午前9時すぎ、千駄ヶ谷の東京体育館。快晴の空の下、氷上高校応援団が続々と到着しました。全国から集まった高校生たちの熱気で、会場周辺は溢れかえっていました。
2年ぶり40回目の出場となる今大会。氷上のユニフォームに身を包んだ部員たちは、当初こそ緊張の面持ちでしたが、コートに入りアップを始めると、いつもの自信に満ちた表情を取り戻していきました。
いよいよ始まった1回戦。序盤から氷上らしい粘り強いレシーブが光り、エース溝上選手を中心に、全員でボールを繋ぐ「伝統の力」を存分に見せつけます。相手の横浜隼人の攻撃も鋭く、一進一退の攻防が続きました。
特筆すべきは応援席の姿です。試合が劣勢に立たされた局面こそ、応援団からは一段と大きな声が響き渡りました。その声に背中を押されるように、選手たちが勝負どころでスパイクを決めきる姿には、観戦していて鳥肌が立つほどの精神力を感じました。
丹波から応援に駆けつけた3年生のT君は、「氷上高の校訓『開拓者精神(パイオニア・スピリット)』のとおり、自らの力で道を切り拓いていく戦法に勇気をもらった」と熱く語ってくれました。
結果は、第1セット23-25、第2セット23-25。セットカウント0-2という惜敗でしたが、最後まで諦めずに繋ぐバレーは、間違いなく観客の心に刻まれました。
















