令和元年11月3日灘校模擬国連練習試合参加

灘高校において、第13回全日本高校模擬国連大会に参加する創造科学科4期生(1年)1名とサポートの3期生(2年)1名が、模擬国連練習試合に参加した。第13回大会に参加する西日本の高校から50名を超える生徒がそれぞれ国を代表して練習試合に臨んだ。議題は「死刑モラトリアム決に向けた最終交渉 」(2007年11月14-15 日 )で、本校はポーランド大使として会議に参加した。

IMG_4431 IMG_4433 IMG_4436 IMG_4439

〈生徒感想〉

8月の練習会議とは違って、全日が2週間後に迫っている、と言うこともあり緊張しつつも、本番を見据えながら「他人の良いところだけを盗む」「フォーマルスピーチをする」というこの2つを目標に今日の練習会議に参加した。正直私の中に「余裕」などは一切なく、不安で仕方なかった。しかし今日の練習会議を通して、自分が全日のときにどのようなスタンスや戦略、政策を取ればよいのかということと、自分自身の課題が明確になった。今日学んだことを無駄にせず、最後までやりきたりたい。そして大学生の方から話していただいたことを頭の片隅において、全日を悔いのないように、楽しみながら挑みたい。

今回改めて認識したことを2つ挙げる。まず1つ目は、事前の背景知識、作戦の練り合わせの大切さである。これは大学生の方もおっしゃっていたことでもあるが、今回は死刑モラトリアムの第一回の会議であった。そのため、死刑モラトリアムとは何なのかというはっきりとした定義を定める必要があったが、今回はそれがなかった。このようなことに気づくためには、しっかりとBGを読み込み、これまでの流れを頭に入れておく必要があるだろう。また、会議では、初動で大まかな立場が決まってしまう。初めから動議やモデで手を挙げている人が、グループのリーダーになることがおおい。事前に自国のことを本当に細かく調べ、核となること、絶対に譲れないラインを持つ。他国の立場をおさえ、自国にしかないオリジナルな主張を持つ。それを踏まえて、どういう流れで進行するか予測する。具体的な会議戦略を用意する。といったことが、リーダーにならなくても、自信を持って会議に臨むためには大切だと感じた。2つ目は、位置取りである。アンモデでの話になるが、よく喋る人や文書を作る人は、リーダーのまわりにいることがほとんどである。あの大きな輪の中で自分から発言するのはなかなか難しいことだ。しかし、隣の人が喋っていれば喋りやすくはなるのではないか。また、リーダーの近くであれば、その喋った内容に指摘を入れるのもまだやりやすいと思う。これらを踏まえて、1年生2人には本番を楽しみつつも頑張って欲しいと思う。

カテゴリー: SGH(学科3期生), SGH(学科4期生), 創造科学科3期生, 創造科学科4期生   パーマリンク

コメントは受け付けていません。