“チーム38回生”-果てなき大空に飛翔する日まで

「西高 校長室の窓から № 047(2016.12.22)」

何かと慌ただしく気忙しい師走。昨夜からの大雨が懸念されましたが、本日厳粛に第2学期終業式が滞りなく行われました。読書感想文コンクール入賞者はじめ吹奏楽部、放送部の皆さんの活躍を讃える表彰状伝達式、南オーストラリアの姉妹校 マウントガンビア高からの短期留学生の歓迎式典等もあり、底冷えのする体育館は西高生たちの活気が漲っていました。私は終業式の式辞で、次のような想いを西高生に伝えました。

【平成28年第2学期終業式 学校長式辞より】

本日、このようにして西高生の皆さんと共に、無事にそして元気に、第2学期終業式を迎えることができるのは、この上ない喜びです。また、過日挙行された本校創立40周年記念式典を、皆さんと共に祝福できた巡り合わせに感謝しています。式典では、司会進行やピアノ伴奏、来賓の案内等、多くの西高生の皆さんが、主体的に動き運営してくれました。県教育次長、宝塚市長始め多くの来賓の皆さんが、西高生のマナーの良さや品位を絶賛してくださいました。本日あらためて、校長として、皆さんに感謝の意を伝えるとともに、そんなに立派に振る舞える西高生を誇りに思います。

さて、皆さんにとっては、この1年は、どのような1年だったでしょうか。

この1年を振り返ってみると、穏やかな年明けだったにもかかわらず、4月には熊本地震が、9月には鳥取地震が発生し、多くの尊い命が奪われたり、多くの人々が避難生活を余儀なくされたりしました。また、年々温暖化する日本、まるで亜熱帯地域のような酷暑に見舞われた今年の夏、熱中症の恐怖が日本全国を襲いました。都市部ではヒートアイランド現象のために異常な程気温が上昇し、地球温暖化とともに深刻な問題となっています。

このように、自然の前では、いかに人間が非力であるかを、あらためて思い知らされた1年だったように思います。

一方、校内に目を向けて見ると、自主自立を重んじる生徒会執行部の皆さんの真摯な努力のおかげで、年々充実していく「西高祭」や西高生が一体となって盛り上げる「体育大会」そして、西高生が楽しい時間と思い出を共有できる「グアム島への修学・研修旅行」を挙げることができます。過日盛大に開催された同窓会総会・祝賀会では、「文化活動発表会」「陸上競技大会」「国内修学旅行」であった頃の多くの卒業生の皆さんが、本校の変貌振りを羨ましく思っておられました。年々変貌し充実していく本校の姿と共に、連綿と続く「西高プライド」や「西高ブランド」は、次代の西高生への襷として、途切らせずに繋いでいかなければなりません。創立40年の良き伝統や西高生が共有する母校愛を、あらためて感じた1年でした。

最後に3年生38回生の皆さん、この冬休みは、進路実現に向けてクリスマスや正月は返上ということになりますね。指定校推薦やAO入試、公募制推薦入試で、既に4月からの新たなステージを手にした皆さんもいますが、3年間を共に過ごした仲間が、自己実現という同じ目的に向かって進んでいるのです。昔から「受験は団体戦」とよく言われます。個人競技と違って、チーム一人一人の思いやミスのないプレイが勝利を導きます。どうか「チーム西高38回生」として、この冬を乗り越えてください。

私の37年間に及ぶ教員人生は、皆さんの晴れの巣立ちを見送ることで終止符が打たれます。果てなき大空に飛翔する皆さんを心待ちにしています。それでは皆さん、よい冬休みを過ごしてください。

校長 八木 基雄

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