7月12日(金)に、地震を想定した避難訓練を行いました。訓練は、火災報知器の大きな音からはじまりました。教室や農場などさまざまな場所で授業受けていた生徒たちは、不安からざわめきたちました。しかし、「身の安全を確保して」の呼びかけに、机の下に入ったり放送音を聞こうと耳をすませたりして、状況を把握しようとする生徒たち。一斉放送が入ると、誰もがしゃべるのをやめ、指示どおりに動いていました。この日は、雨のため、避難場所は体育館。声をださず、足早に、しかし慌てず、前を歩く人との距離を取りながらスムーズに体育館に集合することができました。
長尾校長からは、学校で災害に遭った時は全体の指示を聞くことの重要性と、地域で災害に遭った時は自分の身の安全を守るとともに高校生の活動に地域の期待がかかることがあるといった心構えの講話がありました。また、2年生の生徒(市島中出身)は「突然の出来事にびっくりして友だちの腕をにぎってしまうくらい焦った。でも落ち着いて教室の先生の指示を聞くことはできた。」とふりかえっていました。
忘れた頃に災害はやってくるといわれます。本校でも定期的に有事に備える力を養っていきたいと思います。