~GLiS通信 サイエンス×探究Ⅰ 植物の胚珠観察実験~

5月22日(木)、1年1組GLiS類型の「サイエンス×探究Ⅰ」の授業にて、

名古屋大学 生物機能開発利用研究センター 笠原竜四郎 特任准教授をお招きし、植物の胚珠(はいしゅ)を観察するワークショップと、最先端の研究・産学連携に関する講義を行っていただきました。

笠原先生は、植物にも「へその緒」に相当する構造が存在することを発見され、これは約160年ぶりに植物で新たな組織が見つかったという画期的な研究成果です。この研究は、各種報道機関でも大きく報道され、また米科学誌にもその発表論文が掲載されるなど、大きな注目を集めています。

今回のワークショップでは、笠原先生のご指導のもと、本校生徒が「高校生として初」となる胚珠の観察実験に挑戦しました。生徒たちは夢中になって取り組み、植物の構造の奥深さに目を輝かせていました。

この貴重な体験を通じて、生徒たちは教科書では得られない“本物の科学”に触れ、自らの手で新しい知を探る探究の面白さを実感することができました。後日、生徒たちはそれぞれの気づきや学びを振り返り、レポートとしてまとめました。

最先端の研究者と直接関わりながら学ぶことで、「科学は遠い世界の話ではなく、自分たちにもつながるものだ」という気づきが生まれました。今後もこのような実体験を大切にしながら、主体的に学び続ける力を育んでいきたいと思います。

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