令和5年度進路指導室だより4  令和5年4月24日看護・医療系集会

東京アカデミーから講師の方をお招きし、3年生の看護・医療系への進学を希望している生徒を対象に、看護・医療系集会を実施しました。

看護の道に進むためには、必ず高校卒業後進学する必要があります。その進学先を検討する際に意識すればよいことを具体的に教えていただきました。

高校卒業後の進路の選択肢は、大きく4年制大学、短期大学、専門学校の3つです。修学年数の異なるこれらの進路には、それぞれ長所や短所があります。現在の自分の学力だけで判断するのではなく、自分の性格はどうなのか、助産師や保健師として働きたいのかなど、検討する際に考慮するポイントがあります。それらを踏まえて進路希望を考えていくとよいというお話をいただきました。

その進路に進むための受験方法は推薦入試や一般入試がありますが、気をつけたほうがよいこととして、一般入試を目指して勉強しておいてほしいということが挙げられました。推薦入試よりも一般入試のほうが受験科目数が増える学校が多いです。一般入試でのみ必要な科目も勉強しておいて、推薦入試で合格できたときには「よかった」で終わりますが、推薦入試の準備だけをしていて、一般入試に臨まなければならなくなったときには手遅れになってしまいます。まずは進学できることが夢の実現への第一歩なので、大変だけれども受験勉強を頑張ってほしいとのことでした。

また、受験で合格することがゴールではなく、希望の職に就くことまでを考えなければなりません。そのため、例えば看護師になるためには就職前に国家試験に合格しなければならないことなど、数年後のことも考えていてほしいという話もありました。数年後をどのように迎えたいかがイメージできれば、自ずと進路選択も具体的に考えられるようになります。

看護師とは、人の命を預かる責任ある職業です。人の命を預かるに足る人間であるために、努力を怠ることはできません。その分やりがいのある職業でもあるので、今からできることを少しずつ頑張っていってください。

患者さんに元気を与えられる医療人になることを期待しています。

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