平成27年7月20日グローバルリサーチ FW 「マラウイ行政官との懇談会」

関西学院大学中央講堂において、関西学院大学高大接続プロジェクト「マラウイ共和国行政官との懇談会」にグローバルリサーチ1年生の生徒15名が参加しました。まずはじめにマラウイ共和国について簡単な紹介があり、その後行政官の方々との交流を行いました。英語での質疑応答で苦心しましたが、日本とマラウイの文化や政治経済の違い、日本との結びつきなどについてお話をしていただきました。以下は生徒の感想です。

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今回、マラウイの方々とお会いし、話したり話を聞いたりして思ったことは、もっと英語をつけたいということです。通訳さんがいてくれたおかげで今回はあらかたの内容は理解できました。しかし自分の英語力が至らないせいでせっかく話して下さっていることの意味が分からず、聞きとれない面も多かったです。このような場での経験を重ね、よりよい英語力を身につけたいです。今回話して頂いたのは、マラウイについて、そしてマラウイの今後の経済発展についてです。マラウイではまだ開発ができていないために暮らしの中にも困難な点が出てきてしまっています。石原さんの話ではちゃんとした会計士がいないからだとおっしゃっていました。今回の講義を通し、初めて“会計士”という職業の重要性を感じました。今後マラウイ、そして日本が発達していくためには我々にはより細かくより詳しい会計や経済的知識が必要とされていることに対し私は非常に大きな関心を持ちました。会計という仕事の難しさ、そして面白さをかいま見たような気がしました。お金の使い方はどんなテストなどよりも難しいように思います。しかしながらその有効な使い方、活用の仕方を模索してみたいです。

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今回の交流会で学んだことは、一番はやはりマラウイの人のあたたかさだ。マラウイの人は、とにかくたくさん笑っていて良いなと思った。交流会ではマラウイの日本との文化の違いや、おすすめの観光地を教えてもらうこともできた。マラウイの深刻な問題になっていると言っていたことが2つあった。1つ目は十分なエネルギーがないということ。2つ目は病院が少なく、医者や看護師も少ないということ。1つ目の問題に対し、マラウイの人がおっしゃっていたのは、やはり水力発電が足りないということだった。私も水の大切さを改めて知れた。水力発電を活発にするために私たちが何をすべきか考えていきたいと思う。2つ目の問題に対してはこのような問題があるため必要な時に医療を受けられず死んでしまう人がたくさんいるそうだ。日本であれば延命治療などのできるだけ長く生かせてあげられるようなものもあるのに、治療を受けることすらできないのは同じ人間なのに不公平だと思う。なぜマラウイに医者が少ないのか、調べてみようと思う。

今日のフィールドワークを受けて、自分なりに考察した。①水力発電の数を増やすためには?⇒予想建設コストが高価なため建設できない→国にお金が足りないのか?②医療水準の低さの原因⇒①と同じで病院を設立するお金や、医学を学べる環境が少ない→やはり国にお金が足りないのか?と考えた。調べてみるとマラウイは医者一人に対し人口5万人という世界最低の水準だった。看護師もやはり定員充足率は25%しかなかった。国連の人たちがそういう人を救うため井戸を掘っている。私たちができることであれば、やはりこういう状況をたくさんの人に知ってもらい、フェアトレードを広げたりする活動を行うべきだと思う。

英語で質問などが全然できなくて自分の英語力不足に加えて、何か考えても言葉として出せない自分への自信の無さもよく表れてしまったと思います。ですので、言いたいことを言葉にするためにも、それを口にする自信にするためにももっと単語力からしっかり身に付けていきたいと思いました。学生がいても教師、設備がない、水があってもきれいにする技術がないなど、せっかくの人材や資源をあまり生かせていない印象を受けました。また、マラウイの人が日本に来たら、そういう技術を利用している施設を案内してもいいだろうという話を聞いて、もし私が見ても、たしかに所見ならおもしろいと感じるだろうけど、そこまでの衝撃や新鮮さがあるとは思えなくて、絶対いわゆる観光名所ばかり案内したと思うけど、自分にとってそうではなくてもマラウイの方にとって興味があることもあるんだ、わざわざ遠いマラウイから日本に来て求めているのは私が求める風景とはきっと違うんだ、ということに気付きました。

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平成27年7月14日グローバルリサーチ FW 「住友ゴム工業」

住友ゴム工業株式会社神戸本社において、グローバルリサーチ2年生19名がフィールドワークを行いました。第二実験部の三角英樹氏からタイヤの基本的な仕組みと役割などについて、海外事業部の藤田晋氏から住友ゴム工業の海外展開についてお話をいただきました。その後、研究所見学に行きました(社外秘のため撮影禁止)。会場に戻り活発な質疑応答が行われました。以下は生徒の感想です。

現在世界6位のシェアを持ち、しかも新市場への挑戦の為、新興国に工場を毎年作っているような企業に今回訪問でき、さらに実験室なども見せていただきました。住友ゴムはグッドイヤー社とアライアンス解消合意してDUNLOPブランドの進出可能地域を広め、FALKENブランドと共に積極的にグローバル化している企業だという印象を受けました。地元企業がこうしてグローバル化しているという実態を詳しく知ることができて良かったです。

タイヤの構造やタイヤによって走行中に出る騒音が変わってくることなど、知らない事ばかりで説明を聞いていて面白かった。騒音を減らすためにタイヤの溝の形を考えたりしてがんばって働いてくれる人たちがいるから私たちが気持ちよく車に乗れているので感謝しなければいけないと思った。

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平成27年7月14日ベトナム研修旅行事前学習 「SATREPSシンポジウム」

千里ライフサイエンスセンタービルにおいて、ベトナム研修旅行に行く未来創造コースの生徒20名(研修不参加者1名を含む)が、SATREPS主催「ベトナムにおける薬剤耐性菌モニタリングシステムの構築に向けて」に参加しました。言語はすべて英語で、内容も専門的で難しかったですが、生徒は質問をしたり、後の交流会では活発に会話することができました。以下は生徒の感想です。

今日の講義で印象に残ったのは、「network」や「community」、「connection」といった、周りの人とのつながりを表す言葉と、”Challenge to create linkage network.”と”Just making. Not have a protocol.”という2つの言葉です。ベトナムだけでなく、フィンランド、アメリカ、日本などの様々な機関が国際共同研究を行っていると知って驚き、一人で黙々と研究すると思っていた、研究に対するイメージが少し変わりました。上に挙げた2つの言葉にあるように、とにかくネットワークを広げること、型にはまるだけでなくチャレンジし続けることが大事だとわかり、これからその精神を身につけていきたいなと思いました。また、食の安全のためには「prevent」「detect」「respond」の3ステップがあると教えていただきました。まだあまり地域の人に浸透していないことや、検出システムがまだあまり発達していないなどの問題から、研究は難しいとおっしゃっていましたが、世界の食の安全のためにも、もっと研究が進めばいいなと思いました。

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本日の講義を聞き、薬剤耐性菌に対する関心が深まった。薬剤耐性菌は発展途上国で非常に大きな問題となっており、ベトナムもその例外ではない。基本的なことだが、なぜベトナムなのだろうか?理由は3つある。一つ目は先程も言った通りベトナムでは薬剤耐性菌による食中毒事件が相次いでいる。そこまで知られていないが、かなりの数である。二つ目は日本が最も援助をしている国だからだ。ちょうど都合がいいらしい。三つ目はベトナムは日本に食材をたくさん輸出しているからだ。少なくとも多くの食材を輸入していること=少なからずとも国民の体の中に入る、ということである。日本がベトナムで研究を行うのは国民の安全を守る、公衆衛生の考え方から来ているのだろう。 モニタリングの方法は、次の①~⑤を繰り返す。①現地で食材を手に入れる(ここでは36種類の食材を手に入れている)、②食材の洗浄、③解析、④薬剤耐性菌の検出、⑤耐性菌に関するデータの入力。この研究が進むことにより、薬剤耐性菌への研究が進み発展途上国だけではなく先進国も関係するのである。しかし、結局はしっかりと調理した方がいい気がするのだが…。

今回の発表を聞き、学んだことが2点あります。1つ目は公衆衛生の考え方です。現在発展途上国での大きな問題の1つでもある感染症、また今回のような食中毒の原因ともなる薬剤耐性菌も問題でもあると思います。法律の面だけからではなくこのように研究をもとにして基本的なことを考えていかなければならないと思いました。2つ目は薬剤耐性菌の問題は僕たちの生活の身近にあるということです。今回はベトナムでしたがベトナムに限らず様々なところから来た食品には必ず食中毒の危険は潜んでいるということ、そして自分だけではなくもしかすると周りの人にも迷惑をかける可能性がある。食品は生きていくためにも必要なものであるからこそ丁寧に慎重に扱わなければならない。そう思いました。今回のテーマは公衆衛生に関係することであり僕の論文のテーマに沿っていたのでとても有意義な時間となりました。

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ベトナムで食中毒が起こる原因として、それらを検知するシステムや、ベトナムの人々が食中毒を病気として認識していないなどといったことがあると知った。これを聞いて、ベトナムの方に、ベトナムの人々は細菌などが食べ物に含まれていると知りながら、それらの食べ物を食べているのか、それとも安全であると思って食べているのかという質問をした。すると、人々は細菌が含まれているとしっているが、目には見えないので食べてもいいと自分で判断して、食べていると教わった。これらの問題を解決するのは難しいが、やはり、解決するためには、検査するシステムなどの発展が大切であると感じた。

講義では、単語を聞き取るのに精一杯で、辞書で調べているうちにどんどん話が進んで、正直ほとんど内容がわかりませんでした。さらにベトナムの方が話す英語は、日本人が話す英語とはまた違ったクセがあり、余計に聞き取りづらかったです。それでも理解できたことの中に、「すべての国が菌を減らす努力をすべきだ。」という言葉がありました。これは本当にその通りだと思いました。今や地球上の食品は世界中に飛び回る時代なので、一つの国が検査を強化しても食の安全は保たれません。だから、食という観点においても、色々な側面で「全世界の協力」が必要なのだと思いました。そして、日本とベトナムが意見を交換し合う今回のような場が一番大事なのではないか、と思いました。講義のあと、ベトナム人の偉い人と直接お話しする時間がありました。私は真面目に薬剤耐性菌のことについて質問を考えていました。すると、ベトナムの偉い人が、「何でもいいよ。コミュニケーションをとることが大事だから。」と言ってくれました。コミュニケーションは日本でも、ベトナムでも、国境を越えて大切なんだと改めて実感しました。だから、初めは「ベトナムにも猫はいるのか」や「ベトナムの料理のこと」や「私たちの登校時間」などを話していました。おかげで、堅苦しいムードがなく、楽しくお話しすることができました。そんな中、「ベトナムでは、一平方メートルにえびを100匹養殖していて薬をまいていると聞いたことがあって、それは実際どうなのか、また、対策などどうしているのか」という質問をしてみました。すると「100匹は多く言い過ぎています。それから、水の循環はきちんとなるようにしているから、天然より養殖の方が清潔です。でも、薬をまいてしまうところがあるから、そこへはきちんと教育をしないといけないです。」とおっしゃってました。

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平成27年7月12日ワンワールド・フェスティバル for Youth高校生実行委員会

大阪国際交流センターにおいて、「ワンワールド・フェスティバル for Youth 2015」の第1回高校生実行委員会が開かれました。本校からはグローバルリサーチ受講者2年生2名が実行委員として参加しました。これは関西最大の国際イベントであるワンワールド・フェスティバルの若者版として昨年から実施されたもので、今年は高校生が実行委員として運営の中心を担うことになりました。今回の実行委員会では、灘高校の2年生の生徒が実行委員長として決定し、テーマやキャッチコピーについて話し合いました。以下は生徒の感想です。

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今日の会議で、思ったように意見を出せなかったりしたけど、自分もこのフェスティバルを作る一員なんだと改めて思うことができました。ひとつのサブタイトルを決めるだけだけど、いろいろなアイデアが出てきてそれぞれがどれも、素晴らしくてすごいなと思いました。次回のときは欠席するけれど、自分の案をしっかりと紙に書きたいと思いました。

今日は第一回ワンワールドフェスティバル実行委員会でした。やりたい、と自ら志願したものの、知らない人と学校の中ではない大きな催しに携わるということで、正直とても緊張していました。ですが、実際に行って会議をしてみると、とてもいい雰囲気で思っていたよりも緊張しませんでした。普段とは違った意見や考えを聞くことができ、とても良い経験ができたと思います。「本番に携わって良かった」と言えるように頑張ります。

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平成27年7月11日グローバルリサーチ FW 「ルカニ村フェアトレードプロジェクト」

京エコロジーセンターにおいて、グローバルリサーチの生徒2年1名、1年5名が、京都大学大学院准教授 辻村英之氏による「ルカニ村のフェアトレード・プロジェクト ~小さな農が未来を照らす 社会的意義とその役割」の講演に参加しました。ルカニ村の伝統的家族経営農業や小規模農業のエコシステムとしての優位性(アグリフォレストリー)、キリマンジェロコーヒーのフェアトレードの取り組みとその課題についてお話をいただきました。コーヒーもご馳走になり、フェアトレードについて理解を深めました。以下は生徒の感想です。

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今回、京都大学の辻村先生にルカニ村の伝統的な小規模農業の優位性と環境保全性、資源循環性とフェアトレードの成果・課題についての講義をしていただきました。一般的に遅れていると思われがちなアフリカの小規模な家庭経営が、世界的なアグロフォレストリーとして注目されていることや、コーヒーの実を収穫してから日本に輸出する豆が選別されるまでの詳しい経緯を僕は今まで知りませんでした。その経緯を知った後、ルカニ村産のキリマンジャロコーヒーを飲ませていただきました。すっきりとしていてとても美味しかったです。ですが、コーヒーは価格と収穫量の変動が毎年大きく、特に2001~2002年度のコーヒー危機により、子どもが学校を休学せざるを得なかったり、森林伐採が進行したりし、教育面でも環境保全面でも危機になり、若者を中心に転作、街への出稼ぎが増え、コーヒー産業そのものが危機に陥りました。フェアトレード・プロジェクトは消費者が支払うコーヒー代金の一部を産地に還元することでその危機を改善してきてるとのことでした。今回のお話から僕が思ったのは、いろいろな事象は様々な理由が絡みあって起こっているのだろうなということでした。例えばルカニ村では、2、300年前からあった灌漑制度が4、5年前に涸れ、凶作を引き起こしたのですが、それが涸れてしまった理由は「地球温暖化でキリマンジャロの万年雪が溶けたからかもしれないし、その頃にドイツの支援で立派な水道が作られたからかもしれないし、コーヒー危機の時の森林伐採で保水力を失ったのかもしれない。どれかひとつこれが原因とは言えない」とおっしゃっていました。他にも今回のテーマでは、理由がひとつしかない事象といいたものはほとんどなく、そのことから僕はそう思いました。とても有意義な講義で、今回のテーマに関する内容に関心が高まりました。

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平成27年7月10日ベトナム研修旅行事前学習 「ベトナムの研究者の話を聞こう」

本校会議室において、ベトナム研修旅行参加生徒26名を対象に、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 准教授伊藤正子氏、同研究員 下條尚志氏をお招きし、両名がベトナム研究で感じたことについて講義をしていただきました。ベトナム語の簡単なあいさつを教えていただいたり、研究内容や進め方について生徒の質問に答えていただきました。

伊藤先生からはベトナムの略史について映像やお話を伺ったあと、54の公定民族、特にベトナム西北高地に住むモン族について説明をしていただきました。最後に多民族国家において国家の政策と少数民族自身の反応・対応をみることでどのうように「折り合い」を付けて国家として保っていくのか、日本における少数民族や少数派への配慮についての課題を上げてもらいました。研究というものが、ありのままをその通りに表現するのではなく、その背景やシステムについて深く掘り下げ、時には厳しく批判することの大切さを教えていただきました。

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下條先生はベトナム南部のメコンデルタ農村地域をフィールドに、国家が編纂する「正史」とは異なる、一般庶民の描く「オーラルヒストリー」を対象に調査したことについてお話をいただきました。下條先生はベトナム南部ソクチャン省の一農村に1年3ヶ月住んで、住民の生い立ちや経験についてインタビューしたり、日々の生活や祭りを体験されたそうです。ベトナム戦争時には兵役免除のために僧侶になる人が多数したり、厭戦的な雰囲気が広がっていた時代状況を示唆する発言があったりと、伊藤先生の映像で映っていた戦争に勇敢に参戦した兵士とはまた違う「生き残るのに必死であった人々」がいたことをお話していただきました。研究者として「1次資料」にあたることの大切さや歴史を複眼的にみる力を養う必要性を教えていただきました。

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平成27年7月8日グローバルリサーチ FW 「難民ワークショップ」

神戸市青少年会館研修室において、(公財)アジア福祉教育財団難民事業本部・(公財)神戸YMCA主催「難民ワークショップ2015」に未来創造コース1期生1名とグローバルリサーチ受講生8名が参加しました。難民事業本部関西支部支部長代行 中尾秀一氏によるファシリテイトのもと、ロールプレイ「日本に暮らすベトナム人」を実施しました。アパートに住むベトナム人と日本人の間のトラブルをめぐって大家さんが話し合いの場をもつという場面設定でロールプレイが行われました。5人の登場人物は氏名、性別、年齢、来日歴、状況、職業、月収、家族と過去のトラブル等と細かい設定がしてあり、各自がその人になりきてトラブル解決に向けて話合いました。以下は生徒の感想です。

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授業の中で実際にあった事例を元に作られた資料で、ロールプレイングをしたのですが、私の役は難民として日本に来たベトナム人の役でした。前回の授業で少しは難民について学んだけど、演じようとしても難民の方々の暮らしの様子や背景が全然分からなくて入り込むのが難しかったです。「郷に入っては郷に従え」ともいうけど従うだけではなくお互いに理解を深め合えられるようなればいいのに、中々難しい事なんだろうというのがロールプレイングでよく分かりました。また、同じ班だった女性がインドに行った時の話も聞くことができました。インドは宗教の絡んだ複雑な差別があって、法律で禁止されていてもまだ根強く残っている光景を目の当たりにしたそうです。ベトナムはそこまで宗教色は強くないけど、もっと宗教が絡んだりしてくると更に難しくなるのだろうと話していました。

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平成27年7月7日ベトナム研修旅行事前学習「ベトナムの食の安全について」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、ベトナム研修旅行に参加するコース2期生生徒19名を対象に、大阪大学グローバルコラボレーションセンター准教授 住村欣範氏から、ベトナム研修旅行の事前学習として「ベトナムの食の安全について」というテーマで講義をいただきました。ベトナムでは食料増産のために抗生物質の散布が行われ、そのことが薬剤耐性菌を生み出す土壌になっているということ、その改善のために日本がJICAを中心に協力していることなどをお話いただきました。今回受講した生徒は、7月14日に千里ライフサイエンスセンタービルでおこなわれるSATREPSシンポジウムに参加する予定です。

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平成27年6月30日RRE 外国人留学生との交流

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、大阪大学に留学している学生10名とコース2期生が英語で交流しました。自己紹介のあと、これまで学習した長田と神戸の魅力についてプレゼンし、留学生からの質問に答えました。そして、留学生から出身国の紹介をしてもらい、生徒から質問をしました。その後、フリートークとふりかえりを行いました。留学生へのプレゼンということで、生徒も発表を練習してきて大きな声で発表できたり、交流の時間も積極的に質問することができました。留学生も気さくに交流してもらえたので、大変盛り上がりました。

外国人留学生の出身国:インド、イラン、スウェーデン、ネパール、エジプト、フィリピン、ロシア、イエメン

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以下は生徒の感想です。

私たち班は、ロシアから来られたダリアさんと交流した。自己紹介では、たどたどしい英語でしたがジェスチャーなどを使い、なんとか伝えることが出来た。外国の方と関わったことがあまり無かったので緊張したが、ダリアさんは、とても明るい方だったので少しずつ緊張が溶けていった。プレゼンテーションでは、英語が少し詰まってしまったが、練習の成果は出せたと思う。パワーポイントを指差しながら発表すると、ダリアさんは笑顔で頷きながら聞いてくださったので嬉しかった。ダリアさんの発表では、ネイティヴの英語は正直聞き取るのが難しかった。聞き取れる単語を探し、写真と照らせ合わせて、なんとか理解しようとした。ダリアさんは、私たちの悩んでいる顔を見ると、ゆっくりと話してくださったので、ありがたかった。ロシアのことをよく知れたのがよかった。特に、-41度のロシアでマンションの上からお湯を投げる動画が印象に残っている。日本とは違うロシアの良さがわかって良かった。

今回のRRE で私たちの班はインド人の方と交流しました。英語は上手く話せないけれど、身振り手振りを使って、コミュニケーションをとることで楽しい時間を過ごすことができました。また、プレゼンテーションを通して、インドについてたくさん知ることができました。例えば、地域によって着ている服が違うため見ただけでどこに住んでいるのかが分かることやインドのカレーにくらべて日本のカレーは油分が少なくヘルシーだということです。インターネットや本にのっている情報とはまた違ったことについて知ることができました。

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神戸や長田についての質問をされたのですが、答えられない場面が何度かありました。いろいろな国のことに興味を持って知ることも大切ですが、自分の住んでいる地域にももっと関心を持って知っておくべきだと思いました。そうすることで、もっと内容の深い交流会にできると思います。

イエメンのハニさんはノリが良かったので、神戸や長田について発表する時はとても楽しくできました。しかし、自由に話す時間のとき、話すネタが無くなってしまい焦りました。今回はハニさんがイエメンや家族について話をしてくれたので良かったけれど、自分達では話題作りができなかったので残念でした。これからは想定外のことが起こっても対応できるようにしていきたいです。

私たちの班は、ネパール人留学生との交流を行いました。私たちからは神戸と長田に ついての紹介を行い、留学生からは母国についての紹介を聞きました。言葉で伝わり きらない部分はジェスチャーを使ってみたり、パワーポイントを利用したりなど、お 互いに様々な工夫が感じられました。ネパールについての説明はとてもわかりやす く、興味深いものでした。留学生も私たちの説明に真摯に耳を傾けてくださり、貴重 な時間を過ごすことができました。このような経験を、今後もっと積み重ねていきた いと思います。

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今日の授業では、外国人の方と交流ができた貴重な時間だった。特に外国人の方からの母国についての発表は印象的だった。芸術や自然、歴史の話をお聞きすることができ、もっと異文化を知りたいと思うようになった。また、自分たちも英語で町の良さを発表することで、より理解を深められたように感じる。一方、私は、外国人の方とのコミニュケーションの難しさを体感した。 外国人の方との意思伝達では、相手の話を真摯に聴くことがとても大切であるということを学ぶことができた。

今日のRREは外国人の留学生の方との交流でした。私たちの班にはロシアの方が来ました。 ロシアという国は知っていましたが、自分で詳しく調べたりする機会などはこれまでになかったので、ロシアについて詳しく知ることができて良かったです。特に印象的だったことはロシアにも日本の七夕と似たような行事があるということです。 自分たちの振り返りとしては、英語でコミュニケーションをとるということを普段あまりしないので、最初は緊張したり、日本語を使ったりしてしまいました。ですが、最後の方はかなりコミュニケーションをとれたと思うので良かったと思います。 英語がこれからの世界で必要不可欠とされる今日、その大切さについて学べた気がします。今回の貴重な体験をこれからの自分の将来に生かしていきたいです。

私達の班はネパールのタカールさんとの交流を行いました。初めは緊張して、あまり英語を聞き取ることが出来ませんでした。しかし、次第に耳が慣れてきて、聞き取ることが出来るようになってきました。また、ネパールについてもたくさん学びました。国旗の形が独特であること、「mountain」の使い方が違うこと、などです。自分達の発表では、しっかりと相手に伝わった事は良かったと思います。しかし、質問された時に戸惑い、答えられませんでした。そこは問題点です。これから、外国人とたくさん交流をし、コミュニケーション力や英語力をもっと高めていきたいです。

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私たちは、今日のRREの授業で、スウェーデン人の方と交流しました。今回の交流を通して、英語でコミュニケーションをとることの難しさ、神戸や長田の魅力を伝える難しさを学びました。また、スウェーデン人の方に、いろいろなスウェーデン語やスウェーデンの早口言葉を教えていただきました。今日の交流での反省点や成功したところを生かして、このような交流を場があった時などに、もっと積極的に地元のことを紹介していきたいと思います。

私たちの班にはフィリピン人の男性が来ました。神戸や長田の魅力についてなどたくさんのことを英語で話しました。私たちが今まで習ってきた英語を最大限に使い、どうしたら相手に伝える事が出来るか、考えながら話しました。うまく伝えられなかったりもしましたが英語で話すということを意識して取り組むことが出来ました。普段生活している中で、今日みたいに外国の方とお話しする機会というものは少なくとても貴重な体験ができたと思います。この体験を今後にも生かしていきたいです。

今回の交流で、私たちは言語の難しさ、そして言葉の重要性について学ぶことができたと思います。最初に英語で自己紹介をしたときから話の内容が掴めず、戸惑ってしまいました。しかし、外国人のかたは丁寧に単語の意味を教えてくれたり、身振り手振りで内容を伝えてくれました。そのお陰で、とても楽しい時間を過ごすことができました。話の内容を理解することが出来なかった部分もありますが、それも含めて貴重な体験をすることができたと思います。

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平成27年6月28日新長田ゆるフェス出店

神戸市立地域人材支援センターにおいて開催された「新長田ユルフェス~僕らのANSWER~」*に未来創造コース1期生5名が参加し、「アジアごちゃまぜ丼」の販売を行いました。これは、昨年「丸五ナイト」に出店した際にこのイベントの実行委員に出会い、出店要請を受けて実現したものです。地域の方々と交流しながらブースを運営し、用意していた25食はあっという間に売り切れになりました。

*「新長田ゆるフェス」は、新長田地区由来の魅力的な“食”と、関西を中心に活動する実力派ミュージシャンが奏でる“音楽”を融合させたイベントです。

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〈生徒の感想〉今回、「新長田ゆるフェス」が行われるということで、丸五ナイト、鉄人化祭で発売したアジアごちゃまぜ丼を販売させて頂いた。実際に行ってみるまで、どのようなイベントなのか実感を持てずにいたけど、行ってみると、想像以上に活気のあるイベントで、驚いた。今回は二十五食と少なめの販売ではあったが、そこから地域の方々と交流を深めることができ、コースの活動について興味をもってくださった方もいたので、大いに実りのある活動だったと思う。

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