平成29年9月13日 グローバルリサーチⅡ FW「布亀株式会社訪問」

「置き薬ビジネス」を研究しているグローバルリサーチⅡ受講生(2年生)9班の2名が西宮市に本社がある布亀株式会社を訪問しました。置き薬ビジネスのお話をお聴きした後、こちらから配置する薬の話や営業所における人員配置等、ビジネスが成り立つために重要な要素に関する質問に答えていただきました。実際の薬箱や営業の方が持ち運んでいる薬等も見せていただきました。高校生ビジネスグランプリのビジネスプランシート作成に向けて大変有意義なフィールドワークとなりました。

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<生徒の感想>

初めての企業訪問で最初は緊張していたが、だんだんと聞きたいことを伺えて、とても有意義な時間となった。 話を聞けば聞く程、実際にビジネスとして行うにはいかに課題が多いのか分かり、持続可能な体制で利益を生み続ける難しさを痛感した。ミャンマーでは村単位に薬箱を設置するので日本とは違った配置薬の制度を考えなくてはならない等、問題は山積みだが一方で、対面で直接売り込めるというメリットがあることも知れた。私は配置薬しか販売を考えていなかったが、このメリットを活かしてミャンマーの人々のニーズにあった商品も売り出すことで利益を拡大したい。今回知れたことを考慮したうえで、より実現可能なビジネスプラン作成に向けて努めたい。

ビジネスコンテストに応募するにあたって布亀でフィールドワークが出来たことはおおきな収穫になりました。置薬の仕組みについて、詳しく知ることができ、私たちの疑問点も解決しました。もしミャンマーの農村部の村に置薬を置くとしたら薬の輸送や管理、金額設定、継続性など考えるべきことが山積みでしたがどうやって考えていくべきか、たくさんのヒントをいただけたように思います。これからは、まずミャンマーのニーズや、どのようなものがどれぐらいの値段であれば買って貰えるのかについて調査していきたいと思います。持続可能で、ビジネスとして成り立つような良い仕組みになるよう考えていきたいです。

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平成29年9月13日 創造応用ⅠS 探究活動(2回目)

<数学>
本校学科準備室において、数学を選択した4名を対象に、神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授 稲葉 太一氏にお越しいただき、前回の発表を踏まえた上でテーマを決める作業を継続して行いました。ゼミ形式に慣れたこともあり、また、専門家の観点からのアドバイスも豊富にいただき、これからどのようなことを研究していくのかの方向性がよりはっきりと定まってきました。後日、稲葉先生からそれぞれが考えているテーマについて、研究としてどれくらい発展性があるかのアドバイスを添えたレポートを送付していただきました。今のところ面白そうなテーマとして記憶・競馬・理想的な登山などが挙げられています。

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<物理>
物理を選択した生徒8名は、大阪大学大学院理学理学研究科物理系総合研究棟を訪問し、担当していただく大阪大学大学院理学研究科教授 下田正氏と共に、顔合わせののち、前回生徒で議論したテーマ案について議論を行いました。まず、生徒が挙げたテーマに関して説明を行い、それに対して下田先生にアドバイス・意見をいただきながら10のテーマに対して簡単な話し合いを実施しました。その後、各テーマに対して物理的な観点を交えながら、高校生の課題研究として取り組めそうなものなのか、どのような発展性が考えられるのかといった議論を通しながら、テーマを絞っていきました。この日の話し合いの中で「砂時計」に関する研究、「ダイラタント流体」に関する研究の2つが最終候補として残り、4名ずつに分かれて、今後の具体的な研究の方針に関して検討を行い、各グループ間で共有しました。

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<化学>
本校化学教室において、化学を選択した生徒6名を対象に、化学2回目の活動を実施しました。昨年先輩が実践した泥電池を実際に作成し、新たな課題の発見に向けての実験を行いました。最初に、基本であるダニエル電池を作成しましたが、昨年と違い抵抗なしでも起電力を測定でき、その理由を全員で討議することから始まりました。用いた溶液や極板、塩橋の影響を考えましたが、難しい課題で、いきなり研究の難しさを経験することになりました。その後、泥電池を作成しましたが、昨年と同じような結果は得られず、次回にもう少し時間を懸けて結果を考察することになりました。

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<生物>
神戸大学大学院洲崎研究室を訪問し、生物を選択した生徒5名を対象に、神戸大学大学院理学研究科准教授 洲崎敏伸氏による探究活動のガイダンスを行っていただきました。細胞内共生と生物の進化について、単細胞緑藻と原生生物や、トキソプラズマと脊椎動物の例を挙げての説明を受けた後、今年度の研究材料であるミドリヒドラの細胞構造について電子顕微鏡による観察を見学しました。今後は、ミドリヒドラの刺胞を観察する場合、刺胞の放出をどのような方法で行うかを考えてくることになりました。

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<都市工学>
本校資料室において、都市工学を選択した生徒5名と本校教諭で活動を実施しました。内容は以下の3点です。

  • 夏期課題「景観写真の撮影」について、写真データの確認・集約
  • 先週の授業を受けて、各自のテーマ設定への考えについて、議論・意見交換
  • 夏期課題「印象評価に用いる形容詞対の考案」について、案の発表・意見交換

写真については、現状では主にベトナムの景観、イギリスの景観、長田商店街の町並みといったデータがあるが、大学生の先行研究のような一貫性のあるデータにはなっておらず、どのように利用できるかといった課題が明らかになりました。テーマの設定については、それぞれ自分の課題意識にこだわりもあり、どのように都市工学的な考察に集約できるかという議論がなされました。形容詞対の案については、「滑らか」と「荒々しい」といったものが披露され、その適切性の議論や新奇に思いついた対の案などが提示されました。写真データや形容詞対の記録については、担当を決めて持ち寄ったものを集約して管理することを確認しました。

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平成29年9月11日 グローバルリサーチⅠ・RRE「英語によるプレゼンテーションの技法」

本校同窓会館ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)33名と創造科学科2期生(1年)40名を対象に、神戸市外国語大学教授である野村和宏氏をお招きし講義を行って頂きました。内容はプレゼンテーションの技法やスピーチをする上での注意点などについて、オールイングリッシュで講義をして頂きました。

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また、講義の合間に即興スピーチの実践やグループワークも行いました。

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生徒たちは講義を聞き、グループワークで意見を交流させたり、実践活動を通してプレゼンやスピーチのコツを学ぶことができました。

<生徒の感想>

The point I found very impressive in today’s lecture is “Impromptu Speech Practice”. First, I made a pair, and everyone gave a speech to the classmates. There were 3 themes to talk. I had to talk about “famous person whom I want to meet”. Although chatting is easy, but giving a speech by looking faces of audience is difficult for me. I became nervous, and couldn’t remember even simple words. 1 minute passed very fast to me. If I have a chance to give a speech, I hope I prepare the manuscript well and practice it many times to make a presentation.

I’m not good at speaking English and making speech. So I learned a lot of things from today’s lecture. Through this, I found practicing, making eye contact and reviwing feedbabck are very important to make better presentation. I want to be a good English speaker, so I’ll do my best.

 I was so satisfied with listening to the lesson. I was able to notice the importance of slides. The slides help me in my presentation. If the presentation is clear, and easy to understand, the audience will be able to understand my presentation easily. I think it’s good to use the good slides. I was so glad to realize that again. I want to try to make good slides. I had a very good time!!

 I thought it difficult for me to give presentation in front of many people, but in today’s lesson, I was able to learn how to make good presentation. For example, I learned many useful phrases which we can use in presentation. In order to inspire the audience, I have to practice a lot. Although each effort is small, but I believe they cause a big change. 

Today I learned many things to make a speech. Mr. Nomura’s lecture was in English, but I was able to understand clearly. I noticed that he used gestures and looked our faces. I wasn’t able to look audiance’s face when I gave my speech. Also I looked manuscript throughout the speech. Mr. Nomura never looked manuscript. That is great and I try to do it.

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平成29年9月10日 グローバルリサーチ FW「神戸ベトナム人会」

二葉地域福祉センターにおいて、グローバルリサーチⅢ受講生(3年生)1名とグローバルリサーチⅡ受講生(2年生)1名が、神戸ベトナム人会が実施するベトナム語教室と日本語教室を見学しました。実施の背景や運営について様々なお話を聞くことができました。また、本校OBで日本ベトナム友好協会の方にも駆けつけていただき、長田におけるベトナム人コミュニティが置かれている現状や課題についてお話をしていただきました。3年生は論文の最終的な検証ができ、2年生は課題設定に大いにプラスになりました。

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〈生徒の感想〉

見学させてもらったベトナム語教室は、生徒がとても元気に授業を受けている様子がわかった。その教室をベトナム人が自発的に開いているのはいいことだと思うけれど、親子間のコミュニケーションをとるために大事な勉強であるのに、授業があまり身になっていない感じがあった。また、専門の方の話を聞いて、自分たちが難民や多文化共生について研究することは大事なことだとわかった。ただその研究は、多くの課題や問題があり、いろんな情報を知り、きちんとした態度で研究に向き合っていくことが大事だと思った。

 

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平成29年9月8日 RRE「The Great Barrier Reef」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科2期生(1年)40名を対象に、RREの授業を行いました。2学期のRREではテーマを「環境問題」とし、学期末にパワーポイントを用いたプレゼンテーションと、外国人留学生との交流会を行います。本日の授業では、その導入として、本校ALTが母国オーストラリアの世界自然遺産 The Great Barrier Reef についてプレゼンテーションを行いました。その後、プレゼンテーションの内容を日本語で要約し、感想を英語で書きました。

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≪生徒の感想≫

The most interesting and surprising information for me was about starfish. I didn’t know that starfish eats coral and the Giant Trion Snail eats the starfish. I thought starfish was cute, but increasing starfish is not good. I want people not to catch the snail. I was able to have fun listening to the presentation. Thank you!

I was surprised that plastic was in a sea turtle. I think it was a serious problem, and we should solve this. I think solving the environmental problems is the most important. I also think climate can’t be changed easily, but plastic in the ocean can be removed. So, all people in the world try to solve this environmental problems.

I was surprised at the fact that 63 people died by Box Jelly fish. I think it is very dangerous. It is good to kill them for people, but it also destroy sea environmental, so people must be careful. I was surprised at that 97 % of the Great Barrier Reef will die. It must not be happen. We must do something to solve this problem. We must decrease CO2 and oil.

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平成29年9月7日「市長とともに考えよう みんなの大好きな長田」

ふたば学舎講堂において、創造科学科2期生(1年)15名が長田区区民まちづくり会議主催「市長とともに考えようみんなの大好きな長田」に参加しました。この公開シンポジウムには、創造基礎Bの地域課題研究でお世話になっている方々が事例報告をされました。これからの実践活動のヒントとなる市民の取り組みを知ることができました。

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〈生徒の感想〉

「市長とともに考えようみんなの大好きな長田」の話に出てきたアートをより身近なものにし、街中に芸術が溢れている長田にしていくには、住民の活動への参加が必要不可欠だと思った。そして、それを呼びかけていく方法にも工夫が必要である。もう一つ、課題は「あそび」で楽しく解決するという事例で、その後も「あそび」を続けられるようなものにすることから、課題解決後のプラスアルファとしてそういうことも必要なんだと学ぶことができた。また、創造基礎Bで取り組んでいることにも関わるような事例を聞くことができるいい機会となった。今日、市長や活動に取り組んでいる方々から聞いた話で創造基礎に活かせる部分は積極的に取り入れていきたい。

今日のシンポジウムでは8名の方の事例報告と、神戸市長さんの講演を聞きました。長田区は地域活性化のために多くの施策を行っていて知らないことも沢山ありました。だから、今日9人もの講演を聴けて知識がさらに増えたので良かったです。特に私が印象に残っているのは、合田さんの講演です。私自身が創造基礎Bの活動で「r3」にお世話になるかもしれないということで、講演を聞く前から気にしていましたが、思っていた以上の収穫が得られました。地域で子育てができる街にしたいと思い、この社会問題を自ら解決するところがすごいなぁと思いました。しかし、それと同時に実現性を考えずに案を出してしまう自分の未熟さを痛感しました。今日は、自分が研究課題としていることの情報も得られたのでメモはきちんと読み返して、今後の活動に有効活用していきます。

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平成29年9月5・7日 創造基礎B FW「駒ヶ林まちあるき」

地下鉄駒ヶ林駅周辺において、「Happy Life Happy 長田 for シニア」をテーマに研究している創造科学科2期生(1年)社会科学分野4班の生徒が、実地調査を行いました。この調査をもとに9月19日の校内発表会で駒ヶ林をシニアにおすすめするポイントを発表します。

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〈生徒の感想〉

今回のフィールドワークは、駒ヶ林で「テイクアウトができるお店」を探すことを目的として活動した。大正筋商店街と本町筋商店街で主にお店を探してみたのだが、それ通して思ったことは、「テイクアウトができる」店は少ないということだ。また、テイクアウトができる店の大半は大型チェーン店だった。今回の活動でテイクアウトができるお店より、居酒屋や八百屋、精肉店などの「昭和の感じ」が残っていて、お年寄りの方のウケがよいお店の方が多いことがわかった。また、歴史ある丸五市場の方にお話を聞くことができた。その方によると、駒ヶ林・新長田付近は、昭和の雰囲気が未だに残っている町で、懐かしいと思われる方が多く、40代以上は子育てが一段落したら、この町で過ごしたいと思っている方が多いそうだ。また、丸五市場はいろいろなイベントをお店同士で話し合って開催するなど、近所同士での繋がりがとても強くて、そういった部分でも昭和の雰囲気が残っていると感じた。最後に、今回の活動でいろいろな方にお話を聞いてお世話になったから、その方々への感謝もしっかり持ちつつ、もっと長田区のことを知って、高齢者の方に住みやすい町だ、ということをさらに知らせていきたいと思う。

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平成29年9月6日 創造応用ⅠL 講義「世界を見せてくれない日本のメディア」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科1期生(2年)文系選択者を対象に、大阪大学大学院国際公共政策研究科 准教授 ヴァージル・ホーキンス氏をお招きし、「世界を見せてくれない日本のメディア」というテーマで講義をしていただきました。

講義の前半では、日本における国際報道の割合や地域的分配、記事が与えるイメージ、紛争報道が多い地域などについてお話を頂き、国際報道のあり方について考えさせられました。

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後半では「国際報道はなぜ必要なのか?」という問いについてグループで意見を出し合い、クラスで発表をしました。「グローバル社会だから」「他国と歩調を合わせるため」「他国に依存している日本は常に他国の情勢を知らなければならないから」など様々な意見が出ました。

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最後に講義に関する質疑応答を行いました。

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ホーキンス氏からは様々なフィードバックや意見を頂き、生徒たちにとって深い学びの時間となりました。

〈生徒の感想〉

日本での国際報道の割合がとても低いことに驚きました。普段LINE NEWSで世界の情報見ることがあるけど、それは世界で起きていることの本当に一部でしかないんだろうなと思いました。印象に残った言葉は、「紛争の規模とその紛争が報道される規模が全然違うのはおかしい」という言葉です。今のメディアでは本当に知るべき情報が自分たちにより直接関係があるように見える情報に圧迫されてしまっているのだと感じました。国際報道がなぜ必要なのかの議論の時に、あまり関係がなさそうな国のことも知らないといけないのかなと考えてしまったけど実際は関係のあることがたくさんあると知り国際報道はやっぱり大切だと思いました。

すごく説得力があった。その理由の1つに「証拠」の多さがあると思う。やはり数値というデータはゆるぎないものだし、グラフにすれば視覚的にも違いが見えやすく、特にコンゴでの紛争の死者を表した円の図は衝撃も大きかった。またディスカッションで「自分たちは世界から影響を受けている」と言われたときはハッとさせられた。聴く側がどういうことを思うだろうかと予測し、それに対応する論を練るのが大切なのだと感じた。物を多角的に見て誰も気づかないような視点を見つけることが課題解決につながるのかなと思った。

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平成29年9月6日 創造応用ⅠS 探究活動(1回目)

創造科学科1期生(2年)の理系28名は、創造応用ⅠSの時間において探究活動を始めました。探究活動の科目は、前年度と同様の「数学・物理・化学・生物・都市工学」の5科目となっています。生徒たちは、1学期の創造応用ⅠSの時間に受けた講義や実験・実習をもとに、科目を一つ選び、より専門性の高い探究活動を行っていくことになります。

<数学>
本校学科準備室において、数学を選択した4名を対象に、本校教員がテーマ決定のための話し合いを実施しました。少人数であることをいかし、大学のゼミのような形で行うことにしました。一人ずつホワイトボードに立って、これからどんなことを研究したいかというテーマについて語ってもらい、それに対してどのような方法が考えられるか、テーマについての問題点は何かなどを教諭を含めて全員で議論しました。このような形式の授業はまだ経験が浅いのか、最初はややぎこちないところもありましたが、一人30分程度の割り当てが足りなくなるくらい議論が白熱し、とても有意義な形になりました。

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<物理>
本校HR教室において、物理を選択した生徒8名を対象に、本校教員がテーマ決定のための話し合いを実施しました。夏季休業中に課題として考えてきたテーマ案を出し合うことで、合計約50のテーマが出てきました。各テーマについて、課題研究としての妥当性や実現可能性に関して議論し、生徒自身が興味をもって取り組めるもの、限られた環境の中で実現できると考えられるものを選び、10のテーマに絞り込みました。

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<化学>
本校化学教室において、化学を選択した生徒6名を対象に、化学1回目の活動を実施しました。今年もご指導いただく神戸大学大学院理学研究科准教授 大堺利行氏に来校していただき、夏休みに課題としてまとめた電池についてのプレゼンテーションを行いました。6名がそれぞれ異なる電池を調べ、大堺先生の前で限られた時間で説明しました。大堺先生からいくつか質問を受けながら、全員でそれぞれの電池について共有し、来週実験する泥電池に向けて、主体的に事前学習をすることができました。

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<生物>
本校生物教室において、生物を選択した生徒5名を対象に、本校教員が探求活動のための授業を実施しました。まず、各自がヒドラおよびグリーンヒドラについて調べたレポート内容を簡単に紹介し、その生物的特徴と飼育法について学びました。次に、miniスマホ顕微鏡について、神戸大学大学院理学研究科準教授 洲崎敏伸氏の説明書をもとに、古いPCのレンズを取り出し、miniスマホ顕微鏡を作成しました。

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<都市工学>
本校資料室において、都市工学を選択した生徒5名を対象に、大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻教授 澤木昌典氏をお招きし、初顔合わせとして、それぞれの自己紹介から授業を開始しました。本年度の取り組みとして、澤木先生から「町並み景観の印象評価と音楽の印象評価との相関検証(仮題)」という大きなテーマが提示されています。本時の前半は、澤木先生の方から、澤木研究室で取り組んでいる学生の論文を2本、先行研究として紹介していただきました。1つ目は「町並み景観のデザインと音楽」、2つ目は「通り景観に対するリズムの感じ方」という研究テーマでした。また、澤木先生からは生徒に対して夏季課題が3つ出されています。本時の後半では、その1つである「探究活動をどの方向で進めたいか」という問いへの回答を順に発表していきました。それぞれの意見や考えに対し、澤木先生からご意見やご指導をいただき、探究活動のテーマ設定に向けて考えを深めていく生徒らの姿を見ることができました。

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平成29年9月5日 創造基礎B FW「アグロガーデン訪問」

アグロガーデン神戸駒ヶ林店において、「創り出そう花と緑にあふれる長田」をテーマに研究している創造科学科2期生(1年)社会科学分野6班の生徒5名が、設置を考えているインスタグラム向けの撮影スポットのアイテム作成について、技術面に関する具体的な相談をしました。 相合傘を花で作成することについては、土台となる部分を木材で作成するなど安定した形のものが望ましいですが、その制作が比較的難しいことと、そこへ生花を植えるとなるとかなりの重量になるなど、自分たちの手で制作するとなると、課題が多いことがわかりました。土を使用しない、花の部分を少なくする、造花にするなど、再考の余地が大きくあることがわかりました。再度グループで話し合い、方向性を考え直すこととしました。

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〈生徒の感想〉

今日のアグロガーデンへのフィールドワークは、寸法などの構想を立てた上で臨んだが、いざインスタスポットの制作を実行するとなると、費用のことや資材のことなど、さまざまなことに工夫を凝らさなければいけないことがわかった。例えば、スポットを作る際の外枠組みをどうするのかについて、造型の方法、固定する方法など、たくさんあるものの難しく、これからどのように仕上がっていくのか不安でもある。実際やってみるということはそれなりに難しいこともあるということを痛感した。目標の達成にはかなり時間がかかりそうだが、様々な方の意見やアドバイスをもとに自分たちでベストな方法を導き出し、やるべきことはしっかり果たすことができるように努めていきたいと思った。

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