平成28年7月23日・24日 OWF実行委員会

大阪国際交流センターにおいて、グロバルリサーチⅡ受講生(2年)2名が、「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2016」の高校生実行委員として、第1回高校生実行委員会に参加しました。今回は2日間連続で実施し、ワンフェスユースの実行委員としての基礎的な力を育みました。また、2015年の実行委員も参加し、昨年の引き継ぎも行われした。

〈1日目のおもなプログラム〉

ワンフェスユースと高校生実行委員会の概要説明、NGOや国際協力活動の概論、昨年度の改善案や本年度の目標設定・共有、実行委員長、副委員長、書記の決定

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〈2日目のおもなプログラム〉

NGOスタッフによる活動紹介(①「テラ・ルネッサンス」②「日本国際民間協力会(NICCO)」)、イベントの全体テーマの決定、プログラム案と担当の決定

今年のテーマは「見方が変わる!世界も変えちゃう!」に決まり、本校生徒の役割は広報担当&広報のミニプログラムになりました。

〈生徒の感想〉

今回感じたことは主に4つあります。1つ目に、一見バラバラで共通点が無いように見える17の目標も、よく見てみるとほぼ全部が繋がっていて、『この問題を解決すると必然的にこれも視野に入ってくる』といった考えがみんなで話し合うことで出てきて、他の人の違う視点を知れるのがすごく新鮮でした。2つ目に、衝撃的な内容もあったし、腕や足を地雷でなくしてしまった子供の写真には心が痛みました。私が今ポスターセッションで調べているのも子供の義務教育を受けられない問題なので、世界的にもっと子供の待遇が良くなればいいと思ったし、私自身も何か活動したいと思いました。3つ目に、一つ一つの話がとても細かくて、中でも井戸建設をしたあと、井戸から漏れたあまり水を井戸の隣につくった畑に供給されるよう水路を作るのは、無駄も無くなるし作物も育てられるのでとても有効な案だと思いました。発展途上国で難しい作物の生産が続かないのは手間がかかるからという理由を知り、この解決法を見つけていかなければいけないと感じました。最後に、テーマを決めるのにとても時間がかかって、どういったものが興味の無い人を惹きつけるワードになるかを考えるのが予想以上に苦労しました。また、ターゲットを 興味が無い人・興味はあるが自分から行動しない人・将来国際関係の仕事に就きたい人 の三段階に分け、それぞれが満足して終わるようなプログラムを考えるのも大変でした。

今日の会議では最初にアイスブレイクという簡単なゲームをしました。そのおかげで場の空気が少し和み、人の顔も少しは覚えられたかなと思います。途中の講義で、NGOの説明をされました。その中でODAの話も出てきました。NGOとODAのことがどっちがどっちかわからなくなりODAとは何ですか?という質問に応えられませんでした。なので、ちゃんと自宅等でもう1度把握し直す必要があるなと思いました。昨年の先輩方のワンフェスの振り返りを聞いて、やはり大変そうだな、自分にできるのかな、と不安に思いましたが、なんだかんだで形にはなるとも言われたので、自分に出来ることをしようと思います。また、書記にもなったので、どのような仕事をすればいいのかはまだよくわかりませんが、良いワンフェスを作っていけるよう尽力したいと思います。

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平成28年7月20日 ベトナム研修旅行結団式

本校視聴覚教室において、ベトナム研修旅行参加者34名(2年)がベトナム研修旅行結団式を行いました。校長先生から激励の言葉をもらい、団長の教頭先生に研修旅行における注意点や心構えについて話してもらいました。旅行の日程は7月24日~30日となっています。

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平成28年7月20日 グローバルリサーチⅠ 難民ワークショップへの参加

グローバルリサーチⅠを受講している6名が、校外で開催された難民ワークショップに参加しました。参加されたいろいろな世代の方々とグループを作り、最初に難民問題の現状を理解するための映像を全員で観た後、各グループで話し合いをしました。本校生も積極的に議論に参加し、今後の研究に生かすべく課題を見つけようとしていました。

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〈生徒の感想〉

実際の難民の子どものインタビューを見て、難民として生きていくことの大変さや戦争への恐怖心を持っていることがわかりました。私たちにとっては当たり前の電気、水、火が自由に、簡単に使える生活を送ることができず、難民の人たちはとても苦労していました。そして、少しでもいい生活を送ることができるよう、難民支援団体がニュース調査、計画立案、実施・モニタリング、評価の流れで適切な支援をしていることも学びました。私も実際に支援の計画をグループで話し合い、立案しました。立案する際に、難民キャンプは難民の人が一時的に生活する場所ということを注意しなければならず、立案に少し苦労しました。ですが、同じグループしていた大学生の方や社会人の方の意見もあり、無事立案することができました。このグループワークのおかげで年齢、立場、意見が違う人の見解を知ることができて私が身につけたいと思っている様々な角度から物事を見る力を少し養えたと思います。

難民を支援するにあたって、どのような支援が必要か、ただ自分たちが勝手に送るのではなく、相手側のニーズに答えられるよう、視察したり、いろいろと大変だと学びました。グループ活動があり、高校生や学生さんだけでなく、様々な方が集まっていましたが、皆さん優しく接してくださり、楽しく活動できました。また、活動を通して、自分は持っていなかった発想や意見、案などを聞くことができ、自分の視野を広げることができました。こういったグループ活動は何回かしましたが、そのたびにコミュニケーションをとる力は上がっているように感じます。これからもどんどんこういった活動に参加し、自分の知る世界を広げていきたいです。

今日の難民事業はグループに分かれて、難民を支援するというテーマで議論をしました。2回目の参加だったので、あまり緊張はしていなかったのですが、周りに大学生や主婦の方などが多く、とても議論が深まり、途中でついていけなくなってしまったのが、一番の反省点です。ですが、難民の子どもの環境や再起に向けた支援について建設的な意見も出せました。これから難民に対して、どのようなことをしていけばよいのか、支援している国に対してどういう対応をするかなど、自分にとって初めてのことばかりで、正直今回は前回と比べて難しかったです。中でも一番印象に残っているのが、ケニアでの例です。ケニアの場合、たくさんの場所を難民に提供しているが、いつまでも国に残ってほしいわけではないということを学びました。だから、畑を耕すといった農業支援や林業支援はあまりよくないそうです。逆に、届いてすぐに使える支援物資、例えば、ソーラーパネル付きの懐中電灯などは、難民支援などで、今でも積極的に行われているそうです。

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平成28年7月19日 ベトナム事前学習「薬剤耐性菌について」

大阪大学薬学研究科棟において、未来創造コース2期生のベトナム研修参加者(20名)が、大阪大学グローバルイニシアティブ・センターの住村欣範准教授から「複合的コンテクストにおける国際協力:SATREPSの事例から」というテーマでご講義をしていただきました。住村先生は、基礎研究を応用して多くの人々に役に立つことは何かという研究意義についてふれながら、人類学の見地からベトナムの課題、特に薬剤耐性菌の発生と蔓延のメカニズムおよび、そのモニタリングシステムの構築について簡潔にご講義をしていただきました。続いて、同大学大学院薬学研究科の演習の講義に生徒も参加し、薬剤耐性菌の発生メカニズムやその蔓延のしくみ、対策などについて大学院生によるプレゼンテーションを聞きました。生徒は積極的に質問し、同大学平田收正教授や中山達哉特任助教も議論に加わり、活発な大学の講義を体験することができました。今回発表した大学院生のうち、5名がベトナム研修に同行します。

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平成28年7月16日 Science Conference in Hyogo

未来創造コース2期生の3名(理系)が、第2回 Science Conference in Hyogo に参加し、自然科学の研究に力を入れている県内の高校生と共に、探究活動の成果を英語で発表しました。本校の3名は、1年次の創造基礎で神戸大学の大学院生と一緒に研究した内容をポスターセッションでプレゼンテーションしました。初めての英語によるプレゼンということで、最初は英語の原稿を読むことに一生懸命でしたが、回数を重ねるごとに身振りを加えたり、リズムを掴んだりして、少しずつ英語のプレゼンテーションらしくなっていきました。ALTの先生や大学院生の方からの英語による質問にも主体的に答えるなど、Conference を通じて成長を感じた1日でした。

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〈生徒の感想〉

・環境DNAの内容を英語で話すのは難しく、言っている自分たちでも分からなくなるのに相手に伝えるのはとても難しかったです。
本番の最初の発表の時、全然相手のことを見ることが出来なかったし、質問にも答えることが出来なくてすごく悔しかったです。でも、最後の発表は相手のことを見ることも、質問されてもかとことだったと思うけど答えることが出来て良かったです。
他の学校の発表も難しかったけれど分かりやすく伝えてくれるところもあったし、様々な伝える方法を学ぶことが出来ました。
時間がない中での発表だったけれど、発表の仕方も上手にすることが出来たし、英語で発表できたという自信にもなったし、凄く良い経験になったかなと思います。

・I learned many things through science conference.
I was very nervous when I present about my study.
But my teacher told me some advice when I was practicing.
So I present good presentation every time I repeated.
I have still a problem, but I might be able to experience well.

 

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平成28年7月11日 グローバルリサーチⅠ 「新聞調べ」

本校HR教室にて、グローバルリサーチⅠ選択者40名(1年)を対象に授業を行いました。今回の授業では、生徒たちが事前に国際問題に関する新聞記事を選び、選んだ記事をもとにグループ内で発表しました。発表は記事についての紹介5分、質疑応答2分で行いました。

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〈生徒の感想〉

私の班では、EUについての問題が3つ、テロ問題についてが4つ出ました。しかし、それぞれ少しずつ着目する点が違っていて1つの問題で、いくつものことが学べました。また、一番興味を持ったのは、白人警察が黒人の人を射殺した問題です。世界ではまだまだ差別が残っているということを改めて認識し、差別がいつなくなり、どのようにしたらなくなるのか、というのが疑問です。個人の強い意識で差別をなくそうとするのが一番の近道だと思います。しかし、そう簡単になくなるものではない難しい問題だと思いました。

他の人たちが私が知らない知識を持っていたり、逆に自分が話したことでみんながへぇ~って思ってくれたりしたのでよかった。テーマはEUやテロについてが多かった。難しくてわからないところでも質問することによって理解できることもあったし、意見について深め合うこともできた。

特に印象に残ったのはバングラデシュの人質テロについてです。私たちは毎日学校に行ったり、部活をしたりして過ごしているので、どこかこのような問題は他人事のように考えてしまいがちです。しかし、もう世界は安全ではなく、イスラム国はインターネットという大きな存在を味方につけたことで世界中とつながることができます。私たちも他人事ではないということ、危機感のなさが問題だと思いました。

今日のディスカッションを通して学んだことを更に自分の知識や意見に付け加えていきたいと思いました。また、僕の家では祖父母宅と新聞交換をしていて、2紙を読める良い環境です。1つは地方紙なのであまり立場を明確にはしていないですが、様々な視点から見れるのはとてもいいことです。今後も新聞をはじめとしたメディアに対して、正しく向き合いながら生活したいです。そして、何事にも自分の意見をもらいたいです。

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平成28年7月14日 創造基礎B FW 「住民をつなげる染色体験~地域連携のために~」

角野邸において、「住民をつなげる染色体験~地域連携のために~」をテーマに研究している本校創造科学科1期生(1年)の2班が、芸法代表 小國陽佑氏からお話を伺いました。 今回は、実践活動として予定している染色体験とファッションショーの企画について提案し、実行するために準備すべき事項について話し合いました。

 

〈生徒の感想〉
今回私たちはNPO法人 芸法 さんのところへ二度目のフィールドワークに行きました。
中間発表を終え、より一層企画を具体化させるため、企画の内容、染色の技法、企画書についてなど、たくさんのアドバイスをいただき、だんだんかなり細いところまでイメージができあがってきました。しかしアドバイスをいただく中で、つい受け身になってしまっているときがありました。アドバイスや紹介していただいた案を元に、自分たちがどうしたいのか、どのようなイベントにしていきたいのかを1番大切にし、これから企画書の製作に取り組んでいきたいと思います。

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平成28年7月15日 グローバルリサーチⅡ FW「フェアトレードシステムの認証費用削減に対する考察」

京都大学農学部において、本校グローバルリサーチⅡ受講者の2名が、京都大学大学院農学研究科准教授 辻村英之氏から、「フェアトレードシステムの認証費用削減に対する考察」についてお話をいただきました。生徒が作成したポスターによる研究発表のあと、発表の流れや内容についてご指摘いただき、また、生徒の質問にも答えていただきました。

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〈生徒の感想〉

私たちの班はフェアトレードのシステムについて研究しています。その研究をする上で先行研究として参考にした「ルカニ村・フェアトレード・プロジェクト」の中心人物である辻村先生にお話を伺いに行きました。まず、辻村先生は事前に私たちのポスターに目を通してくださっていて、それの問題点を挙げてくださいました。なんとか完成にこぎつけたポスターだったのでちょっとへこみましたが、まだまだ改善する点があるのは結構わくわくすることでした。また、私たちの案についても今のシステムになった経緯なども踏まえて感想を言ってくださったのでよかったです。話の持って行き方などについてもアドバイスを戴いたのでもっと分かり易いポスターにしよう、と思いました。
そして、私たちからの質問時間が始まりました。私たちが一つ質問をすると、その何倍もの答えが返ってきます。先生はそこの地域の農協の今までの歴史や地域の性格、日本との比較などを踏まえたものの見方で説明してくださいました。何となくでしかわかっていなかったフェアトレードのシステムについてぐぐっと理解が深まりました。また、先生の著書は難しいものが多くて読むの億劫になってしまっていたのですが、これからはみっちり読んで勉強したいと思いました。先生は時間ぎりぎりまで質問に応じて下さり、本当にありがたかったです。また、後日、先生の研究の貴重なデータも特別に私たちに公表していただいて感謝の気持ちでいっぱいです。今回の辻村先生との貴重な2時間半を無駄にせず、最大限これからの研究に役立てたいと思います。

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平成28年7月15日 ベトナム研修事前学習 「ベトナム研究を通じて思うこと」

本校会議室において、ベトナム研修参加者(グローバルリサーチⅡ受講生14名、未来創造コース2期生20名)対象に、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の伊藤正子准教授から「ベトナム研究を通じて思うこと」というテーマで講義をしていただきました。まず、ベトナムの概観について、地理、成り立ち、ベトナム戦争、言語・宗教などの文化の内容を事前の宿題を使いながらお話をしていただきました。次に、伊藤先生のご専門であるベトナム山間地域の少数民族について、研究動機やフィールド調査の醍醐味、それぞれの民族の特徴と共生のあり方などを資料を用いて丁寧に教えていただきました。研究姿勢や課題発見について、ベトナムに行く前に示唆に富んだご講義をしていただきました。

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伊藤先生の講義後、昨年ベトナム研修に参加してベトナムをテーマに課題研究をおこなった未来創造コース1期生(3年)による「ベトナム農村部における水環境改善による耐性菌蔓延抑制への考察」というテーマのプレゼンテーションを聞きました。伊藤先生の講義とあわせて、ベトナム研修で自分がどのような課題を発見するのかの参考となりました。

〈生徒の感想〉

ベトナムに行く前にベトナムの歴史や経済、文化について聞くことができてよかった。多くの民族が共存していく中で国としての意識を無理矢理持たせるのではなく、それぞれの民族の視点や価値観を尊重することが必要だと思った。日本に多くのベトナム人がいて、逆に多くの日本人がベトナムにいるということを聞いて身近に感じた。

こんなにベトナムのことを考えたのは初めてで、意外なことがたくさんあった。今まで、教育は「受けたくても受けられない」という風に考えていたけど、「受けなくても幸せだ」という考え方もあるんだなと思いました。私の研究テーマが「教育を受けられないのか、受けないのか」ということなので、今回の講義は参考になる部分がたくさんありました。これを参考にして、もう一度考え直してみたいと思いました。

ベトナムの歴史を深く学ぶことができた。一番驚いたのは、貧しくて教育を受けることができないのは不幸だと思った日本人がODAを使って学校を造ったが、それが必ずしも民族にとって幸せとは限らないということ。その国のために、1歩引いた目線で考えた支援をすることが大切だと思った。また、日本とは大きな違いがたくさんあったので同じ場所で働くことはベトナムの現地スタッフにとって苦労する点が多いのではないかと思った。特に、ベトナム語は発音が難しいので言葉の壁を壊すには時間がかかると思った。苦労した点などをベトナムの企業で聞いてみたいと思う時間だった。

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平成28年7月14日 グローバルリサーチⅡ FW 「住友ゴム工業㈱」

グローバルリサーチⅡを受講している2年生40名が、地元のグローバル企業である住友ゴム工業㈱へ訪問し、講義を聞き施設を見学させていただきました。はじめに、会社の紹介を聞いた後、2グループに分かれて施設見学を行いました。環境を考慮したゴムを使用しないタイヤについての講義を聞いたり、乗車する人の立場になってタイヤの音を研究している研究室を訪問したりしました。最後にゴルフクラブについて研究する部屋を訪れ、実際に打った球を研究する体験にも参加しました。後半は、海外における事業展開について講義を受け、海外で事業を広げていくうえで大切なことを学びました。最後に生徒たちが実際に訪れるベトナムの現場についてお話を聞き、ベトナム研修の事前学習もしました。

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〈生徒の感想〉

いろいろな施設を回ったが、どこも冷房が効いていて機械や従業員の健康を守るための工夫がなされていると思った。また、どこに行っても住友ゴムのオリジナリティや今までの努力を垣間見れた。海外進出に関しても、今後のことを考えて、行動に移しているので各企業の鏡であり、とても参考になると思った。ゴムの専門的な話は難しくてあまりよくわからなかったが、それらに対する試行錯誤の跡や結果を知ることができて良かった。

身近なところにたくさんゴムが使われているのだと分かりました。工場見学をしてみて、無響部屋の静かさやゴルフの部屋の機能に驚きました。タイヤの種類だけでもたくさんあって、その場面に適したタイヤが生み出されているのだと学びました。また、今ではタイヤも地球に優しいものが開発されており、これからの時代は多くの企業においてエコが重視されていくのだなと思いました。

グローバル展開をなんとなくしか理解していなかったけど、住友ゴムさんのお話を聞いて、企業を海外に展開していく人たちがどのような仕事をしているのかが以前より具体的にイメージできるようになり、とても貴重な経験になりました。

今回のフィールドワークを通してこんなに身近にグローバル化している会社があることに驚きました。住友ゴムでは多様な人材や場所があって、作業がしやすい環境にあるなと思いました。無響室で計測するタイヤの点検などは安全性の確保や快適な乗り心地につながっていて、技術がすごいと思いました。エナセーブというタイヤで賞をもらったのに、更に会社全体でもっと上の目標に向かって働く姿勢は住友ゴムの発展に大きくつながっているところだと感じました。企業用の雰囲気が会社の成功につながるのだと改めて思いました。企業について興味が深まる時間でした。

滅多に入ることができない場所まで入り、実際に体験させていただくこともたくさんできて、とても興味深く、楽しかったです。身近なものが多かったので馴染みやすかったです。ネットで見るより身近にいる人からの話がたくさん聞けたので、生きた話が聞けたように思います。今日聞いたことを生かして、ポスター課題をより具体的なものにしていきたいと思います。本当に貴重な体験ができて楽しかったです。ありがとうございました。

実際にグローバル企業に行ってみて、海外とどのように連携を取っているか、海外進出の目的、また製品開発の過程などいろいろな話が聞けた。工場見学では、世界初の石油を使わないタイヤや、タイヤ音の実験をする無響音室や、ゴルフ用具の開発をしているシミュレーション室に行き、それぞれの説明をしてもらった。もうすでに今でも十分すぎるくらいのものを制作しているのに、まだ日々研究を重ねて、更に上を目指そうとしている会社のモットーがすごいと思った。ベトナムでさらに深く学びたいと思った。

施設見学では、普段は見ることのできないタイヤの研究施設を見せていただくことができ、とてもいい体験になりました。「エナセーブ」という名前は聞いたことはあったけれど、それがどのような商品なのかはよく知らず、今回、化石資源を全く使用していないタイヤだと知ってその技術に感動しました。また、私の班は日本企業の海外進出について研究しているので、講義で海外進出する際の国の選び方、苦労した点などを聞かせていただけたのもとても参考になりました。私はベトナムには行きませんが、今回学んだことを今後の研究活動にしっかり生かしていきたいと思います。

 

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