本校会議室において、イギリス研修に参加する生徒(2年)10名を対象に、京都教育大学教育学部 教授の水山光春氏に講義をしていただきました。今回は、「英国のシティズンシップ教育」についてお話しして頂きました。イギリス研修で訪問するヨーク大のデービス先生の専門であるシティズンシップ教育について、その教育目標や英国で必要性が唱えられた背景、英国での取り組み例、現状と課題について講義をしていただきました。講義後、ヨーク大で発表する創造科学科生徒のリハーサルにて水山先生からアドバイスをいただきました。
〈生徒感想〉
京都教育大学の水山教授に、イギリスのシティズンシップ教育について話を伺った。私は創造応用ILの研究でシティズンシップ教育をテーマにしている。そのため、知っていたこともあったのだが、やはりネットで調べるのと実際に専門の方の話を聞くのとでは理解度が全く違うと感じた。水山教授の話では、一つ一つの単語をよりわかりやすく説明していただいたため、理解し、納得することが出来た。これから講義などが近くであれば積極的に参加し、目だけではなく耳での情報収集も大切にしたい。また、シティズンシップ教育というのは、日本よりイギリスの方が素晴らしいことをしていると思っていた。確かに、イギリスでは必修科目でもあったため広まってはいるのだが、兵庫高校を始めとする日本の学校の方がカリキュラム自体は先進的であるようだ。研究するにあたって、自分が今置かれている創造科学科という環境が一番の先行事例であることを忘れずに、また自分の経験を大いに活かし、研究を進めていきたいと思った。