平成28年7月12日 グローバルリサーチⅡ 「ポスター発表会」

本校社会科教室において、グローバルリサーチⅡ選択者40名(2年)が研究発表会(発表8分、質疑応答4分)を行いました。また、発表会には、大阪大学大学院経済学研究科教授 佐々木勝氏をお招きし、質疑応答に加わっていただき、発表終了後には講評を行っていただきました。

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〈生徒の感想〉

質疑応答を通して、課題と対策が連動していないことに気づかされたので、まだまだ見直すべきだと感じました。また、発表の流れがきれいなストーリーになっている班を見習おうと思いました。私たちの研究テーマは世界規模の問題なので、1つを解決してもぼろがどんどん出てくることに慣れて、根気強く頑張ろうと思います。

「まだまだ不十分すぎる」というのが終わってみての感想です。自分が発表している途中でも自分が何を言っているのか分からなくなりました。調べた内容がまだまだ充分ではなかったです。この夏休みでもう1度じっくり探して、調べ直していこうと思います。発表の仕方も悪かったので、つまらずにすらすら話せるようにしたいです。

色んな質問を受けて、自分の考えた内容が今までの発表で正しいと思い込んでしまっている部分があったことに気づきました。様々な視点から、客観的に自分たちの発表を見ていかないといけないなと思いました。また、他のグループの研究を見てみると、表やグラフが多くて、色を使い分けていたりなど、見やすく、分かりやすいポスターになっていたので参考になりました。

他の班の発表を見て、直さないといけないところがたくさん見つかった。自分の主観が入り、数値が多いのか、少ないのか、他の難民キャンプと比べて調査しないといけないなと思いました。まだポスターを見ながらでしか発表出来ていないので、もっとお客さんの目を見ながら発表できるようにしたいと思いました。

前のポスターセッションより詳しい内容を話すことができた。フィールドワークはやはり必要だなと思った。もっと自分のプレゼン能力を磨いて、聞いている人が最後に納得できるようにしたい。

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平成28年6月29日 創造応用ⅠS 講義「常識(Common Knowledge)を疑おう!」

本校会議室において、本校未来創造コース2期生(2年)理系選択者を対象に、神戸大学大学院理学研究科准教授 大堺利行氏をお招きし、「常識(Common Knowledge)を疑おう!」というテーマで講義をしていただきました。多くの科学的発見は常識を否定することから始まるという科学の歴史をもとに、“地球温暖化は本当なのか”を様々な科学的データから検証した結果を説明していただきました。気温の上昇、海面水位の上昇、二酸化炭素濃度の増大、これらの現象は地球温暖化の結果、あるいは要因であると一概に決められないということがわかり、常識を疑うことも必要であると学ぶことができました。最後の質疑応答の時間では、生徒だけでなく教員からも多くの質問がありました。

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〈生徒の感想〉
1.今回の学習で興味関心を持った点
2.今回の学習で為になった点
3.今回の学習から見つかった課題

1.地球温暖化は進んでいないということ。地盤沈下で海面が低くなったり、氷河が溶けても海面は上昇しないので、地球温暖化が原因だといわれていることはあまり関係がないこと。
2.常識を疑うことは大切だと大堺先生の話を聞いて思いました。
3.メディアによってその問題を大げさに言っていることがあるので、すべてをうのみにしてはいけないなと思いました。

2.ある問題について、ピンポイントで研究をするのではなく、広く見てすることが大切であるということ。常識や定義は疑うことを前提とすること。
3.いいかんじに質問をできるようにすること。ニュースとか新聞をぼーっと見ずに、気になったら自分でも調べるようにする。

1.地軸が周期的に動いていること。海水の温度が上がったことで、二酸化炭素がでてきたこと。
2.常識を疑うというのは、とても難しいことだけど、いろんなことが見えてくるということ。
3.いろんな知識を組み合わせて、論理的に考え、自分なりの答えを導き出す力。

1.自分が思っていたよりも地球温暖化が起きていると信じている人が多かったこと。現在、間氷期が終わりかけで寒冷化しているというのが常識だと思っていた。食糧問題が深刻になるので、日本ももっと大きく対策したらいいと思う。
2.「常識を疑え」とあって、初めはどういうことか理解できなかったけれど、単に常識を疑うだけではなく、自分の常識と相手の常識が違うことを知ることで、新しい発見が得られるとわかった。

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平成28年6月28日 創造応用ⅠL 講義「パナマ文書」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校未来創造コース2期生(2年)文系選択者を対象に、大阪大学大学院国際公共政策研究科 准教授 ヴァージル・ホーキンス氏をお招きし、パナマ文書にみるグローバルな課題についての講義をしていただきました。

初めに、タックスヘイブンのイメージを、風刺画やジョークを交えて説明して下さり、今年の4月に話題となった“パナマ文書の公開”から見えてくる世界の格差と貧困の要因について、わかりやすく教えていただきました。最後には、これらの問題を解決するためにはどうすればよいのかを班で話し合い、発表しました。どの班の意見も正論ではありましたが、実行するためには様々な障害があることをヴァージル先生に指摘され、より深く考えなければならない難しい問題なのだということを改めて感じさせられました。

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〈生徒の感想〉

今回は、予習するまではまったく知らない話題について学んだので、得ることが多かったです。パナマ文書については、「タックスヘイブン」といったキーワードをただ知っているというだけで、意味についてはほとんど知らないことばかりでした。それらの知らないキーワードについて正しく理解することだけではなく、それらに関連する先進国と貧困国の格差についての話や、現在のODAの支援額では貧困国を救うだけの額をまったく満たしていないということ、不法資本流出によって貧困国がさらに苦しんでいること、その問題にはタックスヘイブンが関連していることなどの様々な話を聞くことが出来ました。また、フェアトレードは実はフェアではないという話はとてもショッキングでした。フェアトレードはただ「公正」、「フェア」なトレードを行っているというだけで、国際的な貢献をしているというわけではなく、ただ当たり前に行われるべきことがようやく当たり前に行われるようになっただけである、という考えさせられる話だと思います。

私は、毎朝電車に乗ったらニュースを見るようにしています。時間がなかったら一番大きいニュースだけでも。しかし、今日学んだ“パナマ文書”については、全くと言っていいほど知りませんでした。それほど、大々的に取り上げられなかったニュースだったのです。私は、昨日の予習の時点でパナマ文書というニュースに大変興味をもちました。同時に、「どうしてこんな大事なことを、約三か月の間、知らずに過ごしていたんだろう。」と思いました。今日、ヴァージル先生の授業を受けて、なんとなく理由がわかった気がします。それは、「報道局に十分な情報がいっていなかった。もしくは、報じたくない何らかの理由があった。」のではないかということです。十分な情報というのは、まだ、パナマ文書の全てを調査局も手に入れていないのだと思います(内部告発者など…)。パナマ文書には日本企業の人物の情報もあったと学びました。これは私の勝手な考えかもしれませんが、報じにくく、上の人に流される部分もあるのではないかと思いました。世界の格差について学ぶ中で、世界人口の20%の最富裕層が世界の富の94%を所有しているということに驚きました。格差がそんなにも大きいとは全く知りませんでした。少しでも格差を縮めるためには、乗り越えなければならない壁がたくさんあります。その方法は、すぐ思いつくほど単純ではありません。じっくり考えて、また、いろんな人と意見交換してみたいと思いました。

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平成28年6月29日 RRE 外国人留学生交流会

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科1期生(1年生)40名が兵庫教育大学に留学している外国人留学生10名と英語を用いて交流会を行いました。お互いの自己紹介の後、高校生は「日本で女性が少ない職業」をテーマにポスターセッションを行い、留学生には「自国における女性の社会的立場・役割」をテーマにパワーポイント等を用いてプレゼンテーションをしていただきました。

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その後、お互いのプレゼンテーションを踏まえて、これからの日本社会における女性の在り方について、グループディスカッションを行いました。

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最後に、フリートークと振り返りを行いました。

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外国人留学生の出身国:フィリピン、中国、カンボジア、ガーナ、イタリア

〈生徒の感想〉

The international student in my group was Francini Elisa from Italy. At first, I was so nervous that my eyes couldn’t meet hers. However, I come to smile little by little while I talked with the exchange student of our team. I think my English is not so good. Especially, I have poor vocabulary. So, I couldn’t say something I thought in my heart. And I noticed the importance of learning English words steadily. However, I think today was very good!! I learned that to communicate is not only difficult but also interesting. And I think it’s important to try to tell him or her. It’s maybe very difficult thing, but I’ll never give up.

In today’s RRE class, our group talked with Mr. Agyei Leeward Frimpong who is from Ghana, and we discussed female labor. He was a very frank person. So, after discussion ended, he told us about Ghana. We listened to his talk very happily. And we told him some kanji. I couldn’t announce the problem of female labor well. So, I felt my lack of English proficiency. However, I could learn many things. And I think I would like to talk with a foreigner again. So, I would like to learn English aggressively.

We had a relationship with foreign student in today’s RRE class. Our group talked with Chinese woman named Ryo Gasho. We could think about discrimination deeply. Also, we listened to the story of women’s jobs in China. I was able to ask her only two question. So, I want to talk more actively when I have another chance. And I found it is very difficult to tell thing that I want to tell in English and to pick up the words of foreigner.Through today’s class, I learned many things and found my proposition. By taking advantage of this experience, I want to study English more.

We discussed the existence of women in the future with foreign students. My group discussed with Aberor Martin from Ghana. I was able to get the difference between Ghana and Japanese women in the discussion. In Ghana, it is easy for women to have jobs because they have rights to work. Therefore, women can come back to their old jobs after taking care of their children. However, in Japan, it is difficult for women to come back to their old jobs. I thought that Japan must support more women’s rights by laws.This event was a very valuable experience.

After we finished giving a poster presentation, we were said “Please show me your manuscripts” by Mr. Ryu Ukon from China. It was regrettable that we couldn’t tell our presentation to him well. Ukon’s presentation was a little difficult for me, but he sometimes told us, “Do you understand? I’ll explain again.” So, we were able to understand his presentation. His presentation was better than ours. There were so many things we should learn. After that, we discussed women in Japan in the future. We mainly talked about each other’s presentations. We discovered many questions and problems. Finally, we told other groups about our discussion. We couldn’t tell it well. Today, I got to know my English wasn’t useful. I have to learn English more.

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平成28年6月28日 RRE 「ポスターセッション」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科1期生(1年生)がこれまでのRREの授業で制作してきたポスターを用いて、発表5分、質疑応答2分のポスターセッションを英語で行いました。今回は「ジェンダー」を題材として授業を進め、それぞれの班が「日本で女性が少ない職業」を選び、その職業の背景、現状と問題、問題解決への提言などの要素を盛り込み、ポスターを制作し、発表しました。

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後日、同様のポスターセッションを兵庫教育大学の外国人留学生と行い、「ジェンダー」についてディスカッション等を行います。

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〈生徒の感想〉

In today’s RRE class, our group gave a presentation about women management post. We were able to make the presentation better than before. However, we have a lot of points for improvement. A presentation is given for audience, so we have to tell its contents simply. When we were asked some questions by ALT, we weren’t able to answer them quickly. I thought we had to know about contents of our presentation more. And I listened to other presentations. I learned many things by listening to them. In this way, we can get great experiences in this class. I’ll make efforts to tell various things to various people in English.

In today’s RRE class, we did a poster session. It is the first experience for us. So, it is difficult, but we enjoy speaking English and listening to other presentations. There were good and bad things in each group. We thought we must practice more and use English more. We should remember how to make a speech which was taught by Mr.Nomura the other days. This experience will be useful in the future. So, we work hard from now. Today was very very interesting!

Today’s presentation in my class was good experience for me. It was difficult for me to speak my opinion which I wanted to tell. So, it took much time to prepare for this presentation. I found some points to improve. First, our group members didn’t use gestures too much. Second, we couldn’t memorize perfect. There are a lot of points to be improved. My English pronunciation is not good, but I will do my best to convey what I want to tell. Then I want to enjoy interact with foreign students without being afraid of making mistakes.

We had a poster session in RRE class. Listening to the presentation of each group, I thought that the social state of women have not advanced. I want to be able to ask questions and answer in English more positively.

We made a presentation in our class. Our group couldn’t arrange for it well. So, we did not memorize the manuscript and stopped the presentation many times. And we couldn’t respond to questions well because we didn’t research about issue. However, we were able to find a lot of important points. For example, we should use gestures a lot and speak more slowly and simply.

 

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平成28年6月25日 創造応用Ⅰ ひょうご・こうべ健康・医療ハイスクールサミット実行委員会

WHO神戸センターにて第3回ハイスクールサミットの実行委員会が開催され、本校未来創造コース2年生が参加し、宣言文作成担当として素案を提出し、完成までのスケジュールを報告しました。

〈生徒の感想〉

前回の会議と同様に各グループからの報告を受け、その報告に対して質問・意見交換をしました。私たち宣言書のグループは、今回の会議までに集まって少しは話し合いが出来ていたので、考えた草稿を見てもらいました。その後のグループごとの話し合いで、次回の会議までにどうするかということを決めました。また、草稿の中で間違えていたり、誤解を与えてしまう部分があると、WHOのテクニカルオフィサーの茅野さんに指摘されたので、実際に8月にプレゼンをする予定の人も交えての簡単な講習をしていただくということになりました。今回も会議のあとにJICA関西に行きました。前回は無かった展示のブースを見て、チュニジア料理を食べました。今回は外国の方と話すことができたので良かったです。ですが、まだまだ会話をしたといえるレベルでは無いので、努力が必要だと思いました。

今日は、ハイスクールサミットの第3回会議に行きました。はじめにそれぞれのグループからの報告があり、総務からはプログラムの話や同時並行で行うイベントについて、広告のチラシについてで、宣言書からは現状報告、ポスターセッショングループからは、時間のことや評価について話をしました。そのあと各グループで集まり、ミーティングをしました。宣言書の大まかな部分は出来たものの、内容が誤っているところがあるとのことだったので、訂正するために医師の方にそれぞれの項目について説明していただくことになりました。けれどもこの宣言文は、当日行うポスターセッションの方の研究に基づいて作られたものなので、ポスターセッションを行う方にも当日のために説明を受けてもらおうということになり、7月7日と7月8日に授業形式でみんなで授業を受けることになりました。そのあと、JICAの食堂に行ってチュニジア料理を食べました。食堂で3人の研修員の方と少しお話をすることができました。英語で話すので本当に難しかったです。自分の英語力の低さに呆れて、改めて英語をできるようにならなければと実感しました。

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平成28年6月22日 創造応用ⅠS 物理・生物(2回目)

本校物理教室および生物教室において、未来創造コース2期生(2年)理系選択者対象に、物理と生物の実験をそれぞれ行いました。この内容は生徒が履修している物理生物選択とは関係なく、未来創造コース2期生(2年)理系選択者を二つのグループに分けて行いました。
また、5月18日の創造応用ⅠSの授業で受けなかった科目の実験を、今回の時間に行いました。
実験の内容は、物理・生物のどちらも5月18日のものと全く同じであるため、今回は写真と感想を載せていきます。

【生物】

   

   

【物理】

   

〈生徒の感想〉
1.今回の学習で興味関心を持った点
2.今回の学習で為になった点
3.今回の学習から見つかった課題

【生物】
1.人は何かを見て、色を判断するときに物体が吸収していない色を見て判断していることにとても驚いた。葉が緑色に見えるのは、葉が赤色や青色を吸収して緑色を反射させて、私たちの目に届けていることに驚いた。
2.目の構造が、内側から外側につれて、強度が増していたことだ。目玉自体はやわらかいが、前後に切り分けるとき、刃を入れにくかったり、ガラス体はゼラチンのようにやわらかいというのを実際に触って体感できた。

1.人間が見ているものは脳が色をぬっていること。目の構造が思っていた以上にすごかった。すごく考えられているなと思いました。
3.自分は解剖はムリだと思っていたけど、やってみたら楽しかったので、決めつけるのはよくないなと思った。

2.眼球の中には、水晶体や視神経以外にもとても多くの組織が集まっていた。眼球は水晶体などしか必要ないと思っていたけれど、他の組織にも重要な役割があり、無駄なものはないとわかった。

【物理】
1.今まで使っていた公式では、ちゃんとした数値がでないことに驚きました。内部抵抗以外にも、他の条件が結果に影響することがなにかあるのか知りたいなと思いました。
2.公式など正しいと思っていることも、実際使うときには違っていて、私たちが正しいと思っていることも、疑っていくことが大事なんだなと思いました。

1.物理は数学と同じで、一つ数値が決まったら他の数値もすべて出てきて、きっちりそうなると思っていたけど、けっこうばらつきとか多くて、きっちり出すほうがむしろ難しいんだなと思った。何事も答えは一つではないんだということに興味をもった。
2.スライド抵抗器の使い方を知れた点。最初、説明を聞いてもスライド抵抗器の意味が全くわからなかったけど、使ってみたら、意外に便利なものがあるんだと感心した。いろんな使い方ができそうだなと思った。

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平成28年6月23日 グローバルリサーチⅡ 「ダイバーシティ研究所」

一般財団法人ダイバーシティ研究所において、本校グローバルリサーチⅡ受講者の2名が、同代表理事の田村太郎氏と同理事の山本千恵氏、同研究院の阿山恭正氏からお話をいただきました。生徒が作成したポスターによる研究の要旨の説明のあと、同研究所の方々からダイバーシティの背景や現状、同研究所で行われた「企業のダイバーシティ度調査」について説明をしていただきました。

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〈生徒の感想〉

ダイバーシティ研究所で、私が学んだのは以下の内容だ。まず、「トップダウンとボトムアップ」について、市場の要請でトップ層はダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をせざるをえず、ボトム層も、男女協働にあたってD&Iを推進している。しかし、トップとボトムに挟まれた中間層の意識が低いから、改善しないといけないことがわかった。また、今日本は女性問題が中心となっているが、震災で被災された人々へのスピーディーな対応、高齢者でも働きやすくするためのユニバーサルデザインの使用が必要であることも分かった。研究所の方々は、知識が豊富でこれまでに色々な人々と話してきたことが伝わってきて、驚いた。自分が企業におけるダイバーシティ全体の、はじめ(募集など)、中(育児休暇取得など)、終わり(昇進、役員構成など)のどこを中心に調べていくか、明確にする必要があると感じた。

今回のフィールドワークでは、次のことがわかりました。神戸は外国人が住みやすい環境のため、外資系企業が集まりやすく、リサーチした当時はダイバーシティの最先端にいたこと。企業間取引(B to B)の企業は銀行、建設、メディアなど、まだまだ取り組みが遅れており、理想は企業から一般消費者向け(B to C)であること。日本のダイバーシティは女性活用に偏りがちで、女性には取り組みが多くなってきているので、男性を重視していくべきだということ。1980年代ごろの教育を受けてきた人は若者との考えのズレがある。中間で働く人のズレをいかに改善するかが1番の課題であること。「男女ともに会社で頑張る」が今の社会で重視されがちだが、そうではなく「誰もが地域・社会で活躍できる」が理想であること。自分たちが研究してきたことをもとに話を聞くことで興味、関心がいつもより高まりました。今回の話を聞いてインターネットではなく人と人との会話が必要だと思いました。今後の研究に生かしていきたいです。

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平成28年6月22日 創造応用ⅠL アカデミック・ライティングにチャレンジ

創造応用の授業では本格的な探究活動に向けて、アカデミック・ライティング(学術的な論文)について講義を行いました。その後、グローバルな社会課題の中から1つを取り上げ、ウェビングという手法でそれから連想する言葉を上げ、その言葉を使って選んだ社会課題について1人5分間で説明をしました。質疑応答の時間も3分設け、活発な授業が展開されました。本日の授業でアカデミック・ライティングについて理解できたのではないのでしょうか。

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平成28年6月22日 セミナー「ワークショップ難民2016」参加

神戸市立青少年会館において、本校グローバルリサーチⅡ(2年生)の希望者が、難民事業本部関西支部 支部長代行 中尾秀一氏が行うワークショップ難民2016に参加しました。

このワークショップは全4回で行われており、2回目となる今回のテーマは「難民になる」でした。まず、参加者全員が紙に世界地図を描き、どのような地域に難民が発生しているのかをマークしました。その後、参加者30名が6グループに分かれ、それぞれが紛争や国内で迫害を受けている家族となり、どのような行動をとるべきか話し合い、発表しました。最後に、最新の難民情報についてレクチャーを受けました。

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