村高物語(創立80周年に向けて)1~部活動~

 「村高物語」と題して、時には真面目に、時には楽しく村岡高校の歴史を振り返っていきたいと思います。どうぞ、お付き合いください。

 卒業生の皆さまにとっては郷愁を誘い、また在校生には愛校心を深めるきっかけになることを願い、記録していきます。本校同窓会の許可をいただき、過去の記念誌等の内容を掲載いたします。

 第1回は、創立30周年(昭和53年発行)の記念誌に掲載された「クラブ活動(部活動)」について取り上げます。

<スキー部>                                                昭和35年設立。                                                                    昭和37年の県大会での優勝をはじめ、例年県大会、近畿大会で優秀な成績を挙げており、全国大会や国体に選手を派遣している。                              部員数 13名

<野球部>                                        昭和35年創設。グラウンドが、特に右翼側が狭く十分な練習ができない中で健闘している。  部員数 25名

<バレーボール部>                                    (男子)昭和37年県大会準々決勝へ進出。全但では最近つねに安定した力をもち、上位にある。部員数 13名                                            (女子)昭和51年に県大会4回戦進出。顧問を中心によくまとまり現在部員数も多い。部員数 24名

<バスケットボール部>                                    昭和37年創設                                          (男子)昭和46年県大会3回戦進出。現在部員数は少ないが、よく頑張っている。      部員数 15名                                                (女子)数回全但優勝。戦績はもう一歩ながら、がんばっている。部員数 15名

<卓球部>                                        昭和35年創設                                             (男子)部員数も多くを抱え活動中で、今後に期待したい。                  部員数 17名                                    (女子)昭和51年、昭和53年全但大会、団体戦優勝。同じく個人戦優勝。現在部員数も多く、活動も活発である。部員数 10名

<テニス部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                                         昭和35年創設                                        男女とも全但大会に参加して、活躍中。例年部員数が多いのに、コートが少なかったが、本年よりコートが2面となり、今後に期待したい。部員数:男子 8名 女子 29名

<柔道部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                    昭和37年設立                                      昭和51年より格技場ができ、練習に励んでいる。例年有段者も輩出している。部員数 31名

<陸上部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                    昭和40年創設                                        以前より、駅伝大会などに参加をしてきていたが、部としての創設は昭和40年。村岡小学校のグラウンドを借用し練習。過去の戦績には、砲丸と800mで近畿大会出場、駅伝全但3位などがある。部員数 17名

<サッカー部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                 昭和51年創設                                         新しい部だけに、意気は盛んで今後の活躍を期待したい。部員数17名

<ブラスバンド部>*令和7年度の時点では「吹奏楽部」として活動している。                                                        昭和34年創設で最も古い部の一つ。                                  学校儀式とか、野球応援に活躍のほか、地元の校外行事にも参加。学校祭では例年発表会をもつ。部員数 23名

<珠算部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                        昭和35年創設                                          中部兵庫珠算大会では例年3位入賞。月曜日から金曜日まで毎日1時間練習。それぞれが段級検定をめざしてがんばっている。部員数 42名

<新聞部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                                             昭和37年創設                                               昭和37年7月村高新聞創刊号発行以来、現在まで45号を発行。ほかに随時、号外を発行している。部員数 16名

<写真部>                                            昭和35年創設                                     部室に暗室をもって、写真技術を習得するとともに、各種大会の記録をしている。学校祭には作品展示をする。部員数 16名

<家政部>*令和7年度の時点では、「茶華道部」の中の華道部として活動している。                                             華道班は、毎週水曜日に活動中。学校祭に作品展示を例年行っている。部員数 48名

<美術部>                                                昭和41年創設                                            学校祭に作品展示を行う。全但高校美術展に例年参加。部員数 23名

<茶道部>*令和7年度の時点では、「茶華道部」の中の茶道部として活動している。                            昭和49年創設                                   学校祭には、茶席を設けている。部員数 35名

<ギター部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                   昭和51年創設                                               学校祭での発表をめざして、練習を続けている。部員数 25名

<考古学研究部>*令和7年度の時点では廃部となっている。                   昭和52年創設                                                発掘調査、あるいは土器製作など考古学に関する研究をしている。部員数 12名

<以前に活動していて、現在存在していない部>                             理科部、文芸部、園芸部、ESS

<同好会について>*令和7年度の時点で全ての同好会は残っていない。                                         昭和42年発足以来、数多くの同好会が活動してきた。現在活動している同好会を簡単に紹介しておきたい。                                               〇剣道同好会: 会員数 9名                                        〇囲碁同好会: 会員数 9名                                            〇国語研究会: 会員数 21名                                    〇コンピュータ同好会: 会員数 7名                             〇ポエム同好会:会員数 7名                                   〇演劇同好会: 会員数 5名

学校閉庁日について

 今年度の学校閉庁日は下記のとおりです。電話や窓口を含めた全ての対応ができませんので、ご了承ください。

  8月14日(木)

  8月15日(金)

村高DAYS 66 地域探求講演会

 8月6日(水)、地域創造系の全生徒を対象に地域探求講演会を開催しました。

 昨年度に引き続き、講師として香美町副町長の穴田康成様、助言者として鳥取大学地域学部教授の塩沢健一様にご来校いただきました。

 穴田様からは「香美町で“豊かに”暮らす~東京との比較をとおして~」という演題で、香美町の人口減少の状況や、香美町と東京における生活について給料や生活費、住宅費などを数字で比較しながら、「心豊かに暮らせるのはどちらだろう?」とお話しいただきました。

 その後、「理想の暮らしとはどのようなものか?」「その理想の暮らしを香美町で送るために必要なものは何か?」について、塩沢先生のご指導のもと3つのグループに分かれて討議しました。生徒からは「新しい施設などの建設」や「費用をクラウドファンディングで集める」など様々な意見が出ました。塩沢先生から「新たなものを作るだけではなく、それを継続してどのように活用していくのか、また今あるものをどう活用していくのかを考えていく必要がある」とご助言いただきました。

 香美町の現状や課題を学び、香美町の将来について考える貴重な機会となりました。課題を自分事としてとらえ、考えることの大切さも学ぶことができました。

 穴田副町長様、また香美町役場の職員様、塩沢先生、ありがとうございました。

村高DAYS 65 防犯対策について

 8月5日(火)、兵庫県美方警察署から巡査部長の桝田 築 様にお越しいただき、本校の防犯についてご助言いただきました。

 桝田様には、今回は不審者対策の視点で本校職員6名とともに校内をご覧いただきました。その後、学校として可能な防犯対策についてご意見くださいました。教職員からは「さすまた」についての話も出るなど、本校の安全安心な環境づくりの一つとしての防犯に関して見直す良い機会になりました。

 生徒だけではなく教職員の安全も第一に考え、教えていただいた対策については実施可能なものから順次取り組んでまいります。

 桝田様、ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

 

村高DAYS 64 第1回オープン・ハイスクール

 8月2日(土)、本校の第1回オープン・ハイスクールを開催しました。当日はの中学生の皆さん、保護者やご家族の皆さまが90名ほど、ご参加くださいました。

 開会式では、生徒会による学校紹介や地域アウトドアスポーツ類型の説明等の他に、吹奏楽部の演奏、民謡集団蘇武の演技もご覧いただきました。村岡高校の良さを分かっていただけたと思います。暑い中でしたが、しっかりと話者を見て説明等に耳を傾けてくれた中学生の姿が、爽やかで大変印象的でした。

 その後、冒険教育、アウトドアスポーツ、教科(理科、国語、数学)、地域創造系の授業を体験。本校生徒との座談会や希望者には下宿見学もしていただき、短時間でしたが村岡高校入学後のイメージができたのではないでしょうか。

 多くの中学生にとっては、初めての学校選びになります。自分がやりたいこと、学びたいことをよく考え、充実した高校生活が送れるよう自分に合った学校を探してくださいね。とは言うものの、ぜひ村岡高校を選んでいただければ嬉しいです。来年の4月に皆さんに会えるのを楽しみにしていますね。

 本校生徒の皆さん、教職員の皆さん、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

村高DAYS 63 ナイター陸上スタッフ

 7月31日(木)、アウトドアスポーツ系の生徒がナイター陸上のお手伝いをしました。

 運営が円滑にいくよう、打ち合わせで自分たちの仕事内容を確実に理解し、本番に臨みました。暑い中にもかかわらず最後まで責任をもって取り組んだ生徒たち、お疲れさまでした。

  

村高DAYS 62 2年ODS研修合宿

 7月29日(火)、30日(水)、2年生スポーツ系の生徒が研修合宿へ。今年度から始まったこの合宿は、海岸清掃活動と体験学習を目的としています。

 初日は、香住にある海の文化館で開校式を行い、施設内を見学、かすみ海上ジオタクシーの乗船し、香住海岸の絶景スポットを観光しました。普段見ることができない自然の神秘を感じることができました。また、三田浜海水浴場で各自カヤックに乗り海岸清掃活動をしました。思った以上にゴミがあり、一人が大きな袋1~2つ一杯に回収しました。大変暑い日でしたが、生徒は自分たちの手で美しい海岸になるようにと熱心に取り組みました。

 その後、今流行りのSUP体験をし、夕食後はジオかるたをしました。ジオかるたは、香美町内のジオサイトとして登録されている風光明媚なスポットを写真でかるたにしたもので、生徒は今まで知らなかった町内の様々な見どころを学ぶことができました。

 2日目は、ジオパークについての講義やSDGsカードゲームで楽しみながら、学びを深めました。

 関係者の皆さま、ありがとうございました。

村高DAYS 61 地域創造系研修合宿3

 研修合宿最終日です。

 午前は一人一人が2日間の学びをまとめ、自分がやってみたいことについて役場内ホールで発表しました。

 この発表は町長様や教育長様をはじめ、各課の課長様に聞いていただきました。ご多用の中、生徒の質問にも答えていただくなど丁寧にご対応くださり、生徒は学びを深めるとともに貴重な経験をさせていただきました。役場の皆さま、また計画してくださった荒金様、心からお礼申し上げます。

 このような場面で緊張しながらも自分の考えをしっかり述べた生徒たち、本当に素晴らしかったです。時間がない中にもかかわらず、自分の考えをまとめ、最後までパワーポイントを作成し相手が理解できるように発表。大人でもなかなかできないことを、しっかりやってのけました。

発表の準備中

 午後は、鳥取大学で石山先生に研修報告会をしました。

 生徒は3日間の研修内容をよく覚えており、石山先生の質問にも明確に答えていました。

 石山先生、ありがとうございました。

村高DAYS 60 地域創造系研修合宿2

 2日目は、最初に西粟倉村で大人と一緒に子どもたちの学びの機会を作っている「NEST」へ。

 午後は日南町に移動し、役場で循環型林業モデル構想について学びました。研修室の隣は町長室で、少し緊張しました。

 説明や案内をしてくださった役場職員の荒金様は研修に来た高校生に多くのことを見て学んでほしいと、色々な所へ案内してくださいました。

NESTが経営する「化猫堂」Books&Cafe
Nestの活動についての講義中
日南町役場の中。
日南町役場の中を入ると、大きな材木が2本ありました。
「オッサンショウオ」日南町オリジナルキャラクター
日本初の町立林業アカデミーへ。
のこぎりとチェーンソー対決!!どちらが早く丸太を切れるのか?
材木置き場見学

Iターンで日南町で働かれている方にお話を伺いました

待ちに待った夕飯です。

 夕食、入浴後、生徒は明日の発表に向けてプレゼン作成に取り組みました。

 今日も長い一日、お疲れ様でした。

村高DAYS 59 地域創造系研修合宿1

 2年生地域創造系の生徒が7月29日(火)から2泊3日で研修合宿を行いました。

 この合宿は毎年実施しており、行政や地域住民が地域の活性化のために行っている様々な取組の現地調査をとおしてその発想と方法を学び、故郷を見直し故郷に提言することを目的にしています。今年度は「人と自然のかかわり」のあり方やプランを考えることをテーマに、生徒が「山」を選択したので、「林業」で村を活性化している岡山県の西粟倉村と鳥取県の日南町を訪れることになりました。

 初日は、西粟倉村の役場の方から、100年の森林構想について学ぶとともに、それに関連する方々からお話を伺ったり、様々な場所を訪問しました。

 西粟倉村役場には本校の卒業生が大学卒業後就職しており、久しぶりに再会しました。元気で活躍している姿を見ることができ、大変嬉しく思いました。

 西粟倉村での研修を立案・調整してくださった神﨑様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

講義の様子 机や椅子は、西粟倉村の木材で作られたものです。
西粟倉村の役場内は全て木材で作られています。また木材で作られた滑り台があるなど憩いの場にもなっていました。
西粟倉村の役場内に図書館が併設されており、滑り台があるなど憩いの場になっていました
Base101% 製材(丸太から木材)に加工する工場の見学
ビオ田んぼ(田んぼの真ん中に作られたテラス)
砂や岩で整備された側溝
むらまるごと研究所 
レーザープリンタや3Dプリンタを活用して作られた木製の工作
品を見ています
この施設でやってみたいことについてのグループワークを行いました
バイオマス燃料であるチップです
バイオマスボイラーや小水力発電設備について話を聞きました
1日目の最後には、鳥取大学の石山先生から残り2日間での課題が出されました