令和元年11月5日GRⅠ「地元企業の海外進出とその課題~グローバルリーダーの資質~」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)35名を対象に、三ツ星ベルト株式会社の人事部長 倉本信二氏に「地元企業の海外進出とその課題~グローバルリーダーの資質」をテーマに講義をしていただいた。初めに三ツ星ベルトの概要と海外進出の現状についてお話を頂き、実際に三ツ星ベルトのインドネシア工場であったトラブルについて、ディスカッションした。その後(1)「グローバル人材」とはどんな人材なのか、(2)「グローバル人材」になるためにはなにが必要かについて、グループで話し合った。各グループ発表の後に、倉本氏から補足説明をいただいた。

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〈生徒感想〉

日本企業の海外進出とグローバル人材について、とても貴重なお話を聞くことができました。その中で私が一番印象に残ったのは、日本企業が海外進出をしている主な2つの理由のうちの1つで「海外には大きな市場がある」というお話です。私はそれを聞くまで、日本が大きな市場を求めて海外進出しているというのを知らなかったので、すごく驚きました。なぜなら、日本の市場は大きいと思っていたからです。日本にも外国から沢山の企業が来ているし、技術が進んでいると言われている国なので、当然市場も大きいものだと思っていました。ですが、自分でも調べてみると海外の市場はとても大きいことが分かり、日本ももっと市場を広げると国内の産業の活性化につながるのではないかなと思いました。また、グループワークの発表で私が一番興味を持った班は「グローバル人材になるには何が必要か?」の問いに「愛」と定義をした班です。ほとんどの班がもっと具体的で現実的な発表をする中「愛」という抽象的な定義は面白いと感じました。

今回の授業で正直初めて「三ツ星ベルト」さんを知りました。三ツ星ベルト誕生の歴史の中で出てきた近代ゴム産業発祥の地が神戸というのも初めて知りましたし、その前はマッチ産業が盛んだったことも初耳でした。そんなゴム産業のレジェンド三ツ星ベルトの売り上げの約半分が海外での売り上げで、主力の工場の4分の3が海外でベルトを生産しており、従業員数も半分以上が海外の人で年々増加していることに驚きました。こんなにも海外がメインになってきているとは思いませんでした。グループディスカッションでは、グローバル人材について話し合いました。私は「適応力」がとても大切だと思いました。どんな所に配属されても、その土地の文化の違いなどを受け入れ場にすぐに馴染み、常に学びにつなげていける人がこれからの会社には必要です。今自分がしている仕事だけでなく、常に自分から学びを探して吸収し、自分のスキルアップにつなげていくことができる。そして、たくさん経験して活用できる、そんなグローバル人材になりたいです。

これからの時代、私たちは海外に派遣されて働くことが当たり前になると聞き、SGH事業の重要性を改めて感じました。私は三ツ星ベルトさんを初めて知り、自分の知らないたくさんの会社が世界で活躍していることを知りました。今まで目を向けてこなかった「製造業」に、もっと関心を持ってみようと思いました。また、三ツ星ベルトさんで実際に起こったトラブルから、グローバルリーダーに必要なことを学びました。現地での適応力、意欲や積極性、粘り強さ、そして心身ともにタフであること等が必要であると同時に、笑顔、あいさつといった根本的なことが工場を運営する上で以上に大切だと知りました。これらは、普段の学校生活で意識すれば身につくと思います。普段のクラス活動、部活動、委員会や行事などで、積極的に意欲をもって行動し、将来世界で活躍するグローバル人材になりたいと思いました。

神戸は「マッチ産業の衰退」を逆手にとって「ゴム産業の繁栄」を手に入れたという事がすごく面白く感じた。マイナスなところを1つのチャンスをきっかけにプラスに考え、行動した神戸を誇りに思う。三ツ星ベルトさんは日本での生産量、労働者数が海外に比べて割合的に少ないのに売上高は海外よりも高い。これらのグラフより海外進出したい気持ちを理解した。実際に今まで起こっている現地法人でのトラブルには驚いた。私たち日本人からすると考えられない問題だからだ。こういったところが異文化であると思った。だからこそ従業員をしっかり教育することが大切だと思った。三ツ星ベルトの中国工場では日本人から始めたあいさつ運動が中国人にも広まったという話を聞いて、人が人を見て学ぶことが一番早く仕事を覚え、進められると思った。違いを受け入れることはそう簡単なことではないが、海外研修などチャンスがあれば私も参加して自分の思うグローバル人材になりたい。

私たちが日常の中で使っているのは既製品であり、それを提供するのはサービス業なので、モノ作り業は目にすることがほとんどない。そのためか、三ツ星ベルトという名前は地元企業だというのに聞いたことがなかったし、神戸が近代ゴム発祥の地であることも知らなかった。海外にどんどん進出しているのはそのような生産業だと思う。進出先で発生するトラブルを考えて、理由や解決策を探すのはすごく興味深く、他の人の意見を聞くことで新たな発見があり、自分の案が少し変わったりもして、すごく勉強になった。こういったことをなるべく多く繰り返していくことで「グローバル人材」に必要な適応力や違う価値観を受け入れて、自分の考えをよりよくする力が得られると思う。なので、グループワークは「グローバル人材」を育てるのに必要なのだなと思った。

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令和元年11月3日灘校模擬国連練習試合参加

灘高校において、第13回全日本高校模擬国連大会に参加する創造科学科4期生(1年)1名とサポートの3期生(2年)1名が、模擬国連練習試合に参加した。第13回大会に参加する西日本の高校から50名を超える生徒がそれぞれ国を代表して練習試合に臨んだ。議題は「死刑モラトリアム決に向けた最終交渉 」(2007年11月14-15 日 )で、本校はポーランド大使として会議に参加した。

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〈生徒感想〉

8月の練習会議とは違って、全日が2週間後に迫っている、と言うこともあり緊張しつつも、本番を見据えながら「他人の良いところだけを盗む」「フォーマルスピーチをする」というこの2つを目標に今日の練習会議に参加した。正直私の中に「余裕」などは一切なく、不安で仕方なかった。しかし今日の練習会議を通して、自分が全日のときにどのようなスタンスや戦略、政策を取ればよいのかということと、自分自身の課題が明確になった。今日学んだことを無駄にせず、最後までやりきたりたい。そして大学生の方から話していただいたことを頭の片隅において、全日を悔いのないように、楽しみながら挑みたい。

今回改めて認識したことを2つ挙げる。まず1つ目は、事前の背景知識、作戦の練り合わせの大切さである。これは大学生の方もおっしゃっていたことでもあるが、今回は死刑モラトリアムの第一回の会議であった。そのため、死刑モラトリアムとは何なのかというはっきりとした定義を定める必要があったが、今回はそれがなかった。このようなことに気づくためには、しっかりとBGを読み込み、これまでの流れを頭に入れておく必要があるだろう。また、会議では、初動で大まかな立場が決まってしまう。初めから動議やモデで手を挙げている人が、グループのリーダーになることがおおい。事前に自国のことを本当に細かく調べ、核となること、絶対に譲れないラインを持つ。他国の立場をおさえ、自国にしかないオリジナルな主張を持つ。それを踏まえて、どういう流れで進行するか予測する。具体的な会議戦略を用意する。といったことが、リーダーにならなくても、自信を持って会議に臨むためには大切だと感じた。2つ目は、位置取りである。アンモデでの話になるが、よく喋る人や文書を作る人は、リーダーのまわりにいることがほとんどである。あの大きな輪の中で自分から発言するのはなかなか難しいことだ。しかし、隣の人が喋っていれば喋りやすくはなるのではないか。また、リーダーの近くであれば、その喋った内容に指摘を入れるのもまだやりやすいと思う。これらを踏まえて、1年生2人には本番を楽しみつつも頑張って欲しいと思う。

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令和元年10月29日創造応用ⅠL発表「港湾ポリティックビジョン」

神戸ポートオアシスにおいて、創造科学科3期生(2年)1名が、港湾短大神戸校主催「港湾ポリテックビジョン」にて研究発表およびパネルディスカッションのパネラーとして参加した。

〈講演〉

「SDGs(持続可能な開発目標)の視点から地方人材育成のための産官学コンソーシアム」文部科学省大臣官房会計課長 木村直人 氏

「みなと神戸はどのようにして発展してきたか~先人たちの知恵に学ぶ~」神戸大学名誉教授 神木哲男 氏

「神戸港の将来構想について」神戸市港湾局

〈発表、パネルディスカッション〉

コーディネータ 同志社大学教授(日本港湾経済学会長)石田信博 氏

「サプライチェーン・マネジメントの意義について~国際物流におけるコストの効率化~」兵庫県立兵庫高等学校 創造科学科

「和歌山県産品カタログ掲載商品の海外販売促進について」和歌山県立和歌山商業高等学校 ビジネス創造科

「神戸商業高校で貿易に興味を持ち、港湾短大へ」港湾職業能力開発短期大学校神戸校 港湾流通科

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〈生徒感想〉

今回は「国際物流におけるコストの効率化」というタイトルで発表させていただきました。まだ研究自体が十分にまとまっていない状態での発表となり非常に不安も大きかったですが、自分の話したいことは話せたと思います。また、文部科学省の方や神戸大学の教授の方ともお話をする機会をいただき、これからの社会や将来の自分について考える良い機会となりました。これからは、自分の研究を進めていくとともに、これまで自分が経験してきたことを様々な場所に還元しながら将来的に社会に貢献できるように成長を続けていきたいと思います。

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令和元年10月27日 創造基礎B6班「Halloween de ほんマニア ほんまちズム」@新長田本町筋商店街

地域の商店街活性化をテーマに活動している創造科学科4期生(1年)6班の5名が、新長田本町筋商店街で行われた「Halloween de ほんマニア ほんまちズム」というハロウィンイベントに参加した。学科生は、「お菓子バッグ作りワークショップ」と「ランタンの館」を企画・運営した。「お菓子バッグ作りワークショップ」では、イベント開始直後から幼稚園児や小学生が大勢集まり、目標としていた参加人数を上回る盛況ぶりとなった。「ランタンの館」では、暗幕を張ったテント会場を設営し、地域の中学生が製作した紙袋ランタンを飾って展示した。さらに、商店街の方が企画された「ビッグハートちゃん失踪事件」という謎解きラリーともコラボし、学科生は謎解きの最後に会うことのできるビッグハートちゃんになりきってイベントを盛り上げた。ギリギリまでかかって準備し、事前の広報に力を入れたこともあって、多くの方が商店街に足を運んでくださり、地域の魅力を知ってもらう良い機会になったと思う。

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<生徒感想>

私たちは「ほんマニアほんまちズム」というイベントでワークショップを行った。前日、当日とぎりぎりまで準備して、何とか間に合ったという感じで、もっと早めに細かい予定まで組んでおくべきだったという反省が残った。しかし、開始の時間までに何とか準備を完成させることができたので良かった。開始時間になると、想像していたよりもたくさんの人が来た。机を3つ用意していたが足りず、新たに机を2つも使うという予想外だがとてもうれしい状況になった。そのあともたくさんの人でにぎわい、予定より早く終了したが予定より多くの人が来てくれたという結果になった。広報の方法を試行錯誤し、力を入れていたのでその成果が出てよかったと思った。これからは、今日とったアンケート結果を分析して、これからの本町筋商店街のイベントや創造科学科五期生がイベントを行うときの参考となることができるようにしたい。商店街の方々や古川さん、長田中学校の美術部の方々など、沢山の人々の協力によって無事この祭りを終えたことを心の底から喜び、感謝したい。

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令和元年10月26日 創造科学科4期生 よーせてシンチャオ ボランティア活動

創造科学科1年生1班の2名が長田区社会福祉協議会が主催する「よーせて!シンチャオ」にボランティアスタッフの一員として神戸ベトナム人会の方と一緒になってベトナム料理の揚げ春巻きを作り、子供たちに提供した。地域住民の方との交流を目的としたイベントに参加し、今後の研究のありかたについて考えることができた。

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今回、私たちは「よーせて!シンチャオ」というイベントに参加した。このイベントは、親子で長田に移住されて来たベトナム人の母親に、日本のお弁当作りの文化を体験してもらうこと、地域の親子と交流することを目的に行われた。そこではいくつか学んだことがあった。

1つ目は、長田区には外国の乳幼児の人数が圧倒的に多いということだ。他の区では数名から十数名だが、長田区には198名もいるということを知った。そのため、子供達が学校に行くようになっても日本独特の文化であるお弁当作りに困らないよう、このようなイベントを開催する必要があることや、昨年イベントを行ったら翌日早速お弁当を持ってきたベトナム人の子供がいたということも知った。今日のイベントでも、お弁当の具材を卵焼きやブロッコリー、トマト、おにぎりといったベトナム人のお母さんでも比較的作りやすいものを提供するという工夫もされていた。

2つ目は、長田区はこのような背景から地域に住む外国人への支援が手厚いということだ。今日のイベントでもベトナム語と日本語が話せる通訳の方が来られており、母国語の違う方々のコミュニケーションの大きな助けとなっていた。このイベント自体の参加費は無料であり、区や市の補助によって開催できていること、日本人が外国の親子を呼び込んで交流するイベントは例が少なく、長田区はこの点で先進的であるということも分かった。

3つ目は、今回のイベントで多くの団体の協力を得ているということだ。今回のイベントでは、地域婦人会や児童会、民生委員、ベトナム人会の方々に、それぞれのお弁当の具材を作って頂いていた。長田区社会福祉協議会の田谷さんは、「文化交流のイベントを個人的に小規模・短期間で行うことはできる。しかし、何年にも渡って継続するためには様々な団体に協力してもらわなければならない。このイベントをきっかけに、様々な団体間の繋がりを木の枝のように広げていきたい」と仰しゃられていた。

一方で、このイベントの課題もあった。

それは、ベトナムの親子の参加人数が少ないということだ。長田区全体の乳幼児の人数である198名と比べてはるかに少ない。その背景としては、文化、言語の違いや普段からの交流が少ないことによるベトナム人側のためらいがあると考える。また、今回のように地域の行政関係者が主体となって開催したイベントにベトナム人が参加することがあっても、ベトナム人が主体となって開催したイベントに地域住民の参加がほとんどないことも分かった。そのようなことから、同じ長田区に住んでいてもベトナム人と地域住民がそれぞれで独立したコミュニティを形成しているということが根本的な課題であると感じた。

長田区に住むベトナム人親子は増加傾向にあり、地域住民との交流は重要である。今後の活動の中で、ベトナム人主催のイベントに地域住民が参加してもらうためにはどうすれば良いかということを考えていきたい。

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令和元年10月25日グローバルリサーチⅡ FW「有機農法について」

兵庫楽農生活センターにおいて、「オーガニック生活」に向けた提言を研究しているグローバルリサーチⅡ受講生(2年)2名が、同センター楽農交流課課長補佐の柳澤吉彦氏から兵庫県における有機農法の現状と課題についてお話を伺った。

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(生徒の感想)

今回のフィールドワークで特に海外と日本での有機野菜に対する考えが大きく違うことを学んだ。海外では農家への収入の補償が手厚く、気候も日本に比べて清涼なため農薬を使う回数が減らせやすいということが分かった。有機野菜は他の野菜に比べて値段が高いため、消費者が有機野菜を買うメリットが非常に少ないということが分かった。

有機野菜や有機JASを誰が必要としているのかということが今後の課題としてあげられた。

 

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令和元年10月24日創造基礎B FW「神戸商工会議所西神戸支部」

神戸商工会議所西神戸支部において、「長田を広報しよう」をテーマに活動している創造科学科4期生(1年)4班の5名が、「長田 制服・仕事着コンテスト」の企画書の説明に訪れた。事務長の平井克幸氏と経営指導員の木村昌弘氏、荒木建人氏に対応していただいた。この企画は長田区の産業を仕事着を通して知ってもらうことを目的に、地元のさまざまな産業に呼びかけて写真をInstagramにて人気投票を行うものである。今回、商工会議所の方々にも興味をもっていただき、今後協力していただけることとなった。

Instagram「なぁタンず」〈外部リンク〉

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〈生徒感想〉

今回のフィールドワークで伺った場所は神戸商工会議所西神戸支部です。神戸商工会議所西神戸支部にて企画を提案させていただきました。提案内容は「制服・仕事着コンテスト」です。「仕事人」と「仕事着」に視点を置き、長田の産業を身近に感じてもらい、長田の産業を知ってもらうためのコンテストです。話の結果、企画を協力としてサポートしていただけることになりました。今後、紹介していただいた企業の訪問、企業の広報などをすることにより、企業のことを知ってもらうとともに、自分たちのアカウントのフォロワー数を増やしていきたいと思います。これから忙しくなっていくと思うので、時間管理をしっかりし、しっかりとゴールに向かっていきたいです。

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令和元年10月23日 創造応用ⅠS 探究活動(6回目)

創造科学科3期生(2年)理系選択者は各班に分かれて研究活動をおこなった。

<数学>

数学の探究活動は、生徒達のみの活動となった。テーマの大枠が決まり出し、具体的に方策を考えると同時に、今まで見えていなかった問題点が次々と浮き上がってきた。

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<都市工学>

澤木先生から受け取っていた大阪大学の論文『地下街における店舗の「構え」と「並び」に対する印象評価に関する研究』を生徒に渡しておいたが、内容が難しすぎてあまり参考にはならなかったようである。飲食店や商店について、ガラス戸か木戸か、一枚扉か二枚扉か、のれんがあるかないか、など印象が良いのはどちらか、入りやすそうなのはどちらかをアンケート調査してみようということになった。生徒は自由にインターネットを見て互いに意見を交換していた。

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<物理>

今回は,研究でお世話になっている大阪大学小田原准教授の研究室を訪問し、議論を行った。研究室の学生も同席していただき、前回決定したテーマであるソーラーパネルの発電効率向上に向けて,どのような実験を行うべきか検討した。次回の実験として、生徒が持っているソーラーパネルを使用し,豆電球や電流計等を用いて実際にパネルが発電できているのかを計測することを最初の目標とした。

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<化学>

化学の探究活動は、次回以降の実験の準備を行った。前回の授業で大堺先生にアドバイスいただいた正確なデータの測定のため、電極であるカーボンフェルトの準備と実験装置の塩橋の作成を行い、ひとつだけ実験を実施したが、以前のデータと比較して起電力が小さくなることがわかった。次回はその原因を追究しながら、今後の進め方について話し合う予定である。

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<生物>

考査期間中は放課後に水換えおよびエサやりを行った。放課後に時間の余裕がある日は、ペットボトルのアルテミア培養装置をさらに改良した。また、白化グリーンヒドラへのクロレラの移植が成功した後の実験計画について話し合った。

生物の探究活動5回目。予定通りグリーンヒドラからクロレラを取り出し、白化グリーンヒドラに移植する実験を行った。育ててきたグリーンヒドラを破砕するのには抵抗があったが、注意深くクロレラを取り出し、アルテミアを介して白化グリーンヒドラに取りこませるという実験を実施した。アルテミアがなかなかクロレラを食べなかったり、ヒドラが思ったようにアルテミアを捕食しなかったりと生き物ならではの実験の難しさがあった。白化グリーヒドラの体内でクロレラが増殖するまでは細胞内共生が成功したかの確認ができないため、引き続き朝と放課後のエサやり、水換えのタイミングで観察を行う。念のため、次週、授業はないが時間を見つけてもう1度移植実験を試みる。次回と次々回の授業は神大のFWにてグリーンヒドラの微細構造や実験が成功した場合はクロレラを取りこんだ細胞を電子顕微鏡で観察する。

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令和元年10月11日 基礎B5班FW「カギのヤマモトヤ」

ぼっかけで長田を活性化というテーマで取り組んでいる創造科学科4期生(1年生)5班の5名が、本町筋商店街にあるカギのヤマモトヤさんを訪れた。カギのヤマモトヤさんは、商店街や地域のための活動にも力を尽くしている創業101年の歴史を持つ老舗金物店である。こなもん祭りにも深く関わっている。今回の訪問では、11月10日に行われる「こなもん祭り」に出店するための企画内容の報告をさせていただいた。

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<生徒感想>

今日は鉄板こなもん祭りを主催している本町筋の会長の山本さんを訪問しました。今回はお話を伺うというよりも、11月10日に行われる鉄板こなもん祭り出店における挨拶のために伺いました。事前に企画書とレシピ案を資料として作成し、渡しました。企画書には、過去の私たちの活動やこれからの予定を書きました。レシピ案には、現在私たちが考えこなもん祭りで実現できそうなレシピの上位3品を書きました。消防署への申請の話や、TMOの事務局の新良さんとのつながりについても確認しました。フィールドワークのあと、班で話し合い、再び新良さんのところへ伺うことを決めました。それまでにコスト計算も済ませ、機材やぼっかけ以外の材料の確保にも向けて動いていきたいです。

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令和元年10月9日 創造応用ⅠS 探究活動(5回目)

創造科学科3期生(2年)理系選択者は各班に分かれて研究活動をおこなった。

<数学>

前回に引き続き神戸大学准教授・稲葉先生の離散型確率変数についての講義を受けた。統計についてより深く学び、各自時分たちの調べたい物事に数学がどのように活かせるか具体的に考え出した。

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<都市工学>

澤木先生は来校3回目である。9月28日に、神戸中華同文学校(14人)と中華街(13人)でアンケートをとることができた。これらの27人分のアンケートについて分析を行った。多くの回答は、「安全だ」とか「悪いところはない」、「きれいだ」というような感想が多く、ほしかった具体的な情報はあまり得られなかった。しかしながら、今後の2回目のアンケートに向けての手がかりになるような感想も得られた。それは、入りやすい飲食店や商店にはどんな要素(外装、装飾、明るさ等)があるのか、ということである。このことについて、以降の課題としたい。

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<物理>

前回までに3つに絞ったテーマから、1つのテーマを決定した。テーマは太陽光発電に着目し、既存のソーラーパネルを用いて鏡等を用いた集光による発電効率の向上を目指して探究活動を行うこととした。テーマを決めた後は、具体的な実験方法について話し合った。実験のスタート段階として、太陽光発電の理解を深めるため温度や光の波長の違いによるソーラーパネルの発電量を計測することを決めた。

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<化学>

化学の探究活動は神戸大学の大堺先生に先週の実験の結果を報告し、今後の活動についてアドバイスをいただいた。仮説では、嫌気的だと考えられる水田泥、ドブ泥、山の泥とも、加熱して微生物を死滅させると起電力は低下するだろうと考えていたが、山の泥にかんしては逆の結果になり、加熱によって還元作用を高める作用が働く結果となった。その原因を考察するため、大堺先生と有意義な議論を行い、次回はもう一度同じ実験を行い、再現性とともにさらに考察を深めることになった。

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<生物>

10月1日(火)授業日ではないが、午前中にグリーンヒドラを手に入れたので、放課後に早速容器から移し替えて実験をスタートさせた。まずはグリーンヒドラと白化グリーンヒドラを5体ずつシャーレで培養を開始した。今後は平日の朝と放課後に毎日それぞれエサやりと水換え、インキュベーターでの温度管理を行い環境を一定に保ちながら実験を進めていく。10月7日からは3つのシャーレに分けて観察をしている。グリーンヒドラと白化グリーンヒドラを培養するシャーレがそれぞれ1つずつ。残りの1つには、1個体のみを分離し、出芽のペースや数を観察している。出芽を始めたグリーンヒドラはその都度、顕微鏡とミクロメーターを使用して大きさを計測している。

生物の探究活動4回目は、これまでの期間でグリーンヒドラの個体数がかなり増加した。本日はプロジェクターをパソコンに接続し、ヒドラの摂食の様子や生態を動画に撮影することを試みた。また、アルテミアの培養装置としてビーカーを利用していたがバブリング機材との相性が悪かったため、ペットボトルを利用してオリジナルの装置を作製した。次回、考査明けの授業にてグリーンヒドラから取り出したクロレラを白化グリーンヒドラへ移植する事を試みる。

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