グローバルリサーチⅡを受講している2年生40名が、地元のグローバル企業である住友ゴム工業㈱へ訪問し、講義を聞き施設を見学させていただきました。はじめに、会社の紹介を聞いた後、2グループに分かれて施設見学を行いました。環境を考慮したゴムを使用しないタイヤについての講義を聞いたり、乗車する人の立場になってタイヤの音を研究している研究室を訪問したりしました。最後にゴルフクラブについて研究する部屋を訪れ、実際に打った球を研究する体験にも参加しました。後半は、海外における事業展開について講義を受け、海外で事業を広げていくうえで大切なことを学びました。最後に生徒たちが実際に訪れるベトナムの現場についてお話を聞き、ベトナム研修の事前学習もしました。
〈生徒の感想〉
いろいろな施設を回ったが、どこも冷房が効いていて機械や従業員の健康を守るための工夫がなされていると思った。また、どこに行っても住友ゴムのオリジナリティや今までの努力を垣間見れた。海外進出に関しても、今後のことを考えて、行動に移しているので各企業の鏡であり、とても参考になると思った。ゴムの専門的な話は難しくてあまりよくわからなかったが、それらに対する試行錯誤の跡や結果を知ることができて良かった。
身近なところにたくさんゴムが使われているのだと分かりました。工場見学をしてみて、無響部屋の静かさやゴルフの部屋の機能に驚きました。タイヤの種類だけでもたくさんあって、その場面に適したタイヤが生み出されているのだと学びました。また、今ではタイヤも地球に優しいものが開発されており、これからの時代は多くの企業においてエコが重視されていくのだなと思いました。
グローバル展開をなんとなくしか理解していなかったけど、住友ゴムさんのお話を聞いて、企業を海外に展開していく人たちがどのような仕事をしているのかが以前より具体的にイメージできるようになり、とても貴重な経験になりました。
今回のフィールドワークを通してこんなに身近にグローバル化している会社があることに驚きました。住友ゴムでは多様な人材や場所があって、作業がしやすい環境にあるなと思いました。無響室で計測するタイヤの点検などは安全性の確保や快適な乗り心地につながっていて、技術がすごいと思いました。エナセーブというタイヤで賞をもらったのに、更に会社全体でもっと上の目標に向かって働く姿勢は住友ゴムの発展に大きくつながっているところだと感じました。企業用の雰囲気が会社の成功につながるのだと改めて思いました。企業について興味が深まる時間でした。
滅多に入ることができない場所まで入り、実際に体験させていただくこともたくさんできて、とても興味深く、楽しかったです。身近なものが多かったので馴染みやすかったです。ネットで見るより身近にいる人からの話がたくさん聞けたので、生きた話が聞けたように思います。今日聞いたことを生かして、ポスター課題をより具体的なものにしていきたいと思います。本当に貴重な体験ができて楽しかったです。ありがとうございました。
実際にグローバル企業に行ってみて、海外とどのように連携を取っているか、海外進出の目的、また製品開発の過程などいろいろな話が聞けた。工場見学では、世界初の石油を使わないタイヤや、タイヤ音の実験をする無響音室や、ゴルフ用具の開発をしているシミュレーション室に行き、それぞれの説明をしてもらった。もうすでに今でも十分すぎるくらいのものを制作しているのに、まだ日々研究を重ねて、更に上を目指そうとしている会社のモットーがすごいと思った。ベトナムでさらに深く学びたいと思った。
施設見学では、普段は見ることのできないタイヤの研究施設を見せていただくことができ、とてもいい体験になりました。「エナセーブ」という名前は聞いたことはあったけれど、それがどのような商品なのかはよく知らず、今回、化石資源を全く使用していないタイヤだと知ってその技術に感動しました。また、私の班は日本企業の海外進出について研究しているので、講義で海外進出する際の国の選び方、苦労した点などを聞かせていただけたのもとても参考になりました。私はベトナムには行きませんが、今回学んだことを今後の研究活動にしっかり生かしていきたいと思います。