平成29年6月5日 グローバルリサーチⅡ FW「神鋼環境ソリューション訪問」

グローバルリサーチⅡ受講者(2年)の3名が、フィールドワークで(株)神鋼環境ソリューションを訪問しました。ベトナムが抱える水に関する課題に対して企業としての取り組みについてお話をしていただきました。日本の技術がベトナムで大いに活用できることやそのためには巨額の費用が必要なこと、ビジネスとしてはベトナム、カンボジア、ミャンマーが魅力的な市場であるなど研究を深めるための情報をたくさん得ることができました。今後、ベトナム研修に参加し、現地の状況を調査する予定です。

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(生徒の感想)

日本の下水道では汚泥物を燃やして処理するけれど、ベトナムの下水道ではその設備がまだないため、埋め立てて処理するなど、日本との違いなどがよくわかりました。ベトナムは大雨や洪水が多いために、貯めているタンクがダメになってしまって失敗に終わるなど、ベトナムの気候も関係していることもわかりました。私たちが事前に調べていた対策の、もみ殻を使う処理の仕方は家庭レベルで国全体として全く対策にならないことに驚きました。また、日本では当たり前の技術でもベトナムにとっては新技術であることもわかり、日本の技術を現地で伝えることで改善できる問題がたくさんあるのだなと思いました。

僕たちは、神鋼環境ソリューションで上下水処理場について、多くのことを質問してきました。まず、ベトナムの下水道普及率は5%にも満たないというのは驚きでした。よって下水処理場は少なく、川に垂れ流しになっているので、さらに上水処理場も作らないと処理が追いつかないという、ちょっとした負のループが起こっていることを知りました。日本での水処理技術も、ベトナムではお金がかかるからできないというケースも多々あり、ベトナムの水が日本のように、飲めるくらい綺麗になるのはまだまだ遠い未来かなと思ってしまいました。僕たちは夏休みにベトナムに行くのですが、川がものすごく汚いことと、出された水は飲んではいけないことを強く忠告していただいたので気をつけたいです。今日の話を聞いて、しっかり研究テーマを定めて、洗練された研究にしなければと思いました。

私は神戸環境ソリューションの方に時間をとっていただき貴重お話を沢山聞けました。私が特に印象に残ったのは、下水処理場のベトナムと日本との違いです。下水処理能力の基準も大きく差がありましたし、下水処理場にかけられるコストの関係もあり、下水処理方法も異なることを知りました。また、日本の技術の高さも実感させられました。私達の班はこの日本の高い下水処理技術をどのように海外戦略に活かしていくか今日教えていただいた話をヒントに研究を深めていきたいと思います!!

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