平成29年6月15日 イギリス研修事前学習③「イギリスの歴史・政治経済」

本校同窓会館ゆ~かり館において、イギリス研修に参加する生徒(2年)10名を対象に、イギリスに滞在している英国国際教育研究所の坂出義子さんとテレビ会議を行いました。今回は、「イギリスの歴史・政治経済」についてお話しして頂きました。特に先週の英国総選挙の結果、EU離脱問題、移民・難民問題について詳しく現地の受け止め方にふれながら講義をしていただきました。

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また、テレビ会議を行う前に、創造科学科1期生の生徒が、昨年授業「創造基礎B」で取り組んだ課題研究について、ふりかえりを兼ねた発表練習を行いました。研修に参加する生徒は、ヨーク大学において、それぞれの取り組んだ研究を英語で発表する予定となっています。

〈生徒の感想〉

イギリスの政治経済について現地の声を聴けたのがよかった。自分がニュースで聞いたことよりも奥の深い話が聞けたと思う。EUの離脱政策による保護主義の考えの高まり具合が自分の予想ほどではなかったし、「女性党首が多い=男女格差が小さい」ではないことに気付いた。働きやすい環境とはいえ、女性の給料がやや少ない傾向もあるらしい。移民が主要産業を支えていて、難民と移民とを区別して考えているということも初めて知った。

政治について、つい最近総選挙があったこともあり、イギリス内の各政党についての話を詳しく聞かせて頂きました。EU離脱や移民問題など他にもタイムリーな話題を実際に現地にいる方から聞くことができたのはとてもいい経験となりました。また僕は創造応用の研究でイギリスの経済についてをテーマにしようと思っているので今の経済事情について知ることができて良かったです。

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平成29年6月14日 創造応用ⅠS 講義「まちづくりに関する研究について・ベトナムの都市について」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科1期生(2年)理系選択者を対象に、大阪大学大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 教授 澤木昌典氏をお招きし、講義を行っていただきました。

講義の前半は、澤木先生の研究室における研究についてお話しをしていただき、都市環境デザイン学領域という分野がどのようなものなのか、そしてその分野においてどのようなことが課題とされているのかを知ることができました。

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講義の後半では、ベトナムの都市についてお話していただき、ベトナムの主要都市、文化、環境について知ることができました。創造応用ISの都市工学で行う予定の研究についても説明していただきました。また、対象生徒の半数が7月下旬のベトナム研修旅行に参加するため、現地へ行った際にどのような部分に着目するべきかを考えることができました。

<生徒の感想>

研究をしているのが、工学部であることに驚きました。「工学」は、物理とか化学にしか関係していないと思いこんでいたので ”空間を作る工学部” もあるんだなと思いました。ベトナムについて知らない場所や、ベトナムのルール(信号など)とかを全然知らなかったので行くまでもっと自分で調べたりします。

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平成29年6月12日 グローバルリサーチⅠ「ガイダンス」

本校化学実験教室において、グローバルリサーチⅠのガイダンスを行いました。「グローバルリサーチ」は本校普通科生徒対象のSGHプログラムで、国際問題について研究し、論文作成や発表を行います。今回は1年生(72回生)の選抜された33名を対象に、今後の授業の進め方やフィールドワークの参加の仕方、名刺交換の仕方、研究活動の心構えなどについて学習しました。

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平成29年6月10日 グローバルリサーチⅡ FW「森から世界を変えるソーシャルビジネスアワード」

JICA関西において行われた、講演「森から世界を変えるソーシャルビジネスアワード」に、グローバルリサーチⅡ受講者(2年)の8班3名が参加し、ソーシャルビジネスについて学びました。大学准教授、企業、JICA所長といった方々が参加者に様々な立場からソーシャルビジネスや国際協力についてお話をいただきました。終了後に取材も受けました。ソーシャルビジネスの基本的な考え方や企業の実践を学び、今後の研究に大いに役立つことでしょう。

以下のHPにその様子が掲載されています。

http://www.reddplus-platform.jp/award2017/20170610/

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〈生徒の感想〉

JICA関西で、ソーシャルビジネスについて学びました。まだ研究を始めたばかりで、ソーシャルビジネスが何なのかや、研究をどのように進めて行けば良いのかなどがしっかりとつかめていませんでした。今日のお話を聴いて、「森」をテーマにしたものでも、課題をいろんな視点からみると、解決するためのソーシャルビジネスのありかたもたくさんあると分かりました。また、最後の交流会では「高校生だからできること」をいかしたらもっと良くなるのではというアドバイスをいただいたので、これからの研究で、その点も考えて行きたいと思います。

この講義に参加して、私たちの研究内容が具体的に見えてきました。今までは目的や内容が夢のようで、正直不安でいっぱいでした。しかし、私たちの知らない考え方や、進め方などを聞くことが出来たため、悩まされていた所も解決され、これからの活動が楽しみになりました。学んだことはソーシャルビジネスのことだけではなく、「why・what・how」を考えることの重要性を知りました。研究でももちろん、私生活でもこのことを少し考えるだけで、進路や将来がいい意味で変わってくると思います。いや、絶対変わるはずです。三つのことを考えてから行動するようにします。

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平成29年6月8日 イギリス研修事前学習②「イギリスでの生活について」

本校同窓会館ゆ~かり館において、イギリス研修に参加する生徒(2年)10名を対象に、イギリスに滞在している英国国際教育研究所の坂出義子さんとテレビ会議システムを用いた事前学習を行いました。今回はイギリスの概要説明と、生徒から「イギリスでの生活について」の質問に答えるかたちで講義を行いました。

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〈生徒の感想〉

イギリスの文化や風習について、坂出先生に講義をしていただいた。前からイギリスでは階級によって多少アクセントや単語が変わるということは知っていたが、新聞までそれぞれ違うものが用意されているということに驚いた。また、食文化の面では紅茶が有名なのに加え、紅茶に添えるデザートがとても充実していることが分かった。調べると「Tea Cake」というものもあり、とても美味しそうだったので機会があれば是非食べてみたいと思う。来週の講義に向けて、しっかり勉強して知識を身に付けたい。

今日はイギリスの生活について話していただいた。私は日本から出たことがなく、身の回りと異なる文化と交わったのはせいぜい沖縄に行った時くらいだ。それゆえ、現地の話というのはとても自分にとって新鮮で、こっちでは当たり前のことが向こうでは全然違うということを改めて感じた。特に良い習慣だと感じたのは、仕事というのは6時には終わり、その後は家族や友人と楽しい時間を過ごすというものだ。日本で問題になっている長時間労働は、イギリスでは全くないことを知り、他国から学べることもあるのではと感じた。また、驚いたことがある。それは、階級が分かれていることだ。話し方や服装、態度により違い、他の階級と交わることはほぼないそうだ。はじめ聞いた時は差別だと思ったが、各々が自らの階級に誇りを持っていると聞き、安心した。これからイギリスについてまた別の内容について、またはもっと深く学んでいく上で、様々な視点というものを大切にしたいと思う。

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平成29年6月7日 グローバルリサーチⅡ FW「高齢者就職支援の実態調査」

神戸市シルバー人材センター 西部センターにおいて、「高齢者就職支援の実態調査」をテーマに課題研究を始めたグローバルリサーチⅡ受講者(2年)5班の生徒3名が、公益財団法人神戸市シルバー人材センターの事業課の吉村俊哉氏から、高齢者の就業支援についてお話をしていただきました。

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〈生徒の感想〉

神戸市シルバー人材センターでお話を聞いて多くのことを知り、新たな課題点を見つけることが出来ました。特に印象に残ったことは多くの高齢者の方が働くのを楽しいと感じていることや、高齢者に仕事を頼むことで大きなコスト削減になり、人材不足の解決にもつながるということや、センターの会員数は全国トップだが、高齢者全体に占める割合がとても小さいということです。今回聞いたお話を生かして班で良い研究活動ができるようにしっかりと話し合っていきたいです。

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平成29年6月7日 創造応用ⅠS「数学②」

本校選択授業教室において創造科学科1期生(2年)理系選択者対象に「統計的推測」に関する数学の授業を行いました。統計的推測とは、集団の一部分から得られた情報から集団全体の情報を推測するという統計学の考え方で、高校の教科書にも掲載されています。受験で取り上げられることが少ないため、授業で詳しく紹介されないことが多い分野ですが、自らデータを収集して分析するような課題研究においては欠かせない技術なので、創造応用の授業では紹介してきています。近年では文系理系を問わず、必要な知識として入学後に必ず学ぶように指導する大学も増えているようです。
さて、今回の授業では集団全体のデータをとることが難しい場合に、うまく選んだ一部分のデータを用いて全体のデータを推定する例として、入荷した袋から100個を無作為に選んで重さの平均値を出し、その値から全体の重さの平均値を推定する方法や、開票率が5%や10%の場合の得票率から当選確実を推定できるかどうか、などを考察しました。生徒たちにとっては足早でやや難しい授業でしたが、数学の有用性の一端を経験することができました。

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<生徒の感想>

文字式の使い方の意味を理解していないまま、間違った値を代入してしまった。文字の意味をしっかりと意味を確認することで、このようなことは防げるのではないかと思った。

今回は文字だったが、記号などの意味もしっかりととらえられるようにしたい。その方が理解がスムーズになるだろうし、間違いも減っていくと思う。

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平成29年6月6日 創造基礎A 講義「誰もが元気に働ける兵庫を」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科2期生(1年)40名を対象に、「誰もが元気に働ける兵庫を」をテーマに兵庫県ビジョン課の中山優子氏にお話をして頂きました。生徒は兵庫県が目指す社会像やその実現に向けた21世紀兵庫長期ビジョンについて学ぶことができました。

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また兵庫県の雇用に関する施策で現状の問題点や改善案などを話し合うグループワークを行いました。最後に発表や質疑応答を通じて雇用問題について深く考える時間となりました。

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〈生徒の感想〉

質問1.もし、またビジョン出前講座を受けることがあれば、どんなテーマで受けたいですか。

兵庫の名産物や企業など具体的な特色が知りたい。また、各地をブロックに分けて盛んな産業を取りあげてほしい。

女性の働き方について詳しく話をききたいです。今日もかなり触れていただいたけれど、予算の使い方や具体的な活動について知りたいと思いました。

質問2.2040年に兵庫県がどんな姿が望ましいと思いますか。もしくはどんな姿にしてみたいですか。そのために自分ができることなど、何でもいいので自由に書いてください。

外国人であっても障害のある人でもしっかりと思いっきり“日本の良さ”“県の良さ”を知れる兵庫にしたい。

兵庫に住む老若男女がいきいきと働き、住んでいてとても楽しい、誇れるような兵庫県。そのためにはまず行われているプロジェクトに興味を持って接することが大事だと思う。

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平成29年6月6日 創造基礎B FW「水産資源の知名度Up↑」

長田区役所において、「水産資源の知名度Up↑」をテーマに研究している創造科学科2期生(1年)社会科学分野3班の生徒5名が、神戸市経済観光局農政部農水産課水産漁港係長の森本久仁子氏と同係 德田心氏から、神戸市の漁業のあらましや神戸市が取り組んでいる施策についてお話を伺いました。

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〈生徒の感想〉

6月6日、長田区役所にて神戸市経済観光局の方と会議を行った。名刺交換を終えた後、まず漁業体験ツアーについての説明を受けた。このイベントに3班が参加することはないが、お手伝いなどをさせていただければありがたいという話だった。(まだ未定)
係長森本 久仁子さんのお話によると、魚介類を使った食べ物を作るなら、PRする相手をはっきりさせることが大事だとご指摘を受けた。これらのアドバイスを参考に、中間発表に向けて検討していきたい。

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平成29年6月5日 グローバルリサーチⅡ FW「神鋼環境ソリューション訪問」

グローバルリサーチⅡ受講者(2年)の3名が、フィールドワークで(株)神鋼環境ソリューションを訪問しました。ベトナムが抱える水に関する課題に対して企業としての取り組みについてお話をしていただきました。日本の技術がベトナムで大いに活用できることやそのためには巨額の費用が必要なこと、ビジネスとしてはベトナム、カンボジア、ミャンマーが魅力的な市場であるなど研究を深めるための情報をたくさん得ることができました。今後、ベトナム研修に参加し、現地の状況を調査する予定です。

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(生徒の感想)

日本の下水道では汚泥物を燃やして処理するけれど、ベトナムの下水道ではその設備がまだないため、埋め立てて処理するなど、日本との違いなどがよくわかりました。ベトナムは大雨や洪水が多いために、貯めているタンクがダメになってしまって失敗に終わるなど、ベトナムの気候も関係していることもわかりました。私たちが事前に調べていた対策の、もみ殻を使う処理の仕方は家庭レベルで国全体として全く対策にならないことに驚きました。また、日本では当たり前の技術でもベトナムにとっては新技術であることもわかり、日本の技術を現地で伝えることで改善できる問題がたくさんあるのだなと思いました。

僕たちは、神鋼環境ソリューションで上下水処理場について、多くのことを質問してきました。まず、ベトナムの下水道普及率は5%にも満たないというのは驚きでした。よって下水処理場は少なく、川に垂れ流しになっているので、さらに上水処理場も作らないと処理が追いつかないという、ちょっとした負のループが起こっていることを知りました。日本での水処理技術も、ベトナムではお金がかかるからできないというケースも多々あり、ベトナムの水が日本のように、飲めるくらい綺麗になるのはまだまだ遠い未来かなと思ってしまいました。僕たちは夏休みにベトナムに行くのですが、川がものすごく汚いことと、出された水は飲んではいけないことを強く忠告していただいたので気をつけたいです。今日の話を聞いて、しっかり研究テーマを定めて、洗練された研究にしなければと思いました。

私は神戸環境ソリューションの方に時間をとっていただき貴重お話を沢山聞けました。私が特に印象に残ったのは、下水処理場のベトナムと日本との違いです。下水処理能力の基準も大きく差がありましたし、下水処理場にかけられるコストの関係もあり、下水処理方法も異なることを知りました。また、日本の技術の高さも実感させられました。私達の班はこの日本の高い下水処理技術をどのように海外戦略に活かしていくか今日教えていただいた話をヒントに研究を深めていきたいと思います!!

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