租税教室実施報告~政治経済選択者、財政の舞台へ~

3年生の政治経済選択者を対象に、姫路税務署・柏原税務署の協力のもと、租税教室を実施いたしました。今回は、単に税金の仕組みを学ぶだけでなく、財政の役割や税の大切さを深く理解し、ひいては主権者としての自覚を育むことを目的として実施。その様子をお伝えします。

〇1日目の様子

初日は、姫路税務署の絹田様から「日本の財政を考える」をテーマに講義をしていただきました。生徒たちは、日本の財政状況や税金がどのように使われているのかについて、熱心に耳を傾けていました。講義の後、「財務大臣になって国の予算を作ろう」というグループワークを行いました。各グループとも、与えられた限られた予算の中で、何にどれだけの予算を配分するか、活発な議論を繰り広げていました。

〇2日目の様子

2日目は、各グループが述べ3時間かけて作成した予算案を発表し、互いの発表に対して意見交換を行いました。発表を通して、生徒たちはそれぞれのグループの考え方の違いや、予算編成の難しさなどを実感したようです。互いの良いところを認め、課題を指摘するなど、活発な議論が展開されました。

「今回の取り組みを通して」

今回の租税教室を通して、生徒たちは税金が私たちの生活を支えていること、そして、税金の使い方によって社会が大きく変わることが理解できたと思います。授業の最後に「まだ話したい」「もっと考えたい」という声が上がったことは、今回の取り組みが生徒たちの心に響いたことを示していると感じました。

最後に今回の租税教室にご協力いただいた姫路税務署・柏原税務署の皆様に、心より感謝申し上げます。

〇生徒の感想

税についてグループ内で話し合ってしっかり考えることができた。班の発表が終わったあとに改善点が見つかったり、相手の班からの指摘で改善することが見つかったりして、もう少ししっかり練りたいと思いました。発表後のフィードバックでは、お互い熱くなりすぎたところもあったけど、よく話し合えたと思います。(丹波市立春日中学校出身)

カテゴリー: 校内の様子, 3年生 パーマリンク