連日続いた厳しい暑さも、ここ数日の雨で落ち着き、農場に吹く風もどこか嬉しげに感じられます。生徒たちは、恵みの雨で潤った農場で、熱心に当番に取り組んでいます。
特にこの日は、氷上高校の代名詞であるブドウの収穫。中腰での作業に「腰が痛い」と嘆く声も聞かれますが、生徒たちの手は止まりません。ミニトマトの鉢植えでは、水やりをしても土がこぼれない、3年生の熟練した技術も見られます。シカに食べられてしまった小豆畑では、鹿対策と除草作業に奮闘。最初は「大変そう」と感じた当番活動も、今では「慣れました」と頼もしい声が返ってきます。
仲間と協力し、作物を育てる喜びと命の尊さを肌で感じる日々。汗だくになりながらも、当番をやり遂げた後のすがすがしい笑顔は、何ものにも代えがたいものです。
これからも、農業高校の熱い夏は続きます。











