平成28年7月11日 グローバルリサーチⅠ 「新聞調べ」

本校HR教室にて、グローバルリサーチⅠ選択者40名(1年)を対象に授業を行いました。今回の授業では、生徒たちが事前に国際問題に関する新聞記事を選び、選んだ記事をもとにグループ内で発表しました。発表は記事についての紹介5分、質疑応答2分で行いました。

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〈生徒の感想〉

私の班では、EUについての問題が3つ、テロ問題についてが4つ出ました。しかし、それぞれ少しずつ着目する点が違っていて1つの問題で、いくつものことが学べました。また、一番興味を持ったのは、白人警察が黒人の人を射殺した問題です。世界ではまだまだ差別が残っているということを改めて認識し、差別がいつなくなり、どのようにしたらなくなるのか、というのが疑問です。個人の強い意識で差別をなくそうとするのが一番の近道だと思います。しかし、そう簡単になくなるものではない難しい問題だと思いました。

他の人たちが私が知らない知識を持っていたり、逆に自分が話したことでみんながへぇ~って思ってくれたりしたのでよかった。テーマはEUやテロについてが多かった。難しくてわからないところでも質問することによって理解できることもあったし、意見について深め合うこともできた。

特に印象に残ったのはバングラデシュの人質テロについてです。私たちは毎日学校に行ったり、部活をしたりして過ごしているので、どこかこのような問題は他人事のように考えてしまいがちです。しかし、もう世界は安全ではなく、イスラム国はインターネットという大きな存在を味方につけたことで世界中とつながることができます。私たちも他人事ではないということ、危機感のなさが問題だと思いました。

今日のディスカッションを通して学んだことを更に自分の知識や意見に付け加えていきたいと思いました。また、僕の家では祖父母宅と新聞交換をしていて、2紙を読める良い環境です。1つは地方紙なのであまり立場を明確にはしていないですが、様々な視点から見れるのはとてもいいことです。今後も新聞をはじめとしたメディアに対して、正しく向き合いながら生活したいです。そして、何事にも自分の意見をもらいたいです。

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平成28年7月14日 創造基礎B FW 「住民をつなげる染色体験~地域連携のために~」

角野邸において、「住民をつなげる染色体験~地域連携のために~」をテーマに研究している本校創造科学科1期生(1年)の2班が、芸法代表 小國陽佑氏からお話を伺いました。 今回は、実践活動として予定している染色体験とファッションショーの企画について提案し、実行するために準備すべき事項について話し合いました。

 

〈生徒の感想〉
今回私たちはNPO法人 芸法 さんのところへ二度目のフィールドワークに行きました。
中間発表を終え、より一層企画を具体化させるため、企画の内容、染色の技法、企画書についてなど、たくさんのアドバイスをいただき、だんだんかなり細いところまでイメージができあがってきました。しかしアドバイスをいただく中で、つい受け身になってしまっているときがありました。アドバイスや紹介していただいた案を元に、自分たちがどうしたいのか、どのようなイベントにしていきたいのかを1番大切にし、これから企画書の製作に取り組んでいきたいと思います。

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平成28年7月15日 グローバルリサーチⅡ FW「フェアトレードシステムの認証費用削減に対する考察」

京都大学農学部において、本校グローバルリサーチⅡ受講者の2名が、京都大学大学院農学研究科准教授 辻村英之氏から、「フェアトレードシステムの認証費用削減に対する考察」についてお話をいただきました。生徒が作成したポスターによる研究発表のあと、発表の流れや内容についてご指摘いただき、また、生徒の質問にも答えていただきました。

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〈生徒の感想〉

私たちの班はフェアトレードのシステムについて研究しています。その研究をする上で先行研究として参考にした「ルカニ村・フェアトレード・プロジェクト」の中心人物である辻村先生にお話を伺いに行きました。まず、辻村先生は事前に私たちのポスターに目を通してくださっていて、それの問題点を挙げてくださいました。なんとか完成にこぎつけたポスターだったのでちょっとへこみましたが、まだまだ改善する点があるのは結構わくわくすることでした。また、私たちの案についても今のシステムになった経緯なども踏まえて感想を言ってくださったのでよかったです。話の持って行き方などについてもアドバイスを戴いたのでもっと分かり易いポスターにしよう、と思いました。
そして、私たちからの質問時間が始まりました。私たちが一つ質問をすると、その何倍もの答えが返ってきます。先生はそこの地域の農協の今までの歴史や地域の性格、日本との比較などを踏まえたものの見方で説明してくださいました。何となくでしかわかっていなかったフェアトレードのシステムについてぐぐっと理解が深まりました。また、先生の著書は難しいものが多くて読むの億劫になってしまっていたのですが、これからはみっちり読んで勉強したいと思いました。先生は時間ぎりぎりまで質問に応じて下さり、本当にありがたかったです。また、後日、先生の研究の貴重なデータも特別に私たちに公表していただいて感謝の気持ちでいっぱいです。今回の辻村先生との貴重な2時間半を無駄にせず、最大限これからの研究に役立てたいと思います。

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平成28年7月15日 ベトナム研修事前学習 「ベトナム研究を通じて思うこと」

本校会議室において、ベトナム研修参加者(グローバルリサーチⅡ受講生14名、未来創造コース2期生20名)対象に、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の伊藤正子准教授から「ベトナム研究を通じて思うこと」というテーマで講義をしていただきました。まず、ベトナムの概観について、地理、成り立ち、ベトナム戦争、言語・宗教などの文化の内容を事前の宿題を使いながらお話をしていただきました。次に、伊藤先生のご専門であるベトナム山間地域の少数民族について、研究動機やフィールド調査の醍醐味、それぞれの民族の特徴と共生のあり方などを資料を用いて丁寧に教えていただきました。研究姿勢や課題発見について、ベトナムに行く前に示唆に富んだご講義をしていただきました。

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伊藤先生の講義後、昨年ベトナム研修に参加してベトナムをテーマに課題研究をおこなった未来創造コース1期生(3年)による「ベトナム農村部における水環境改善による耐性菌蔓延抑制への考察」というテーマのプレゼンテーションを聞きました。伊藤先生の講義とあわせて、ベトナム研修で自分がどのような課題を発見するのかの参考となりました。

〈生徒の感想〉

ベトナムに行く前にベトナムの歴史や経済、文化について聞くことができてよかった。多くの民族が共存していく中で国としての意識を無理矢理持たせるのではなく、それぞれの民族の視点や価値観を尊重することが必要だと思った。日本に多くのベトナム人がいて、逆に多くの日本人がベトナムにいるということを聞いて身近に感じた。

こんなにベトナムのことを考えたのは初めてで、意外なことがたくさんあった。今まで、教育は「受けたくても受けられない」という風に考えていたけど、「受けなくても幸せだ」という考え方もあるんだなと思いました。私の研究テーマが「教育を受けられないのか、受けないのか」ということなので、今回の講義は参考になる部分がたくさんありました。これを参考にして、もう一度考え直してみたいと思いました。

ベトナムの歴史を深く学ぶことができた。一番驚いたのは、貧しくて教育を受けることができないのは不幸だと思った日本人がODAを使って学校を造ったが、それが必ずしも民族にとって幸せとは限らないということ。その国のために、1歩引いた目線で考えた支援をすることが大切だと思った。また、日本とは大きな違いがたくさんあったので同じ場所で働くことはベトナムの現地スタッフにとって苦労する点が多いのではないかと思った。特に、ベトナム語は発音が難しいので言葉の壁を壊すには時間がかかると思った。苦労した点などをベトナムの企業で聞いてみたいと思う時間だった。

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平成28年7月14日 グローバルリサーチⅡ FW 「住友ゴム工業㈱」

グローバルリサーチⅡを受講している2年生40名が、地元のグローバル企業である住友ゴム工業㈱へ訪問し、講義を聞き施設を見学させていただきました。はじめに、会社の紹介を聞いた後、2グループに分かれて施設見学を行いました。環境を考慮したゴムを使用しないタイヤについての講義を聞いたり、乗車する人の立場になってタイヤの音を研究している研究室を訪問したりしました。最後にゴルフクラブについて研究する部屋を訪れ、実際に打った球を研究する体験にも参加しました。後半は、海外における事業展開について講義を受け、海外で事業を広げていくうえで大切なことを学びました。最後に生徒たちが実際に訪れるベトナムの現場についてお話を聞き、ベトナム研修の事前学習もしました。

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〈生徒の感想〉

いろいろな施設を回ったが、どこも冷房が効いていて機械や従業員の健康を守るための工夫がなされていると思った。また、どこに行っても住友ゴムのオリジナリティや今までの努力を垣間見れた。海外進出に関しても、今後のことを考えて、行動に移しているので各企業の鏡であり、とても参考になると思った。ゴムの専門的な話は難しくてあまりよくわからなかったが、それらに対する試行錯誤の跡や結果を知ることができて良かった。

身近なところにたくさんゴムが使われているのだと分かりました。工場見学をしてみて、無響部屋の静かさやゴルフの部屋の機能に驚きました。タイヤの種類だけでもたくさんあって、その場面に適したタイヤが生み出されているのだと学びました。また、今ではタイヤも地球に優しいものが開発されており、これからの時代は多くの企業においてエコが重視されていくのだなと思いました。

グローバル展開をなんとなくしか理解していなかったけど、住友ゴムさんのお話を聞いて、企業を海外に展開していく人たちがどのような仕事をしているのかが以前より具体的にイメージできるようになり、とても貴重な経験になりました。

今回のフィールドワークを通してこんなに身近にグローバル化している会社があることに驚きました。住友ゴムでは多様な人材や場所があって、作業がしやすい環境にあるなと思いました。無響室で計測するタイヤの点検などは安全性の確保や快適な乗り心地につながっていて、技術がすごいと思いました。エナセーブというタイヤで賞をもらったのに、更に会社全体でもっと上の目標に向かって働く姿勢は住友ゴムの発展に大きくつながっているところだと感じました。企業用の雰囲気が会社の成功につながるのだと改めて思いました。企業について興味が深まる時間でした。

滅多に入ることができない場所まで入り、実際に体験させていただくこともたくさんできて、とても興味深く、楽しかったです。身近なものが多かったので馴染みやすかったです。ネットで見るより身近にいる人からの話がたくさん聞けたので、生きた話が聞けたように思います。今日聞いたことを生かして、ポスター課題をより具体的なものにしていきたいと思います。本当に貴重な体験ができて楽しかったです。ありがとうございました。

実際にグローバル企業に行ってみて、海外とどのように連携を取っているか、海外進出の目的、また製品開発の過程などいろいろな話が聞けた。工場見学では、世界初の石油を使わないタイヤや、タイヤ音の実験をする無響音室や、ゴルフ用具の開発をしているシミュレーション室に行き、それぞれの説明をしてもらった。もうすでに今でも十分すぎるくらいのものを制作しているのに、まだ日々研究を重ねて、更に上を目指そうとしている会社のモットーがすごいと思った。ベトナムでさらに深く学びたいと思った。

施設見学では、普段は見ることのできないタイヤの研究施設を見せていただくことができ、とてもいい体験になりました。「エナセーブ」という名前は聞いたことはあったけれど、それがどのような商品なのかはよく知らず、今回、化石資源を全く使用していないタイヤだと知ってその技術に感動しました。また、私の班は日本企業の海外進出について研究しているので、講義で海外進出する際の国の選び方、苦労した点などを聞かせていただけたのもとても参考になりました。私はベトナムには行きませんが、今回学んだことを今後の研究活動にしっかり生かしていきたいと思います。

 

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平成28年7月12日 グローバルリサーチⅡ 「ポスター発表会」

本校社会科教室において、グローバルリサーチⅡ選択者40名(2年)が研究発表会(発表8分、質疑応答4分)を行いました。また、発表会には、大阪大学大学院経済学研究科教授 佐々木勝氏をお招きし、質疑応答に加わっていただき、発表終了後には講評を行っていただきました。

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〈生徒の感想〉

質疑応答を通して、課題と対策が連動していないことに気づかされたので、まだまだ見直すべきだと感じました。また、発表の流れがきれいなストーリーになっている班を見習おうと思いました。私たちの研究テーマは世界規模の問題なので、1つを解決してもぼろがどんどん出てくることに慣れて、根気強く頑張ろうと思います。

「まだまだ不十分すぎる」というのが終わってみての感想です。自分が発表している途中でも自分が何を言っているのか分からなくなりました。調べた内容がまだまだ充分ではなかったです。この夏休みでもう1度じっくり探して、調べ直していこうと思います。発表の仕方も悪かったので、つまらずにすらすら話せるようにしたいです。

色んな質問を受けて、自分の考えた内容が今までの発表で正しいと思い込んでしまっている部分があったことに気づきました。様々な視点から、客観的に自分たちの発表を見ていかないといけないなと思いました。また、他のグループの研究を見てみると、表やグラフが多くて、色を使い分けていたりなど、見やすく、分かりやすいポスターになっていたので参考になりました。

他の班の発表を見て、直さないといけないところがたくさん見つかった。自分の主観が入り、数値が多いのか、少ないのか、他の難民キャンプと比べて調査しないといけないなと思いました。まだポスターを見ながらでしか発表出来ていないので、もっとお客さんの目を見ながら発表できるようにしたいと思いました。

前のポスターセッションより詳しい内容を話すことができた。フィールドワークはやはり必要だなと思った。もっと自分のプレゼン能力を磨いて、聞いている人が最後に納得できるようにしたい。

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平成28年6月29日 創造応用ⅠS 講義「常識(Common Knowledge)を疑おう!」

本校会議室において、本校未来創造コース2期生(2年)理系選択者を対象に、神戸大学大学院理学研究科准教授 大堺利行氏をお招きし、「常識(Common Knowledge)を疑おう!」というテーマで講義をしていただきました。多くの科学的発見は常識を否定することから始まるという科学の歴史をもとに、“地球温暖化は本当なのか”を様々な科学的データから検証した結果を説明していただきました。気温の上昇、海面水位の上昇、二酸化炭素濃度の増大、これらの現象は地球温暖化の結果、あるいは要因であると一概に決められないということがわかり、常識を疑うことも必要であると学ぶことができました。最後の質疑応答の時間では、生徒だけでなく教員からも多くの質問がありました。

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〈生徒の感想〉
1.今回の学習で興味関心を持った点
2.今回の学習で為になった点
3.今回の学習から見つかった課題

1.地球温暖化は進んでいないということ。地盤沈下で海面が低くなったり、氷河が溶けても海面は上昇しないので、地球温暖化が原因だといわれていることはあまり関係がないこと。
2.常識を疑うことは大切だと大堺先生の話を聞いて思いました。
3.メディアによってその問題を大げさに言っていることがあるので、すべてをうのみにしてはいけないなと思いました。

2.ある問題について、ピンポイントで研究をするのではなく、広く見てすることが大切であるということ。常識や定義は疑うことを前提とすること。
3.いいかんじに質問をできるようにすること。ニュースとか新聞をぼーっと見ずに、気になったら自分でも調べるようにする。

1.地軸が周期的に動いていること。海水の温度が上がったことで、二酸化炭素がでてきたこと。
2.常識を疑うというのは、とても難しいことだけど、いろんなことが見えてくるということ。
3.いろんな知識を組み合わせて、論理的に考え、自分なりの答えを導き出す力。

1.自分が思っていたよりも地球温暖化が起きていると信じている人が多かったこと。現在、間氷期が終わりかけで寒冷化しているというのが常識だと思っていた。食糧問題が深刻になるので、日本ももっと大きく対策したらいいと思う。
2.「常識を疑え」とあって、初めはどういうことか理解できなかったけれど、単に常識を疑うだけではなく、自分の常識と相手の常識が違うことを知ることで、新しい発見が得られるとわかった。

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平成28年6月28日 創造応用ⅠL 講義「パナマ文書」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校未来創造コース2期生(2年)文系選択者を対象に、大阪大学大学院国際公共政策研究科 准教授 ヴァージル・ホーキンス氏をお招きし、パナマ文書にみるグローバルな課題についての講義をしていただきました。

初めに、タックスヘイブンのイメージを、風刺画やジョークを交えて説明して下さり、今年の4月に話題となった“パナマ文書の公開”から見えてくる世界の格差と貧困の要因について、わかりやすく教えていただきました。最後には、これらの問題を解決するためにはどうすればよいのかを班で話し合い、発表しました。どの班の意見も正論ではありましたが、実行するためには様々な障害があることをヴァージル先生に指摘され、より深く考えなければならない難しい問題なのだということを改めて感じさせられました。

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〈生徒の感想〉

今回は、予習するまではまったく知らない話題について学んだので、得ることが多かったです。パナマ文書については、「タックスヘイブン」といったキーワードをただ知っているというだけで、意味についてはほとんど知らないことばかりでした。それらの知らないキーワードについて正しく理解することだけではなく、それらに関連する先進国と貧困国の格差についての話や、現在のODAの支援額では貧困国を救うだけの額をまったく満たしていないということ、不法資本流出によって貧困国がさらに苦しんでいること、その問題にはタックスヘイブンが関連していることなどの様々な話を聞くことが出来ました。また、フェアトレードは実はフェアではないという話はとてもショッキングでした。フェアトレードはただ「公正」、「フェア」なトレードを行っているというだけで、国際的な貢献をしているというわけではなく、ただ当たり前に行われるべきことがようやく当たり前に行われるようになっただけである、という考えさせられる話だと思います。

私は、毎朝電車に乗ったらニュースを見るようにしています。時間がなかったら一番大きいニュースだけでも。しかし、今日学んだ“パナマ文書”については、全くと言っていいほど知りませんでした。それほど、大々的に取り上げられなかったニュースだったのです。私は、昨日の予習の時点でパナマ文書というニュースに大変興味をもちました。同時に、「どうしてこんな大事なことを、約三か月の間、知らずに過ごしていたんだろう。」と思いました。今日、ヴァージル先生の授業を受けて、なんとなく理由がわかった気がします。それは、「報道局に十分な情報がいっていなかった。もしくは、報じたくない何らかの理由があった。」のではないかということです。十分な情報というのは、まだ、パナマ文書の全てを調査局も手に入れていないのだと思います(内部告発者など…)。パナマ文書には日本企業の人物の情報もあったと学びました。これは私の勝手な考えかもしれませんが、報じにくく、上の人に流される部分もあるのではないかと思いました。世界の格差について学ぶ中で、世界人口の20%の最富裕層が世界の富の94%を所有しているということに驚きました。格差がそんなにも大きいとは全く知りませんでした。少しでも格差を縮めるためには、乗り越えなければならない壁がたくさんあります。その方法は、すぐ思いつくほど単純ではありません。じっくり考えて、また、いろんな人と意見交換してみたいと思いました。

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平成28年6月29日 RRE 外国人留学生交流会

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科1期生(1年生)40名が兵庫教育大学に留学している外国人留学生10名と英語を用いて交流会を行いました。お互いの自己紹介の後、高校生は「日本で女性が少ない職業」をテーマにポスターセッションを行い、留学生には「自国における女性の社会的立場・役割」をテーマにパワーポイント等を用いてプレゼンテーションをしていただきました。

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その後、お互いのプレゼンテーションを踏まえて、これからの日本社会における女性の在り方について、グループディスカッションを行いました。

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最後に、フリートークと振り返りを行いました。

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外国人留学生の出身国:フィリピン、中国、カンボジア、ガーナ、イタリア

〈生徒の感想〉

The international student in my group was Francini Elisa from Italy. At first, I was so nervous that my eyes couldn’t meet hers. However, I come to smile little by little while I talked with the exchange student of our team. I think my English is not so good. Especially, I have poor vocabulary. So, I couldn’t say something I thought in my heart. And I noticed the importance of learning English words steadily. However, I think today was very good!! I learned that to communicate is not only difficult but also interesting. And I think it’s important to try to tell him or her. It’s maybe very difficult thing, but I’ll never give up.

In today’s RRE class, our group talked with Mr. Agyei Leeward Frimpong who is from Ghana, and we discussed female labor. He was a very frank person. So, after discussion ended, he told us about Ghana. We listened to his talk very happily. And we told him some kanji. I couldn’t announce the problem of female labor well. So, I felt my lack of English proficiency. However, I could learn many things. And I think I would like to talk with a foreigner again. So, I would like to learn English aggressively.

We had a relationship with foreign student in today’s RRE class. Our group talked with Chinese woman named Ryo Gasho. We could think about discrimination deeply. Also, we listened to the story of women’s jobs in China. I was able to ask her only two question. So, I want to talk more actively when I have another chance. And I found it is very difficult to tell thing that I want to tell in English and to pick up the words of foreigner.Through today’s class, I learned many things and found my proposition. By taking advantage of this experience, I want to study English more.

We discussed the existence of women in the future with foreign students. My group discussed with Aberor Martin from Ghana. I was able to get the difference between Ghana and Japanese women in the discussion. In Ghana, it is easy for women to have jobs because they have rights to work. Therefore, women can come back to their old jobs after taking care of their children. However, in Japan, it is difficult for women to come back to their old jobs. I thought that Japan must support more women’s rights by laws.This event was a very valuable experience.

After we finished giving a poster presentation, we were said “Please show me your manuscripts” by Mr. Ryu Ukon from China. It was regrettable that we couldn’t tell our presentation to him well. Ukon’s presentation was a little difficult for me, but he sometimes told us, “Do you understand? I’ll explain again.” So, we were able to understand his presentation. His presentation was better than ours. There were so many things we should learn. After that, we discussed women in Japan in the future. We mainly talked about each other’s presentations. We discovered many questions and problems. Finally, we told other groups about our discussion. We couldn’t tell it well. Today, I got to know my English wasn’t useful. I have to learn English more.

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平成28年6月28日 RRE 「ポスターセッション」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科1期生(1年生)がこれまでのRREの授業で制作してきたポスターを用いて、発表5分、質疑応答2分のポスターセッションを英語で行いました。今回は「ジェンダー」を題材として授業を進め、それぞれの班が「日本で女性が少ない職業」を選び、その職業の背景、現状と問題、問題解決への提言などの要素を盛り込み、ポスターを制作し、発表しました。

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後日、同様のポスターセッションを兵庫教育大学の外国人留学生と行い、「ジェンダー」についてディスカッション等を行います。

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〈生徒の感想〉

In today’s RRE class, our group gave a presentation about women management post. We were able to make the presentation better than before. However, we have a lot of points for improvement. A presentation is given for audience, so we have to tell its contents simply. When we were asked some questions by ALT, we weren’t able to answer them quickly. I thought we had to know about contents of our presentation more. And I listened to other presentations. I learned many things by listening to them. In this way, we can get great experiences in this class. I’ll make efforts to tell various things to various people in English.

In today’s RRE class, we did a poster session. It is the first experience for us. So, it is difficult, but we enjoy speaking English and listening to other presentations. There were good and bad things in each group. We thought we must practice more and use English more. We should remember how to make a speech which was taught by Mr.Nomura the other days. This experience will be useful in the future. So, we work hard from now. Today was very very interesting!

Today’s presentation in my class was good experience for me. It was difficult for me to speak my opinion which I wanted to tell. So, it took much time to prepare for this presentation. I found some points to improve. First, our group members didn’t use gestures too much. Second, we couldn’t memorize perfect. There are a lot of points to be improved. My English pronunciation is not good, but I will do my best to convey what I want to tell. Then I want to enjoy interact with foreign students without being afraid of making mistakes.

We had a poster session in RRE class. Listening to the presentation of each group, I thought that the social state of women have not advanced. I want to be able to ask questions and answer in English more positively.

We made a presentation in our class. Our group couldn’t arrange for it well. So, we did not memorize the manuscript and stopped the presentation many times. And we couldn’t respond to questions well because we didn’t research about issue. However, we were able to find a lot of important points. For example, we should use gestures a lot and speak more slowly and simply.

 

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