令和6年3月7日(木)1年生進路ガイダンスを実施しました。今回のガイダンスでは、1年生修了時に知っておくべきこと、これから考えていってほしいことについて学びました。
1限目は教育アドバイザーの小川久人様から「進路実現に向けて」と題して、進路選択のポイントやこれから取り組むことについて講演していただきました。

まず、進路を決めるにあたって自分が何をしたいのかを探ることが大事だとおっしゃっていました。専門の学問だけでなく幅広い教養を身に付けたいのか、就職を見据え知識や技術の習得、資格取得をしたいのか。それによって、大学、短大、専門学校と選ぶ進路が変わります。そして探るヒントとして、「社会との接点」を挙げていました。中学生の頃よりも行動範囲が広がり、オープンキャンパス等社会と関わる機会が増えています。その中で、自分が興味を持った業種や職種、学問分野を参考にするといいということでした。
また、ある程度進みたい進路が定まってくると、各校、各社がどのようなことに力を入れているのか知っておいたほうがいいともおっしゃっていました。名前だけで選んで入ってみると、思っていたのと違ったり、取りたい資格が取れなかったりすることもあります。充実した進路先とするためにも、自分で深く調べておくことが重要です。

最後に、努力することの大切さについてお話いただきました。これから先、生活していく中で周囲の協力が不可欠です。人は頑張っている人を応援したくなるものだから、応援してくれる人を増やすためにも努力することは必要なのだということです。努力することで自分の力が伸びる以上のものが得られるのです。応援され、支えられながら成長していく人になることを願っています。
2、3限目は2グループに分かれ、大学生・専門学校生との対談と、大学・短大・専門学校系統別進学説明会が行われました。高校時代の過ごし方、なぜ今の進学先を選択したのか、進学先でどのような勉強をしているのかなどを話していました。「自分の好きなことに時間を割けるのは、高校、大学が最後。社会人になれば自由に使える時間は少なくなります。とことん打ち込めるものを見つけてください。」とアドバイスしている大学生もいました。その言葉に共感した本校生は頷きながら話を聞いていました。


系統別進学説明会では、各分野でどのような勉強をするのか、卒業後の進路先は何があるのかなど、資料を活用して具体的に話を聞きました。二つの分野について話を聞くことができたので、自分の興味のある分野を比較して今後の進路について考えていくことができます。


まだ進路決定まで時間があると思いがちですが、早ければ3年生の6月頃からエントリーがスタートします。その時までに自分の意志を固めるために、今回の進路ガイダンスをきっかけに将来についてよく考えてください。応援しています。
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