、部室棟前の芝張りと、校内と学校周辺道路の清掃活動を行いました。
 この日の作業は中止の可能性がとても高い状況でした。今回の芝張り区画は元々来客者用の駐車スペースで、表面には砂利が敷き詰められていました。それらをきれいに除去して、その下に現れた固い土の層も15センチ程掘り下げてから土を入れ直すという手の込んだ整地が施されていましたが、前日からの大雨で幾筋もの“川”が形成され、水の浸食作用が観察できる状況になり果てていました。しかし、当日の朝6時半頃から造園業者様の重機が入り、あっという間に元の平坦さが復元されました。バウムクーヘンのような芝生ロールもスタンバイされ、あとは生徒の到着を待つだけになりました。その動きと平行して、早朝から来られていた教頭先生お二人も、芝張区画と掃除区域の状況を確認しつつ、関係各方面とも調整しながら気象概況と最新の予報を勘案して総合的に判断した結果、ゴーサイン発出の運びとなりました。午前7時、部長を通じて参加予定のメンバーに「決行」が伝えられました。遠方の人や諸事情で来られなくなった人が17名いましたが、ボランティア同好会の生徒42名に、当日志願の生徒1名を加えた総勢43名の生徒が駆けつけてくれました。
 再び雨がぱらつきはじめたので、昇降口前に集合しました。冷たい雨粒が横風とともに天蓋の下の生徒の隊列に吹きつける中、開会式の定刻を迎えました。校長先生から激励の言葉、造園業者様とPTA代表者様からご挨拶をいただきました。PTAの方からは、軍手や水分(ペットボトル)、換えマスクといった差し入れがあり、生徒達の励みになりました。生徒らのこの日にかける思いは強く、小1時間程度でこの日の目標を達成できました。芝張り班は、芝生のロールを横一列でコロコロと展開し、いろいろな意味でローラー作戦でした。予定より早く張れたので清掃班に合流し、校内や学校周辺の清掃作業にあたりました。途中で雨がひどくなったら作業は打ち切るという条件付きの決行でしたが、なんとか天候も持ちこたえてくれて、予定通りの作業を無事にやり切ることができました。
 本校では現在、県民まちなみ緑化事業の一環として、芝張りや植樹といった植栽を5か年計画で継続中であり、去年の中庭(弓道場)の芝生や、一昨年の正面階段中段のトキワヤマボウシ(本校のシンボルツリー)の植樹が記憶に新しいところではないでしょうか。これからも校内のあちこちで緑が増えていくとのことです。楽しみですね。
 この日は多くの先生方にも大変お世話になりました。関係した全ての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

1・17のつどい

「伝」という文字が、しばらく心に残りました。防災教育において、震災を知らない世代にどうやってつないでいくかが、今後のテーマかもしれません。

ボランティア同好会メンバーへ、参加の呼びかけをしたところ、生徒5人が「行きたい」と申し出てくれました。その時の感想です。

<生徒の感想>

〇阪神淡路大震災から今日で25年経ちました。先生が言った通り、25年というのは数字だと長く感じますが、実際だと短くも感じ、その時の記憶は近くに思い出すものだと思いました。今日の事を強くかみしめて、強く丁寧に生きたいと思いました。参加していい経験ができました。F・A

〇毎年、テレビで見ていて、今年初めて行きました。25年経った今でもたくさんの方がいらっしゃいました。すごく小さい子から年配の方までが集まっていました。テレビで見ていた光景を実際に見る事ができ、来年もまた行きます。M・R

〇25年という月日が経っているのに、あの場に行くと、つい最近のような雰囲気になっていた。周りの人の表情を見て、さらに命の尊さを感じた。K・R

〇震災の授業は小学生の時からずっとしていて、追悼のつどいはテレビで見たことはあっても、今まで行ったことがなく、今日初めて行き、黙祷すると色々な思いがこみ上げてきました。大きな地震は体験したことはないけど、もし起こった時には、昨日の講演会で齊藤先生がおっしゃっていた「自助・協助・公助」を大切に自分から動きたいと思いました。K・M

〇私はいつか行ってみたいと思っていたので、行けてよかったです。25年経っても多くの人が色々なところから来て、感動しました。ずっと毎年続けて欲しいです。また行きたいと思います。M・K