JAXA講演会 『宇宙開発を楽しむ、仕事を楽しむ』

 GLiS類型では、9月後半から11月前半までの期間、”サイエンス”に注目した科学探究講座、実験講座を実施します。最初のプログラムは30日(金)4限のJAXA講演会です。日本の宇宙開発を担う宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究者である長福紳太郎さんに県伊丹へ来ていただき、対面講演をお願いしました。
 講演会はGLiS副委員長の長井さんの司会で進行し、まず、スライドを使って自己紹介して頂きました。趣味のDIYで始めた子ども向けの室内遊具をSNSで発信したら反響があって、それがサイドビジネスになったというお話がありました。自分はアイディアを提供し、作るのは提携した工務店に任せるという、まさに「ビジネスプラン」を実現した例でした。

 日本の最新H3ロケットの開発やロケットの飛行経路、飛ぶ原理など、宇宙航空分野のお話を聞きました。また迫力あるロケット打ち上げの動画を見ながら、その舞台裏について教えていただきました。
 次に研究と開発の違いについてお話頂きました。「種をまいて出た芽を育てる」ことが研究で、「花を咲かせる」ことが開発だ、とのお話はとても分かりやすかったですね。


 最後に天職とは何か、というお話でした。「興味あること」「できること」「やくにたつこと」の3つの領域が重なるところが「天職」であり、天職に就ければ仕事が楽しくなって、幸せな人生を送ることができる。そして、高校生活は「できること」の領域を拡げるチャンスであり、勉強は天職に就くことができる領域を増やすためにする、ということでした。

 受講した生徒のみなさんの感想です。

 特にこの講演で特に印象に残ったことは、ロケットについての話です。真上に上がり続けていくものだと考えていたけど、話を聞いて、人工衛星を出すというのなら、横に飛ぶなーと分かった。また、前沢社長のようにお金さえあれば、だれでも行けるわけではないと分かった。5Gとか6Gとかの世界なんて想像もつかなくて、体験してみたいなと思った。

「何かを学ぶのに自分自身で経験する以外に良い方法はない」、「失敗したことのない人間は挑戦したことのない人間である」、「できることを増やす。役立つことを増やす。」、「できないと決めつけず、自分の頭で考えてありたい姿に向けて学び続けることが大切」という言葉がとても印象に残り、心に響きました。

 わたしが特に印象に残ったことはロケットについてです。今までで聞いたことがないようなことばかりでとても面白かったです。ロケットが分解しながら宇宙に向かっていき宇宙に到達するのは先の方だけだと知ってすごく興味深かったです。またこれからの人生に関することも自分のことを交えながら教えていただきすごくためになりました。

 僕はこの講演会を聞いて宇宙やロケットについてよく知ることができたし、これからのことも前向きに見つめてみることができました。自分の天職の幅を広げるためにこれからいろんなことに挑戦していきたいです。

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