中間考査の最終日、考査終了後ベネッセコーポレーションから講師をお招きして、1年生の今の時期の学習の大切さについてお話しいただきました。

「希望進路の実現に向けて」と題された講演会は、時にデータを用いた現状分析を交えながら、でも、親しみやすい口調で進んでいきました。基礎基本が入試問題の多くを占め、基礎基本の習得は授業を軸にした「予習・授業・復習」のサイクルにより成し得る、「習い性となる」という言葉が示す通り学習を習慣づけてしまうことが大切、そして、DゾーンからCゾーンへ、CゾーンからBゾーンへと成績を向上させる具体的方策は…と、思わず前のめりになって耳を傾けてしまう内容でした。
例年であれば、1年生は2学期中間考査の最終日に「大学コース別見学会」に行きます。見学先は、本校生徒が進学先として多く希望を持つ大学6~7校です。その中から自分が見学したい大学一校を選び、貸し切りバスに分乗して見学に行くのです。初めて足を踏み入れる大学のキャンパスに生徒たちの気分は盛り上がります。高校では見たこともないような大きな教室で聞く大学での学びは新鮮です。現役大学生によるキャンパスツアーでは、高校とはスケールの違う施設に驚くばかり。学食で食事をする頃には、少し大学生気分になっています。
そんな貴重な経験が、昨年度と今年度はコロナの影響でできなくなってしまいました。とても残念です。しかし、この日講演会を聴いた1年生は、中間考査終了直後であるのに疲れた様子も見せず、熱心にメモを取り、講演内容の振り返りのペアワークを行い、講師の先生からお褒めの言葉をいただいたほどであり、「大学コース別見学会」とはまた違った良い学びができたようです。
コメント