教員研修について
本日、午前中に教科ごとのICT活用研修とストレスマネジメント研修を行いました。
ストレスマネジメント研修では、講師として公立学校共済組合兵庫支部教職員メンタルヘルス相談センターの吉田純一先生をお招きし、お話を伺いました。
お話の中で先生は、ストレスが身体に及ぼす影響や、ストレス解消(ストレスコーピング)の具体的な方法として「問題焦点型コーピング」「情動焦点型コーピング」があること、また、五感を鋭敏に働かせて心の働きを観る「マインドフルネス」についてご教示くださいました。
午後からは、阪神昆陽高等学校の山本誠先生をお招きして、「不登校生徒へのアプローチ~きんぎょがにげた…そのわけは?」と題した講演会を実施しました。山本先生は「『特性』は誰にでもあって、生きづらさを感じる時があるけれど、その『特性』を理解し、また肯定、共感してくれる人との出会いが、その人の支えになる」「不登校生徒を学校に戻すことが大切なのではなく、生徒が将来、生き生きと生きていくことが大切」「発達障害については『*ニューロ・ダイバーシティ』と捉える新しい考え方がある」など、ご示唆にとんだお話を伺うことができました。
*ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、Neuro(脳・神経)と Diversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、特に、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害といった発達障害において生じる現象を、能力の欠如や優劣ではなく、『人間のゲノムの自然で正常な変異』として捉える概念でもあります。(経済産業省HPより)