村高DAYS 36 地域学入門(1年生)但馬の植生

 6月23日(月)、講師に菅村先生をお招きし、地創系1年生が但馬の植生について学びました。

 1時間目は世界や日本、但馬の植生について知り、なぜその植物がその地にあるのか理由を考え、2時間目は葉を見てそれがどの植物にあたるのか資料から探しました。葉の匂いを嗅いだり裏返したりしながら特徴を見つけ、推測します。特徴が似ているものもあり、探し出すのに難しいものもありました。(写真の葉は、ほんの一部です)

 また、鹿により多くの植物が食べられるなどして、数年前までは緑が豊かであった場所(但馬内)が全く変わってしまった写真を見てショックを受けました。その他にも、但馬で絶滅した植物や新たに発見された植物についても学びました。

 次回は、校外学習です。

村高DAYS 35 修学旅行(1)

 高校生活において最大行事の1つである修学旅行。今年度は6月10日(火)から13日(金)の3泊4日で、沖縄へ行ってきました。

 初日は学校を5時に出発。伊丹空港でバスから飛行機に乗り換え、11時過ぎに那覇空港に到着。梅雨が明けた沖縄は大変蒸し暑く、但馬との違いを一番に感じました。

 その後、ひめゆり平和祈念資料館見学と「おきなわ世界塾」様による平和のワークショップ、ガマ体験、平和の礎(いしじ)で献花など。過去を知り、未来の平和を願い、現在自分たちができる平和に向けての取り組みについて考えました。また、晩御飯会場では沖縄料理(沖縄そば、ゴーヤチャンプルーなど)に舌鼓を打ち、三線による沖縄民謡ライブで盛り上がりました。

 2日目は「道の駅かでな」から嘉手納基地を見学、そして本部港から伊江島へフェリーで移動。ここでも私たちの知っている日本海とは全く異なる、マリンブルーの海の美しさに大変驚きました。伊江島では民泊体験。4名ほどの生徒が1つのグループとなり、島親さんにお世話になります。それぞれの家庭で昼食をいただき、島を観光したり、海に連れて行ってもらいました。伊江島も太平洋戦争で地上戦が行われており、ガマや弾丸痕、米軍伊江島補助飛行場滑走路跡地(自動車などでも入ることができる)などを見ることができます。各家庭ごとに、様々な体験や美味しい沖縄料理を楽しませていただきました。沖縄の方々との触れ合いや文化を満喫した1日となりました。

 3日目は島親さんとお別れ後、美ら海水族館を見学、そしてマリンスポーツを体験し、海の危険生物についても学ぶなど、沖縄の自然を堪能しました!沖縄最後の夜はリゾートホテルに宿泊し、食べ放題のBBQ(バーベキュー)。

 最終日、国際通りで班別研修後、ゆいレール(モノレール)に乗って那覇空港へ。生徒の両手はお土産で一杯でした。

 4日間、全員元気ですべての行程を終えました。解団式では、私の問いかけに誰もがこの旅行に満足し、楽しかったという返事。生徒は結団式で話したように「よく遊び よく学び」、本校の職員がこの旅行で伝えたかったことをきちんと受け止めてくれていたようでした。また、本校生は日ごろの活動を通じて多くの方々から「ありがとう」という言葉をいただき、この言葉の持つ意味や力を痛感しているからこそ、修学旅行に関係してくださった全ての方々への感謝の気持ちを忘れず、「ありがとう」と言葉で伝えるようにも話しました。

 修学旅行が安全に、そして思い出深いものになるようご協力いただきました関係者の皆さま、また送り出してくださった保護者の皆さま、ありがとうございました。準備から実施まで生徒のために頑張ってくれた本校職員の皆さん、本当にお疲れさまでした。

*写真は後日掲載いたします。 

 

村高DAYS 34 除湿器で安全対策

 梅雨の時期の本校は、湿気で廊下が滑ります。(特に2階の玄関から応接室までの間がひどい状態になります。)その濡れ方は、バケツで水を廊下に撒いたのではないか、と思うほどです。そこで、安全のために除湿器を数台設置し、対応しています。

 修学旅行中に近畿地方は梅雨に入り、帰校すると除湿器がフル稼働していました。今のところは大丈夫ですが、生徒や職員、また来校される皆様にもぜひ気を付けていただきたいと思います。

村高DAYS33 みかた残酷マラソンへの参加

 今年度も本校は、全校生がみかた残酷マラソンにスタッフとして参加しました。ちなみに、2名の生徒はランナーとして出場しています。

 前夜祭では久保井実行委員長様が私のことを皆さまに紹介してくださり、本校生徒に会えるのを楽しみにしていただいている方々からお声かけいただきました。本当にありがたいことです。

 本校生徒は、前日の会場準備、当日は各エイドでのドリンク等の配布、南中ソーランを踊っての応援(一緒に踊ってくださったランナー様、ありがとうございます)、完走Tシャツの配布、ICチップの取り外し、そうめん等の配布、後片付けなどをお手伝いしました。

 大会が始まると、辛くても一生懸命に走るランナーの姿に心揺さぶられ、生徒たちの声援はどんどん大きくなり、全力応援に!

 たった半日ほどのことですが、生徒は多くの方から「ありがとう」の言葉をいただき、応援しているはずが逆に励まされました!自分たちの活動に対する意味や意義を見出し、自己有用感や自己肯定感につながったと思います。その他にも、人としての生徒の成長が感じられました。

 本校PTAの皆様にもスタッフとしてご協力いただき、ありがとうございました。

 ランナーの皆様、地域の皆様、実行委員会の皆様、関係する全ての皆様にお礼申し上げます。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

村高DAYS 32 みかた残酷マラソン説明会

 いよいよ明後日8日(日)はみかた残酷マラソン。今年もまた、全校生で参加します。というわけで、本日の7時間目に説明会を行いました。

 会の最初には、会長の久保井様にもご挨拶いただきました。村高生の応援がランナーの元気の源になっていると伺い、生徒の励みになりました。

 この説明会では、それぞれのバス乗降場所・時間や仕事内容の確認、またハイタッチ練習、ソーランの確認などを各担当に分かれて行います。生徒は漏れのないように、先生の説明を一生懸命聞きました。

 当日、生徒は周囲の動きから自分のすべきことを理解し、また自分たちにできることは何かを考えて言葉を発し、行動で表し、ランナーを「おもてなし」します。

 「おもてなし」には、次の2つの意味があるといわれています。

 「お」「もて」「なす」⇒「ものを持って成し遂げる」、ものとは「心」を指す

 「表なし」⇒「表裏のない心でもてなす」

つまり、「相手に敬意を持ち、対価を求めない心で相手を満足してもらえるように精一杯手を尽くす」ということです。

 ランナーのみなさん、生徒の精一杯のおもてなしを楽しみにしてください。

 地域の皆さん、生徒のパワーが皆さんにも届きますように!

  写真は、<ハイタッチの練習>と<各担当に分かれての説明>の様子

 

村高DAYS31 修学旅行結団式

 6月6日(金)6時間目、修学旅行の結団式を行いました。

 修学旅行は6月10日(火)から13日(金)の3泊4日、沖縄に行きます。

 生徒代表の挨拶を掲載します。上垣愛結さんの文です。 

「生徒代表として、修学旅行に向けた誓いの言葉を述べさせていただきます。 私たちは今、やる気、勇気、頑張る気を胸いっぱいに、沖縄への修学旅行に出発します。

 この旅は、ただの観光ではありません。沖縄の青い海や広い空、そこで暮らす人たちの温かさ、伝統文化、そして忘れてはならない戦争の記憶や平和の大切さ・・・。この修学旅行は、たくさんの学びと気づきに出会える貴重な機会です。私たちはやる気を持って自分から学ぼうとする姿勢を大切にし、勇気を出して、知らないことや初めての体験にもチャレンジします。そして、困ったときには助け合い、仲間とともに頑張る気持ちで、この旅を一人ひとりの成長につなげていきます。また、団体行動の大切さを意識し、時間やマナーをしっかりと守ります。

 旅行中お世話になる多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、沖縄の文化や自然、人との触れ合いに心から敬意を持って行動します。この修学旅行が楽しい思い出になるだけではなく、これからの自分を見つめなおすきっかけとなるように、私たちは一日一日を大切に責任ある行動をとることをここに誓います。」

*写真は後日掲載します。

村高DAYS30 教育実習と授業見学週間

 今日、5月26日(月)から3週間の教育実習が始まります。

 今年度は、保健体育科で1名の実習生を受け入れています。実習生には大学では学べない多くのことを現場で体験をし、生徒には現役の大学生から進路に対するアドバイスをもらうなど、互いに有意義な3週間になることを願っています。

 また、今週は第1回目の授業見学週間となっており、全教職員が教科の垣根なく様々な授業を見学に行きます。学校設定科目の「基礎英語」では店員と客の設定でグループになって英会話の作成を、化学基礎は理解しやすいように図を描く、歴史総合では伝えたい内容に関連する音楽を使って学習する単元に興味関心を持たせるなど、それぞれ工夫を凝らした授業を見させていただきました。

村高DAYS29 総合的な探究の時間が始動!

 5月23日(金)、「総合的な探究の時間」における活動が本格的に開始しました。

 今日は講師の先生による体験活動や今後の活動に関する話し合い、校外清掃、棚田の田植えなど、各班で様々なことに取り組みました。

 最初の3枚の写真は、射添和紙作りを教えてくださる本多さんの授業の様子です。新たな学びを得た時にうまれる驚きや感動、また興味関心を持った時の表情って、本当に素晴らしいですね。2枚目がそれです。村高生の素直さや感受性の豊かさ、柔軟性、可能性などを感じます。

 次の2枚は、今後の活動内容を具体化するための話し合いをしているところです。そして、最後の写真は「高校生居場所作り」(本校卒業生が立案し、本校生徒が協力)の民家を掃除しているところです。卒業生1名が来てくれてこの事業の目的等を説明し、一緒に掃除してくれました。先輩が活躍する姿は励みになります。ありがとう。

 さて、この授業に関して、生徒アンケートに次のような鋭い回答がありました。

「地域活性化で全校生が楽しいことをしていると思っていたが、学ぶことがメインなのでそうではなかった」

 バ、バレましたか・・・。

 本校の教育活動は「総合的な探究の時間(地域との協働活動・地域活性化)」においても、「楽しみながら学びを深め、学びの中に楽しさを発見」できるように考えられています。なぜなら、「学び」は学校卒業後も一生続くからです。だからこそ、今、生徒の皆さんには「学びの本質(学びの楽しさ、学ぶ意味)」を頭・身体・心で理解して欲しいと思っています。社会に出た時、これが武器となり、また幸せに生きることへ皆さんを導いてくれるでしょう。

村高DAYS28 急に暑くなりました

 今週、急に暑くなりました。

 本校では安全に教育活動が実施できるよう、気温が高くなるとWBGT(暑さ指数)計測器を用いて気温・湿気が活動に適した範囲にあることを確認した後、活動を開始しています。

 今夏も、全校生が元気よく活動できますように。

村高DAYS27 芸術鑑賞会

 今日5月20日(火)は中間考査最終日で、午後から芸術鑑賞会でした。

 本校では芸術鑑賞会を3年に1度実施しており、今年度は演劇鑑賞です。東京演劇集団 風 の皆さまがお越しくださり、「ヘレン・ケラー」を上演していただきました。但馬は物理的条件が非常に悪く、芸術文化における「ほんもの」を観る機会がほとんどありません。そのため、今回の演劇は生徒にとって大変貴重な機会です。

 生徒が早く集合して上演までに時間があったため、学年ごとにバックヤード等を見せていただきました。ステージに上がったり、階段を上ったり、また井戸水をポンプから出してみたり、衣装を着せていただいたり・・・。一気に生徒のテンションが上がりました!

 2時間弱の演劇でしたが、驚くことに生徒はほとんど身じろぎすることなく、舞台をじっと見ていました。「ほんもの」の持つパワーに圧倒されるとともに、感動をいただいた素晴らしい時間でした。

 最後に生徒会長がお礼のことばを伝えました。「一番心に残っているのは、最後の場面でヘレン・ケラーが指文字で家族の名前を書くところでした。村岡高校の学校祭は、全校生が演劇をします。今日のように心を動かせる演劇にしたいと思います。」

 東京演劇集団 風 の皆さま、感動をありがとうございました。また、演劇後の生徒会役員との座談会にもご出席いただき、感謝申し上げます。「座談会での生徒の感想を聞いて、涙が出そうでした」と、生徒が今までの学びを通して劇への感想(「共生社会」などについて)をしっかり述べたことに対して大変感心し褒めていただいたことも、生徒の自信になります。本当に、ありがとうございました。

 生徒の皆さんも舞台の片づけのお手伝い、ご苦労様でした。

 最後になりましたが、PTA会員の皆さまのご支援のお陰でこのような素晴らしい舞台を生徒に見せることができました。心からお礼申し上げます。

 *東京演劇集団 風様のブログに、今日の様子が掲載されます。ご覧ください。