北高 校長室から 194 のじぎく賞受賞

このお話、これで第四話目となります。前もってお知らせしていたように、北高の3年生男子4名が、「人命救助」により、兵庫県の「のじぎく賞」を受賞しました。

表彰式は、本日7月20日(月)15:00より、新長田にある神戸県民センターにて行われました。北高では今日から期末テストが始まりましたが、この日程は、事前に本人たちの了解を得たものです。

今日も4名は、神戸県民センター長をはじめ、同センターの方々、そして、読売新聞と神戸新聞の記者の方々など、多数の大人たちに囲まれました。第二話第三話の場面により、彼らも慣れてきているとは思いますが、それでも、この雰囲気は、特に高校生にとっては緊張するものだと思います。

表彰が終わった後は、このようにして全員で写真を撮りますが、何度も、「表情が硬い」とか、「もっとにこやかにね」とか言われます。でも、仕方ないよね(笑)、さっきも書いたように。

表彰は終わったのですが、最後に、「新聞用の写真」を取り直します。実際の表彰の時には、記者さんも割り込んで色々注文を付けたりできませんので、改めて「いい表情の」新聞掲載用の写真を撮ったのです。

2社から来られていたこともあり、これには割と時間がかけられました。それに続いては、顧問の山本純先生と生徒たちは、それぞれの新聞社の記者さんからインタビューも受けました。

最後に、センター長室にて城センター長とお話をして、神戸県民センターをあとにしました。因みに、この庁舎は、「新長田合同庁舎」といい、まだ完成後1年ほどの新しくて、イマふうのきれいな庁舎です。

何が「合同」かというと、兵庫県と神戸市の両方の組織が入っているからです。兵庫県「神戸県民センター」は、ほかの地域で言うと、「阪神南/北県民局」や「丹波県民局」に相当する組織で、私も県教委のときにこのような庁舎で働いていたことがありましたが、こんなきれいな所が職場だとは、羨ましい限りです(笑)。

さて、のじぎく賞の現物です。実物を見たのは、私は初めてです。

のじぎく賞のような表彰は、「目指す」ものではありません。今回、たまたま彼らは、このように立派な表彰を受けることができましたが、表彰と関係なく、誰かのために小さな善行をすることは、「自分のため」になるのではないでしょうか。

ちょうど1年前の1学期終業式で、そんな話をしました。「誰も見てないと思っても、絶対に自分は見ている、知っている。誰も見てなくても、良い行いをすることは、自分にプラスになるよ」と。同様に、誰も見てないからといって、悪い行いをすると、自分自身にとってマイナスになるのですね。

森重君、村野君、盛君、迫田君、本当におめでとう!

7月21日追記: 本日の読売新聞と神戸新聞の朝刊で、この日のことを記事にしていただきました。特に読売新聞では、紙面の4分の1という異例に大きな記事で、ドキュメンタリーのように書いてくださいました。
どちらの紙面とも、著作物使用の許可が下り次第、この北高ブログでご紹介しますが、どちらの新聞ともウェブ上にも記事があり、写真を含めて紙の新聞と内容は同じです。下のリンクからご覧ください。

読売新聞社の記事

神戸新聞社の記事

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兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥