「西高 校長室から」No8(H29.6.5)

学校生活

日中は日差しが厳しく暑いですが、日陰に入ると過ごしやすく、朝夕は涼しくて快適な日が続いているように思います。とはいえ梅雨入り間近で、その対策も考えていく時期になってきました。10日後、西高祭時の気温や湿度対策を今から考えておきたいと思います。

さて、この土曜日は県高校総体の開会式に出席した後、いくつかの競技を見てきました。本校生が出場している時は、できるだけ応援に行っていますが、なかなか試合を見ることができていません。今週末に試合がある部活は最後まで頑張ってください。また、昨日は神戸総合運動公園にテニス(男女個人の決勝)等を視察に行ってきました。

 

男子の決勝戦(写真左)は、全仏オープンの錦織選手とは言いませんが、ハイレベルな試合が行われていて、観衆も息を潜めて観戦していました。また、神戸総合運動公園のサブグラウンドでは県民大会の高校ラグビー準決勝が行われていたので、のぞいて見ましたがレベルが高く、年末の全国高校ラグビーが楽しみになりました。

いくつかの競技を見てまわっていて感じるのは、兵庫県には、すばらしい施設(体育館やグラウンド)がいくつもあり、選手は恵まれている。そのことを選手は「ありがたい」と思っているのだろうか?ということです。全国規模の大会を開催できる体育館が神戸、尼崎、西宮、明石、加古川、高砂、姫路等にいくつもあり、全天候型(オールウエザー)の陸上競技場が県下に7つ(大学以外)ある。空調設備のある公的な体育館が県下で2つしかないとか、全天候型(オールウエザー)の陸上競技場が1つしかないという県もあります。「選手にできるだけ良い環境(条件)で試合をさせてやりたい」と顧問の先生方は朝早くから準備をし大会を運営して、後片付けをして帰られます。選手は一番には全力プレーで支えてくださった保護者や先生、先輩に恩返しすること、そして二番目には良い環境で試合ができることへの感謝の気持ちをもって試合会場を後にしてほしいものです。福岡県にある東福岡高校はサッカー、バレー、ラグビー等が全国優勝するような超強豪校ですが、その東福岡高校の強さの秘密は何か?と福岡県で教員をしている大学時代の友人に聞いたことがあります。答えは「例えばラグビーの試合があったときに、試合会場の準備・片付け(掃除を含む)を全国優勝するチームの部員全員が笑顔でやっている。やらされているんじゃない。それを見たら、勝てないと思った。」でした。部活動で大切なことは、運動技能を磨くだけではなく、心も磨くことだと思います。    校長 廣瀬雅樹

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