平成27年7月24日創造基礎B FW「プチベール市場調査」

キリンビール神戸工場内「丘の上のビアレストラン」において、「地産地消で神戸を食都に」をテーマに研究している5班がプチベールの市場調査をおこないました。このレストランを選んだ理由は、プチベールが生産されている神戸や三田の食材を扱ったサラダバーがあるからです。以下は生徒の感想です。

キリンビール神戸工場(北区赤松台)にある、「丘の上のビアレストラン」に行った。神戸および三田の野菜を使ったサラダがずらりと並んでいた。食べてみてとても新鮮だと思った。そしてなんと、私たちの班が調べている「プチヴェール」は扱っていないとのこと。神戸旬菜のレストランだけに、まずはこの店でメニューを考えて商品化する、というのが良いのではないだろうかと思った。山の南に住む私に取っては、こんな新鮮な店が近くにあったら良いなあ、と強く思った。学校から小一時間の道程、神戸の都市と畑の近さが身にしみた。

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平成27年7月24日創造基礎B FW「扇港湯」

新長田駒ヶ林にある扇港湯に、「銭湯で外国人と交流しよう」というテーマで研究している2班の生徒4名がフィールドワークに伺いました。以前はとても賑わっていた六間道商店街の入り口で、港の労働者や職工が仕事終わりに銭湯を汗を流して夕食に向かう動線に位置し、扇港湯さんも非常に盛況だったそうです。震災後、まちの様子が一変し、産業構造が変わったり、住宅の再建時に自家風呂が増えたりと銭湯を取り巻く環境が大きく変わり、現在は最盛期に比べ、お客さんの数は半分近く減ってしまったそうです。今回もお話を聞いたあと、実際に銭湯に入らせていただきました。以下は生徒の感想です。

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今回は扇港湯に行ってきました。創業80年というとても由緒ある銭湯で、今までお話を聞きに行った銭湯とは異なった良さが感じられました。番台や、珍しい東京式のかけ湯、アップルという飲料など、古くからの銭湯についてより詳しく知ることができました。他にも、扇港湯の歴史についても様々なお話を聞くことができました。また、私たちが提案した外国人に銭湯を伝えることについての取り組みもこころよく受け入れてくださいました。扇港湯は古くからの銭湯なので外国人の方に日本の文化の良さを伝えるのにはぴったりだと感じました。これからは、自分たちの考えた取り組みをより具体化していきたいです。そのために、外国人の方や、銭湯の経営者の方々の意見を取り入れ、考えを深めていきたいです。

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平成27年7月22日ベトナム研修旅行事前学習 「ベトナム人高校生との交流」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、コース1期生13名と、昨日一緒にフィールドワークに行ったベトナムの高校生(ハノイ国家大学附属科学技術高校、レイ・ホン・フォン高校)と交流会を設けました。まずおみやげ交換を行い、ベトナムからはキーホルダーやお菓子などいろいろなものをいただきました。その後、本校の紹介を英語でプレゼンし、フィールドワークのふりかえりを昨日昼食を一緒に取ったグループで行いました。2日間一緒にいると英語での会話もスムーズにできるようになりました。その後、ベトナム人高校生は本校作法室で茶華道部のお点前を体験しました。ベトナム研修旅行の初日の夜にハノイ国家大学附属科学技術高校の生徒が町歩きを案内してくれることが急きょ決まり、再会を誓って交流を終えました。以下は生徒の感想です。

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はじめにお土産交換を行い、様々な種類のユニークなお土産を頂いた。 なかでも、もちのようなおかし、「BAO MINH」は色、においも独特でみんな驚いていた。兵庫高校紹介をし、写真も交えて、スムーズに発表していた。 ベトナムの人達に兵庫高校の魅力が伝わればいいなと思う。そして、昨日のフィールドワークのふりかえりと意見交換を行った。ベトナムと日本ではやはり価値観が違い、自分たちとは違う角度から見た、鋭い質問もいくつか受けた。それらの質問やベトナム人学生達の表情を見る中で、日本の食安全に対する考えの深さ・熱、反対にベトナムの食安全の整備が不完全であることを再確認し、そのギャップを感じた。昨日・今日を通して、まだまだ英語の勉強が必要だと個人的に強く感じた。もちろんリスニング能力もだが、ベトナム人学生達の英語への慣れには酷く驚かされた。伝えたいことを素早く、的確に相手につたえることができ自分も英語をそのように使いこなせるようになりたいと思った。

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今日のベトナム人高校生との交流はとても有意義なものでした。交流の中で昨日一緒に見学をした中央卸売市場、神戸医療産業都市、日本冷凍食品検査協会関西事業所について学んだことや疑問点を共有して話し合いました。最初に話し合うと聞いたときは、本当にできるのかと不安でしたが資料や絵を使うとなんとか話し合えて本当に楽しかったです。なかなか理解出来なくても相手が伝えようとしてくれているのが伝わって、私も必死に聞こうと思えました。国も使う言語も違うけれど同じ高校生で英語という方法を使えばコミュニケーションをとれて、一緒に笑って楽しむことができました。すごく楽しかったです。英語はコミュニケーションをとるために必要だけど何より大切なのは、お互いが聞こう話そう伝えようと思う気持ちだと改めて感じました。また、ベトナムのお土産もいただいてお互いの文化の違いを知れました。たった2日間だったけれど、仲良くなれて良かったです。今度は私たちがベトナムに行って会う予定になっていて、今から待ち遠しいです。今日はありがとうございました。

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今日のベトナム人高校生との話し合いの時間はとても有意義なものとなりました。ベトナム人高校生のほうから、主に食の安全についての質問がありました。どの質問も外国人ならではの着眼で、普段あまり何も考えずに暮らしている僕たちにはうまく答えられないものが多かったです。「なぜ日本人は品質が高く安い、遺伝子組み換えの食べ物を買わないようにするのか?」という質問では、私たちの科学技術に対する理解の浅さを感じました。また、普段から普通と思われていることに疑問を持つということの大切さを感じました。この二日間の活動の中でお互いの国、学校についてたくさん知れたと思います。このような機会を設けていただいたことに感謝するとともに、この経験をベトナム研修旅行に活かしていこうと思います。

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平成27年7月22日グローバルリサーチ FW「難民を受け入れる」

神戸市青少年会館において、未来創造コース1期生(2年)2名とグローバルリサーチ受講生(1・2年)13名が、アジア福祉教育財団難民事業本部・神戸YMCA主催「難民ワークショップ2015」に参加しました。今回は「難民を受け入れる」というテーマで日本の難民受け入れについて討議形式で考えました。以下は生徒の感想です。

今回は討論会形式で進めていきました。私は元々「難民の受け入れをもっと行うべき」という意見に賛成だったので反対意見はあまり浮かんでこないだろうなと思っていました。しかし、デメリットとして考えると「難民の人に良い環境を与えることが難しい「認定するのに莫大なお金や時間がかかる」などが浮かび上がりました。私は3回のセミナーに参加して「早く難民の人々を助けてあげなければいけない」という気持ちは十分にあるけれど、うまく言葉にして表現できないというもどかしさも感じました。難民についての問題は、日本だけでは決して解決できないと思います。世界で難民支援を行っている国と協力して豊富な知識や実践力を身につけていくことが大切になってくると思います。今、高校生の私たちにできることは、もっと勉強して今の現状をよく知り難民の立場に立ち、気持ちを想像してみることだと思います。もしこれからもこういう機会があるなら、できる限りたくさん参加していき、知識や思考力を養っていきたいです。

難民キャンプ最後の授業は、いままでの難民キャンプで得た知識を使って話し合いをすることができました。難民を実際これから受け入れ人数を増やすことについて私はNOのグループになってその時に難民を受け入れするにはまだ多くの問題があることが分かりました。まず、難民への知識が少ないこと。日本人の中でも生活が不安定な人がいること。国の財政が赤字なこと。労働目的の外国人がいること。このような問題を解決しなければならないということも分かりました。先進国の多くの国は難民を年間でたくさん受け入れしているが日本は数十人なので早く問題を解決して日本も多くの難民を受け入れるべきだと思いました。

私自身は日本の難民受け入れに対して「Yes」派だったので「No」派として議論・主張することになって少し悩みました。でも、そのおかげで双方の立場から同じ物事についてしっかり考えることができ、理解を深められたと思います。それだけでなく、「No」派として難民受け入れに反対できる材料を集めていく過程で難民受け入れにはまだまだ私が考えていた以上に高い壁がたくさん残っているんだということに気付かされました。私は難民受け入れの課題と言われても財政的ことしか浮かばなかったけれど日本人の難民への理解不足や、就学・雇用問題、大量の偽装申請、未熟な法整備…など、話し始めたらきりなく意見が出て、私自身が「Yes」派であることに変わりはないけれど、もっと深くかつ多面的にこの問題をとらえられるようになりたいと思います。

話し合いの前半、なかなか意見が出ず、しんとしてしまった時、一般の女性の方が、端から順番に意見を言おうと提案されて、実際様々な意見も出たし、一度声を出したせいかその後意見が出やすくなってきて、どうしても意見が出ない時は、最初無理にでも出してみるのも大切なのかなぁと思いました。

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平成27年7月21日ベトナム研修旅行事前学習FW 「中央市場、神戸医療産業都市」

ベトナム研修旅行事前学習として、中央市場と神戸キメックセンタービル(KIMEC)、日本冷凍食品協会関西事業所にコース1期生の生徒15名がフィールドワークに行きました。この学習は本校のSGH事業と大阪大学グローバルコラボセンターのさくらサイエンス事業の合同学習で、ベトナムからハノイ国家大学附属科学技術高校生徒4名とレイ・ホン・フォン高校(ホーチミン)生徒4名も参加しました。中央市場では神戸産業振興局中央卸売市場運営本部本場 管理係長 西川定氏から衛生管理や品質検査体制などについて、KIMECでは神戸市企画調整局医療産業都市・企業誘致推進本部 担当課長 浅川一哉氏からKBIC神戸医療産業都市の現状について、日本冷凍食品協会関西事業所では所長の堀英夫氏から冷凍食品(輸入を含む)の品質検査体制について説明をしていただきました。専門的な内容について、日本語・英語・ベトナム語が飛び交い非常に充実した1日となりました。以下は生徒の感想です。

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今日は、日本に来ているベトナムの高校生との交流を兼ねた学習。午前にまず訪れたのは、神戸中央卸売市場本場。小中学校が見学に来ることもままあるそうなのだが、私にとっては初めての機会となった。基本的には知識としてあったもので、特段新しい発見は無かったが、日本での食品流通のしくみを改めて理解するとともに、直で見ることで文字の上での知識を生きた知識に昇華させることができたと思う。また、ベトナムの高校生の方々は、それらの話を非常に熱心に聞き、考え、その頭の中は疑問で埋め尽くされているようだった。感心すると共に、学ぶということの根底に流れる大切なものを再確認できた気がする。

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中央卸売市場でベトナムの高校生と合流し、まず最初に行ったのは魚や野菜などの加工やせりが行われている場所です。今回はその現場を見ることはできませんでしたが、商品のせりの様子、冷却保存の仕方、下水処理の仕方等細かく教えていただきました。また、理化学研究所や細菌検査室等を訪れ、食品の安全性を守る仕組みについて教えていただきました。今回学んだことを忘れず、ベトナムでの食品衛生事情と照らし合わせられるようにしておきたいと思います。

三宮でベトナムの高校生とグループでお昼ご飯を食べたあと、ポートアイランドにあるKBIC神戸医療産業都市についての講義を英語で受けた。ポートアイランドにたくさんの企業や機関が集まって研究をしていて、それが日本で1番規模が大きいことがわかった。展望台から見下ろす景観は見事なものだった。その後、JFFIC日本冷凍食品検査協会の関西事業所で講義を受け、見学した。この施設では厳格な温度管理のもと輸入された冷凍食品の安全検査を行っている。検査室に入るときも菌が入ったりしないような仕組みになっていた。日本の食の安全はこうして保たれているのだなと感じた。

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KBICについてもともとポートアイランドに医療施設があることは知っていたが、それが一つのプロジェクトに基づくもので、これほど多く、先進的な研究施設が立ち並んでいることは驚きだった。スパコンを軍事目的で使用するアメリカや中国と比較して、人々の暮らしの発展に尽力している「京」は改めてすごいなと思った。冷凍食品検査協会では、午前に見学した衛生管理室と共通した点で吸気口があり、有害物質を吸わないようになっているのが印象的だった。微生物検査室で、徹底して菌を混入させないという工夫に、少しやり過ぎでは?とわずかに呆れつつ、日本食品の品質が食品工場だけでなく、検査機関の徹底からも生まれるものなんだと感動した。「ISO/IEC17025認定」を各所で主張していたが、この資格は検査所の技術などに付けられる認定証で、検査所が認定を掲げるのが何故かよくわかった。東京で専門機関を訪問した際にも大変な驚きと感動を覚えたものだが、神戸にも劣らない施設があるのがとても誇らしかった。

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平成27年7月20日グローバルリサーチ FW 「マラウイ行政官との懇談会」

関西学院大学中央講堂において、関西学院大学高大接続プロジェクト「マラウイ共和国行政官との懇談会」にグローバルリサーチ1年生の生徒15名が参加しました。まずはじめにマラウイ共和国について簡単な紹介があり、その後行政官の方々との交流を行いました。英語での質疑応答で苦心しましたが、日本とマラウイの文化や政治経済の違い、日本との結びつきなどについてお話をしていただきました。以下は生徒の感想です。

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今回、マラウイの方々とお会いし、話したり話を聞いたりして思ったことは、もっと英語をつけたいということです。通訳さんがいてくれたおかげで今回はあらかたの内容は理解できました。しかし自分の英語力が至らないせいでせっかく話して下さっていることの意味が分からず、聞きとれない面も多かったです。このような場での経験を重ね、よりよい英語力を身につけたいです。今回話して頂いたのは、マラウイについて、そしてマラウイの今後の経済発展についてです。マラウイではまだ開発ができていないために暮らしの中にも困難な点が出てきてしまっています。石原さんの話ではちゃんとした会計士がいないからだとおっしゃっていました。今回の講義を通し、初めて“会計士”という職業の重要性を感じました。今後マラウイ、そして日本が発達していくためには我々にはより細かくより詳しい会計や経済的知識が必要とされていることに対し私は非常に大きな関心を持ちました。会計という仕事の難しさ、そして面白さをかいま見たような気がしました。お金の使い方はどんなテストなどよりも難しいように思います。しかしながらその有効な使い方、活用の仕方を模索してみたいです。

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今回の交流会で学んだことは、一番はやはりマラウイの人のあたたかさだ。マラウイの人は、とにかくたくさん笑っていて良いなと思った。交流会ではマラウイの日本との文化の違いや、おすすめの観光地を教えてもらうこともできた。マラウイの深刻な問題になっていると言っていたことが2つあった。1つ目は十分なエネルギーがないということ。2つ目は病院が少なく、医者や看護師も少ないということ。1つ目の問題に対し、マラウイの人がおっしゃっていたのは、やはり水力発電が足りないということだった。私も水の大切さを改めて知れた。水力発電を活発にするために私たちが何をすべきか考えていきたいと思う。2つ目の問題に対してはこのような問題があるため必要な時に医療を受けられず死んでしまう人がたくさんいるそうだ。日本であれば延命治療などのできるだけ長く生かせてあげられるようなものもあるのに、治療を受けることすらできないのは同じ人間なのに不公平だと思う。なぜマラウイに医者が少ないのか、調べてみようと思う。

今日のフィールドワークを受けて、自分なりに考察した。①水力発電の数を増やすためには?⇒予想建設コストが高価なため建設できない→国にお金が足りないのか?②医療水準の低さの原因⇒①と同じで病院を設立するお金や、医学を学べる環境が少ない→やはり国にお金が足りないのか?と考えた。調べてみるとマラウイは医者一人に対し人口5万人という世界最低の水準だった。看護師もやはり定員充足率は25%しかなかった。国連の人たちがそういう人を救うため井戸を掘っている。私たちができることであれば、やはりこういう状況をたくさんの人に知ってもらい、フェアトレードを広げたりする活動を行うべきだと思う。

英語で質問などが全然できなくて自分の英語力不足に加えて、何か考えても言葉として出せない自分への自信の無さもよく表れてしまったと思います。ですので、言いたいことを言葉にするためにも、それを口にする自信にするためにももっと単語力からしっかり身に付けていきたいと思いました。学生がいても教師、設備がない、水があってもきれいにする技術がないなど、せっかくの人材や資源をあまり生かせていない印象を受けました。また、マラウイの人が日本に来たら、そういう技術を利用している施設を案内してもいいだろうという話を聞いて、もし私が見ても、たしかに所見ならおもしろいと感じるだろうけど、そこまでの衝撃や新鮮さがあるとは思えなくて、絶対いわゆる観光名所ばかり案内したと思うけど、自分にとってそうではなくてもマラウイの方にとって興味があることもあるんだ、わざわざ遠いマラウイから日本に来て求めているのは私が求める風景とはきっと違うんだ、ということに気付きました。

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平成27年7月14日グローバルリサーチ FW 「住友ゴム工業」

住友ゴム工業株式会社神戸本社において、グローバルリサーチ2年生19名がフィールドワークを行いました。第二実験部の三角英樹氏からタイヤの基本的な仕組みと役割などについて、海外事業部の藤田晋氏から住友ゴム工業の海外展開についてお話をいただきました。その後、研究所見学に行きました(社外秘のため撮影禁止)。会場に戻り活発な質疑応答が行われました。以下は生徒の感想です。

現在世界6位のシェアを持ち、しかも新市場への挑戦の為、新興国に工場を毎年作っているような企業に今回訪問でき、さらに実験室なども見せていただきました。住友ゴムはグッドイヤー社とアライアンス解消合意してDUNLOPブランドの進出可能地域を広め、FALKENブランドと共に積極的にグローバル化している企業だという印象を受けました。地元企業がこうしてグローバル化しているという実態を詳しく知ることができて良かったです。

タイヤの構造やタイヤによって走行中に出る騒音が変わってくることなど、知らない事ばかりで説明を聞いていて面白かった。騒音を減らすためにタイヤの溝の形を考えたりしてがんばって働いてくれる人たちがいるから私たちが気持ちよく車に乗れているので感謝しなければいけないと思った。

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平成27年7月14日ベトナム研修旅行事前学習 「SATREPSシンポジウム」

千里ライフサイエンスセンタービルにおいて、ベトナム研修旅行に行く未来創造コースの生徒20名(研修不参加者1名を含む)が、SATREPS主催「ベトナムにおける薬剤耐性菌モニタリングシステムの構築に向けて」に参加しました。言語はすべて英語で、内容も専門的で難しかったですが、生徒は質問をしたり、後の交流会では活発に会話することができました。以下は生徒の感想です。

今日の講義で印象に残ったのは、「network」や「community」、「connection」といった、周りの人とのつながりを表す言葉と、”Challenge to create linkage network.”と”Just making. Not have a protocol.”という2つの言葉です。ベトナムだけでなく、フィンランド、アメリカ、日本などの様々な機関が国際共同研究を行っていると知って驚き、一人で黙々と研究すると思っていた、研究に対するイメージが少し変わりました。上に挙げた2つの言葉にあるように、とにかくネットワークを広げること、型にはまるだけでなくチャレンジし続けることが大事だとわかり、これからその精神を身につけていきたいなと思いました。また、食の安全のためには「prevent」「detect」「respond」の3ステップがあると教えていただきました。まだあまり地域の人に浸透していないことや、検出システムがまだあまり発達していないなどの問題から、研究は難しいとおっしゃっていましたが、世界の食の安全のためにも、もっと研究が進めばいいなと思いました。

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本日の講義を聞き、薬剤耐性菌に対する関心が深まった。薬剤耐性菌は発展途上国で非常に大きな問題となっており、ベトナムもその例外ではない。基本的なことだが、なぜベトナムなのだろうか?理由は3つある。一つ目は先程も言った通りベトナムでは薬剤耐性菌による食中毒事件が相次いでいる。そこまで知られていないが、かなりの数である。二つ目は日本が最も援助をしている国だからだ。ちょうど都合がいいらしい。三つ目はベトナムは日本に食材をたくさん輸出しているからだ。少なくとも多くの食材を輸入していること=少なからずとも国民の体の中に入る、ということである。日本がベトナムで研究を行うのは国民の安全を守る、公衆衛生の考え方から来ているのだろう。 モニタリングの方法は、次の①~⑤を繰り返す。①現地で食材を手に入れる(ここでは36種類の食材を手に入れている)、②食材の洗浄、③解析、④薬剤耐性菌の検出、⑤耐性菌に関するデータの入力。この研究が進むことにより、薬剤耐性菌への研究が進み発展途上国だけではなく先進国も関係するのである。しかし、結局はしっかりと調理した方がいい気がするのだが…。

今回の発表を聞き、学んだことが2点あります。1つ目は公衆衛生の考え方です。現在発展途上国での大きな問題の1つでもある感染症、また今回のような食中毒の原因ともなる薬剤耐性菌も問題でもあると思います。法律の面だけからではなくこのように研究をもとにして基本的なことを考えていかなければならないと思いました。2つ目は薬剤耐性菌の問題は僕たちの生活の身近にあるということです。今回はベトナムでしたがベトナムに限らず様々なところから来た食品には必ず食中毒の危険は潜んでいるということ、そして自分だけではなくもしかすると周りの人にも迷惑をかける可能性がある。食品は生きていくためにも必要なものであるからこそ丁寧に慎重に扱わなければならない。そう思いました。今回のテーマは公衆衛生に関係することであり僕の論文のテーマに沿っていたのでとても有意義な時間となりました。

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ベトナムで食中毒が起こる原因として、それらを検知するシステムや、ベトナムの人々が食中毒を病気として認識していないなどといったことがあると知った。これを聞いて、ベトナムの方に、ベトナムの人々は細菌などが食べ物に含まれていると知りながら、それらの食べ物を食べているのか、それとも安全であると思って食べているのかという質問をした。すると、人々は細菌が含まれているとしっているが、目には見えないので食べてもいいと自分で判断して、食べていると教わった。これらの問題を解決するのは難しいが、やはり、解決するためには、検査するシステムなどの発展が大切であると感じた。

講義では、単語を聞き取るのに精一杯で、辞書で調べているうちにどんどん話が進んで、正直ほとんど内容がわかりませんでした。さらにベトナムの方が話す英語は、日本人が話す英語とはまた違ったクセがあり、余計に聞き取りづらかったです。それでも理解できたことの中に、「すべての国が菌を減らす努力をすべきだ。」という言葉がありました。これは本当にその通りだと思いました。今や地球上の食品は世界中に飛び回る時代なので、一つの国が検査を強化しても食の安全は保たれません。だから、食という観点においても、色々な側面で「全世界の協力」が必要なのだと思いました。そして、日本とベトナムが意見を交換し合う今回のような場が一番大事なのではないか、と思いました。講義のあと、ベトナム人の偉い人と直接お話しする時間がありました。私は真面目に薬剤耐性菌のことについて質問を考えていました。すると、ベトナムの偉い人が、「何でもいいよ。コミュニケーションをとることが大事だから。」と言ってくれました。コミュニケーションは日本でも、ベトナムでも、国境を越えて大切なんだと改めて実感しました。だから、初めは「ベトナムにも猫はいるのか」や「ベトナムの料理のこと」や「私たちの登校時間」などを話していました。おかげで、堅苦しいムードがなく、楽しくお話しすることができました。そんな中、「ベトナムでは、一平方メートルにえびを100匹養殖していて薬をまいていると聞いたことがあって、それは実際どうなのか、また、対策などどうしているのか」という質問をしてみました。すると「100匹は多く言い過ぎています。それから、水の循環はきちんとなるようにしているから、天然より養殖の方が清潔です。でも、薬をまいてしまうところがあるから、そこへはきちんと教育をしないといけないです。」とおっしゃってました。

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平成27年7月12日ワンワールド・フェスティバル for Youth高校生実行委員会

大阪国際交流センターにおいて、「ワンワールド・フェスティバル for Youth 2015」の第1回高校生実行委員会が開かれました。本校からはグローバルリサーチ受講者2年生2名が実行委員として参加しました。これは関西最大の国際イベントであるワンワールド・フェスティバルの若者版として昨年から実施されたもので、今年は高校生が実行委員として運営の中心を担うことになりました。今回の実行委員会では、灘高校の2年生の生徒が実行委員長として決定し、テーマやキャッチコピーについて話し合いました。以下は生徒の感想です。

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今日の会議で、思ったように意見を出せなかったりしたけど、自分もこのフェスティバルを作る一員なんだと改めて思うことができました。ひとつのサブタイトルを決めるだけだけど、いろいろなアイデアが出てきてそれぞれがどれも、素晴らしくてすごいなと思いました。次回のときは欠席するけれど、自分の案をしっかりと紙に書きたいと思いました。

今日は第一回ワンワールドフェスティバル実行委員会でした。やりたい、と自ら志願したものの、知らない人と学校の中ではない大きな催しに携わるということで、正直とても緊張していました。ですが、実際に行って会議をしてみると、とてもいい雰囲気で思っていたよりも緊張しませんでした。普段とは違った意見や考えを聞くことができ、とても良い経験ができたと思います。「本番に携わって良かった」と言えるように頑張ります。

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平成27年7月11日グローバルリサーチ FW 「ルカニ村フェアトレードプロジェクト」

京エコロジーセンターにおいて、グローバルリサーチの生徒2年1名、1年5名が、京都大学大学院准教授 辻村英之氏による「ルカニ村のフェアトレード・プロジェクト ~小さな農が未来を照らす 社会的意義とその役割」の講演に参加しました。ルカニ村の伝統的家族経営農業や小規模農業のエコシステムとしての優位性(アグリフォレストリー)、キリマンジェロコーヒーのフェアトレードの取り組みとその課題についてお話をいただきました。コーヒーもご馳走になり、フェアトレードについて理解を深めました。以下は生徒の感想です。

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今回、京都大学の辻村先生にルカニ村の伝統的な小規模農業の優位性と環境保全性、資源循環性とフェアトレードの成果・課題についての講義をしていただきました。一般的に遅れていると思われがちなアフリカの小規模な家庭経営が、世界的なアグロフォレストリーとして注目されていることや、コーヒーの実を収穫してから日本に輸出する豆が選別されるまでの詳しい経緯を僕は今まで知りませんでした。その経緯を知った後、ルカニ村産のキリマンジャロコーヒーを飲ませていただきました。すっきりとしていてとても美味しかったです。ですが、コーヒーは価格と収穫量の変動が毎年大きく、特に2001~2002年度のコーヒー危機により、子どもが学校を休学せざるを得なかったり、森林伐採が進行したりし、教育面でも環境保全面でも危機になり、若者を中心に転作、街への出稼ぎが増え、コーヒー産業そのものが危機に陥りました。フェアトレード・プロジェクトは消費者が支払うコーヒー代金の一部を産地に還元することでその危機を改善してきてるとのことでした。今回のお話から僕が思ったのは、いろいろな事象は様々な理由が絡みあって起こっているのだろうなということでした。例えばルカニ村では、2、300年前からあった灌漑制度が4、5年前に涸れ、凶作を引き起こしたのですが、それが涸れてしまった理由は「地球温暖化でキリマンジャロの万年雪が溶けたからかもしれないし、その頃にドイツの支援で立派な水道が作られたからかもしれないし、コーヒー危機の時の森林伐採で保水力を失ったのかもしれない。どれかひとつこれが原因とは言えない」とおっしゃっていました。他にも今回のテーマでは、理由がひとつしかない事象といいたものはほとんどなく、そのことから僕はそう思いました。とても有意義な講義で、今回のテーマに関する内容に関心が高まりました。

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