平成27年7月28日創造基礎B FW「水難救助訓練」

神戸市立真陽小学校において、「地震に強いまちづくり」をテーマに研究をしている3班が、真陽防災コミュニティー・長田消防団第七分団が主催する水難救助訓練にボランティアとして参加しました。以下は生徒の感想です。

僕たちは真陽小学校にて水難救助について学んできました。実際の防災訓練に参加して感じたことは、防災をしていく上でも人とのつながりは、大切だということがわかりました。今回の防災訓練はたくさんの子供たち、大人の方々が参加されており、地域のひとのつながりがこのようにたくさんのひとを呼んできているのだとおもいますし、実際に体験したことを子供は親に伝え、大人は同僚などに伝えることでさらに防災意識が広がっていくということを実感しました。参加した側としては、自分の身を自分で守ることは難しく、周りの手助けがあることで初めて生存できるのでは?となりました。今後の活動方針としては防災教育にいきたいと思っています。地震に強い町というテーマとは少し違うかもしれませんが、班員との話し合いで防災教育をしていくときめました。

カテゴリー: SGH(コース2期生), 未来創造コース2期生 | 平成27年7月28日創造基礎B FW「水難救助訓練」 はコメントを受け付けていません

平成27年7月27日ベトナム研修旅行2日目(A班)

グローバルリサーチ受講生7名は、兵庫県立大学村上教授、フエ医科薬科大学の先生、現地ガイドと共にフエ市内の市場へ、午後からフエ医科薬科大学で行う実験用食品サンプルの購入に出かけました。市場では日本ではあまり見かけることのない、野菜や果物を中心に約30種類を購入しました。現地の市場での買い物は最初は戸惑いながらでしたが、徐々に慣れていき、英語やガイドから教えてもらったベトナム語を使って積極的に話しかけている生徒も増えていきました。

DSC00862 DSC00863 DSC00872

市場でのサンプル購入後、フエ医科薬科大学の研究室へ移動し、種類ごとに分別した後、データ抽出をするための工程に移りました。

DSC00882 DSC00892

野菜や果物の種や皮を取り除いた部分を細かく切って、アルコールの中に浸していきます。結果が出るのは数週間かかるということなので、ベトナムでの作業はここまでです。後は日本で結果を待つだけです。

DSC00929 DSC00933 DSC00936 DSC00982

作業終了後、フエ医科薬科大学の先生から学校の紹介と施設案内をしていただきました。

DSC00953 DSC00965 DSC00991

カテゴリー: グローバルリサーチ | 平成27年7月27日ベトナム研修旅行2日目(A班) はコメントを受け付けていません

平成27年7月27日ベトナム研修旅行2日目(B班)

未来創造コース1期生の生徒19名(B班)はベトナム研修旅行2日目、ハノイにある国立栄養院を訪れ、講義と施設見学を行いました。まず、国立栄養院について研究員のグエン・コック・アイン氏から説明を受け、栄養学の観点から経済発展がベトナムの子どもの低身長や痩せ型の体型にどのような影響があるのかについて講義をしてもらいました。次に、大阪大学グローバルコラボセンター准教授 住村欣範氏から新興国の健康環境について講義を受けました。その後、国立栄養院の研究室を見学し、日本のODAによってさまざまな機器が導入されている様子を見てきました。最後に、研究員の上田京平氏から薬剤耐性大腸菌の研究を中心にSATREPSのプログラムについて講義を受けました。上田さんは若い研究員ということもあって、生徒からは進路や課題設定についても質問しました。

IMG_6540 IMG_6545 IMG_6556 IMG_6579

IMG_6588 IMG_6584 IMG_6614 IMG_6622

昼からハノイを出発し、南東に位置するタイビンに向かいました。タイビンではタイビン医科薬科大学を訪問し、研究室や大学併設の診療所、学生寮などを見学しました。国立栄養院と同じように機器が整えられていましたが、故障しても修理する人材が不足したり、治療の現場における衛生環境がまだ不十分であったり、途上国の医療の現状を垣間見ました。

IMG_6625 IMG_6631 IMG_6641 IMG_6653

 

カテゴリー: SGH(コース1期生), 未来創造コース1期生 | 平成27年7月27日ベトナム研修旅行2日目(B班) はコメントを受け付けていません

平成27年7月26日ベトナム研修旅行1日目

未来創造コース1期生19名とグローバルリサーチ受講生7名が平成27年度ベトナム研修旅行に参加しました。関西国際空港を出発し、およそ4時間かけてノンバイ空港へ向かいました。ハノイ到着後に旧市街へ移動し、“バイクの洪水”の中、道を横切ることに奮闘しながら、活気ある商店街を散策しました。グローバルリサーチ受講生(A班)は再びノンバイ空港へ移動し、フエへ向かいました。未来創造コース1期生(B班)は、先日日本を訪れたハノイ国家大学附属科学技術高校の生徒と再会し、水上人形劇の観賞と旧市街の散策を行いました。

IMG_6473 IMG_6492 IMG_6513

IMG_7216 IMG_6535 IMG_6536

カテゴリー: SGH(コース1期生), グローバルリサーチ, 未来創造コース1期生 | 平成27年7月26日ベトナム研修旅行1日目 はコメントを受け付けていません

平成27年7月25日グローバルリサーチ FW「フェアトレードショップ」

神戸学生青年センターにおいて、グローバルリサーチ受講生が、AWEP(アジア女性自立プロジェクト)「フェアトレードショップ」を見学しました。AWSPとは、アジアの女性をフェアトレードを通じて女性の自立を促進する活動です。以下は生徒の感想です。

このフェアトレードショップはAWEPというアジア女性自立プロジェクトの活動です。ここでの商品はフィリピン、インドネシア、タイ、ネパールの女性が作ったものだそうです。AWEPでは、相談活動や日本に住む女性への情報発信などを行っています。フェアトレードに参加するためには、物を買ったり売ったりすることが必要です。神戸学生青年センターでは店舗委託の場となっているそうです。また、外国人の方を支援するために日本語教室をしたり外国から日本に移住、留学中の人たちに講座などを行ってもらったりしています。神戸学生青年センターはフェアトレードの情報発信場所となっているそうです。三ノ宮と岡本にはAWEPで活動している人もいるのでアポをとって行ってみたいなと思いました。フェアトレードの詳しい事は今回あまり分からなかったので、仕組みやその活動がどのようにして他国に影響をあたえているのかについて知りたいなと思いました。また、他の組織の女性中心の社会貢献について調べてみたいです。

今回話を伺った方は神戸学生青年センターの職員の方だったのでフェアトレードのお話というよりかはフェアトレードを行っている団体を紹介していただいたという感じでした。まず、私の「フェアトレード」に対するイメージは農業系生産者の支援だったのですが、会場にはかばんやアクセサリー、毛染め用せっけんみたいなものなど様々な雑貨が売られていて驚きました。所得が低くならざるをえない民族や、元ハンセン病患者の方などいろんな立場の人が製作したものが置いてあり「フェアトレード」は大きな意味で使われているのだと感心しました。都築先生から教えていただいた「AWEP」という団体はアジア女性自立プロジェクトとしてフェアトレードの商品の生産、販売、活動を行っていました。そのように、人権問題などにもフェアトレードは活用できるのでとても便利かつ良いシステムだと改めて感じました。今回はフェアトレードのことを考える中継地点だったと思います。都築先生に教えていただいた所にも行ってお話を聞き、フェアトレードについての理解をさらに深めたいと思いました。いい情報収集ができてよかったです。

カテゴリー: グローバルリサーチ | 平成27年7月25日グローバルリサーチ FW「フェアトレードショップ」 はコメントを受け付けていません

平成27年7月24日創造基礎B FW「プチベール市場調査」

キリンビール神戸工場内「丘の上のビアレストラン」において、「地産地消で神戸を食都に」をテーマに研究している5班がプチベールの市場調査をおこないました。このレストランを選んだ理由は、プチベールが生産されている神戸や三田の食材を扱ったサラダバーがあるからです。以下は生徒の感想です。

キリンビール神戸工場(北区赤松台)にある、「丘の上のビアレストラン」に行った。神戸および三田の野菜を使ったサラダがずらりと並んでいた。食べてみてとても新鮮だと思った。そしてなんと、私たちの班が調べている「プチヴェール」は扱っていないとのこと。神戸旬菜のレストランだけに、まずはこの店でメニューを考えて商品化する、というのが良いのではないだろうかと思った。山の南に住む私に取っては、こんな新鮮な店が近くにあったら良いなあ、と強く思った。学校から小一時間の道程、神戸の都市と畑の近さが身にしみた。

カテゴリー: SGH(コース2期生), 未来創造コース2期生 | 平成27年7月24日創造基礎B FW「プチベール市場調査」 はコメントを受け付けていません

平成27年7月24日創造基礎B FW「扇港湯」

新長田駒ヶ林にある扇港湯に、「銭湯で外国人と交流しよう」というテーマで研究している2班の生徒4名がフィールドワークに伺いました。以前はとても賑わっていた六間道商店街の入り口で、港の労働者や職工が仕事終わりに銭湯を汗を流して夕食に向かう動線に位置し、扇港湯さんも非常に盛況だったそうです。震災後、まちの様子が一変し、産業構造が変わったり、住宅の再建時に自家風呂が増えたりと銭湯を取り巻く環境が大きく変わり、現在は最盛期に比べ、お客さんの数は半分近く減ってしまったそうです。今回もお話を聞いたあと、実際に銭湯に入らせていただきました。以下は生徒の感想です。

IMG_6445 IMG_6449 IMG_6453

今回は扇港湯に行ってきました。創業80年というとても由緒ある銭湯で、今までお話を聞きに行った銭湯とは異なった良さが感じられました。番台や、珍しい東京式のかけ湯、アップルという飲料など、古くからの銭湯についてより詳しく知ることができました。他にも、扇港湯の歴史についても様々なお話を聞くことができました。また、私たちが提案した外国人に銭湯を伝えることについての取り組みもこころよく受け入れてくださいました。扇港湯は古くからの銭湯なので外国人の方に日本の文化の良さを伝えるのにはぴったりだと感じました。これからは、自分たちの考えた取り組みをより具体化していきたいです。そのために、外国人の方や、銭湯の経営者の方々の意見を取り入れ、考えを深めていきたいです。

IMG_6460 IMG_6462 IMG_6466

カテゴリー: SGH(コース2期生), 未来創造コース2期生 | 平成27年7月24日創造基礎B FW「扇港湯」 はコメントを受け付けていません

平成27年7月22日ベトナム研修旅行事前学習 「ベトナム人高校生との交流」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、コース1期生13名と、昨日一緒にフィールドワークに行ったベトナムの高校生(ハノイ国家大学附属科学技術高校、レイ・ホン・フォン高校)と交流会を設けました。まずおみやげ交換を行い、ベトナムからはキーホルダーやお菓子などいろいろなものをいただきました。その後、本校の紹介を英語でプレゼンし、フィールドワークのふりかえりを昨日昼食を一緒に取ったグループで行いました。2日間一緒にいると英語での会話もスムーズにできるようになりました。その後、ベトナム人高校生は本校作法室で茶華道部のお点前を体験しました。ベトナム研修旅行の初日の夜にハノイ国家大学附属科学技術高校の生徒が町歩きを案内してくれることが急きょ決まり、再会を誓って交流を終えました。以下は生徒の感想です。

IMG_6381 IMG_6386 IMG_6389 IMG_6391

はじめにお土産交換を行い、様々な種類のユニークなお土産を頂いた。 なかでも、もちのようなおかし、「BAO MINH」は色、においも独特でみんな驚いていた。兵庫高校紹介をし、写真も交えて、スムーズに発表していた。 ベトナムの人達に兵庫高校の魅力が伝わればいいなと思う。そして、昨日のフィールドワークのふりかえりと意見交換を行った。ベトナムと日本ではやはり価値観が違い、自分たちとは違う角度から見た、鋭い質問もいくつか受けた。それらの質問やベトナム人学生達の表情を見る中で、日本の食安全に対する考えの深さ・熱、反対にベトナムの食安全の整備が不完全であることを再確認し、そのギャップを感じた。昨日・今日を通して、まだまだ英語の勉強が必要だと個人的に強く感じた。もちろんリスニング能力もだが、ベトナム人学生達の英語への慣れには酷く驚かされた。伝えたいことを素早く、的確に相手につたえることができ自分も英語をそのように使いこなせるようになりたいと思った。

IMG_6394 IMG_6409 IMG_6400 IMG_6421

今日のベトナム人高校生との交流はとても有意義なものでした。交流の中で昨日一緒に見学をした中央卸売市場、神戸医療産業都市、日本冷凍食品検査協会関西事業所について学んだことや疑問点を共有して話し合いました。最初に話し合うと聞いたときは、本当にできるのかと不安でしたが資料や絵を使うとなんとか話し合えて本当に楽しかったです。なかなか理解出来なくても相手が伝えようとしてくれているのが伝わって、私も必死に聞こうと思えました。国も使う言語も違うけれど同じ高校生で英語という方法を使えばコミュニケーションをとれて、一緒に笑って楽しむことができました。すごく楽しかったです。英語はコミュニケーションをとるために必要だけど何より大切なのは、お互いが聞こう話そう伝えようと思う気持ちだと改めて感じました。また、ベトナムのお土産もいただいてお互いの文化の違いを知れました。たった2日間だったけれど、仲良くなれて良かったです。今度は私たちがベトナムに行って会う予定になっていて、今から待ち遠しいです。今日はありがとうございました。

IMG_6435 IMG_6437 IMG_6441 IMG_6444

今日のベトナム人高校生との話し合いの時間はとても有意義なものとなりました。ベトナム人高校生のほうから、主に食の安全についての質問がありました。どの質問も外国人ならではの着眼で、普段あまり何も考えずに暮らしている僕たちにはうまく答えられないものが多かったです。「なぜ日本人は品質が高く安い、遺伝子組み換えの食べ物を買わないようにするのか?」という質問では、私たちの科学技術に対する理解の浅さを感じました。また、普段から普通と思われていることに疑問を持つということの大切さを感じました。この二日間の活動の中でお互いの国、学校についてたくさん知れたと思います。このような機会を設けていただいたことに感謝するとともに、この経験をベトナム研修旅行に活かしていこうと思います。

カテゴリー: SGH(コース1期生), 未来創造コース1期生 | 平成27年7月22日ベトナム研修旅行事前学習 「ベトナム人高校生との交流」 はコメントを受け付けていません

平成27年7月22日グローバルリサーチ FW「難民を受け入れる」

神戸市青少年会館において、未来創造コース1期生(2年)2名とグローバルリサーチ受講生(1・2年)13名が、アジア福祉教育財団難民事業本部・神戸YMCA主催「難民ワークショップ2015」に参加しました。今回は「難民を受け入れる」というテーマで日本の難民受け入れについて討議形式で考えました。以下は生徒の感想です。

今回は討論会形式で進めていきました。私は元々「難民の受け入れをもっと行うべき」という意見に賛成だったので反対意見はあまり浮かんでこないだろうなと思っていました。しかし、デメリットとして考えると「難民の人に良い環境を与えることが難しい「認定するのに莫大なお金や時間がかかる」などが浮かび上がりました。私は3回のセミナーに参加して「早く難民の人々を助けてあげなければいけない」という気持ちは十分にあるけれど、うまく言葉にして表現できないというもどかしさも感じました。難民についての問題は、日本だけでは決して解決できないと思います。世界で難民支援を行っている国と協力して豊富な知識や実践力を身につけていくことが大切になってくると思います。今、高校生の私たちにできることは、もっと勉強して今の現状をよく知り難民の立場に立ち、気持ちを想像してみることだと思います。もしこれからもこういう機会があるなら、できる限りたくさん参加していき、知識や思考力を養っていきたいです。

難民キャンプ最後の授業は、いままでの難民キャンプで得た知識を使って話し合いをすることができました。難民を実際これから受け入れ人数を増やすことについて私はNOのグループになってその時に難民を受け入れするにはまだ多くの問題があることが分かりました。まず、難民への知識が少ないこと。日本人の中でも生活が不安定な人がいること。国の財政が赤字なこと。労働目的の外国人がいること。このような問題を解決しなければならないということも分かりました。先進国の多くの国は難民を年間でたくさん受け入れしているが日本は数十人なので早く問題を解決して日本も多くの難民を受け入れるべきだと思いました。

私自身は日本の難民受け入れに対して「Yes」派だったので「No」派として議論・主張することになって少し悩みました。でも、そのおかげで双方の立場から同じ物事についてしっかり考えることができ、理解を深められたと思います。それだけでなく、「No」派として難民受け入れに反対できる材料を集めていく過程で難民受け入れにはまだまだ私が考えていた以上に高い壁がたくさん残っているんだということに気付かされました。私は難民受け入れの課題と言われても財政的ことしか浮かばなかったけれど日本人の難民への理解不足や、就学・雇用問題、大量の偽装申請、未熟な法整備…など、話し始めたらきりなく意見が出て、私自身が「Yes」派であることに変わりはないけれど、もっと深くかつ多面的にこの問題をとらえられるようになりたいと思います。

話し合いの前半、なかなか意見が出ず、しんとしてしまった時、一般の女性の方が、端から順番に意見を言おうと提案されて、実際様々な意見も出たし、一度声を出したせいかその後意見が出やすくなってきて、どうしても意見が出ない時は、最初無理にでも出してみるのも大切なのかなぁと思いました。

カテゴリー: SGH(コース1期生), グローバルリサーチ, 未来創造コース1期生 | 平成27年7月22日グローバルリサーチ FW「難民を受け入れる」 はコメントを受け付けていません

平成27年7月21日ベトナム研修旅行事前学習FW 「中央市場、神戸医療産業都市」

ベトナム研修旅行事前学習として、中央市場と神戸キメックセンタービル(KIMEC)、日本冷凍食品協会関西事業所にコース1期生の生徒15名がフィールドワークに行きました。この学習は本校のSGH事業と大阪大学グローバルコラボセンターのさくらサイエンス事業の合同学習で、ベトナムからハノイ国家大学附属科学技術高校生徒4名とレイ・ホン・フォン高校(ホーチミン)生徒4名も参加しました。中央市場では神戸産業振興局中央卸売市場運営本部本場 管理係長 西川定氏から衛生管理や品質検査体制などについて、KIMECでは神戸市企画調整局医療産業都市・企業誘致推進本部 担当課長 浅川一哉氏からKBIC神戸医療産業都市の現状について、日本冷凍食品協会関西事業所では所長の堀英夫氏から冷凍食品(輸入を含む)の品質検査体制について説明をしていただきました。専門的な内容について、日本語・英語・ベトナム語が飛び交い非常に充実した1日となりました。以下は生徒の感想です。

IMG_6255 IMG_6266 IMG_6272 IMG_6283

今日は、日本に来ているベトナムの高校生との交流を兼ねた学習。午前にまず訪れたのは、神戸中央卸売市場本場。小中学校が見学に来ることもままあるそうなのだが、私にとっては初めての機会となった。基本的には知識としてあったもので、特段新しい発見は無かったが、日本での食品流通のしくみを改めて理解するとともに、直で見ることで文字の上での知識を生きた知識に昇華させることができたと思う。また、ベトナムの高校生の方々は、それらの話を非常に熱心に聞き、考え、その頭の中は疑問で埋め尽くされているようだった。感心すると共に、学ぶということの根底に流れる大切なものを再確認できた気がする。

IMG_6306 IMG_6317 IMG_6321 IMG_6330

中央卸売市場でベトナムの高校生と合流し、まず最初に行ったのは魚や野菜などの加工やせりが行われている場所です。今回はその現場を見ることはできませんでしたが、商品のせりの様子、冷却保存の仕方、下水処理の仕方等細かく教えていただきました。また、理化学研究所や細菌検査室等を訪れ、食品の安全性を守る仕組みについて教えていただきました。今回学んだことを忘れず、ベトナムでの食品衛生事情と照らし合わせられるようにしておきたいと思います。

三宮でベトナムの高校生とグループでお昼ご飯を食べたあと、ポートアイランドにあるKBIC神戸医療産業都市についての講義を英語で受けた。ポートアイランドにたくさんの企業や機関が集まって研究をしていて、それが日本で1番規模が大きいことがわかった。展望台から見下ろす景観は見事なものだった。その後、JFFIC日本冷凍食品検査協会の関西事業所で講義を受け、見学した。この施設では厳格な温度管理のもと輸入された冷凍食品の安全検査を行っている。検査室に入るときも菌が入ったりしないような仕組みになっていた。日本の食の安全はこうして保たれているのだなと感じた。

IMG_6327 IMG_6338 IMG_6348 IMG_6369

KBICについてもともとポートアイランドに医療施設があることは知っていたが、それが一つのプロジェクトに基づくもので、これほど多く、先進的な研究施設が立ち並んでいることは驚きだった。スパコンを軍事目的で使用するアメリカや中国と比較して、人々の暮らしの発展に尽力している「京」は改めてすごいなと思った。冷凍食品検査協会では、午前に見学した衛生管理室と共通した点で吸気口があり、有害物質を吸わないようになっているのが印象的だった。微生物検査室で、徹底して菌を混入させないという工夫に、少しやり過ぎでは?とわずかに呆れつつ、日本食品の品質が食品工場だけでなく、検査機関の徹底からも生まれるものなんだと感動した。「ISO/IEC17025認定」を各所で主張していたが、この資格は検査所の技術などに付けられる認定証で、検査所が認定を掲げるのが何故かよくわかった。東京で専門機関を訪問した際にも大変な驚きと感動を覚えたものだが、神戸にも劣らない施設があるのがとても誇らしかった。

カテゴリー: SGH(コース1期生), 未来創造コース1期生 | 平成27年7月21日ベトナム研修旅行事前学習FW 「中央市場、神戸医療産業都市」 はコメントを受け付けていません