夏休みを充実させるために(生徒指導部) ~「時間」と「お金」~

いよいよ「夏休み」がスタートします。

「時間」と「お金」・・・

共通点は何でしょう?・・・異なる点は何でしょう?

どちらも「使う」という言葉を使います。

「お金」と「時間」の使い方についてですが・・・どちらも・・・

「消費」・「浪費」・「投資」という3種類があります。

まず、「消費」は・・・生活する上でどうしても必要なもののために使うこと。

お金でいうと、食費・光熱水費・・・などでしょうか。

時間でいうと、睡眠時間・食事の時間・お風呂の時間などでしょうか。

次の「浪費」は・・・なくてもいいものに使っちゃう。

お金でいうと・・・ 何でしょう・・・ 必要のないものに使う。いわゆる「無駄遣い」。

時間でいうと・・・どうですか?

ただボーっと動画を見たり、何もせず、時間だけが過ぎていっている状態でしょうか。

そして、「投資」は・・・今のためだけじゃなく未来の自分のため、未来の社会のためになるように使うこと。

今の自分のことだけ考えると、消費と浪費に全部使えばいいけど、

そうすると将来の自分が受け取るものはなくなってしまう。

投資とは・・・

お金でいうと・・・預金・貯金・株式や国債への投資・義援金や募金もそうかもしれませんね。

時間でいうと・・・どうですか?

友人と出かけて気分転換をはかる。

家族との食事を楽しむ

読書

目標を達成するために経験を積む・練習する

将来の夢の実現のために勉強を積み重ねる

などでしょうか。

では、今度は「お金」と「時間」の違いについて考えてみましょう。

お金は、貯めておいて、必要なときに取り出し、後で使うことができます。

時間は、1日24時間という時間が・・・誰にも・・・もれなく・・・必ず・・・平等に・・・与えられている。これは絶対です!

3年バスケ部の〇〇さんだけ1日28時間、3年サッカー部の〇〇くんは1日18時間なんてことはありません。

絶対誰にも・・・もれなく・・・必ず・・・平等に・・・与えられています。

しかし・・・

時間は貯めておくことができない。お金と違って、後で  必要なときに取り出し、後で使うこと、取り戻すこともできません。

「今日は、だらだら11時まで寝ちゃってて、1日もったいない時間の浪費だった。」「もう一回朝6時の起きるとこからやり直ししよう。」ってことは絶対にできません。

「ちょっと、待って、ストップ」って一時停止もできません。

さぁ明日から「夏休み」に入ります。

高校生の君たちには・・・実は960時間(1日24時間×40日間)という時間が・・・

誰にも・・・必ず・・・平等に・・・与えられることになります。

夏休み。

勉強や進路、部活動で、「本当の自分はどうなりたいのか」「本当はどうしたいのか」を考え、はっきりとした具体的な目標(ゴール)を立て、

それを達成するために、現在の自分の位置を確認し、目標までの方角や距離、通過点を確認し・・・一番やってほしいのは・・・

この夏休みに、誰かに言う必要はないから、「今の自分には何が足りないのか」「今の自分は何をしなければならないか」を考え、「そのために継続してやり続けることを自己決定し、自分で実行してほしい。」ということです。

途切れてもいいんです。松岡修造さんもこう言ってますよ。

「三日坊主OK!三日続けばたいしたもの」って。

そこから再チャレンジして、

夏休みの「960時間」を「浪費」ではなく・・・・「投資」(自己投資)の時間を自分で創り上げてください。

そして、2学期、自分で決めたことを継続し、成し遂げたという充実感に満ちた、成長した姿・顔つきを見せてください。

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