79回生(2年生)創造科学科1名、80回生(1年生)創造科学科4名が県立岐阜高校主催の高校模擬国連岐阜会議「子ども兵の今後の対応について」事前学習会にオンラインで参加しました。
第1回 1月21日 岐阜県ユニセフ協会 村山克美 様
「ユニセフが目指す世界~子どもの権利が守られる世界」
第2回 1月30日 NPO法人テラ・ルネッサンス 上田正成 様
「遠いアフリカの子ども兵は、みんなの生活とつながっている」
なかなか聞くことのできない貴重な講演に参加する機会をいただきました。ありがとうございました。
以下、生徒の感想です。
・私は岐阜県ユニセフ協会の村山克美さんのお話を聞き、ユニセフが「世界中の子供たちの健やかな成長と権利を守る」という国際連合にとって重要な役割を果たしていることを改めて実感することができました。また、ユニセフが武装集団に対して子ども兵の開放への働きかけを行っていることは初めて知り、特に印象に残りました。お話を聞く前から、ユニセフが寄付を集めて発展途上国の子供たちに教育の場を提供しているということは知っていましたが、直接的に困っている一人一人の子供たちを救い出すことに取り組んでいることに驚きました。「ユニセフ=子供を守る組織」と世界中の多くの人に知られているからこそ、影響力を持って武装集団と子供の開放について対話できる。国連の組織であるユニセフだからこそできることがあると知ると、ユニセフが世界にとって必要不可欠なものであるとより一層感じられる機会となりました。
・子ども兵になるまでの経緯を伺い、自分と同じ年齢の子どもたちが日常的に非人道的な行為を強いられているという現実に、言葉を失いました。そして、子供が徴兵されることによって、子供は単なる“被害者”に留まらず、ある人からすると“加害者“にもなってしまい、この問題がいかに複雑で、残酷なものであるかを痛感しました。
特に印象に残ったのは、子ども兵の社会復帰支援において、“何を言うか”よりも“誰が言うか”が重要であるという点です。伝統や文化の根強いウガンダなどの地域では、信頼関係のない第三者が介入するよりも、社会復帰を果たした元子供兵や、小川さんのように長年の信頼を築いてきた方の言葉こそが武力解除や動員解除などを促す強い影響力を持ちます。しかし、現地での地道な信頼構築が必要な点は、国際支援において難しい点だなとも感じました。自分たちができることは少ないかもしれませんが、武装勢力の活動資金になってしまうような紛争鉱物の製品の購入を避けるなど、自分の日常から見直していきたいと思います。今回の学びは、自分の将来についても見つめ直す有意義な機会になりました。
・私はアフリカ・ウガンダにいる子ども兵についての事前学習会に参加しました。これまでの人生で見たことがないほどに資料やお話がリアリティで満ちており、どれもが強く印象に残りました。武器の作成技術の発展に伴って自分より幼い子が戦争に参加することが可能になり、大人が自分の都合のために素直な子供を兵器として使用しているという現実は私にとって衝撃的であまりに残酷でした。しかし、この現実に向き合っている高校生が日本にもいるとお聞きして、自分にも何かできることがあるのだとわかって刺激を受けました。ご講演の中で、環境を変えるツールの一環として啓発を挙げておられましたが、映画や雑誌記事などすでに日常に存在している様々な媒体から呼びかけを行うことは、活動のことを世界に広まる手段としてとても有効であると感じました。世界に蔓延る社会問題はもう他人事ではないのだと改めて実感することができました。ご講演ありがとうございました。
・戦争・紛争とは何か,それに対する復興援助はどうあるべきかなどを改めて考える,非常に有意義な時間になりました。アフリカ諸国の紛争で大勢の子ども兵が導入されてしまっているという事実,そしてその理由の1つの,子ども故の素直さが組織の支配下に置くうえで利用しやすいという,合理性だけを突き詰めた非人道的考えには衝撃を受けました。先進国で過ごす私たちの生活と,それらの紛争などとの関係性を理解したときも同様でした。また,復興の支援は「必需品をその場その場で与える,ただ支援側の考え方ややり方で自立を促す」ものではなく,「ニーズを満たしながらリソースを利用する,現地の人々に合った方法で長期的自立を可能にする」ものであるべき,というところには特に納得,共感しました。これら以外にも,認識を改めるものから今回初めて知ったことまで,印象に残る多くの学びがありました。テラ・ルネッサンスやユニセフなどの組織の活動にも,その具体的な内容を知り,社会的必要性を再認識したことでより一層興味が湧きました。今後の生活・学習に活かしていきたいと思います。このような機会を得られたことに心から感謝します。