進路指導室だより21 2月4日(土)47回生「受験生」デビュー

 2月4日(土)、2年生(47回生)150名余りが校内で初めて模試を受験しました。1月まで受験していたのは、「ベネッセ総合学力テスト」であって、実は「模試」ではないのです。よく混同されるのですが、「総合学力テスト」は、高校生としての基礎学力の定着度合いを測り、学習意欲の喚起、基礎学力の確実な習得を目指していくのが目的です。一方、「模試」というのは大学入試を模したもので、今回2年生が受けたのは、「大学入学共通テスト進研模試」です。ですから、これまでのように全員が受験するのではなく、大学進学を希望する生徒のみが受験します。これまでと違って、志望大学名を受験カードに記入、合格の可能性の判定を受けます。合格の可能性が40%とか、60%とか判定されるのですから、ちょっと怖いですね。でも、本校生だけではありません、全国の高校2年生が大学受験を視野に入れて、「受験生」として新しい一歩を踏み出すのが、この2月なのです。

 もう一つ、先週2年生が模試を受けています。看護系希望者用の「東京アカデミー基礎学力判定模試」です。看護系の進学先としては、大学もさることながら、専門学校も大きな割合を占めます。ところが、「進研模試」は前述の通り大学受験用ですから、看護系希望者は「進研模試」に加えて、こちらの模試も受けて、受験に向けて対策を立てていくのです。専門学校と聞くと、大学より簡単に合格できるのではないかと思う人もあるかもしれませんが、いえいえ、そうではありません。もちろん、学校により状況は様々ですが、入試問題も大学レベル、求められる学力も大学レベルというところが少なくありません。本校は、「総合健康類型」がある関係で、他校よりも看護医療系の希望者が多いように思います。今週12名が「基礎学力判定模試」を受けます。 

 47回生の「受験生」としての日々がいよいよスタートしました。初めての「模試」、初めての合否判定、少しどきどきしますが、大事なのは、結果がどうであったかではなく、その結果をどう活かし合格通知に近づいていくかです。47回生の「受験生」デビューを見守り、応援したいと思います。

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