創造科学科3期生(2年)理系選択者は各班に分かれて研究活動をおこなった。
<数学>
数学の探究活動6回目は、それぞれのテーマについての問題点・課題を稲葉先生と相談した。少しずつ話が具体的になり始め、これからすべきことが見えてきたようだ。
<都市工学>
澤木先生は来校4回目である。2回目のアンケートについて、飲食店や商店の絵または写真を見せて判断してもらおうということになった。飲食店や商店の模型を作るのか、あるいは画像ソフトを利用するのかということについて、澤木先生から具体的なアドバイスをいただいた。立体的な物に対して画像ソフトを利用するのは難しいということであった。それで、厚紙付き発泡スチロールを購入して実際に模型を作ってみようということになった。授業の後半はパソコン教室に行って、工作に適した厚紙付き発泡スチロールの品番を調べたり、店の門や窓等の写真を調べたりした。澤木先生がおっしゃった「研究の方向性がはっきりしてきた」という言葉に、私としては少し安心することができた。
<物理>
今回は,前回阪大で検討した実験を本校物理教室にて行った。生徒が持っていたソーラーパネルを用い、太陽光やiPhone、ハロゲンライトなどを用い、つなげた豆電球が光るかどうかを確かめた。その後、ハロゲンライトからの距離による豆電球の明るさの変化と電流・電圧の変化、ハロゲンライトに異なるフィルターをかけた上で豆電球の明るさの変化と電流・電圧の変化を調べた。
<化学>
化学の探究活動は、これまでの実験データを班員で確認し、今後の研究の方向性について議論した。まずは泥の色と採取場所をいくつかのカテゴリーに分け、それぞれの泥の起電力の値に影響を与える要素をはっきりさせることを優先的に行うことになった。その際、田んぼで採取した泥を基準に、起電力を比較することにした。また、電解質溶液に入れる泥の質量を変えながら、泥の質量と起電力の関係についても考えることになった。
<生物>
2度目の神大フィールドワークを行った。2週前に行った白化グリーンヒドラへのクロレラの移植実験に関して,洲崎先生からメールでアドバイスをいただいきながら試行錯誤を行っていたが成功個体がいなかった。そこで、今回のフィールドワークでは、神戸大学で抽出したクロレラを使って実験を行うことになった。また、予定していた通り、グリーンヒドラの電子顕微鏡観察の準備を行った。通常の光学顕微鏡の観察と異なり、オスミルという重金属を使用した生物の固定や徐々にアルコールの濃度を上げていくような段階的な脱水など高度な実技を体験することができた。固定や脱水の待ち時間には、並行して光学顕微鏡を使用した顕微鏡画像の撮影も行った。光学顕微鏡とつながったモニターを操作し、ヒドラの刺胞などの微細構造の鮮明な画像が撮影できた。