平成29年12月20日 神戸大学ジャンモネCOEミニシンポジウム

神戸大学医学部会館シスメックスホールにおいて、創造科学科1期生(2年生)40名、創造科学科2期生(1年生)40名、グローバルリサーチⅠ受講生(1年生)33名と普通科生徒の参加希望者3名を対象に、神戸大学ジャンモネCOE主催のジャンモネCOE 高校生向けミニシンポジウムが実施されました。各講演の質疑応答では、生徒から様々な質問があり、たいへん貴重な機会となりました。講師と講演のタイトルは以下のとおりです。

神戸大学大学院国際文化学研究科 准教授 近藤正基氏

「ドイツの移民・難民政策」

神戸大学大学院農学研究科 教授 ツェンコヴァ・ルミアナ氏

「目に見えない力で水を覗く」

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〈生徒の感想〉

最初の講義ではドイツの移民・難民についてたくさん話を聞くことができた。ドイツ政府が難民の受け入れに積極的なのは知っていたが、その理由に第二次世界大戦のナチスなど時代的な背景があるのだと知って、とても興味を持った。また、ドイツはあまり国民を信用しない民主主義であるというのが印象に残った。2つ目の講義では、目に見えない近赤外線を使って、水の状態を見ることができるという話で、それにより生物の健康状態を知ることができるということで、とてもおもしろそうだと感じた。それを将来、人間の病気の早期発見に役立てることができれば、これからの医療は大きく発展するのではないかと思った。

今まで移民や難民の受け入れについて、政治の面からのみみていたため、根本的になぜ受け入れの体制をとっているのか知らなかったが、今回の講義を聞いて、歴史やEU内での立場でなどから受け入れ体制の背景を深く考えることができた。また、ドイツの現在を知ることができたことで、日本もいずれ移民や難民を受け入れる国としての立場をもたないといけないことになるだろうから、今後のドイツやEU国の対応と二分した国論がこのままエスカレートしていくとどうなるのかとても興味をもった。また、今回の話では、病気の発見・治療の方法としてスペクトルを利用するとのことだったが、病気の傾向などもスペクトルから予想できるのではないかと考えた。さらに、医学分野だけでなく幅広い応用が可能であり、エネルギーの変化の様子からある程度の未来予想も可能であると思った。

「ドイツの移民・難民政策」を聞いて、地域によって移民・難民受け入れの考えが全く違うことに驚きました。また、右翼が昔と比べ、おだやかそうに見えたので、若者や新しい人が支持しやすく、右翼の人数が増加しているんだなと思いました。また、もう1つの「目に見えない光で水を覗く」のほうでは、昨年宇宙線の観測をしたときに習ったことが出てきたので、ある程度話を理解できて、とても楽しかったです。理系文系関係なく様々な分野を勉強しないといけないなと改めて思いました。

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平成29年12月15日 創造基礎B FW「長田商店街理事会参加」

長田神社前商店街事務所において、「どんどん広げろ!長田商店街イイとこプロジェクト」をテーマに研究している社会科学分野2班の5名が理事会に参加しました。以前の3回にわたる商店街店舗でのフィールドワークを通して、出てきた課題や提案を発表しました。その後、食べ歩きマップ作成について話し合いました。今後は頂いたアドバイスをもとに長田神社前商店街食べ歩きマップを作成し、本校生徒に配布したり各店舗に置かせていただき、サービスを広めていく予定です。

〈生徒の感想〉

僕達は先日お店を見学させていただき、自分達なりに考えた各店舗の良い点・改善点を理事会に参加していただいたお店の方々に伝えました。改善点を伝えることでお店の方に「良いアドバイスをいただきました。」とおっしゃられたのでこれからまだ残っているマップ作り、配布などでPRしていけたらいいと思います。またマップを配布する際に、お店にマップを持っていったら何らかのサービスをしていただけるという案が出ているのでそれのことも考えてマップを作り兵庫高校生に配布したいと思います。区役所の方々が行われるイベントも、長田神社を中心として開催されることになっていると聞いたのでその時にも商店街によりお客様が来られるように考えていきたいと思います。

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平成29年12月14日 第8回高校生鉄人化まつり実行委員会(3)

長田区役所大会議室において、第8回高校生鉄人化まつり開催に向けた第3回実行委員会が開かれました。今回は、鉄人化まつりのポスター原案とシンボルマークを検討しました。神戸野田高校の漫画動画研究部の部員が作成した候補作から、今回のテーマである「長田にかける虹の橋」がもっとも表現できるものを選びました。また、実行委員企画や屋台についても検討しました。次回会議は1月22日(月)を予定しています。

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平成29年12月13日 RRE「外国人留学生との交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科2期生(1年生)40名が兵庫教育大学に留学している外国人留学生と教員研修生10名と英語を用いて交流会を行いました。お互いの自己紹介の後、生徒は「世界や日本における環境問題~市民として何ができるか~」をテーマにパワーポイントを用いたプレゼンテーションを行い、留学生には「自国における環境問題」というテーマで同様にプレゼンテーションをしていただきました。

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その後、お互いのプレゼンテーションを踏まえて、環境問題を解決するために何ができるか、というテーマでグループディスカッションを行い、その内容を班ごとに発表しました。

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最後に、フリートークと振り返りを行いました。

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留学生の出身国は次の通りです:フィジー、マラウィ―、イタリア、韓国、台湾、中国

〈生徒の感想〉

We met some exchange students today.Today’s purpose is to make a presentation about environment issues each other.I think our group could make a presentation better than before we make it in class.The countries which exchange students live in have some environmental issues different from Japan.I was surprised to hear it.Environment issues cannot be solved by one country.So, I think other countries should cooperate with each other to solve it.It was good that valuable experience was made.

Today, our group presented about ” the endangered species ” .I think that our presentation is improved from previous rehearsal.However draft of presentation is a little short. Also we can make better presentation.I think they are Point to reflect. Our group’s International student, Sumika, prevented about environmental issues in Taipei, Taiwan. I could know about it and find interesting point. It is interesting for me to use “UCYCLE” to reduce carbon dioxide emissions in Taipei. “UCYCLE” is electric cycles which can lent ¥15/30m. I think this efforts is very good!

Today, we talked with foreign students about environmental problems by activity of RRE.Our group talked with a woman from Korea. She talked about air pollution. We know that influences of yellow sand was big in Korea. We had researched about ground pollution, so we talked about it by using Power Point. It was difficult to talk while watching the eyes of partner.After both speeches, we talked about solution of them in English. It was hard, but it was interesting. It was good to think about the solution for oneself.

Today, we made a presentation for the international student. I’ve prepared for this class, but it was so difficult to answer the question she had. I didn’t know the meaning of the word she said and how to answer. So I thought to learn many words and remember them are very important. I want to remember many words as possible then. In the international student’s presentation, she told me about the water pollution and the ceramic garbage. I had never heard about the ceramic garbage. So it was hard to suggest the solution. I found there were many problems I don’t know in the world. I want to know about them more. I had a great time with her. Thank you.

We talked about the red tide with exchange with students from overseas.We could talk to get relaxed communicate with student from overseas better than when presented in class.Presentation of student from overseas is difficult but we listened seriously and positively ask questions.In addition, we could present my opinions about the question, ‘The damage to the environment is an inevitable result when a country tends improve the standard of living. To what extent do you agree or disagree.’It is difficult to tell in English how I think.However I felt it is important to talk to you in English without being transmitted.I want to present my opinions to communicate with words of my own in future activities of RRE.

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平成29年12月12日 創造基礎B FW「神楽保育園 ・真陽小学校訪問」

「人と人とをつなぐインスタスポット」をテーマに研究している創造科学科2期生(1年)社会科学分野6班の生徒4名が、インスタスポットに使用する児童の手形の協力依頼をするために神楽保育園 と真陽小学校に伺い、説明を行いました。後日、手形の回収を行いました。

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平成29年12月11日 グローバルリサーチⅠ 講義「地域における多文化共生」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)を対象に、多文化共生センター兵庫の北村広美代表から「地域における多文化共生」をテーマに講義をして頂きました。在住外国人の現状と抱える課題についてお話をいただいた後、「多文化社会ニッポンの子どもたち」と題して、「外国にルーツがある子どもたちに何ができるか?」「どうやってそれを地域の人に伝えるか?」についてグループでワークショップを行い、発表を行いました。

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平成29年12月9日 創造応用ⅠL セミナー「もっと知りたいイスラーム」参加

関西セミナーハウスにおいて、「拡散するテロ~ヨーロッパでなぜテロが起きるのか~」をテーマに研究している創造科学科1期生(2年)1名が、関西セミナーハウス活動センター主催2017年度開発教育セミナー第6回「もっと知りたいイスラーム~中東とヨーロッパの『今』から学ぶ」に参加しました。講師は同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授の内藤正典氏で、「ヨーロッパの移民社会」と「中東情勢と国際社会」について講義を受けました。第一次世界大戦後から現代まで中東をめぐる情勢の変化とヨーロッパにおけるムスリムのおかれる状況について詳しいお話を聞くことができました。

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〈生徒の感想〉

今回のセミナーで驚いたのは、内藤先生がヨーロッパとイスラームの共存は不可能だと話されたことだ。まず、ヨーロッパの多くの国では保守派の政党が与党となり、極右といわれる政党も勢力を伸ばしている。こうした政党は、ムスリムに対してナショナリズムの視点から「出ていけ」という。これはヘイトスピーチだと僕は思うが、ヨーロッパにおいてはこれは差別ではないそうだ。例えば黒人やトルコ人といった人種や出身国に対して差別的発言をすることはヘイトスピーチだとして法律で禁じられているが、宗教で一括りにしてイスラム教徒を差別するのはヘイトスピーチだとはみなされない。次に、ヨーロッパにおいては「イスラームは人権を尊重しない、性差別をする宗教である、そんな奴らを差別して何が悪い」という考え方が多いそうだ。このようにイスラームは「反自由の宗教」であるとも見なされており、右派だけでなく左派からも排外されており、結果的に、ムスリムは完全に孤立現状となっている。さらに、イスラームとヨーロッパ社会では根本的な概念が違う。例えばヨーロッパ社会では政治などに宗教を持ち込まない政教分離の概念がある一方、実践宗教であるイスラームは政教不可分である。それどころか、神のもとに全ての人間は平等と考えるムスリムにとって、人の上に立つ政治家の存在さえ異質なものなのだ。しかし、このような現実の中でも、世界に15億人いるムスリムのうちテロリストになる確率はとても低い。多くても5万人に一人程で、大多数の人は寛容な精神を持っている。それが、母数が多いためにムスリムの多くが過激思想を持っているかのように思われ、ムスリムのイメージ悪化につながっている。以上のように、イスラームとヨーロッパは互いに理解し合うことは不可能かも知れないが、内藤先生が示唆された通り、衝突を避けることなら出来るはずだ。そういった可能性も考えてこれから論文を執筆していこうと思う。

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平成29年12月10日 創造応用ⅠS 探究活動(10回目)

<数学>
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授 稲葉 太一氏にお越しいただきました。まずは将棋の勝率等についてのデータ解析については、王と飛車角の位置が近ければ近いほど戦況が不利であるという格言から実際の棋譜を調べて勝率に影響しているかどうかの関係を調べていくことになりました。「近い」ということの定義をどのようにするかがポイントであるとの指摘を受けました。また、記憶に関する研究では、記号と色のカードについての場所を記憶する実験について、見てもらう秒数と、記憶を維持する間にしてもらう作業の秒数を決めていきました。山登りや野球の研究についても様々なアドバイスをいただき、1月に向けて試行錯誤する準備が整ってきたようです。

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<物理>
ダイラタント流体班は,ダイラタント流体を滴下する際の高さを細かく変えて実験を繰り返し,クラウンができる境界を探る実験を行いました。砂時計班は,25日に行う中間発表に向けてデータの整理・分析をエクセルを用いて行いました。分析に用いる数式の理解や,データをどのように比較すれば的確に伝えられるのかを考えながら,作業を行いました。

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<化学>
化学10回目の探究活動では、大堺先生を交えて最初に研究の目的や流れを確認した。前回の実験で気づいたように、塩橋の抵抗が大きいために溶液抵抗が大きくなっている点を改善した電池を考えた点を追求し、さらにできる限り大きな起電力を得られる泥を見つけ出したいと考えた。高い起電力を得るための電池を研究していくうえで、電極や回路を安定させて実験値を求めることが困難であり、そのために工夫することをまず最優先にしていくことにした。

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<生物>
本校生物教室において、グリーンヒドラの捕食反応を測定する実験方法を再検討しました。前回の実験では、ヒドラにグルタチオン溶液を加えたことが刺激になって測定前に触手の収縮が起こったり、ヒドラが流されて測定ができませんでした。また、アルテミアを与えた実験と比較をするために、アルコール処理したアルテミアを各グルタチオン濃度条件下で与える方法を考えました。今回はその予備実験として、アルコール処理したアルテミアをヒドラに与えて、触手の収縮が見られないことを確認しました。

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<都市工学>
本校PC教室で実施。5人のメンバーを3人・2人の班に分け、11月に実施した「景観写真の印象評価実験」データを、以下の2つの観点で分析する作業を進めました。

① 「統一感のある」印象の高い景観について、その構図を分析する
② 「美しい」印象の高い景観について、その配色・色数を分析する

作業①については、3人の生徒で作業にかかり、「統一感のある」の平均ポイントが高い数枚の景観写真をピックアップし、構図の観点から共通する要素や条件の洗い出しを行いました。また、ペイントのアプリケーションを利用して、景観写真の加工を行い、より統一感のあると感じられる景観写真の作成にトライしました。アプリケーションの能力に限界があるので、生徒らが「こうしたい」と考えるような加工を行うには、より高度な画像処理が行えるアプリケーションが必要になります。作業②については、2人の生徒が担当し、実験で用いた11枚すべての写真について、25×15の格子に分割し、それぞれのマス目に占められる主要な色の特定を行い、写真1枚につきどの色が何色ずつ用いられているかの洗い出しを行いました。作業はまだまだ序盤であり、この後どのように分析を進めるかが課題です。特に「美しい」印象を色数だけで分析できるのか、隣り合う色味との相性など配色との関係はどのように調査するのか、まだまだ未知数の部分は多いです。全体的な方向性としては、「構図」と「色」から、「美しい景観形成」への示唆を得て、そのモデルプランを提示していくという考え方で作業を進めていきます。

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平成29年12月8日 創造基礎B FW「r3訪問」

長田区六間道商店街のレンタルスペースr3において、「人と人とをつなぐインスタスポット」をテーマに研究している創造科学科2期生(1年)社会科学分野6班の生徒5名が、代表の合田昌宏氏からお話を伺いました。

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〈生徒の感想〉

今回のフィールドワークではカフェ「r3」に伺い、合同庁舎の仮囲いに置くインスタスポットの今後の製作予定を中心に話し合いました。インスタスポットを手形で作ることに決まり、また手形は長田区内の幼稚園、小学校、そして兵庫高校から集めることになりました。この活動自体が当初よりとても大きなものになってきており、インスタスポットも私たちだけでなく文字通りみんなの手で作り上げていきたいと思います。

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平成29年12月6日 セミナー「わたしたちの難民問題2017」参加

神戸勤労会館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講生(1年)3名と創造科学科2期生(1年)6名が、「わたしたちの難民問題2017」に参加しました。『難民認定申請者の支援活動』というテーマで、RAFIQ 在日難民との共生ネットワーク共同代表の田中 恵子さんからお話を聞くことができました。

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〈生徒の感想〉

今回は難民問題についてのお話を聞き、現在の日本では他の先進国に比べて難民認定数が極端に少ないということが印象的でした。なかでも、ドイツが申請者数の約60%を認定しているのに対して、日本は0.3%だけだということに驚きました。認定数が多い国は保護法がきちんと定められているが、日本は認定基準が不透明で、この問題を良くするためには、まず政府の理解を得る必要があるのだと分かりました。今回、難民申請者は増加してきているということを知ったので、将来的に政府に難民問題についての理解を得て、認定基準をはっきりさせて少しでも認定割合を増加させるために、まずは将来を担う世代である私自身が、難民問題についてもっともっと勉強していこうと思います。

私は、今日の難民セミナーに参加してRAFIQという難民に対する組織の取り組みや現在の難民問題について新たなことを多く知ることができた。また、難民について非常に考えさせられた。今までは何となく難民や日本が全然受け入れをしていない、という知識しか知らなかったが今日このセミナーを受けて、難民支援のために活動しているRAFIQという団体を知ることができ私はすごく難民支援に対して関心を持った。自分は紛争などで困ったり悲惨な目にあうことはないが、だからといって難民に対し自分には関係のないことだとは思えない。日本が難民申請数に対して受け入れをしている数が非常に少ないのは事実であるが、そのようなことに対してただ不満を抱くだけでなく日本は難民受け入れをもっとするために何が必要であるのか、また何が課題であるかをしっかりと理解しようと思った。また、支援団体に携わるなどして更に難民に対する理解や知識を深め、役に立てるような人になりたいと思った。

今日「難民」についての講義を受け、解決されていない数多くの問題があることを知り、とても驚いた。特に印象に残っているのは、日本の難民認定数の少なさだ。日本の難民認定法の基準は高く、なおかつ不透明であり、公平性に欠ける。ドイツやアメリカなどは認定数が40~60%と高く、中国や韓国なども認定数は増加傾向にあるそうだ。日本は先進国の中でも最低の認定数であり、外国の記事では「あなたが難民ならわざわざ日本なんかに行くな」とまで書かれた。このままでは、次第に他の国に遅れをとり、非常に良くない状態になると思う。まずは認定基準の透明化や、少しずつでも受け入れの増加ができれば良いのではないだろうか。今日の講義を通して、まだ私は間接的にしか難民の方々と関わったことはないけれど、いつかは直接的に関わって行きたいと思った。

私は今回、「難民認定申請者の支援活動」のお話を聞いて、特に印象に残ったお話が3つあります。1つ目は、難民の定義についてです。「迫害を受ける恐れがあるという十分に理由のある恐怖を持つ」、「人種、宗教、国籍、特定の社会的集団、政治的意見の5つのどれかの理由があること」、「国の外にいる人」という定義によって難民が定められていると初めて知り、自分の難民についての理解がまだまだ浅いと痛感しました。特に、「迫害」は身体的なものだけだと思っていたので、精神的なものも含まれるのだと知って驚きました。2つ目は、難民認定手続きの難しさについてです。私は難民認定までに時間がかかることは知っていましたが、まさか平均でも3年もかかるとは思ってもみませんでした。またその中で、難民とずっと関わっている団体の方や弁護士の方でも認定の基準が分からないことや、再申請には新たな理由が必要であること、申請書を得られるホームページの言語が少ないことなどに衝撃を受けました。日本の認定手続きのための制度のずさんさや粗さを知ることができました。3つ目は、日本と海外との難民認定数の大きな差についてです。日本の認定率が0.3%なのに対し、ドイツやアメリカは40~60%と大きな差があることを、グラフを見て実感しました。また、日本を含むアジアの国々とヨーロッパの国々との違いとして、難民保護法がしっかりしていたり、独立した難民審査機関をもっていたりすることを知りました。また、日本以外のアジアの国々でも、近年、難民に関する国内法や具体的な対策づくりをしていることがわかりました。今回のお話を聞いて、私達国民も日本政府もまだまだ難民に対する理解が足りないのではないかと思いました。国民は、難民に対する理解を深め、偏見を無くすこと、政府は、難民の定義に基づいて難民を保護し、難民にとっても国民にとっても暮らしやすい国づくりを行うことが今の日本の現状を少しでも良くするために必要だと思います。

今回、実際に難民認定の支援活動をしていらっしゃる方から直接話を聞くことができて、とても良い機会でした。私は、「難民」というのは認定というのを必要とせず自己の判断で決まるものだと思っていました。でも、1人の人が「難民」となるには長い年月がかかることが分かりました。今日、世界的にも難民の受け入れの割合が高い国が少ないそうです。そのうえに難民になるまで長い年月がかかるとなると困っている人たちにとってはつらいと思います。だから、今後日本も含め保護法などを改めて、難民を受け入れやすい環境をつくるべいだと思います。また、ドイツや韓国のシステムや状況を見学して、自国に取り入れることも大切だと思います。生活に苦しんでいる人たちをスムーズに救助することが必要だと思いました。もし私が難民の申請をしようとしている人なら、代理人がインタビューのときに同席したり、韓国のようにインタビューする人が女性であったりするようにして、思っていることをありのままに話すことができる環境がもっと必要だと思います。また、RAFIQのような機関は、誰でも発足できるみたいなので、これからもっと難民についても勉強して、手助けをしたいと思ったら、したいなと思います。でも、なかなか1人では始めることができないので、友達などと、1人でも多くの人が難民として受け入れてもらえるようになってほしいです。

RAFIQの田中さんの「難民認定申請者の支援活動」のお話を聞いて、難民申請をして日本に来られている難民の方はとても大変なんだなぁと思った。日本は、他の国と比べ、難民認定の基準が、とても高く、その基準があいまいだそうです。そのため、他の国と比べ、難民認定率が圧倒的に低く、国の難民や難民申請者に対する支援も少ないそうです。難民の人々は、日本に保護を求めてやってきているのに、なかなか支援してくれないのは、とても大変だろうなと思いました。今、世界中で内戦や紛争が多発していて、とても多くの難民が生まれています。そして、ヨーロッパの国などにたくさんの難民が避難してきているなどのニュースをよく見かけます。僕たちが直接何かをできるわけではないかもしれないけれど、ニュースとかをよく見て、今世界で起こっていることを知っていきたいです。

カテゴリー: SGH(学科2期生), グローバルリサーチ, 創造科学科2期生 | 平成29年12月6日 セミナー「わたしたちの難民問題2017」参加 はコメントを受け付けていません