平成29年6月28日 RRE「外国人留学生との交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科2期生(1年生)40名が兵庫教育大学に留学している外国人留学生10名と英語を用いて交流会を行いました。お互いの自己紹介の後、高校生は「日本の中学校の特徴とその課題」をテーマにポスターセッションを行い、留学生には「出身地域の中学校のあり方について」をテーマにパワーポイント等を用いてプレゼンテーションをしていただきました。

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その後、お互いのプレゼンテーションを踏まえて、日本の中学校の課題について、グループディスカッションを行いました。

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最後に、フリートークと振り返りを行いました。

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外国人留学生の出身国:インドネシア、フィジー、マラウイ、イタリア、中国

〈生徒の感想〉

Today, the member of group7 met Chin Bai. She is from China, so we thought about China and the educations in China. At first, we told her our opinions. We explained the details which she didn’t understand. Then, she taught us something in common in both China and Japan. For example, Chinese are good at writing and listening English and they are not good at speaking English like Japanese. So, we talked about English education. Both countries don’t have a lot of chances to talk with foreign people in English, so we should make positive efforts to talk with foreigners like ALT. Finally, we thought that we still have not enough vocabularies to talk with foreigners, and to understand what they want to tell quickly. Today’s work was a good opportunity to learn about our English ability.

We learned about Chinese school’s education. For example, students in China study at school for many hours. Also, they can’t take part in club activities because they have to study more. Therefore, they have no time to talk with their families and can’t have enough sleep. Japanese students also have the same problems because of a lot of assignments. For this reason, we thought the students should help each other.

We got to know about Chinese junior high schools lay emphasis on English education and Chinese students start to learn English from the fist graders by today’s classes. From these, we thought that Japanese English education should be started earlier and chances which Japanese students talk with each other in English should be increased.

Today, we had RRE presentation. First, we made presentations. Japanese students talked about “Moral Education”, “Japanese School Events”, “Club Activities” and “Social Participation”. Also, Ms. Sinnei told us about Chinese school. There are many things which is different from Japan; class, break time, time schedule and so on. I was interested in listening to her presentation. Second, our team talked about bullying. Some students were bullied in club activities or in the classroom and so on. Bullying is happened in Japanese junior high school. However, it happens in China less than Japan, because Chinese students are very busy. Also, there are no class which engage in bullying. As today’s reflection, we sometimes used Japanese language a little. This is our bad point. We have to speak English. Next time, I want to use English all the time in class. Also, we could ask many questions to her. However, we couldn’t answer her all questions, so I think that we have to learn English more and practice speaking English more.

We heard about Fiji ‘s school education by JOE. Fiji has two seasons. Summer and rainy season. They have many vacations because it is too hot to study in school. Students go to school for fourteen weeks after two-week vacation. Fiji is a country which has many strong sports players. Especially rugby is really strong. Before playing raggedy, players dance HAKA. Fiji’s population is 8millions. It is more than Japan. Students in Fiji have 6〜9classes in a day. A class is 45 minutes. Students must study English, basic science, social studies, mathematics and home economists. They can choose 2 subjects from French, Fiji, home technology, and so on. So, they study five subjects. There are a lot of differences between Japan and Fiji, but school ‘s schedule is almost same.

Education in Malawi has a lot of things that are different from education in Japan. So, I was very surprised because all of the subjects are taught in English in Malawi. It’s so amazing. She said it is problem for Japanese that they do not tell their opinions. I think so too. It is a serious problem. We should tell our opinions more. Malawi hasn’t JHS. So, elementary school has 8 grades, high school has 4 grades, and university has 4 grades.

We learned a lot in today’s RRE. We talked about Japanese school’s rules with foreign student. We thought that Japanese school’s rules was very strict at first. For example, girl’s hair rubber must be height of the knee. These rules are good. However, we thought that they are too strict. We told these things, then she said, Indonesia is stricter than Japan. Students must wear uniform from elementary school in Indonesia. Also, they must wear black shoes. We are surprised to hear that. The most startling thing to us is that school starts at 6:30 in Indonesia. It’s too early. Then, school finishes at 15:00. In addition, Indonesian students have a lot of homework. Therefore, they don’t have enough time to sleep. In conclusion, we thought that Japanese school’s rules are not strict. In all except for a discussion, we could know about Indonesian lifestyle. Indonesia has many islands and race. Therefore, there are a lot of traditions. I thought that I want to look up them. Today I was so excited. When I have class like today’s RRE, I want to talk more with foreigners.

実際に英語を使って話そうとすると、普段ならわかる簡単な英語がすぐに出てこなかったり、言いたいことを全て伝えることが出来なかったりしました。このことから、日常的に英語に触れておかないと実際には使いづらいということが分かりました。また、普段のコミュ英や英表で正しい英文法を学んでそれを活用できることも大切だけど、相手に言いたいことを伝えるためにはジェスチャーなどを使って伝えようとする姿勢のほうが大切なのではないかと思いました。プレゼンテーションのとき、留学生の方々は、私たちがわかりやすいように原稿にはない説明などをして下さいました。それに対して私は原稿を読むことだけで、発表中に留学生の方の顔を見ても必死に理解しようとする顔をしていました。このことから、プレゼンテーションは原稿を読むだけでは相手に伝わらず、伝えるためには相手の表情を見て分かるまで自分の言葉で説明することが大切なのだと思いました。次またこのような機会があるなら、今回学んだことを生かしていきたいと思います。

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平成29年6月27日 海外研修安全講習会

本校会議室において、夏季海外研修参加者(2年)41名を対象に兵庫県警察本部警備部外事課国際テロリズム対策室の足田雅樹氏に講習をして頂きました。内容は海外でのトラブル対応について、テロの概要、対策、実際にテロに遭遇したときどうするかなど海外研修に際しての注意事項を確認することができました。万が一トラブルが発生した場合は、「外務省等からの情報収集と共有、隠れる、パニックにならない」ことが大事だと教えていただきました。

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平成29年6月26日 第1回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動「文部科学大臣賞」受賞

本校のSGHプログラムにおける取り組みが、「第1回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰」において、「文部科学大臣賞」を受賞しました。

「薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰」は、薬剤耐性(AMR)対策の普及啓発活動を広く募集し、優良事例を表彰することで、対策に係る自発的な活動を喚起奨励すること等により、対策の全国的な広がりを促進することを目的とした表彰です。今年の2月1日から28日までの募集期間に全国から応募のあった合計74件の中から、この度12件の優良事例が選ばれ、本校のSGHプログラムにおける取り組みが、高校として唯一「文部科学大臣賞」を受賞しました。

表彰式は平成29年6月26日(月)に東京都江東区の日本科学未来館 未来館ホールで行われ、本校教員が参加しました。

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↑表彰式の様子と受賞内容パネル(pdf)

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〈「文部科学大臣賞」受賞までの経緯〉

受賞テーマは、“世界へはばたく「未来の創造者」の育成”です。
平成27年度に、本校未来創造コース1期生の生徒(当時2年生)が「健康環境リスクマネジメント」に関する課題研究の一つとして大学教員等による専門的な講義を受けるなかで、国際保健領域に関心を持ったことを契機に、国際的な健康環境リスクマネジメントに関する問題、特に薬剤耐性菌問題について調査研究に取り組み始めました。

事前学習を経た平成27年7月には、本校実施のベトナム研修において、ベトナムのハノイ、タイビンそしてハイフォンでのフィールドワークを行い、新興国の健康環境や医療の現状、農薬や浄水問題や衛生環境の整備等について理解を深めるとともに、課題解決策の検討を行いました。また、平成28年度に実施したベトナム研修においても、海外調査研究を実施しました。

兵庫高校薬剤耐性知識交流会 ← ベトナムの小学生との薬剤耐性予防の知識交流会

そして、これらの活動を通して薬剤耐性菌問題の危険性や重要性に気づき、「自分たちができることは何か」について真摯に考え、多くの人にこの問題を伝え、関心を持ってもうらうために、様々な機会を活用して研究発表を行ってきました。

特に平成28年8月に神戸で開催されたG7神戸保健大臣会合の関連イベント「ひょうご・こうべ保健医療ハイスクールサミット」では、英語による薬剤耐性菌問題のプレゼンを行い高い評価を得ました。そして、国際保健問題について提言をまとめた宣言文を英文で作成し、9月には兵庫県公館でその宣言文を読み上げ、WHOマーガレット・チャン事務局長へ手渡しました。(このイベントに関する詳細はこちら

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↑ 本校未来創造コース1期生が取り組んだ薬剤耐性菌に関する課題研究の発表(詳細
タイトルは『The Problem of AMR (Antimicrobial Resistance) in Vietnam ~from a Viewpoint of Water~』(英語での発表)

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↑ 本校未来創造コース2期生によるWHO マーガレット・チャン事務局長へ宣言文の宣誓と進呈(詳細

同校における薬剤耐性菌問題対策の課題研究は、次の学年にも引き継がれています。今回の受賞をひとつの契機とし、今後も広く国内外に薬剤耐性菌問題対策の重要性を伝えていきます。

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関西学院大学主催のSGH甲子園において、本校未来創造コース2期生が取り組んだ課題研究『ベトナム農村部における薬剤耐性へのリスクマネジメント』のポスター発表の様子


〈参考HP〉

内閣官房ホームページ 国際感染症対策調整室
『内閣官房主催 平成29年度 薬剤耐性(AMR)対策普及啓発イベント ~ 優良事例の表彰式 & 応援大使によるトークイベント ~』
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/activities/amr/hyosyo.html

兵庫県教育委員会ホームページ『ゆずりは通信(H29年7月)』
http://www.hyogo-c.ed.jp/~somu-bo/yuzurihat/H29/yuzurihat-vol.028.pdf

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平成29年6月23日 イギリス研修事前学習⑤「英国のシティズンシップ教育」

本校会議室において、イギリス研修に参加する生徒(2年)10名を対象に、京都教育大学教育学部 教授の水山光春氏に講義をしていただきました。今回は、「英国のシティズンシップ教育」についてお話しして頂きました。イギリス研修で訪問するヨーク大のデービス先生の専門であるシティズンシップ教育について、その教育目標や英国で必要性が唱えられた背景、英国での取り組み例、現状と課題について講義をしていただきました。講義後、ヨーク大で発表する創造科学科生徒のリハーサルにて水山先生からアドバイスをいただきました。

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〈生徒感想〉

京都教育大学の水山教授に、イギリスのシティズンシップ教育について話を伺った。私は創造応用ILの研究でシティズンシップ教育をテーマにしている。そのため、知っていたこともあったのだが、やはりネットで調べるのと実際に専門の方の話を聞くのとでは理解度が全く違うと感じた。水山教授の話では、一つ一つの単語をよりわかりやすく説明していただいたため、理解し、納得することが出来た。これから講義などが近くであれば積極的に参加し、目だけではなく耳での情報収集も大切にしたい。また、シティズンシップ教育というのは、日本よりイギリスの方が素晴らしいことをしていると思っていた。確かに、イギリスでは必修科目でもあったため広まってはいるのだが、兵庫高校を始めとする日本の学校の方がカリキュラム自体は先進的であるようだ。研究するにあたって、自分が今置かれている創造科学科という環境が一番の先行事例であることを忘れずに、また自分の経験を大いに活かし、研究を進めていきたいと思った。

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平成29年6月21日 イギリス研修事前学習④「イギリスの教育について」

本校同窓会館ゆ~かり館において、イギリス研修に参加する生徒(2年)10名を対象に、イギリスに滞在している英国国際教育研究所の坂出義子さんとテレビ会議を行いました。今回は、「イギリスの教育について」についてお話しして頂きました。

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また、テレビ会議を行う前に、グローバルリサーチⅡ受講生徒がヨーク大学にて発表する本校の学校紹介について、英語による発表練習を行いました。

〈生徒の感想〉

今回はイギリスの教育について英国国際教育研究所の坂出義子先生より講義を受けました。今回の講義を通して、イギリスで行われている教育法やどのような力が育成されているのかということについて知ることができました。また、これから学ぶことになるシティズンシップ教育のためにも知識を蓄えることができてよかったです。

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平成29年6月21日 創造応用ⅠS「物理・生物」

本校化学教室および生物教室において、創造科学科1期生(2年)理系選択者対象に、物理と生物の実験をそれぞれ行いました。この内容は生徒が履修している物理生物選択とは関係なく、創造科学科1期生(2年)理系選択者を二つのグループに分けて行いました。
また、5月17日の創造応用ⅠSの授業で受けなかった科目の実験を、今回の時間に行いました。
実験の内容は、物理・生物のどちらも5月17日のものと同じ趣旨であるため、今回は写真と感想を載せていきます。

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<生徒の感想>

・物理

対照実験というものを小学生の時に学んだが、こういった研究になってくると対照実験の繰り返しによって自分で答えを出さなければならない。地道だがだんだんと答えの無い答えが出てくるという「実験の面白さ」を感じられた。

・生物

眼球を水平に切り開いたとき、ガラス体が真っ黒だと思っていたが、実際、取り出すとやはり透明であり、黒いのは網膜であることが知ることが出来た。また強膜の強さには驚いた。水晶体は実際は楕円よりも少し球体に近い形をしていることが分かった。

 

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平成29年6月20日 創造基礎B「前期中間発表会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科2期生(1年)が創造基礎B前期中間発表会「 ~”輝ける未来創造都市”神戸の実現に向けて、高校生の力を発揮しよう!~」を行いました。ゲストとして、長田区役所まちづくり推進部まちづくり課 課長 田中丈之氏、同事業推進係長 長岡善典氏、FMわいわいパーソナリティ 和田幹司氏、本校創造科学科1期生(2年)2名の計5名をお招きし、質疑応答や講評等を行っていただきました。以下は各班の発表テーマです。

・3班   「神戸おさかな天国プロジェクト!!」

・7班   「進化させよう:鉄人化祭り」

・4班      「Happy Life Happy 長田 for シニア」

・8班      「heartful language in 長田」

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・6班      「創り出そう花と緑にあふれる長田」

・2班      「観る・魅る・見つける!長田神社前商店街PRプロジェクト」

・1班      「芸術と空き地でつながりを」

・5班      「長田とお弁当にIRODORIを」

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生徒は質疑応答やゲストからの講評を受け、それぞれの班の課題を発見しました。今後それらを踏まえ、よりよい研究を進めようと意気込んでいます。

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平成29年6月19日 グローバルリサーチⅠ「日本企業のベトナム進出」

本校同窓会館ゆ~かり館において、グローバルリサーチⅠ受講者33名(1年)を対象に、「日本企業のベトナム進出」をテーマにABC株式会社の河原光伯氏に講義をして頂きました。講義ではベトナムの基礎知識や経済状況、価値観などをデータやキーワードを用いてわかりやすく教えて頂きました。

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講義後、学んだことを基にグループに分かれて「ベトナムに進出した日系企業が抱える問題点とその解決方法」について話し合い、ポスター発表を行いました。生徒は発表後河原氏から講評を頂き、より広い視野で問題について考えることができました。授業後もしばらく質問に来る生徒が絶えず、実りある初回の授業となりました。

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〈生徒の感想〉

今日、実際にベトナムで働いていた方のお話しを聞いて、今まで社会で学んできたことは本当だったんだなぁと思ったし、リアルなお話を聞けて本当に良かったです。いつもの授業と違って、自分たちで意見を出すということがとても楽しかったです。また、他の班の発表も自分では思いつかなかったようなものばかりでとても勉強になったし、そのほとんどがすでに起きている問題で、その解決策もすでに行われていると聞いて驚きました。今の企業は、未来のことを考えているんだなと思いました。発展途上国について、詳しく知って身近に感じることができたと思います。所得の違いを見て、とてもびっくりしたし、改めて気づかされることがたくさんありました。今回は自分の意見を言ってばかりだったので、次はもっと班のみんなの意見をしっかりと聞き、またみんなに伝わりやすいフリップを作りたいと思いました。国連で働くことを目指している私にとって、今日河原さんと話せたことはとてもいい刺激になりました。

私は今回ABC株式会社の河原先生に来ていただいて、途上国やベトナムについてのお話を聞きました。特に印象に残っているお話は、ASEAN諸国の人件費の推移についてのお話です。「2005年から2016年にかけて数値が増えた」と資料をただ読み取るだけではなく、なぜそうなったのかや他の数値との比較を行うといったような、1つの資料を様々な視点から見て考えていくことが必要になるとわかりました。人件費を高く設定して人を集めてから、何年後か仕事が安定してくると賃金が上がっていくのではなく、安定するようになったり、下がってきたりすることを知ってとても驚きました。また、今回はグローバルリサーチⅠで初めてグループワーク発表を行いました。今まで話したことのない子と同じ班になり、初めはぎこちなかったものの、どんどんとみんなで意見を出し合うことができました。次回からはもっと話し合いの時間を長くするために、もっと早くから話し始めたいと思います。

小学校の授業や中学校の授業で、海外に進出する企業が近年多くなっていると教えてもらいました。その理由が、賃金が安く、労働力が豊富であるからだとも教えてもらいました。賃金が安いのは、いわゆる発展途上国です。日本より発展途上国のほうが賃金が安いことは知っていましたが、今日の授業で具体的な賃金の差を知ることができました。私は、高校生がバイトをしてもらえる賃金よりベトナムでもらえる賃金が安いということを聞いて、「こんなに先進国と発展途上国で差があるのか。」と驚きました。それと同時に、前までは海外でつくって本当に利益がでるのか疑っていましたが、賃金の差を知って、日本でつくるよりもはるかに安上がりであることがわかりました。ふと疑問に思ったのが、もし、世界中の国が発展し、賃金の差がほとんどなくなったならば、海外に進出した企業はどうなるのかということです。この将来を仮定して考えてみるのも面白いのではないかと思いました。グループで発展途上国に進出した日系企業が抱える問題について話し合ったとき、価値観の違いやお国柄の違いの溝を埋める解決策を出し合っていると、会社を経営する立場を体験できた気がしました。あまり関係ないと今まで思っていた事柄でしたが、ベトナム人などの外国人の雇用が日本人の雇用より上回っているところもあるなど、いろいろと新しいことを知り、私たちのも関係する事柄だなと思いました。これからは、このようなことにももっと注目していきたいと思います。

 

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平成29年6月19日 グローバルリサーチⅡ「ポスター発表会」と講義「研究の深め方」

本校化学教室において、グローバルリサーチⅡ受講者(2年)40名が、それぞれの取り組む課題研究のポスター発表会(発表8分、質疑応答2~3分)を行いました。また、龍谷大学経済学部 講師の川元康一氏をお招きし、ポスター発表の様子を見ていただき、質疑応答にも加わっていただきました。

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最後に、川元先生の研究「社会的地位選好の存在する世代重複モデルにおける、出生率促進政策の厚生効果について」を例に挙げて、研究の深め方の講義をしていただきました。

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〈川元先生の講義に対する生徒の感想〉

一般的な課題が本当に問題なのかという疑問をもっていて、枠にしばられていないと思った。常識にとらわれたままだと新しい発見は得られないから、初めから枠にとらわれないようにしなければならない。また、今私たちが研究している中では、課題を見つけて解決方法を考えるだけで自分たちの仮説などがなかったので、これから研究していく中でそういったものも入れていきたい。

川元先生が話されていた研究の内容については難しくて理解しきれない部分があったが、研究を進めていくうえでの流れがすごくわかった。最初、研究の題名だけを聞くと、ざっくりとしていて何を話しているのかはイマイチわからなかったが、仮説、分析と進むにつれて焦点が絞られて、とてもわかりやすかった。

内容は難しいように見えたが、わかりやすくかみくだかれていて、私でも理解できた。また、川元先生の研究ももちろんだが、私たちに対してのメッセージとして、結果は必ず自分の思う通りにいかない、逆に、自分の予想とは大きく異なった結果がでることが多く、それが研究のおもしろさであるのだと聞いて、とてもこれからの自分の研究に意欲がわいたし、研究のおもしろさがわかった気がします。

理論がなかったら、この世の中は、勘に頼ることになる。理論って大切だなと思った。経済学の研究では、主にこの政策が今の日本にどのように影響をもたらすかということであった。「政策導入後の便益とコスト代を比較する」ことは、大事だと思った。社会的地位選考とは、自分はほどほどに稼いだとしても、暗黙のうちに他者を意識して、過剰に働こうとすることであり、確かにこれは、子どもの出生率を下げることになるだろう。だが私は、例えば「プレミアム・フライデー」とか設定したにも関わらず、職の環境、例えば、残業とかは変わっていないように思われる。私の意見は、もっと社会保障を充実すべきなのではと思いました。

少子化を改善するために、仕事をやり過ぎないなんて、面白い発想だと思いました。少子化はよくないって世間一般では言われているけれど、本当にそうかなと常識を打ち破っていくことから研究は始まるんだと知り、僕たちも常識を打ち破る要素を研究の中に入れられればいいなと感じました。経済学の話は初めて聞いたけれど、計算をもとに、最も正確な推論を立てているから、僕もできるようになりたいなと少し思ってしまいました。インターネットの情報がどれだけ信用できるかという話もとても参考になりました。

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平成29年6月16日 グローバルリサーチⅢ「『いかなごのくぎ煮』 を世界に広める」

「『いかなごのくぎ煮』 を世界に広める」をテーマに研究しているグローバルリサーチⅢ受講者(3年)13班が、外国人に対して、いかなごのくぎ煮をPRする動画を作成しました。また、よりたくさんの人にPRするために、You Tubeに動画を投稿しました。

動画タイトルは「【Kobe’s Specialty】Kobe Fish Movie【IKANAGO】 (Hyogo high school presents) 」です。

動画へのリンクはこちら↓

ぜひ、見て下さい!

以下は動画のキャプションです。

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