県立伊丹高校GLiS類型は、「サイエンス×探究Ⅰ」(総合的な探究の時間)の講座で地域課題を考え、解決する課題研究に取り組んでいます。4月から、企業が取り組んでいるイノベーションや企業と企業、地域、ヒトをつなぐサプライチェーンについて学んできました。9月末までの4か月間で自分たちが考える地域課題に対し、ビジネスによって解決を目指すビジネスプランを作成します。そこで6月2日と6月30日の2日間、日本政策金融公庫の田村さんにお越し頂き、「ビジネスプランとは?」「ビジネスプランの立て方」のご講義を頂きました。
ご講義では、ビジネスとは何か?お金があれば何ができる?といった具体的な話から始まり、ビジネスとはヒトのニーズを満たす商品やサービスを提供して報酬を受けることであり、現代はたとえ子どもであってもアイデアがあれば世界を変えるビジネスを生み出せる時代である、そして世の中の不満や不便から解決する方法を考えることでビジネスアイディアになる、ということを教えていただきました。2回目のご講義では、アイディアをプランとして組み立てる方法について説明して頂きました。新しいアイディアは既存のアイディアの工夫によって生まれることが多いので、よく似たビジネスが既に存在していないか徹底的に調べ、違いを利点に変えて、自分たちの方が優れていることを証明すれば新しいビジネスプランとして成立する、ということを学びました。