令和元年12月7日創造基礎B実践活動「トイズキッチン」

東志里池郷土館において、おもちゃ作りを通した世代間交流をテーマに活動している創造科学科4期生(1年)2班の生徒5名と広報を担当している4班の生徒3名が、実践活動「トイズキッチン」をおこなった。志里池ふれあいまちづくり協議会の方々と東尻池児童館の児童16名、職員の方が参加した。おもちゃは「ペットボトル船づくり」「ペットボトルプロペラ車」「ビー玉迷路」の3つを子どもたちが高齢者と協力して作製した。実践活動後には自治会の方々とふりかえりをして、目的である世代間交流が達成できたことを確認し、事前準備の協力を協議会の方にお願いすることや、当日の段取りについて課題を残した。また、参加児童の半数がベトナム人であることから、災害時等地域連携を強く求められるときに、世代間交流が言葉の壁からくる2次被害を防止するカギになることも話題になった。

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〈生徒感想〉

当日は、想定外の出来事もたくさん起こった。ペットボトルの船を動かすためのプールには小さな穴があいていたし、ペットボトルプロペラ車は補強しても動かなかった。イベント前の準備時間をI時間とっていたが、全くもって足りなかった。そんなハプニングだらけの本番だったが、船を浮かべたり、ビー玉迷路を友達と交換して頑張ったりしている児童の顔は輝いていた。それどころか、材料を配った時点でもう興奮が止まらないという感じだった。純粋な子どもたちと一緒におもちゃを作って、私自身とても楽しむことができた。反省点は大きく二つある。一つ目は、手伝っていただいている志里池ふれまちの方と密に連絡を取らなかったことだ。それによって、準備作業も私たちの負担が大きくなってしまったし、児童の集まり状況などの情報も当日まで得られなかった。今、トイズキッチン2をやるかという話が出ているが、もしすることになったら連絡をしっかりとり、任せられるところは任せて、効率よく準備を進めていきたい。二つ目は、イベントの時間の読みが甘かったことだ。当初の予定では13時から15時までの予定だったが、15時半くらいまでかかってしまった。おもちゃ作りに思ったより時間がかかり、しっかりとした親交会もできなかった。次回はおもちゃの難易度も見直し、時間内に余裕を持って終えられるようにしたい。私たちが最初に決めた目標は高齢者と子供の交流を図ること、それによって災害時などにも協力できるようにすること、地域の人に挨拶されても答えないといった指導による高齢者への恐怖感・不安感を取り除くことだ。今回は課題解決できたのではないかと思う。この経験をこれからの創造の活動にも生かしていきたい。

今回のイベントは、高齢者と子供達との交流の場を作ることを目標として準備してきた。そして、イベントが無事に終わり、目標は達成できたと思う。しかし、その過程で多くの反省点が出てきた。計画を立て準備に取り掛かるのが遅すぎたこと、それによって、イベント中もひたすら準備や修正で、参加者と全く話せなかったこと。また、ふれまちの方々にどこまで作業を任せていいのか分からず、結局自分達だけでやろうとしたこと。これらは、イベントの計画が初めてであるという、経験不足から来ていると思う。ということは、今回一通りの経験はしたので、もし仮に次があるとすれば、この反省点を活かしたよりよいイベントを作れるはず。そのときは今回あまりできなかった、参加者と自分たちも交流場も増やしたいと思った。

私は主に高齢者の方と同じく、子供達と交流しながら玩具を作っていたのですが、楽しんでくれるか心配だった子供達は、私達では考えもつかない様な所で盛り上がっていたり、初対面の相手でも物怖じせずに話しかけてくれたりと、嬉しい誤算が多かったです。このように、私達の目指す世代間交流はある程度達成されたとは思いますが、準備期間が短く、今日まで駆け足気味になってしまったのは反省点かと思います。

このイベントが始まるまで本当に不安でした。準備が考えていたより多く、イベントの前日まで準備に追われ大変でした。イベントが始まると、おもちゃを楽しそうに作る子供たちを見て、安心しながらイベントを進めていくことができました。準備の遅さや連絡が不十分だったりと反省すべき点が多くありましたがなんとかイベントを終えることができ、ほっとしました。

どの工作でも皆楽しそうに作っていたので、嬉しく思いました。今回は、接着剤を使うものが多く、高齢者と子供達での交流はできましたが、僕たちの内、半分ほどは補強作業に時間がかかり、あまり交流出来ませんでした。また、準備作業は全て自分達で行いましたが、少しぐらいは任してくれても良かったと、感想を言われましたので、次回は上手く分担しようと思いました。

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令和元年11月24日創造基礎B実践活動「まちの文化祭2019」

ふたば学舎において、創造科学科4期生(1年)の「日越コラボ料理」をテーマに活動している1班とボランティアの生徒あわせて14名が、まちの文化祭実行委員会主催「まちの文化祭2019」に出店した。生徒が考案した「長田フォー」と「ぼっかけバインミー」をそれぞれ200食用意し、販売を行った。前日準備では神戸ベトナム人会の方々にお世話になり、味付けや場所を貸していただいた。当日、他店との競争で売り上げに苦戦し、バインミーは売り切ったものの、フォーは完売することができなかった。

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〈生徒感想〉

基礎Bの活動の集大成として、長田フォーとぼっかけバインミーを販売した。また、メニューと活動内容が載ったパンフレットも配り、多くの方にベトナムのことを知ってもらおうと努めた。今回の活動で、私たちの商品を買っていただいた方にアンケートを取り、その中で色んな方から「引き続き頑張って」や、「また来年も出店してほしい」などの声を受けた。イベントに来ていただいたベトナムの方とも話すことができ、「より良くなるように頑張って」と言っていただけた。この活動で多くの人にベトナムのことを知ってもらえ、身近に感じてもらえたと思う。これからはアンケートをまとめ、どのような傾向があるのかを調べていきたい。

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令和元年11月21日 第10回高校生鉄人化まつり実行委員会(1)

長田区役所大会議室において、第10回高校生鉄人化まつり開催に向けた第1回会議が開かれた。このまつりは、平成22年度に長田区主催の「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した本校総合科学類型1期生(創造科学科の前身)の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場としてが実施されるようになったものだ。本校からは創造科学科4期生5名、育英高校からは生徒会3名、神戸野田高校からは生徒会4名が実行委員として参加した。自己紹介のあと、役員決め、今回のテーマ、今後の大まかな予定について話し合われた。今年度は実行委員長を育英高校と神戸野田高校が共同で担うことになった。次回会議は12月16日(月)の予定。

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令和元年11月20日創造基礎B FW「ベトナム人への学習支援」

高取教会にあるFMわいわいにおいて、「ベトナム人への学習支援」をテーマに研究している創造科学科4期生(1年)7班の生徒5名が、FMわいわい総合プロデューサーの金千秋氏と話し合いの場をもった。生徒たちはベトナム夢KOBEが主催するベトナム人中学生の学習支援ボランティアに参加してきたが、生徒のかかわり方が主催者の方向性とズレが生じ、今後どうするかについて議論した。

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〈生徒感想〉

今回はFMわいわいの金千秋さんと現在おこなっている学習支援についてと、今後の方針について話をしました。私たちは9月からベトナム夢KOBEさんがおこなっている学習支援に参加してきました。しかし、事前の打ち合わせ不足などにより、支援のスタイルや目指す方向の相違がありました。今回のFWではその点についてお互いの思いを聞くことができました。これをもとに今後の関わり方についても前向きに考えていきたいと思います。今回感じたのは話し合うことの大切さです。こちらの考えは話さなければ伝わらないし、相手の考えは聞かなければ分かりません。意見をしっかり伝え合うことと、人とのつながりを大事にして今後も活動に励みたいと思います。

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令和元年11月20日 創造応用ⅠS 探究活動(9回目)

創造科学科3期生(2年)理系選択者は各班に分かれて研究活動をおこなった。

<数学>

数学の探究活動は、個人での活動となった。次回の授業でミニ発表会を行うために、データ数は少なくとも、一度データをとり、それについて分析し、まわりにそれを伝えるという経験をするための準備を行った。

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<都市工学>

まず、古民家風の和食店の同じ模型を2つ作る。のれんのあるなし、小物の配置等で差を作り、どちらに入店しようと思うかアンケートで尋ねる。というのがこれからの作業である。今日から模型制作に取りかかった。生徒たちは、自分たちが思っていたよりも制作が難しいことに気がついたようである。和食店の壁やドアを完成させることができた。

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<物理>

今回は,2つの実験を行った。一つ目は、光源に各色のフィルターをかけた状態で、波長による光の強さの距離依存性の違いを測定した。異なる部分だけでなく、共通した傾向もみられた。2つめの実験として、光源からの距離を保ったままソーラーパネルに光を当て続け、ソーラーパネルの温度変化と発電量の関係を測定した。

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<化学>

化学の探究活動は、今年も参加することに決めた電気化学会での発表要旨を作成し、学会で発表する内容を検討して実験を進めた。現段階では、泥の採集場所による起電力の違いに着目し、起電力に影響を与える原因を突き止めて、どのような泥を負極に用いれば良いのかを最終的に考察する方向で話がまとまった。実験結果は仮説通りにはならず、今後再実験を行って、さらに考察を深めていく予定である。

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<生物>

これまでのグリーンヒドラの生態を観察する中で、新たな疑問が出てきたため、実験データと疑問の整理、今後の展開を整理する時間とした。現在行っている実験としては、

①白化ヒドラへのクロレラの移植

②グリーンヒドラの出芽限界の観察

③グリーンヒドラの極限状態(エサを与えない)での生態観察

単独培養におけるグリーンヒドラと白化個体の出芽のペースに差があることに気づいたため、共生させた場合にどのような影響があるのかを調べようと、今週より新たに④の実験を加えた。

④グリーンヒドラと白化個体の共生実験

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令和元年11月20日 創造基礎A 講義「国民が納得する『やさしい社会』を実現する方策とは」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科4期生(1年生)を対象に、「国民が納得する『やさしい社会』を実現する方策とは」というテーマで講義を行いました。講師として、財務省近畿財務局神戸財務事務所統括国有財産管理官の中野真司氏をお招きし、またグループワークのサポートとして同所から3名の方に来ていただきました。まず、中野氏から「今の日本、これからの日本について考えよう」というテーマで、日本の財政に関わる課題について講義をしていただきました。次に、財務省が作成したシミュレーション教材を使って事前に作成した予算案について、財務省職員の方々と質疑応答を行いました。最後に、予算案のポイントを視覚的に説明する「ポンチ絵」を作成して発表しました。

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〈生徒感想〉

やはり、少子化の解消が早急に取り組むべき課題だと思う。具体的には保育士の待遇を改善し、待機児童を解決するところから始めるべきだろう。その財源の確保のためには、消費税増税が妥当だと思う。なぜなら、消費税は景気に左右されない安定した財源だからだ。ただし、増税によって消費が落ち込んでしまっては意味がないので、明確で国民が納得のいく使い道を示したうえでの増税が欠かせないだろう。

歳入の割に歳出が多い(国民の受益が多い)という、釣り合っていない状況を改善していかなければならないと思いました。だから、裕福な人から税金を多めに取り、社会保障などは生活が苦しい人達に力を入れたいと思いました。年金や医療費も国からの補助がなくても大丈夫な家庭もたくさんあると思うので、国が補助するターゲットをもっとしぼるべきだと考えました。また、子育て世代への社会保障にも力を入れ、将来的に子供が増え、年金などの問題を減らせると思いました。

私は今、日本が特に力を入れるべきことは「労働人口を増やすこと」だと思う。そのためには少子化対策・外国人労働者の受け入れの2つが重要なキーワードになっていくと考えている。少子化を解決するには子供の受け入れ環境の整備や労働環境の整備が必要である。また、外国人がより住みやすいと思える街づくりをし、外国人移住者を増やすことができれば、労働人口が増えるのではないか、私は①子供への教育・保育支援 ②中小企業支援 ③外国人労働者の受け入れ ④保育士への支援に予算をかけるべきだと思う。

私たちのグループは「所得税も上げ、消費税も上げればいい」と考えていたが、両方とも上げることは高所得者にとってすごく大きなダメージをくらうので、日本から出て行ってしまうかもしれないので、所得税は上げず現状維持を保ったままで、消費税のみ上げるというのが妥当かなと思いました。また、原子力はコスパが良いから使われ続けており、再生可能エネルギーもそれに代わるコスパがよく安全につくられるものを見つけていかないといけないので、それなりの時間と費用の投資が必要だと思いました。

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令和元年11月19日 グローバルリサーチⅡ「口頭発表会②」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)40名のうちの5つの班が、パワーポイントを使用し、自身が取り組む課題研究についての口頭発表(発表8分、質疑応答2分)を行った。今回は、大阪大学大学高等教育・入試研究開発センター特任助教の金泓槿氏をお招きし、生徒の口頭発表に対して、アドバイスをしていただいた。

今回の発表班と発表タイトルは以下のとおり(発表順)

6班「批判的思考から 考える ローテーション学習」

7班「難民の就業支援」

8班「オーガニックな食生活~有機野菜をもっと日常に取り入れよう~」

9班「京都における観光公害削減の方策」

10班「紛争を止めるために~パレスチナ・イスラエル問題を考える~」

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令和元年11月19日 創造基礎B 自然科学分野「神戸大学実験実習」

神戸大学大学院人間発達環境学部において、創造科学科4期生(1年)の生徒40名が、各ゼミの大学院生の指導のもとで実験実習を行いました。普段高校では使用することができない施設や実験機具を使ったり、専門的な内容について半日かけて学習しました。

1班 嶋田ゼミ「イオン液体」

今回神戸大学に訪れ課題研究で行った実験は「イオン液体を使い有機化合物を抽出する」実験です。実験では物質をオレンジ、ゆず、大豆、ニンニクから抽出しました。多数の種類のイオン液体から3つに絞り、その対照実験として水、エタノール、トルエンを用いて同様に物質を抽出する実験をおこないました。自分たちが抽出したい物質を含め、どんな物質が抽出されているのかが分かるのは、また後日神戸大学に訪れたときなので、実験の反省点などを振り返り次につなげていきたいです。今回神戸大学を訪れることができてとても良かったと思います。学生であるうちからこのような研究の一端に触れられることは数少ない機会であり、とても楽しかったです。このような機会を経験していき自身の成長へとつなげていきたいです。

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2班 宇野ゼミ「人工衛星/理論」

今日はグラフの作り方を学び、今後の研究の進め方について話し合った。まず、今までに地球に落下した隕石のデータをもとにしてExcelでのグラフの作り方を教えていただいた。いろいろなサイトからデータを取ったので、誤差が大きくなってしまったため、実際に研究に使うデータはNASAの物のみを使用することに決まった。今後は、直径・落下速度・質量などのデータをTNT換算を用いて風速等に変え、NASAのデータとともにグラフにする作業を行うつもりだ。また、台風の被害から、風速何メートルで学校に被害が出るかを出し、TNT換算をしたものとあわせて、どのくらいの隕石が学校に落下したら、被害が出るかを調べていく。

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3班 中塚ゼミ「植物ルビスコ」

普段の学校生活では触ることの出来ないような器具を触ったりと、とても有意義な活動をすることが出来た。繊細な実験だったので、思わぬ結果も出たが、楽しんですることが出来た。複雑な考察になると思うが、頑張りたい。

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4班 矢指本ゼミ「環境DNA」

私たち課題研究4班一同は本日11月19日に神戸大学国際人間科学部の人間発達環境学研究科を訪れ、私たちの研究のテーマである環境DNAに関する実験を行ってきました。この実験にあたり、11月5日に学校近くの新湊川のいくつかの地点で川の水を汲んでいましたが、今回の実験では私たちを担当してくださっている院生の矢指本さんが都賀川で汲んできてくださった水を使いました。まず私たちは最初にろ過を行いました。実際の川の水を使うとろ過にかなりの時間がかかるため、純粋を使って実際のろ過と同じことを体験させて頂きました。その後は実験の方に移りました。実験では、矢指本さんが汲んできてくださった水をろ過した後のろ紙を冷凍保存したものを専用の容器に移し替え、タンパク質を分解する薬などを混ぜ、温めたり遠心で通過させてサンプルを作りました。また、クロダイ・タイ・ウナギの試薬を作って最後にそれらを混ぜて本日の実験は終了しました。実際の結果は試薬を混ぜてから何時間かかからないと分からないため、結果が知らされるのを楽しみにしています。今月上旬にもキャンパストライアルで神大に訪れていたため、迷うことなく神大に行くことができ、スムーズに実験に移ることができたのはよかったです。また、普段は触ることも見ることもできないような実験器具をたくさん使うことができ、貴重な体験となりました。課題研究の実験は終わりましたが、結果が出てからのまとめや考察が大切だと思うので先生方や矢指本さんのお力を貸して頂きながら、班員で協力してこれからも頑張っていきたいと思います。

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5班 竹下ゼミ「環境DNA」

事前に採水した川の水のDNAを調査しました。この班は絶滅危惧種に指定されているアユとミナミメダカに焦点を当て、水生生物の生息範囲を調べました。実験は全てマイクロリットルの単位で進められ、慎重な作業が必要でとても大変でした。集中力が続かず、なんとか実験の工程を終え結果が出た時はホッとしました。

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6班 小田ゼミ「宇宙ɤ線」

今回私たちは課題研究の実験で神戸大学の方へ伺いました。私たちの班は研究対象として放射線を研究する事になりました。今回はその研究として、海産物に含まれる放射線量から海産物の安全性について調べました。GM菅という装置を使い、大気中の放射線、海産物の放射線、自然界の物で比較的多く放射線が含まれる物質としてK40。その3つを比較対象としてそれぞれ放射線量を計りました。結果としては用意した海産物には全くといっていいほど放射線は含まれておらず、日本の海産物の安全性を実証したという形になりました。今回の実験では結果は出ましたが、GM菅の使い方等まだ下調べができる内容があったと思うのでその点を修正し、今後の活動に繋げて行きたいと思います。

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7班 矢井田ゼミ「絶滅危惧植物」

僕たち自然科学7班は、11月19日(火)に神戸大学へ実習に行きました。まず、テーマが「種子植物の多様性」で、僕たちの話し合いで出た「食虫植物の消化酵素でプラスチックは分解できるのか?」という疑問を基に院生さんに話を聞いていただきました。まず教えていただいことは様々なプラスチックの構造や特徴で、生分解性プラスチックを水につけました。結果は分解されませんでしたが、構造によって分解されるスピードが違うと教えていただきました。次にビオトープからタヌキモを採って、顕微鏡で捕虫器のような構造を見ました。そこから本格的な実験テーマについて、どの食虫植物を何体使うのか、プラスチックの種類はどれを使うのか、プラスチックを紫外線にあてるなど、事前に何かを施すのかということと、対照実験についてもそれぞれ決定し、実験での注意や記録用紙の概要についても教わりました。使う食虫植物は、ムシトリスミレとウツボカズラで、院生さんが植物園で買っていただくかネットでの購入、PETやPVCのプラスチックは僕たちが準備するかネットでの購入ということになりました。前まで曖昧だった実験方針が決まり、食虫植物の世話や、準備もありますが、役割分担などを行い、実験を成功させたいです。

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8班 那須ゼミ「相互作用」

今回神戸大学に行き、表面張力について実験を行った。水、エタノール、お酢、油、洗剤、タピオカミルクティーを使い実験をした。那須さんのアドバイスのもと、水の中でも氷水・常温の水・熱湯、エタノールも濃度のパーセントを変える、などと、パターンを変えて実験を行った。今回の実験で前半は調子がよかったものの、後半になるに連れて疲れが出てきてミスが続いてしまったのは反省点だと思う。実験の結果として、市販の液体はバネばかりがほとんど同じ数値を示したことが不思議に思った。これからは今日調べた結果をもとに、表面張力の大きさを実際に数値化していき、共通点や相違点を見つけ出せるように頑張りたい。

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令和元年11月18日GRⅠ・RRE「英語によるプレゼンテーションの技法」

本校同窓会館ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)と創造科学科4期生(1年)を対象に、神戸市外国語大学教授の野村和宏氏をお招きし講義を行って頂いた。内容はプレゼンテーションの技法やスピーチをする上での注意点などについて、オールイングリッシュで講義をして頂いた。また、講義の合間に即興スピーチの実践やグループワークも行った。

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〈生徒感想〉

私は今回の授業で1番大切で実際に使ってみようと思ったことは「口に出して練習すること」です。これから私たちが生きていく時代は英語のスキルが本当に重要になってきます。教授が「英語はスポーツだ!」と言われるように、どんどん口に出して英語を勉強することで覚えられるというのは、日頃から自分たちが英語の小テストの前にみんな自然と必死に口に出しながら単語を覚えている姿からも「口に出しながら」ということの効果が分かります。そのように私も教授のように毎日朝アルファベットの発音を練習するなど日頃から簡単にできることから自分の単語スキルアップのために実際にやってみようと思います。

自分はみんなの前に立って話すのが苦手な性格なのだと思っていたけれど。「コツさえつかめばスピーチはできる」という言葉に自信をもらった。3人グループでの即興スピーチは、即興で英語に変換していくのに時間がかかって、うまく言葉をつなげないかなと思っていたけれど、身近なテーマだったので話しやすかった。そしてそれも自信につながった。今日たくさんのスピーチのコツを教わり、とても身のある話を聞けた感じがする。中でも印象に残ったのは「原稿を見て、ひとかたまりを覚えてから顔を上げて話す」ということだ。オバマさんのスピーチ動画を見て、言葉を途切れさせても、ゆっくり目を見て話すことで「語りかける」ようにスピーチをすることができるんだなと感じた。また「学校の授業を受けるだけでなく、練習しないと話せるようにならない」という言葉にとても共感した。しかし、逆に授業でやるようなスピーキング以外の内容、特に決まった表現などをしっかり覚えていないとスピーキングも伸びないのだろうとも思った。今回の授業で苦手意識のあったスピーキングができそうな気がしてきたので、少しずつ練習してみたい。

プレゼンテーションの技法だけでなく、会話の大切さ、何事も反復する練習の大切さを教えていただきました。これらのことは当たり前のことなのかもしれません。しかし、当たり前のことであればあるほど、毎日のようにすることって難しいことであると思います。教えていただいた自分のことでいっぱいになっていて、相手のことを考えていなかったことに、今回の話を聞いて強く感じました。私は今までずっとひとりよがりのプレゼンテーションをしていたのだと思います。プレゼンテーションで最も大切なのは「相手のことを考えて作り、話すこと」今回そのことを深く学びました。これからどんどんプレゼンをする機会が増えるでしょう。その時、自己満足のプレゼンではなく、相手をひきつけられるようなプレゼンができるよう、今回聞いたことをしっかり心にとめて生活します。

今までの授業とは違い、英語での授業だったので理解できるか不安だったけど、日本語の補足がところどころ入って、また、野村先生が比較的簡単な英語で重要な部分は強調して言ってくれたので、十分理解できた。授業を受け終わった今考えれば、それこそ、プレゼンテーションとスピーチの力があるということなのだろうと後になって実感した。私も先生のようにスラスラと英語が出てくるかっこいい人物になるために、音読を怪しまれないくらいの音量で続けていこうと思います。

ぼくはあまりスピーチが好きではなかったので、このテーマを見た時にとても興味を持ちました。初めのうちは、日本語のスピーチでも気を付けなければならないことを言っていただいていましたが、例を見たり、先生の口の使い方を見ていたりすると、日本語と英語はかなり違う物だと感じました。スピーチをする時に気を付けることはあまり大差ないのですが、アクセントの仕方やジェスチャーなど、あまり自分で気をつけていなかったことも教えていただいてどんどん自分の頭で吸収できました。発音のトレーニングなど実用的なものも教えていただけたので、毎日やってみたいなと思いました。

今まで基礎Bの発表会などでは、かなり原稿をしっかり書いて、それを暗記して、たまに前を見るといった発表をしていました。だいたいの内容は把握していても、その原稿通りに読まないと、不安になってしまう、原稿がないと落ち着けないような発表になっていました。ですが、今まで自分がやっていたことは、聞き手に対して「伝えよう」とする気持ちがない、または、思っていても伝わらないような発表だったのではないかと気づきました。今後は、原稿があっても、それに頼りすぎず、自分の言葉で相手に「伝える」ことを意識して、発表をしていきたいです。正直、目の前に原稿があると、ついつい見すぎてしまうのでは…と思ってしまっているところもありますが、『声を出すときは前を見る⇄間に下見て、一かたまり覚える』という教わったポイントを練習しようと思います。そして今までのような『原稿読む』でも『原稿丸暗記』でもないプレゼンを身につけたいです。

使ってみたいと思ったのが、主題に対する意見を述べた後にとりあえず理由を何個も言っておいて、なかったら「忘れた」という方法で、私はいつも、とりあえず思いついた理由を言って、ぐちゃぐちゃになってしまうことが多いので、はじめにこのようなことを言って、相手にアドリブでも自分の意見が整っていてすごいと思われるようにしたい。また、先生の英語練習法には驚いた。初めの「ABC・・・」や数字を数えるものは、ゆっくり言う練習もしているのは私もできることだし、早口で言うのもぜひやってできるようにしたい。また、「スピーチの仕方」について教えていただいたが、私はとても緊張するタイプなので、より覚えることの重要性を感じた。よく原稿をずっと見てしまって棒読みになっていて、それは練習不足であると思うので、RREでできるだけ覚えて挑めるようにしたい。

私は模擬国連で行うためにスピーチの練習をしていたので、改めてスピーチやプレゼンテーションの仕方を知ることができました。日本語でも英語でもどちらにも共通することですが、自分の伝えたいことを簡潔かつ丁寧に聴衆の方に語りかけるには、過不足なく適切なデータを集めることが大切だと感じました。RREや創造基礎Bでのプレゼンテーションを何度か行いましたが、そのときできなかったことを今回の講義で学んだことを活かして、自然科学の発表は自分で納得のいくように行いたい。

一番最初の方がおっしゃっていた、易しくなるまではあらゆることは難しいけど、少し基礎を学ぶと上達できるという話が印象的だった。また、安倍首相のスピーチの悪い点で出てきた、reading ≠ speech というのもなるほどと思った。Sports、Music、Englishすべて練習・身体感覚が大切だと学べた。彼の朝練メニュー、すごくおもしろそうだったので、私も機会があれば試してみたい。オバマさんの広島のスピーチが印象に残った。「先に話すことを頭に入れて話す」という発想がなかったので、実践したい。あと、グラフの作り方で、合計して100%になる場合は円グラフ、推移を表す場合は棒グラフというのには納得した。また、立ち方がダメな人がいるというのは無意識だということで、私もそうなっているかもしれないので気をつけたい。即興のスピーチの時はanyway ~ is ~、Thank youで終わること、言うことを決めていなくても There are three reasonsということなども実践してみたい。

私が今日初めて知ったのが“Impromptu”です。実際にやってみると、私は全然何も言えなくて、何を言っていいかもわかりませんでした。そんな状態では、英語にする以前の問題だと思いました。自分が何かを伝えようと思う気持ちが弱いのかなと思いました。プレゼンテーションにおける発表も、そのような精神がないとできないなと思います。一番身になったのは、口頭発表能力の練習です。私も朝の駅までの道は10分ぐらいなので、その時間を有効活用して、自信をつけたいです。基本的なことを大事にしていけば、先生のように話せるようになるのかと期待します。先生の話し方は、言いたいことがはっきりしていて聞き取りやすかったです。全部簡単な英語で話してくださったのかと思いました。私たちの中でする発表も、わかりやすい簡単な英語でしないと伝わらないだろうと感じるので、原稿を見直していきたいです。ジェスチャーも使って、伝わるプレゼンを目指したいです。基礎的なことから始めて、英語がスラスラ出てくるようになりたいと思いました。

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令和元年11月16日・17日 第13回全日本高校模擬国連大会

東京ビッグサイトタイム24ビル13 階において、第13回全日本高校模擬国連大会が開催され、本校創造科学科4期生(1年)の2名が参加した。本大会は、全国各地から集まった高校生が各校2人1組となり、実際の国連での会議をイメージしながら、各国の大使として熱い議論を交わすというもので、本校は3年連続の出場となった。会議において生徒はポーランド大使を務めた。今回の会議は第 75会期国連総会社会・人道・文化委員会(第三委員会)の「死刑執行の一時停止(モラトリアム)“Moratorium on the use of the death penalty”」を議題とし、①死刑に関する人権の範囲、②①の範囲においてどのような死刑モラトリアム・死刑の制限を求めるのかという2つの論点についての話し合いが行われた。議場では、似た考えを持つ国同士で集まり、各グループ毎に成果文書を残すべく活発な交渉が交わされた。本校生はスピートをこなし、積極的に色々なグループと意見交換をし、決議に自分達が考えた文言を残すという成果もあげた。

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〈生徒感想〉

この模擬国連の準備を始めたのは7月。夏休み中は書類選考を通過するために選考課題に明け暮れた。毎日夜遅くまでずっと模擬国連の事をしていたが、それでも書類を完成させたのは提出日の前日であり、提出したのは締め切りの当日であった。書類選考に通過したことが分かった時にはペアの人と二人で飛んで喜んだ。今までで一番うれしかったといっても過言ではないくらいだ。その後はこの模擬国連のための準備、リサーチに明け暮れた。出てくる情報が英語であることが多く、読むのにとても苦労した。ようやく本番を迎えた。反省点は数えられないほどある。なかなか自分の意見を発信することができなかったり、英語が聞き取れないことが多かった。しかし、それ以上に得られたものが多かった。全国から来ていたいろいろな人とコミュニケーションをとることができた。英語力ももちろんついたと思うし、いろいろな立場、事情がある人たちと皆でコンセンサスをとることの難しさや、準備の大切さも学んだ。たくさんのことを吸収することができた良い経験になった。

本番の前に8月、11月の2回の灘高校での練習会議に参加した。初めは自分のリサーチ不足ということもあり、決議案を読むこともスピーチをすることもままならない状態であった。会議の流れやリーダーの方についていくことに必死で、あまり大使としての発言は出来ていなかった。2回目は前回よりも十分なリサーチや決議案の内容理解、スピーチをすること、大使としての発言も多少はできたが、練習不足でたどたどしいスピーチだった。この2回の練習会議の反省を生かすべく、練習会議から本番まで、自分達で改善すべき点を指摘し合ったり、自国の爪痕を残すために政策やスピーチ内容を練ったり、本当に模擬国連に向き合った2週間だった。本番は急遽スピーチの内容変更といったハプニングはあったが、自分たちの政策を文言に残すことや今までの1番の積極的な会議行動ができた。入賞はしなかったものの、後悔はない。私は模擬国連を通じて、リサーチすることの大切さや客観的に捉えることの大切さ、タイムマネジメントの大切さを学んだ。また全国の高校生と関わる中で、同年代とは思えないくらいの各々の長けている部分には多くの刺激を受けた。この刺激を忘れることなく、これからの話し合いの際には活かしていきたい。

カテゴリー: SGH(学科4期生), 創造科学科4期生 | 令和元年11月16日・17日 第13回全日本高校模擬国連大会 はコメントを受け付けていません