進路指導室だより23 令和5年3月23日(水) 1・2年生へ進路指導部長からの話

 令和5年3月23日(水)1.2年生それぞれの学年集会で進路指導部長より話をしました。

 1年生は主に指定校制推薦について話しました。様々な入試方式がありますが、指定校制推薦はその他の入試とは異なります。この入試制度は個人に与えられる権利ではなく、大学・短大・専門学校から学校に与えられた推薦枠であるので、学校として基準を設けています。簡単にいうと学校の代表として相応しい生徒を毎年推薦しています。服装が乱れている生徒や校則を守れない生徒はもちろん推薦することができません。さらに学校行事や勉強にも前向きに取り組む姿勢も問われます。その姿勢は社会人になってから大切なものでもあります。「一緒に仕事がしたい。」と思われるような人になってほしい、そのような願いも込めて話をしました。

 2年生では勉強をすることの意義について話しました。入学当初に高校の進路学習とはどのようなものか説明しました。進路学習とは生き方を考えるものだと考えています。どのような生き方をしたいのかを定め、そこから逆算してどんな職業に就けばいいのか、どんな進路選択をすればいいのか考えていくと話しましたが、もう考えられていますか。まだ決まっていない人もいるかもしれませんが、いずれは全員が社会人になります。働く時は集団で働きます。自分1人だけでは働けません。やりたい職業に就いたとしても、やりたくない仕事が回ってくることもあります。そんな時にやりたくないことだからと意欲的ではないの人が同じチームにいたらどうですか、そんな人と一緒に仕事をしたいとは誰も思わないでしょう。好きでないことにも自分でエネルギーを傾けて取り組む姿勢が必要ですが、その姿勢はどこで身につけますか。その姿勢は勉強することによって身につけることができます。いずれ社会人として共に働く全国の高校2年生約100万人を意識しながら、その人たちから同じチームで働きたいと選ばれる人間になりましょう。そのために勉強というツールを利用するのです。何人もの卒業生たちが「もっと勉強しておけばよかった」と言って後悔しているのを見てきています。社会人として必要な力を身につけるために勉強に前向きに取り組むことをお勧めします。

 1,2年生は4月から学年が一つ上がります。この春休みをどう過ごすかで、来年度からの気持ちの持ちようも変わってきます。充実した春休みを過ごして下さい。

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