卒業生から想いを届ける暑中見舞い

先日、2年生が自身の母校に暑中見舞いのはがきを送りました。はがきには、懐かしい中学校での思い出、先生への感謝、そして今の高校生活での頑張りが丁寧に綴られていました。「先生に今の自分を知ってほしい」という思いが込められたそのはがきは、単なる季節の挨拶を超えて、生徒の成長と想いが詰まっています。

中学校時代にお世話になった先生へ、自分の今を伝えたいという気持ち。それは、生徒が過去を大切にし、未来へとつなげようとしている証です。中学校、高校と「教育は人と人とのつながりでできている」と改めて感じさせられます。

この取り組みは、夏のオープンハイスクールに向けた活動の一環でもあります。生徒自身が、自分の成長を見てもらいたいという思いを込めたはがきは、中学校の先生方への何よりの招待状だと思います。手紙を書いたあと、生徒は少し照れくさそうにしながらも、どこか誇らしげな表情を浮かべていました。 

この夏、生徒の想いが届き、再び中学校の先生と生徒がつながる瞬間が訪れることを願っています。

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1学期終業式を終えて ~夏休みに向けて~

7月18日(木)、1学期の終業式と表彰伝達式がありました。

表彰伝達式では努力を重ね、成果を上げた女子バレーボール部、書道部、農業クラブの生徒たちへの表彰が行われました。壇上に立つ姿からは、日々の積み重ねと、それを支えた仲間や先生方への感謝の気持ちが感じられました。受賞された皆さん、本当におめでとうございます。

終業式では、校長先生から「偶然の出会いによって新しい自分に変わっていく」というお話が、ご自身の体験を踏まえてありました。高校での先輩からの部活の勧誘、花園ラグビー場での試合、そこから自信を持ち、大学へ進学…偶然の出会いの中で選択し、進んだ先で一生懸命に頑張ることの大切さを話されました。

学習面、部活動、人間関係など、1学期間それぞれが向き合ってきた課題や挑戦は、今後の成長につながる大切な経験です。ぜひこの夏休みの間に、自分自身の歩みを振り返り、次のステップへの糧としてほしいと思います。

夏休みに向けて

  1. 自分の「好き」に向き合う時間を大切に
    興味のあることにじっくり取り組むことで、新しい発見や可能性が広がります。読書、創作、スポーツ、ボランティアなど、自分の世界を広げる夏にしてください。
  2. ルールを守り、周囲への配慮を忘れずに
    自由な時間が増える分、責任ある行動が求められます。交通安全やSNSの使い方など、基本的なルールを守り、周囲の人との関係を大切にしましょう。
  3. 9月1日、元気な姿で再会しましょう
    体調管理をしっかり行い、事故やケガのないように過ごしてください。始業式の日、みなさんの元気な笑顔に会えるのを楽しみにしています。

1学期、お疲れさまでした。充実した夏休みを過ごし、2学期にまた一回り成長したみなさんと会えることを、教職員一同、心から願っています。

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1学期の締めくくりに向けて

17日、防災避難訓練のあと1学期末の大掃除。普段の清掃では手が届かない場所まで丁寧に掃除をして、学校全体がすっきりとした空気に包まれました。来月にはオープンスクールも控えています。中学生のみなさんが気持ちよく来校できるよう、私たち自身が誇れる環境を整えていきましょう。

明日で1学期が終了し、いよいよ夏休みが始まります。1学期の間、授業や行事、部活動など、さまざまな場面で一人ひとりが力を尽くしてきました。その頑張りは、確かに自分の中に積み重なっています。

しかし、ここで「終わってよかった」と安心するだけではもったいない。1学期にうまくいかなかったこと、苦手だった分野があるなら、夏休みはそれを見直す絶好のチャンスです。2学期に向けて、今の自分を少しでも前に進める準備をしてみませんか?

2学期は、また新しい挑戦が待っています。今の自分にできることを見つめ直し、次のステップへとつなげていく夏休みにしましょう。

1学期の頑張りを土台に、さらに成長する自分に出会えるように。

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防災避難訓練を通して命を守る力を育む

令和7年7月17日(木)3時間目、防災避難訓練が実施されました。雨が静かに降る中、生徒たちは体育館に集合。兵庫県という地に暮らす私たちにとって、災害は決して遠いものではありません。阪神・淡路大震災から30年が経った今も、あの日の記憶は多くの人の心に深く刻まれています。

訓練後、校長先生からのお話がありました。

「私は阪神・淡路大震災のとき、自宅で被災しました。東日本大震災ではボランティアとして現地に赴き、学校現場での被災状況についても直接話を聞きました。災害が起こった時、地域において高校生に期待されているのは、小さな子どもやお年寄りに寄り添い、支えることだと思います。学校であれば先生の指示がありますが、商業施設など学外で被災した場合は、自分自身で判断し、行動しなければなりません。だからこそ、日頃から意識して行動してほしいのです。」

話の途中、校長先生は静かにマイクのスイッチを切りました。そして「災害時には電気が止まることもある。実際に被災した学校では、日常から『体育館に入ったら一言もしゃべらない』という習慣を徹底していたことで、非常時にも静かに落ち着いて行動できたそうです」という体験談を話されました。体育館に、校長先生の声だけが静かに、しかし力強く響き渡ります。雨音さえも遠く感じるほどの静寂の中、生徒たちはその一言一言に耳を傾け、心に刻んでいました。

災害はいつ、どこで起こるかわかりません。今日の訓練は、ただの「練習」ではなく、「命を守る力」を育む大切な時間でした。自分の命を守るだけでなく、周囲の人を思いやる心を持ち、行動できる人へと成長していくことが、私たちに求められています。

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兵庫県農業クラブ連盟大会 平板測量競技会(7月16日)

7月16日(火)、兵庫県農業クラブ連盟大会の一環として平板測量競技会が開催されました。

この競技では、農業土木の基礎となる測量技術を用いて、正確な地形図を作成する力が試されます。参加した生徒たちは、平板測量の部に出場し、これまでの授業や実習で培った知識と技術を活かし、真剣な表情で取り組んでいました。測量は農業の現場づくりに欠かせない技術です。

競技を通して、精度の高い作業の重要性や、チームで協力することの大切さを改めて実感する機会となってくれたことと思います。

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中学校での販売実習

7月16日(水)の14:00~16:00に、生活ビジネス科3年生の3人が氷上中学校と春日中学校にお邪魔し、販売実習を行いました。

中学校の先生方や懇談で中学校にいらっしゃった保護者の皆さん、中学生の皆さんに販売することができました。

ガーベラやクッキー、ジャム、タマネギ、ミニトマトなどの農産物や加工品を約40組のお客様に販売することができました。

生徒たちは、「久しぶりの母校に帰り、販売実習ができてうれしかった。」「初めての中学校への販売で緊張したけれど、しっかりコミュニケーションをとり接客ができて良かった。」と、日ごろの学習の成果を発揮することができました。

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7月10日(木)1年生 進路ガイダンス

 1年生を対象に進路ガイダンス(株式会社ケーホウ主催)を行いました。

 「人生ゲーム」とそっくりな「ライフサイクルゲーム~生涯設計のススメ~」を通して、これからの長い人生の上で起こりうるリスクや、それらに対する必要な知識・備え・対策方法などを学びました。

 また、「正社員とアルバイトの違いについて」、「働くとは」をテーマに自分たちの今後の進路について考えることが出来ました。

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農園の産物 学びの汗

7月11日 農園での一コマです。モモやナス、ミニトマト、メロンの管理に奮闘する生徒たち。収穫の時期を迎えています。

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ついに完成!オリジナルエプロンとラッピングカー

 7月2日(水)、魅力化プロジェクト、私たちの想いが形になりました。こだわりの詰まったオリジナルエプロンと目を引くラッピングカーが完成!神戸新聞と丹波新聞の方が取材に来てくださいました。

 エプロンはカフェ店員のようなデザインで、身につけるだけで背筋がシャキッと伸びる気分になります。ラッピングカーもとってもかわいく仕上がっていて、街中でもひときわ目立ちそうです。販売実習ではクッキーやジャム、採れたての野菜や花を笑顔でお届けしています。

 今後は中学校にもお伺いして、品物と一緒に明るい笑顔と元気を届けたいと思っています。みなさんの笑顔に出会えるのを、心から楽しみにしています。

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令和7年度 教育実習

6月2日から20日までの3週間、3名の教育実習生が教壇に立ち、氷上高校の生徒たちと向き合いました。生徒たちの挨拶や笑顔が実習生たちをさらに奮い立たせた3週間。その最終日に、それぞれが思いを語ってくれました。

                                            

芦屋大学 青木 優

教育実習を終えて、改めて「教えること」の難しさとやりがいを実感しました。授業づくりや生徒との関りの中で戸惑うことも多くありましたが、生徒の反応や笑顔に支えられ、最後までやりきることができました。

特に研究授業では、伝えることの難しさを痛感する一方で、自分なりに工夫しながら授業を展開できたことに達成感もありました。短い期間でしたが、生徒や先生方との出逢いの中で、教師という職業の魅力を肌で感じることができました。今回の経験を今後の学びに活かし、努力していきたいです。

関西福祉大学 三宅 望天

私はまだ大学生ですが「生徒として学ぶ側」ではなく、「教員として学ぶ側」ということができた3週間だったと思います。この3週間で生徒の成長が見たい、もっとたくさんの授業がしたいと思うようになり、教員の道に進んでみたいと思いました。授業づくりも難しいことばかりで大変な部分もありましたが、その分やりがいを感じる職業だと思いました。今回の経験を今後の学びや進路にしっかりと活かしていきたいと思います。

最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった氷上高等学校の皆様に、心よりお礼申し上げます。

武庫川女子大学 宮崎 真菜

3週間ありがとうございました。初めて授業を行ったときは、名前もわからない状態でとても不安でしたが、生徒のみなさんの協力と先生方のご指導のおかげでとても成長できた3週間になりました。実習期間は決して楽ではなかったですが、生徒が元気で挨拶してくれたり、「宮崎先生」と呼んでくれたり、高校生のパワフルさに元気をもらっていました。

大変なこともありましたが、「先生の授業楽しかったよ」という言葉をかけてくれる生徒もいました。とても報われた気持ちになり、頑張ってよかったと思えた3週間でした。体育担当でたくさんの生徒と関わることができたのもすごく良い経験となりました。実習が終わった今は、まだ実感が湧きません。ですが、「明日は実習がないのか」と考えるとすごく寂しい気持ちでいっぱいです。とても貴重な経験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。今回の実習を踏まえてまた大学でも頑張っていきたいと思います。3週間、本当にありがとうございました。

                                            

実習生の3名が得た気づき、成長、教育のやりがい。それは私たち教師陣にとっても大きな励ましであり、生徒たちにとっては未来のロールモデルです。彼女らの実習期間は短いものでしたが、氷上高校で過ごした日々は、きっと彼女らの今後の学びや進路に大きな影響を与えるとともに氷上高校にも影響を与えることでしょう。 実習生のみなさん、3週間お疲れ様でした。新しいステップへ進むみなさんの未来を、応援しています。

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