平成27年6月30日RRE 外国人留学生との交流

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、大阪大学に留学している学生10名とコース2期生が英語で交流しました。自己紹介のあと、これまで学習した長田と神戸の魅力についてプレゼンし、留学生からの質問に答えました。そして、留学生から出身国の紹介をしてもらい、生徒から質問をしました。その後、フリートークとふりかえりを行いました。留学生へのプレゼンということで、生徒も発表を練習してきて大きな声で発表できたり、交流の時間も積極的に質問することができました。留学生も気さくに交流してもらえたので、大変盛り上がりました。

外国人留学生の出身国:インド、イラン、スウェーデン、ネパール、エジプト、フィリピン、ロシア、イエメン

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以下は生徒の感想です。

私たち班は、ロシアから来られたダリアさんと交流した。自己紹介では、たどたどしい英語でしたがジェスチャーなどを使い、なんとか伝えることが出来た。外国の方と関わったことがあまり無かったので緊張したが、ダリアさんは、とても明るい方だったので少しずつ緊張が溶けていった。プレゼンテーションでは、英語が少し詰まってしまったが、練習の成果は出せたと思う。パワーポイントを指差しながら発表すると、ダリアさんは笑顔で頷きながら聞いてくださったので嬉しかった。ダリアさんの発表では、ネイティヴの英語は正直聞き取るのが難しかった。聞き取れる単語を探し、写真と照らせ合わせて、なんとか理解しようとした。ダリアさんは、私たちの悩んでいる顔を見ると、ゆっくりと話してくださったので、ありがたかった。ロシアのことをよく知れたのがよかった。特に、-41度のロシアでマンションの上からお湯を投げる動画が印象に残っている。日本とは違うロシアの良さがわかって良かった。

今回のRRE で私たちの班はインド人の方と交流しました。英語は上手く話せないけれど、身振り手振りを使って、コミュニケーションをとることで楽しい時間を過ごすことができました。また、プレゼンテーションを通して、インドについてたくさん知ることができました。例えば、地域によって着ている服が違うため見ただけでどこに住んでいるのかが分かることやインドのカレーにくらべて日本のカレーは油分が少なくヘルシーだということです。インターネットや本にのっている情報とはまた違ったことについて知ることができました。

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神戸や長田についての質問をされたのですが、答えられない場面が何度かありました。いろいろな国のことに興味を持って知ることも大切ですが、自分の住んでいる地域にももっと関心を持って知っておくべきだと思いました。そうすることで、もっと内容の深い交流会にできると思います。

イエメンのハニさんはノリが良かったので、神戸や長田について発表する時はとても楽しくできました。しかし、自由に話す時間のとき、話すネタが無くなってしまい焦りました。今回はハニさんがイエメンや家族について話をしてくれたので良かったけれど、自分達では話題作りができなかったので残念でした。これからは想定外のことが起こっても対応できるようにしていきたいです。

私たちの班は、ネパール人留学生との交流を行いました。私たちからは神戸と長田に ついての紹介を行い、留学生からは母国についての紹介を聞きました。言葉で伝わり きらない部分はジェスチャーを使ってみたり、パワーポイントを利用したりなど、お 互いに様々な工夫が感じられました。ネパールについての説明はとてもわかりやす く、興味深いものでした。留学生も私たちの説明に真摯に耳を傾けてくださり、貴重 な時間を過ごすことができました。このような経験を、今後もっと積み重ねていきた いと思います。

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今日の授業では、外国人の方と交流ができた貴重な時間だった。特に外国人の方からの母国についての発表は印象的だった。芸術や自然、歴史の話をお聞きすることができ、もっと異文化を知りたいと思うようになった。また、自分たちも英語で町の良さを発表することで、より理解を深められたように感じる。一方、私は、外国人の方とのコミニュケーションの難しさを体感した。 外国人の方との意思伝達では、相手の話を真摯に聴くことがとても大切であるということを学ぶことができた。

今日のRREは外国人の留学生の方との交流でした。私たちの班にはロシアの方が来ました。 ロシアという国は知っていましたが、自分で詳しく調べたりする機会などはこれまでになかったので、ロシアについて詳しく知ることができて良かったです。特に印象的だったことはロシアにも日本の七夕と似たような行事があるということです。 自分たちの振り返りとしては、英語でコミュニケーションをとるということを普段あまりしないので、最初は緊張したり、日本語を使ったりしてしまいました。ですが、最後の方はかなりコミュニケーションをとれたと思うので良かったと思います。 英語がこれからの世界で必要不可欠とされる今日、その大切さについて学べた気がします。今回の貴重な体験をこれからの自分の将来に生かしていきたいです。

私達の班はネパールのタカールさんとの交流を行いました。初めは緊張して、あまり英語を聞き取ることが出来ませんでした。しかし、次第に耳が慣れてきて、聞き取ることが出来るようになってきました。また、ネパールについてもたくさん学びました。国旗の形が独特であること、「mountain」の使い方が違うこと、などです。自分達の発表では、しっかりと相手に伝わった事は良かったと思います。しかし、質問された時に戸惑い、答えられませんでした。そこは問題点です。これから、外国人とたくさん交流をし、コミュニケーション力や英語力をもっと高めていきたいです。

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私たちは、今日のRREの授業で、スウェーデン人の方と交流しました。今回の交流を通して、英語でコミュニケーションをとることの難しさ、神戸や長田の魅力を伝える難しさを学びました。また、スウェーデン人の方に、いろいろなスウェーデン語やスウェーデンの早口言葉を教えていただきました。今日の交流での反省点や成功したところを生かして、このような交流を場があった時などに、もっと積極的に地元のことを紹介していきたいと思います。

私たちの班にはフィリピン人の男性が来ました。神戸や長田の魅力についてなどたくさんのことを英語で話しました。私たちが今まで習ってきた英語を最大限に使い、どうしたら相手に伝える事が出来るか、考えながら話しました。うまく伝えられなかったりもしましたが英語で話すということを意識して取り組むことが出来ました。普段生活している中で、今日みたいに外国の方とお話しする機会というものは少なくとても貴重な体験ができたと思います。この体験を今後にも生かしていきたいです。

今回の交流で、私たちは言語の難しさ、そして言葉の重要性について学ぶことができたと思います。最初に英語で自己紹介をしたときから話の内容が掴めず、戸惑ってしまいました。しかし、外国人のかたは丁寧に単語の意味を教えてくれたり、身振り手振りで内容を伝えてくれました。そのお陰で、とても楽しい時間を過ごすことができました。話の内容を理解することが出来なかった部分もありますが、それも含めて貴重な体験をすることができたと思います。

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平成27年6月28日新長田ゆるフェス出店

神戸市立地域人材支援センターにおいて開催された「新長田ユルフェス~僕らのANSWER~」*に未来創造コース1期生5名が参加し、「アジアごちゃまぜ丼」の販売を行いました。これは、昨年「丸五ナイト」に出店した際にこのイベントの実行委員に出会い、出店要請を受けて実現したものです。地域の方々と交流しながらブースを運営し、用意していた25食はあっという間に売り切れになりました。

*「新長田ゆるフェス」は、新長田地区由来の魅力的な“食”と、関西を中心に活動する実力派ミュージシャンが奏でる“音楽”を融合させたイベントです。

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〈生徒の感想〉今回、「新長田ゆるフェス」が行われるということで、丸五ナイト、鉄人化祭で発売したアジアごちゃまぜ丼を販売させて頂いた。実際に行ってみるまで、どのようなイベントなのか実感を持てずにいたけど、行ってみると、想像以上に活気のあるイベントで、驚いた。今回は二十五食と少なめの販売ではあったが、そこから地域の方々と交流を深めることができ、コースの活動について興味をもってくださった方もいたので、大いに実りのある活動だったと思う。

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平成27年6月24日グローバルリサーチ FW「難民を支援する」

神戸市青少年会館研修室において、(公財)アジア福祉教育財団難民事業本部・(公財)神戸YMCA主催「難民ワークショップ2015」に未来創造コース1期生2名とグローバルリサーチ受講生13名が参加しました。難民事業本部関西支部支部長代行 中尾秀一氏によるファシリテイトのもと、難民支援シミュレーションをグループワークで実施されました。まず、難民についてのビデオから難民が困っていることは何かについて話し合われました。その後、そんな難民支援が必要か、実際のNGOの活動と照らし合わせてグループで考えた支援は実現可能かについて話し合われ、発表を行いました。以下は生徒の感想です。

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今回のテーマは「難民支援」だった。支援団体になりきって、各難民キャンプの「ニーズ調査」と「計画、立案」を行った。私の班は、デンマークに住むアフガンの難民だった。母国よりも豊かな国で、さらなる移住の必要に迫られないというパターンである。発言が積極的でやや気圧されたが、頑張って発言した。「ニーズ調査→計画」の手順が分かりやすいなと実感した。参考にしようと思う。「policy 支援者の方針」「needs」「capacity 支援者の規模」の3つが重なった範囲で支援ができるという話が印象的だった。

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平成27年6月24日創造応用ⅠL 大阪大学大学院院生ゼミ

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造応用ⅠLの授業で、大阪大学大学院国際公共政策研究科 松繁寿和教授と大学院生3名をお招きし、論文作成に向けて「研究とは何か」について講義をしていただきました。松繁先生からは「政策の効果を測定する」というテーマで、ある政策の社会実験を行う場合のインターベーション(政策介入)を正確に把握するときにリサーチ・デザインを描いておくことの重要性についてお話をいただきました。また、大学院生からは、ご自分の研究に即して研究の進め方についてお話をしていただきました。講義後に座談会を開き、進学先決定についてや語学力をどのように高めるのか、研究テーマの決め方などについて話し合われました。以下は生徒の感想です。

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松繁先生の講義は、はじめに社会実験を体験させてもらったので、その後も興味を持って聞くことが出来ました。偶数グループが2問目を正解できたのは教育プロジェクト2を受けた効果だと言えないのはなぜだろうと思いましたが、その前に教育プロジェクト1を受けたグループだからだと聞いて納得できました。おもしろそうな研究だなと思いました。わたなべさんのタイなどでの体験談には驚きました。大変な苦労をしてまで研究するのは本当にすごいと思いました。石川さんは奨学金で留学したそうで、羨ましいと思いました。留学の体験談を聞いて、自分は留学するか分かりませんが、英語はがんばって勉強しようと思いました。

阪大院生の方や先生から、文系の研究の仕方について教えていただいた。院生さんの発表で、「先行研究」(既に行われた研究を参考にする)「リサーチクエスチョン」(研究で知りたいこと)などという過程を丁寧に踏んでいるのを見て、やはりポイントなのかなと思った。発表前に小話をしていたのも印象的だった。(たまたま?)研究が始まった時に時に役立てばいいなと思った。座談会では難しい話だったりしたが、「一年の留学で語学力は身につく」というようなことを聞いて、ベトナムが楽しみになったりした。

今日は、大阪大学の松繁教授や学院生の方々の発表をお聞きした。私たちにもわかりやすい形でお話してくださったので、一応の理解をすることはできた。ただ、論文という今までしたことのないことに取り組む、ということで、不安が少し膨れたようなきもした。 一通りお話を聞いたあとは、座談会の形式でお話をいろいろと伺った。学院生の方はそれぞれ自分の研究したいテーマをしっかりと持っていて、それに向けて様々な活動をしていて、すごいと感じた。私にはまだできるきがしない。松繁先生のお話は、実験をする際最も基本的かつ大切なことで、参考になった。これからの活動が本番だと思うので、頑張って行きたいと思う。

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平成27年6月23日創造基礎B 中間発表会

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造基礎Bの中間発表会が行われました。ゲストに長田区まちづくり課課長田中丈之氏、同係長長岡善典氏、FMわぃわぃパーソナリティー和田幹司氏をお招きして、コメントをいただきました。また、2年生の未来創造コース1期生の生徒3名も参加し、後輩に質疑やアドバイスをしました。以下は各班の発表テーマです。

5班「EAT LOCAL KOBE」

6班「Shall we activate the mall?」

7班「Let’s enjoy eating ~被災時でも美味しく食べられるように~」

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8班「空き地・空き家の活用」

2班「銭湯で外国人と交流を深めよう」

4班「地域と子育て」

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1班「商店街に活気を!」

3班「地震に強いまちを作ろう」

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ゲストからはこのようなコメントをいただきました。

・大人では考えられない高校生らしい発想で、失敗を恐れず突き進んでほしい。たとえ間違っていいたとしても、具体的な提案を考え実行することでみえてくることもある。

・フィールドワークで聞いた一人の意見だけに左右されるのではなく、自分の親や他のフィールドワーク先で多様な意見も聞いてほしい。

・発表会なので、スライドを見やすく工夫したり、原稿を読むだけでなく聴衆の反応を見ながら発言したりできれば内容がより伝わる。

・調べ学習ではなく研究活動なので、テーマを絞り込んでフィールドワークやボランティア活動に参加して自分のこととして深めてほしい。一体何が問題か、それに対して班では何がしたいのかを明確にしよう。

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平成27年6月17日創造基礎B FW「板宿・本通商店街」

「商店街の活性化」に取り組んでいる1班が、板宿本通商店街振興組合事務所を訪問し、入江さん、武貞さん(広報委員)にお話を伺いました。活性化に取り組むというより、話題作りをされているのだということでした。会話しながら買う楽しみがある商店街のすばらしさやクリスマスのイベントや高校の文化祭の商店街においての取り組みなどいろいろなお話を聞くことが出来ました。以下は生徒の感想です。

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今回のフィールドワークでは、前回とはまた違う多くのことを学び感じられた。 まず、商店街の店同士、店員さんとお客さんの仲がとてもいいことに驚いた。互いに楽しそうに話したり値切ったりしていて、普通のスーパーやショッピングセンターでの買い物とは全然違っていた。それが商店街の特徴であり大切なところなのだと気づかされた。 また、商店街の人たちは単に盛り上がらせるという目的ではなく、「来るお客さんたちに楽しんでもらう」という考えでイベンを行っていることも知った。失敗を恐れず様々なイベントを行っている積極的な姿に感銘を受けた。 今後は、「この商店街おもろいな」と人々に興味と楽しみを持ってもらえるようなイベントを班内で考えていきたい。今の段階では、「商店街内の美味しい店ランキングを紹介する。」などのアイデアがでているが、ほかにもたくさんのアイデアを出し、またそれを実施するための準備をしていきたいと思う。

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平成27年6月17日創造応用(SGH事業) 大阪府立大学フィールドワーク

今週の創造応用は文理全員で大阪府立大学へ訪問し、7月に行うベトナム研修の事前学習を兼ねて、環境教育について学習しました。まず最初に、生物環境調整学研究グループの北宅教授と学生さんにマングローブ園に連れて行っていただき、マングローブの観察実習をした後、北宅教授からベトナムにおけるマングローブを活用した環境保全システムについて講義をしていただいた。その後、府立大学に留学しているベトナムの学生からベトナム語の語学研修を行った。少し休憩をはさんで、場所をサイエンスホールに移し、府立大学環境推進員研修会に参加させていただき、大学で学生が主体的に取り組んでいる環境サークルの活動についての報告を聞き、マングローブについての講演も聞かせていただいた。夏休みに訪問するベトナムでのお話も聞くことができ、有意義なフィールドワークになりました。

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平成27年6月16日RRE「What attracts you in Kobe?」発表

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、RREの授業で「What attracts you in Kobe?」というテーマで発表を行いました。前回の発表の反省をいかして5分間の発表ができるように各班で内容を膨らませていました。今回はALTの先生に加え、友人のJessiahさんにも生徒の発表を聞いてもらいました。Jessiahさんは観光でオーストラリアから旅行に来られていて、神戸のことを詳しく知れて喜んでくれました。また、英語の発声をもっと大きくしたり、ジェスチャーを加えたりして発表にアクセントをつけることをアドバイスしてくれました。

次回6月30日に、大阪大学の外国人留学生に長田と神戸についてプレゼンテーションします。

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平成27年6月15日創造基礎B FW「防災支援 JICA講座」

JICA関西において、「地震に強いまち」について研究している3班が研修会に参加し、「アジアにおける防災と日本のNGOの役割」というテーマでSEEDS Asiaミャンマー事務所 鹿田光子氏からお話を聞きました。ミャンマーにおける復興と防災支援の取り組みと、ネパールでの緊急支援の事例について詳しくお話をしていただきました。講義後、JICA職員との方々とも交流しました。以下は生徒の感想です。

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JICAのプレゼンテーションを聞き参考になる事がたくさんありました。ミャンマーの実際の震災での体験を通した、防災など生々しいく新鮮なものばかりでした。中でも、モニタリングでの応用には、驚きました。自分たちで考えた政策を実行するだけでなく、モニタリングによって実際やってみた人たちの会話や行動結果を観察して、新しい改善策を練っていたからです。海外では防災について、過密化が進み、家と家の間が少なくなったために地震発生時に、的確な状況判断や救助の遅れが生じることを課題としていました。神戸市内でも住宅の間が狭くなったところもあり、海外の問題とリンクさせて考えていきたいと思いました。また、自分たちで話し合った結果、防災訓練などを義務的にやらされているという感覚でしかしていませんでした。そのような気持ちで、防災に備えることは難しいと思うので、楽しく防災訓練ができないかとも考えました。今回のフィールドワークでは参考になる事がたくさんありました。また、それを越す解決策を考えなければならないというプレッシャーもありますが、班の皆んなで協力して頑張りたいと思いました。

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平成27年6月15日グローバルリサーチ ワークショップ

本校会議室において、グローバルリサーチ受講者(2年20名、1年40名)を対象に、「発展途上国への日本企業の進出について考える~ベトナムの事例を通じて~」というテーマで、ABC合同会社大阪事務所所長 河原光伯氏をお招きし、ワークショップをしていただきました。ベトナムの基礎知識やベトナム進出の魅力、実態とキーワードについてお話をいただき、「進出日系企業の抱える問題点」についてグループで考察しました。「社会主義国」や「バイク社会」、「勤勉」などのキーワードから考えられる問題点について活発な議論をしました。以下は生徒の感想です。

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今回の授業で今まで私が思っていたベトナムのイメージと少し違っていました。識字率95%であることがとても驚きました。字を読むことができるということは日本企業のベトナム進出をすることの大きな理由だと知ることができました。良い面もある一方、ベトナムでは賃金、人間関係、大気汚染などたくさんの問題もかかえてます。大気汚染は、日本も高度経済成長のころに抱えていた問題の一つでもあります。いかにベトナムが大気汚染について対処し、環境に対して考えることが大切になってくると思います。日本人の考え方とベトナム人の考え方が大きく違う事も知りました。ベトナムは信頼関係がなく疑うのが常識など日本人と異なる部分がたくさんあるので、ベトナム進出の一つの大きな課題になっていると思います。河原先生からベトナムのことについてたくさん学ぶことができました。ほとんどが知らないことだったのでとても勉強になりました。今回で学んだことは、これかの自分の研究テーマにも活用できそうなことばかりだったので良かったです。

今日学んだ事は私にとって初めて学ぶことも多く、あまり知らなかったベトナムの事や進出日系企業についての話を聞くことができました。 まず、ベトナムは途上国という印象が強かったので、識字率の高さに驚きました。また日本とは違い、大学に行けない人が多く、会社では「サービス残業」が殆どされていないことで国や会社として急激な成長がなく、一定の割合の成長しか望めないのではないかと考えました。そして、企業については、日本語を話せるベトナム人が多いため仕事はやりやすいのではと感じました。しかし、海外では「性悪説」があたり前なので安易に信用できないところが日本との大きな差だと思います。また、グループワークでは自然災害に備えるための設備投資や、人を信頼するのではなくお金を信頼するという考え方が問題点としてあがりました。初めての授業で、難しいところもあったけど、話をしっかり聞いて、まとめることができたので良かったです。次回まで資料集め等できることをしていきたいと思います。

私は日本企業がアジアにたくさんの国がある中でなぜベトナムなのか、なぜ他の国でないのだろうかと疑問に思っていました。話を聞けばその理由の一つにベトナムでは賃金が安く人を雇えることがありました。私の班では社会主義=拝金主義になるのだろうという結論に達しました。ベトナムは日本と異なり自由に職業に就くのではなく、一部の人だけエリート残りの80%は同じでなくてはならないという社会主義国家で、この事実にはとても驚きました。ベトナムの人は勤勉で私たちなんかよりもっとたくさんの努力をしているのが話を聞いて分かりました。日系企業の大きな課題は河原さんが言うには、日本人がベトナムの人のことを理解しようとしていないところにあるそうです。だから私はこれからベトナムの人から直接話を聞いたり関わったりしてベトナムの人がどういう考え方をしているのか知りたいと強く思いました。性悪説の話についても驚きました。日本では信じることが大切となっている中で、だまされるほうが悪いという考え方が普通である国があるなんて思ったこともなかった。今回の話だけでも全然自分はベトナムのことなんて理解してなかったんだと気付かされたので、もっと自分で調べて色々なことを知って自分も成長できるようになりたいと思います。

私たちのグループはネット好きというキーワードからベトナムの現状について考えていきました。初めはたくさんのキーワードや問題があるなと思っていましたが、話し合って考えると全てつながって一つのベトナムの特徴であると分かりました。グループで考えることによって自分とは異なる考え方が出てきたりしてとても楽しかったです。また、日系企業が外国人労働者を受け入れる際に河原さんが問題点の一つに労働者が暮らしている現地のことをあまり知らなかったり、発展途上国などという大きなキーワードでしか知らなかったりする点が挙げられるとおっしゃいました。私も講義を受けるまでベトナムがどのような問題をかかえているか知りませんでした。日系企業の社員の方々がどのようにして労働者の国のことについて知ろうとしたりしているのかが気になりました。河原さんがおっしゃっていたように仮説を立て検証し考察をして次の仮説につなげるということを心掛けながらSGHの活動に取り組んでいきたいなと思いました。

ベトナムは社会主義共和国で、宗教にあまりしばられない点が日本に近い。識字率が92.8%(2013年時点)で基礎学力があり労働者は作業ができる。同学年の20%だけが大学・短大を卒業する。その中でも優秀な人材が日本に来ており日本の留学生の4人に一人がベトナム人である。また、日本への研修生も多くベトナム国内に於ける日本語研修者が多い。そのため外国語に精通していない日本人でも就業が可能。他にベトナムでの日系商工会議数が増加していることや、多様な外資系、日系工業団地の数々が有ることなどが日系企業のベトナム進出の魅力である。講義を聴いた後、それぞれ6人班に分かれてベトナムに進出した日系企業が抱える問題点を キーワードを使用して考察し議論した。私の班では、「国の行事によって企業が左右されるおそれがある」「中国など周辺国との情勢が危うい」「賃金の高い外資系企業ができるとそちらに労働者が一気に流れるおそれがある」「ワイロが横行する可能性がある」「自然災害などで工場が停止しないよう設備投資するお金が必要」などの意見が出ました。私はあまり積極的に話すタイプではないですが、今日はたくさん話して論議することができました。自分の興味ある内容だったことや、先週の読書会でも6人グループで論議し、それを仕切ったことなどがあると思います。発表もできました。これからも積極的な姿勢で学んでいきます。

今回「開発途上国への企業の海外進出を考える」というテーマで、これまで考えたことのない視点で考えることが多かった。例えば「社会主義」の国に住む人の立場になったり、「日本」という国がどうしてベトナムでは認められているのかについて考えたりしてとても興味深かった。実際に現地で働いてきた人だからこそ分かる話もありおもしろかった。いつもこういう講義をうけるときは、話を聞くだけで自分から思考をはたらかせることは非常に少なく、今回は受動だけでなく能動的に活動できてよかった。私はこれまで途上国の賃金は上がることなんてなくずっと低いものだと思い込んでいた。しかし今日で途上国の賃金は以前より上がっていると知り驚いた。企業の海外進出に対する問題点を考えるために班で話し合うのは楽しかった。違う班の話も聞き、すると自分たちでは思いつかなかった考えがあり「こういう考え方もあったのか」と思わせてくれる意見がたくさんあった。これからSGHの活動に生かせるものもあったと思う。私はこれまで企業の海外進出について正直関心をもったことはそんなになかったように思う。でも今日でその分野に対して興味がわき、これからはこれまでとは少し違った目で物事を見ることができるようになった気がする。

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