2月26日(土)、本校の卒業証書授与式が行なわれました。新型コロナ感染症が世界的に拡大する中で、高校生活を過ごしてきた260名が、母校を巣立ちました。

今日の卒業式は、コロナ拡大蔓延防止期間中のため、参加人数を制限して行ないました。卒業生の保護者は各家庭1名で合計160名ほどの参加、来賓は育有会長さんだけに限定し、歌も歌わず、時間も短い卒業式でしたが、実際に式場に集まることができた嬉しさを、味わうことができました。生徒たちが行なった送辞も答辞も、心がこもっていて、緊張感ある式典を、温かいものにしてくれました。

校長式辞で二つのメッセージを卒業生に贈りました。一つは、「人間は不完全である」から、互いの長所を認め生かして生きてゆかねばならないということ。人間は幸せを望んでいるのに、現在も世界では、戦争や争い、犯罪や不正、暴力やいじめがなくならないのは「不完全」な証拠。だから人の欠点を責めたりせずに、支え合って幸せになって欲しいと思います。メッセージの二つ目は、本当の「チーム」として、力を合わせることの大切さ。そのためには、夢と希望が必要です。ただ集まっただけの「烏合の衆」ではなく、同じ夢や希望も持った人が集まって取り組む「本当のチーム」は、大きな力を発揮します。仕事で、勉強で、友達と、家族でも、夢や希望を共有して、力を合わせて、広い世界を歩んで欲しいと願っています。

宝塚東高校46回生の皆さん、保護者の皆さま、卒業おめでとうございました。関わってこられた先生方、今日まで本当にご苦労さまでした。
今日は大きな節目の1日でした。 (校長)
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