神戸市青少年会館研修室において、(公財)アジア福祉教育財団難民事業本部・(公財)神戸YMCA主催「難民ワークショップ2015」に未来創造コース1期生1名とグローバルリサーチ受講生8名が参加しました。難民事業本部関西支部支部長代行 中尾秀一氏によるファシリテイトのもと、ロールプレイ「日本に暮らすベトナム人」を実施しました。アパートに住むベトナム人と日本人の間のトラブルをめぐって大家さんが話し合いの場をもつという場面設定でロールプレイが行われました。5人の登場人物は氏名、性別、年齢、来日歴、状況、職業、月収、家族と過去のトラブル等と細かい設定がしてあり、各自がその人になりきてトラブル解決に向けて話合いました。以下は生徒の感想です。
授業の中で実際にあった事例を元に作られた資料で、ロールプレイングをしたのですが、私の役は難民として日本に来たベトナム人の役でした。前回の授業で少しは難民について学んだけど、演じようとしても難民の方々の暮らしの様子や背景が全然分からなくて入り込むのが難しかったです。「郷に入っては郷に従え」ともいうけど従うだけではなくお互いに理解を深め合えられるようなればいいのに、中々難しい事なんだろうというのがロールプレイングでよく分かりました。また、同じ班だった女性がインドに行った時の話も聞くことができました。インドは宗教の絡んだ複雑な差別があって、法律で禁止されていてもまだ根強く残っている光景を目の当たりにしたそうです。ベトナムはそこまで宗教色は強くないけど、もっと宗教が絡んだりしてくると更に難しくなるのだろうと話していました。